ブルース カソルラ

アンダルシア 北にあるハエンの小さな村カソルラで毎年 ブルースカソルラというイベントがあります。
ここで ブルースフェスチバルをする意義があるのかと否定的だったし
イギリス人の友人たちが スペインの田舎者のアメリカかぶれとかわらうし
だいたい 税金の無駄遣いだ と思っていたのですが
今年は娘も 演奏したのです。
ブルースのフェスティバルのなかではヨーロッパでも有名だそうで
出演したら 履歴書に書けるのだとか言ってるし。
ブルースなんて 18の小娘が演奏するような音楽じゃないと思うのですがどうですか。
雰囲気 全然 ブルース的ではないのですが。













ピーマンが干している広場で演奏。 とってもアンダルシアです。





ドラムをたたいてる方のお嬢さんです。ママはオランダ人。
ブルースなんてどうでもよくて早く終わってパパと遊びたいと思っている。


ブルースバンドのボスです。
やっぱり ブルースは 50になってからの音楽ですよね。
かっこいい。




音楽は いろんな世代と交流できて いいですね。
夏の間 娘は このグループと一緒に あちらこちらでコンサートをさせていただきました。



Tags:# 
■  [PR]
# by cazorla | 2014-08-31 18:08 | カソルラ | Trackback | Comments(2)

16歳の女の子の死

16歳の女の子が死んだ。

交通事故

8000人の小さな村なので 色んな噂が飛んだ。

対向車の39歳の女性が160キロメートルで走らせていたので 女の子の乗っていた車がカーブのところで 吹っ飛んだとか。

そんないいと死して暴走するのか。


でも とにかく 16歳の女の子の死というのは悲しい。

16歳の女の子という抽象的存在の壊滅は やるせない。

母としても。

想像してみる。

15歳の息子の死。

娘の死。

もっと小さい子供であればそれは 疑うことなく純粋なr悲しみ。

悲しみを結晶化したくらい純粋な悲しみ。

いとしみ めでて そだてているそのとき。

でも 16歳は f区雑だ。

毎日 なにかのことで 母は怒る。

そしてあきらめる。

服の脱ぎ方。

食事の仕方。

もう少し 家の手伝いをすればいいのに とか。

不満がいっぱいある。

どうして あんな男の子とつきあうのよ という不満も。


死んだ後で もっとしかって あんな男の子とつきあうのをもっと強くとめるべきであったと思ったかもしれない。 

きのうショーウィンドウでみた かわいいワンピースそ買ってあげておけばよかったと思ったかもしれない。


結局 暴走したのは 女の子の恋人だった。

新しい車を買って 第一日目。

120キロ

149キロ

試してみて

もっともっと


そしてカーブのところで 対向車と衝突。

ガードレールをこえて落ちていった。

男の子は今病院。

対向車に乗っていたのがたまたま娘の知り合いで 詳しくほんとの話を聞いた。


そして 女の子は 16歳の女の子という抽象性を失って マリーナの言う名の具体的な存在になった。



まだ 息子が幼稚園の時だから 10年前 学校の二階から 体を乗り出して 口汚くののしっていた女の子。当時 6歳だった。 そんな小さな女の子がどういう風な気持ちであんなに残酷になれるのだろう。 それから 数年後 娘が ちょっとかっこいい 村では比較的 人気のある男の子とつきあい始めたとき 14歳だったその女の子 マリーナは 娘の目の前で その男の子に 『どうして 異人種とつきあうの?』と言ったそうだ。


でも 私は水分長い間彼女を見ていなかった。

だから 死んだ女の子がその子だと聞いたとき

ただ 

ああ そうか あの子ももう16になっていたのか と

ただ それだけ思った。


穏やかな地中海にも 激しい波の日がある。



■  [PR]
# by cazorla | 2014-08-29 05:53 | カソルラ | Trackback | Comments(2)

小さなプレイボーイ

母のピソには小さな共有プールがあります。

小さいとは言え プールですから とりあえず 日向ぼっこをしたりしています。

うちの子供たちはもう大きいので あまりここでは遊ばなくなりました。

プールにも世代交代があるのです。

ほんの少し前まで 赤ちゃんだった アルバロ訓とアドリアン君もすっかり大きくなって 一緒に遊んでいます。 典型的おばかな五歳児の男の子は プラスチックでできた蛇やわにに水をかけたり プールに入れて 競争させたり(一瞬にして沈んでしまうのですが) そうやって 夏休みの午後を過ごしています。

今日はいつものように二人仲良く遊んでいたら かわいい女の子が 潜水道具一式を持っておりてきました。 見たことのない子なので たぶん誰かの姪っ子かお孫さん。 お人形のようなかわいらしさに 二人の男の子は ことばもなく じっと見ています。まだ 五歳だというのに 男の子は男の子なんですね。 かわい子ちゃんは ゴーグルをはめて ひれをつけて でも口にくわえる 管(?)は プールサイドにおいて 水の中に入りました。 じっと見ている二人の男の子。 アドリアン君は 少し年が下なので まだ野生が残っているのか 無意識に その管をいきなり拾って口にくわえてしまいました。(何を考えているのやら) すると アルバロ君が管を取り上げて 『君 ちょっと 君! こいつが これくわえていたよ。 ぼ、ぼくがとりかえしてあげたから』にひっと笑って シャワーでそれを洗って 『ぼ ぼくが 洗ってあげたよ。 あらったから大丈夫。 どうぞ。』 『ありがと』 アルバロ君 うれしそう。 もう まっかになって 笑っている。 そのとき パパが家の中から アルバロ君を四で言うr。 もういっぱい遊んだんだかr 家に入っておやつを食べなさい って。

アルバロ君は帰りたくないけど いい子なので しぶしぶ帰ってしまいました。

すると ちょっとまだ 赤ちゃんくさいと思っていたアドリアン君が にっこり笑って。

『あー 僕ひとりぼっちになっちゃた。 友達が家に帰ったから 僕 にとりなんだ。

ねえ だから ぼくと 遊ばない? 僕たち よいお友達になれると思うんだ。

つまり 君と僕  僕と君 Tú y yo ,yo y tú』

まんまるい顔をにんまり笑顔で でれnとして アドリアン 君って けっこうプレイボーイだったのね。

そして 二人は一緒に遊びだしました。

そこに おやつを食べ終わって 洋服を着たアルバロ君 登場。

どうにかして 立場を挽回したいと思っている。

すると アドリアン君 バケツで アルバロ君に水をかける。

『ええーい なにするんだよ。 服がぬれちゃったじゃないか』

『アルバロ 服 ぬれちゃったから 着替えにかえったら?』

アドリアン けっこう嫌な奴(笑)

そこにあるバロ君のパパ登場。

『なんだ アルバロ 服ぬらして。 まったく。今 着替えたばかりだろ。パパの仕事ふやすなよ。もう家に帰って 本でも読んでなさい。』

アドリアン 幸せな午後を満喫しました。

赤ちゃんだと思っていたアドリアンもちゃんと女の子をゲットする方法をすでに身につけているようです。 こういう男の子を スペインでは リゴン ligón と 呼びます。


写真はうちの子どもたち。 二年前です。 長男が長女のビキニのひもをむすんであげている。

良き時代です。 なつかしい。



■  [PR]
# by cazorla | 2014-08-27 08:43 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(2)

雨が好き

雨が好き という小説がありました。

雨   好きですか。

あの時代 とくに雨が好きだったわけではないけど

雨を好きかどうかという

というか好きか嫌いかという対象であるというのが ものすごく新鮮な感じがしたのです。

高橋洋子さんという女優の書いた小説。

あの 少し つかれたような しっとりした感じが好きで

映画も見に行きました。

でも 田村亮のおなかの贅肉がいやだった。

にふとっていてもいいのだけど それは 二十歳の贅肉と三十の贅肉 そして四十の贅肉は違うのだもの。

て 脱線してしまいました。

なぜ 突然 雨が好き を思い出したかというと

すてきな映画を貸していただいたから。

言の葉の庭。

雨が主役とも言える映画。


スペインの夏はほとんど雨が降らない。

乾燥して 山は黄色になっている。

秋になると 雨が降って 草がはえてきて 緑になる。

緑がむしろ秋をあらわす色である不思議。

だから比喩は 難しいのだと思う。


そう そんなスペインに住んで

言の葉の庭を見た。

切ない気分が とてもなつかしく 胸をゆさぶる。


ある夜のことを思い出す。

あの夜もたしか雨が降っていた。

私は 大好きな男の子の運転する赤いジープに乗っていた。

東京の舗装された道路にも水たまりができる。

水がばしゃっと 立ち上がり窓を濡らす。

その感覚が いつも私からだに残っていて 雨は 幸せな気分にしてくれる。


雨が好きですか?


皮膚が 雨をほしがっている。




<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/_XlH7gSvAkc" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


■  [PR]
# by cazorla | 2014-08-26 06:03 | お気に入りのもの | Trackback | Comments(2)

まじめなヌーディスト

地中海の自然公園の中のビーチですから 自然主義者も多いカボデガタ。

自然主義 ナチュラリスト すなわち ヌーディストです。

かつてのヒッピー世代も 定年退職してますから ヌーディストビーチは銭湯と同じ。

若者からお年寄りまで いろんな世代の体が見られます。

人生の縮図。

たしか 内田春菊の漫画で 老女のはだかの絵が若いからだに重なって 人生の縮図って出ていたような気がします。


そういうところで 夫とだらーんと日向ぼっこしていました。

『ね 見て あれ 日本人じゃない?』

と 突然 夫が 言います。

見ると 髪の黒い 顔も比較的扁平な ヌーディストが歩いています。

ヌーディストとというのは なぜかしら ビーチの端から端を行ったり来たり

何度も往復します。 夫は なんで あんなにうっとうしいんだろう ともうしております。

正しいヌーディストとかなんとか言う本がもしかしたら 歩きなさいと勧めてるのかも。

ところで たしかに 日本人ぽい。

でも やっぱり 日本人ではありません。

イヤフォンをして まっすぐ前を向いて同じリズムでひたすら歩いています。

『あれね きっと 英会話とか勉強してるんだよ。 Lesson 5, on the beachとかね。』

夫は スペイン人ながら 10年以上 霞ヶ関で働いていたので まじめな日本人には詳しいのです。

『思うんだけど、』と 私。『あの人きっと 離婚したのよ。 あなたのそのまじめさが息苦しいとか言って。 だって どう見ても日本人みたいな あの人を スペイン女性が我慢してるとは思えないもの。 でね 彼は 奥さんとよりを戻そうと まじめに考えて そうだ ヌーディストになろうって決めたの。で このあと 電話するのよ。 『ね 僕 ほんとのヌーディストになったんだよ。 お尻まで 小麦色さ。 見てみないか?』って 電話して がちゃんと切られたりして。 まじめな人なのね。』

なんというか 私達 夫婦 20年一緒におりますが 知らない人を肴にして こんな風にたのしんでおります。 いやな夫婦ですね。笑







■  [PR]
# by cazorla | 2014-08-23 23:54 | 夫のことば | Trackback | Comments(2)
< 前のページ 次のページ >