村人生活@ スペイン

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必然を前提としたセクシュアリティについての考察ー話題が話題だけにまじめな題をつけた

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前回の記事でも ちょっとだけ書いたが マドリッドの語学学校で働いていた時 夫はポーランド人の女の子に誘惑された。

授業中に パンティをチラッチラッと見せられたのだ。

夫いわく

そういうのには技術がいる。

いかにも アクシデントに見せかけながら

これは故意であるというのも同時に訴えかけなければならない。

そして その行為に美しさが伴わなければならない。

脚を組み替えるのだそうだ。

右から左。

左から右。

そして そのたびに 表情を伺うコケティッシュな上目遣い。

で そのあと 学校の出口で待っていたそうだ。

『私 その話 当時聞いてない。

ノルウェイ人のしか聞いてない。』

と言うと

『そうだっけ?』と 嘯く。

ちょっと 気持ちが動いたんでしょうね。

『ノルウェイ人はひどかったな。

技術も奥ゆかしさもなにもない。

展示会みたいな見せ方で

脚を組み替えるだろ? その時に

もしかして見てしまったかもしれない

と言う余韻が必要なんだよ。

それと ちょっと 嘲笑的微笑。』



私はしたことがない。

基本的にそういうことが この世で機能することさえ知らなかった。


イタリアの美術館に行った友人が 言う。

イタリアは美術館の管理をしている人まで とってもイタリアンでかわいい。

ミニスカートをはいていて 立ち上がるたびに スカートが上にいくので

それを おしりを軽く振りながら 整える。

そして 座るたびに軽く 脚を組む。

あの 各室の角で椅子に座っている人のことです。

日本の美術館で 毛布を膝にのせて 老眼をかけて本を読んでいたりする。

なるほど イタリアだ。

スペインの美術館には そういう人はいません。

どちらかというと日本に近いかも。

で 最近 ミニスカートを履くようになって 

必然的に 立ち上がった時 スカートを少し下げる動作をしなくてはならないということがわかった。

そういう 必然の中にある反日常的セクシュアルな行為。

私は あまりものにこだわらないので立ち上がるたびに 夫もしくは息子に

スカートと怒鳴られることになる。

そして 必然の中にある反日常的セクシュアルな行為をするのだ。


ポーランド人の行為も 脚が疲れたという前提を踏まえれば

やっぱり これは 必然の中にある反日常的行為ということになるのだろう。


つまるところ セクシュアリティが 下品にならないためには 前提が必要なのではないかという考察。


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女心

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太宰が嫌いだという話を昨日書いた。

でも と 今日 考える。

もし 太宰が 一緒に死んでくれ と言ったら

私 あんまり死んだりするのは好みじゃないん

だけど

こわいし

でも 案外と あら いいわよ なんて言うかもしれない。

そう 軟弱者。

言ってることの矛盾がある。

確かに。

でも だからこその嫌悪感なのかもしれない。

きらいきらいも好きのうち。

昔の人はやはり深いと思う。

昔の男達は どんなに女に嫌いと言われても きらいきらいも好きのうちと言って

しつこくしつこく 通った。

案外と真実。

ただ とんちんかんにそう思って 大迷惑な人も存在する。

村上ラヂオに載った太宰のエピソード。

三島が太宰を嫌いで それを言いに行ったら

そうか でも 君はわざわざ会いに来てるんだから 好きなんだろう

と 言ったそうだ。

彼は きらいきらいも好きのうち をしっかり肉体の中の哲学にしている。

すごいものです。

昔は 本からではない 近所のジッちゃんとか家族とかから受け継いだしっかりした哲学があった。


夫と50階建マンションの話をした。

一番困るのは 窓掃除よね。あれは プロに頼まなきゃならないんでしょ?

と言うと スペイン人で それをしている人が居ると言う。

東京で 窓の掃除をして すごく 給料がいいから 空いた時間に アジア中旅行してるらしい。

うらやましそうだ。

高いところが大丈夫なら いい仕事だよね。

夫は高所恐怖症なのだ。


ミラン クンデラの 『存在の耐えられない軽さ』が大好きな私は言う。

『でも 窓の中から 誘惑されないわね。』

存在の耐えられない軽さの主人公 トーマスは 医者だったが 不適当な発言のため 仕事を失い窓掃除を始める。

チェコが共産主義の時代の話だ。


『あれは まったく非現実だよ。

窓を掃除しに来た男を主婦が誘惑なんかするわけないだろう』

『医者だったのよ。 で もしかしたら 昔から知っていて 憧れていたのかもしれない。

でも高嶺の花と諦めてたけど 窓の掃除をしてる。 チャンス!って。』

『ない。 ありえん。 イタリアの ソープオペラだ。』

『あなただって スペイン語のクラスでポーランド人のすっごい美人に

パンティ見せられて うはうはなったことあるじゃない?』

『それとこれは違う。窓掃除に来た人を誘惑するのはありえん』

『日本はほら コンドームとか 家に売りに来るじゃない? で

奥様 お試しになりますか?とか言うんだって。』

『ばかばかしすぎる。 それで はい 試しますって言うのか』

『すっごいハンサムだったら ありかもね』



女心はいろいろと複雑で 論理的にすっきりしているわけではない。

なかなか難しいです。


私自身 長年女をやってますが 未だに 自分の本心さえわからなくなる。

だから 男性諸氏が 色々悩んだりするのは当たり前。

やはり 嫌い嫌いも好きのうち を 座右の銘にするしかないですね。


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太宰の嫌いな高校生だった。

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太宰治の遺書が発表されたそうだ。

太宰が嫌いです。

歴史に残るほどの文豪かと 子供時代から 疑問を持っていた。

だいたい 太宰を喜んで読んでるタイプの文学青年が嫌いだ。

太宰の文庫本を持って スペインにバックパッカーで来るようなやつが嫌い。

駅で くらい顔で 太宰を読んでる。

旅をしていて 誰とも口をきかず たまに 行商のおばさんとわかった風な笑い声をあげる。

そのくせ ちょっと惑い気味の日本人の女の子が 何か訊いても知らん顔してる。

そういうタイプ。

さも旅慣れているように。

さもことばがわかったふうな。

女の子は ちょっと不安だったのだ。

乗るはずの電車が来ない。

スペイン語はほとんどわからない。

旅に来る前に 大急ぎで 覚えた幾つかのフレーズで宿を探している。

その程度。

駅の放送は 2ヶ月近い 旅の間に少しわかるようになった。

でも 今言ったことがよく聞き取れなかったので 太宰の本を持って 行商のおばちゃんと笑ってる男の子にきいたのだ。

その時 また 放送があった。 

自分の乗りたい電車の目的地の名前と30分ということば。

どうやら 30分遅れて 今 到着します と言ってる。

アンデン ウノ

走っていかなくちゃ。

女の子は 重い荷物を持って走った。

男の子はまだ行商のおばちゃんと笑っている。

どうやら 彼女の乗る電車に乗るのではなさそうだ。

電車が到着して やっと ほっとして 席についた。

もうすぐ 発車 というとき。

男の子が走ってきた。

じつは 彼も たいしてスペイン語ができない。

放送がわからなかったのだ。

わからないことを 小娘に知られたくなくて 冷たくあしらっただけ。


そう 彼は太宰を持っていた。

あれは25年前 スペインを旅行した時のこと。

これは 私の偏見です。

でもね 私は太宰が嫌いです。

桜桃を買って 愛人と食べる。

当時の桜桃は高かったと思う。

妻にお金の苦労させている。

子供達にも食べさせたいと 良心が痛む

妻の胸のくぼみを 涙の谷などと呼びながら。

痛むくらいなら 食べなきゃいい。

それはジレンマでさえない。

で 遺書には 本妻の美智子さんを一番愛してます

と書いてあったそうです。

で そんな遺書で 愛してると言われて 嬉しいのだろうか。

私だったら むしろ 怒り狂うと思う。


というわけで 私は太宰が嫌いです。

太宰と志賀直哉が嫌いだと 子供時代 学校の国語の時間がつらかった。

国語の教師に君は文学がわかっていないと言われた。

たぶんそうなんだと思います。

ただ 太宰は 男として嫌い。

たんに 好きなタイプ嫌いなタイプの話なので 太宰好きの皆様 怒らないでくださいね。




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夏休みのサッカーキャンプ

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ちょっと 過ぎてしまいましたが
書き忘れていたので。
夏休みのキャンプの話です。
今年 末っ子が サッカーのキャンプ 2週間 参加しました。
長男はレアルマドリッド主催のキャンプに4年前 参加しました。
ワールドカップの年。
スペイン優勝をみんなで祝えて そういう意味では良い思い出に
なったのですが コーチが女の子で 食べ物が信じられないくらいまずかったそうで
末っ子には勧めませんでした。
末っ子が選んだのは 


REAL FEDERACIÓN ESPAÑOLA DE FÚTBOL

スペイン代表チーム運営のキャンプ。
値段もレアルマドリッドより安かった。
お土産で レアルマドリッドは リュックとユニフォームをもらったんだけど
ユニフォームは ほんとのあのユニフォームではなく
おまけに メーカーもどこだかわからない粗悪品。
それに比べて スペイン代表チームのほうは ちゃんとアディダスのを 2セット。
育ち盛りだから 今丁度良いサイズと もうひとまわり大きいもの。
そして ワーナーブロスの遊園地とアクアポリスのプール。
もちろん 宿舎もプール付き。
国営だから 広々としてるし
練習も人工芝ではなく 自然のやわらかい芝生で。
ごはんもおいしかったそうです。
三食とおやつつき。
だから お小遣いは ほとんど必要ないと思って (そして実際必要なかった。) 100ユーロ。
ちゃんと 50ユーロは使わないで持って帰ってきました。
でも インドの大使の息子さんは 1000ユーロ!!
マハラジャだ。
でも さすが インドの方 レアルマドリッドより こちらのほうが良いとご存知だったんですね。
スイスを始め 北ヨーロッパの子供たちの参加もあったそうです。

詳しくは ホームページ

息子は 来年も行きたいそうです。
がんばって コンセルバトリーの奨学金もらったら行ってもいいよって言ったら
一所懸命 ビオラを練習しています。




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