偽善者


雰囲気が違うから 断定はできない。


なんて言ってると なにもかけなくなるけれども。


娘が 15歳の時 門限 夜の11時だった。

これは 日本人母 おまけに 1960年生まれの人間としては

かなりの譲歩だと思う。

ところが 夜中に 窓から逃げてることがわかった。

彼女の部屋は2階。

ボーイフレンドたちが手伝ってくれるのだ。


門限をなくした。

ピルを与えた。

朝帰りが普通になった。

娘に 偽善者と言われた。

そうかも しれない。


自由。

スペインの高校生の自由の意識は たぶん 日本と違う。

たぶん。

私が高校生だった時は ずいぶん昔のことなんで

もしかしたら 同じかもしれない。

どうなんだろう。


15歳の時 門限は11時だった。

私としては かなりの譲歩。

でも ほかの子との間にギャップがあった。

一度 11時に戻って それから 窓から 夜1時に出ていた。

もどるのは 5時くらい。

二階の窓から ボーイフレンドたちに手伝ってもらって。

だから 門限をはずした。

朝帰りが 週末の日常になった。

ピルを与えた。


ピルを与えたことに対して 偽善者と言ったのだ。

妊娠しなければなにをしてもいい という点が 偽善者だと。

べつに なにをしてもいいとは思わない。

とにかく最悪の事態だけは さけたかった。

妊娠して 結婚するのはばかみたいだし

中絶してからだをこわすのは 自由の代償として

大きすぎる。


受験の前日は家にいると 私が思っているのを知っていたから

出かけるとは 言えなかった。

そして 窓から 逃げた。

コンセルバトリー スーペリオール(音大にあたる)の受験はそこそこむずかしい。

みんな高校を終わって 一年 用意する。


スペインの高校は 落第制度があるから 彼女みたいな生活をして

ちゃんとその年で終わらせられたことも 奇跡に近い。

一人の同級生は大学合格したのに 高校が終了できず 

一年居残りになった。

信じられないことに その子は 一年前 日本式に言えばオール5だった。


でも 娘は 一年を棒に振るほど 精神力がない。

一度つまづくと まず 這い上がれない。

そういうふうに思うのが 『押し付け』になるのかもしれない。

もし 彼女が 弁護士とか 医者とかになる勉強をするというなら

ほっといた。

でも 音楽は 歳をとってからでは 難しい。

せっかく 才能がある と言われているのだから。


人生は 幸せになるためにあると思うから 

だめなんで たぶん 不幸せでも そんなに悪くないかもしれない。

不幸せだという客観的判断は本人のものではなく

もしかしたら 不幸な人生にいる人が 幸せなのかもしれない。


そういうことをぐずぐず考える日々でございます。

もうちょっとうまくできたかもしれない とかね。

でも 仮定法で考えるのはやめたほうがいいですね。



現在の同級生たちと。
娘は。。。すぐわかりますよね。
オリエンタルだから。
そして一番若い。



先日 音大に入れて 運が良かった と言っていた。

ほんとに運がよかったと。

普通の親なら あんなにムキになって 娘が落第しないように

受験するように 努力しないだろうと。

こういう親をもって 運がよかったと。


アンダルシア 25年以上 社会党政権。

理想主義者の国。

中学生たちが 週末 『危なくないように』

お酒を飲む場所を提供してくれる。


楽しすぎる青春時代のあとはなにが起きるのでしょうか。




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# by cazorla | 2015-01-28 21:58 | スペインティーンエイジャー | Trackback | Comments(0)

たまに窮屈になること

無宗教と言う名の宗教 で フランスのスカーフ罰金制度についてちらっと書いたら
このスカーフの罰金の話ですが
これフランスの公立校内にスカーフをしてくると違反になるだけだったように思います。
ちょっと過大解釈のような気がしましたので。念のため。』
というコメントをいただいた。
もちろん そのあたりは承知しているけれど
無宗教と言いながら そのあり方が一種の宗教のように感じたので
書いた。 そのあと 補足として 罰金 を書いた。
こういう法律は基本的には この程度のものだと思うから。

ただ 気になるのは 前記の 『過大解釈』
公立校内だけでの禁止と公共の場の禁止とどちらが 過大かということ。
私の見方で言えば 公立校内だけ というのは 
人権という面で見れば 公共の場での禁止以上にひどい 酷いと思う。

もともとは公共の場となっている。
これは 『すべての人」に平等 である。
でも もし これが 公立の学校での禁止 となると
宗教の自由は 私立に行ける お金持ちだけ ということになるのでは?

これは宗教の自由とかそういう問題ではなくて 親の教育の自由はどうなるのかということで。
私は スペインに住んで ときとしてとても窮屈なのは
学校の 『市民教育』のクラスで 男女平等 ホモセクシュアル などなどを教えているけれど
すべてを 簡単に善と悪にくくってしまって
たとえば 門限を置く親は 悪。
旧体制。
独裁者
と決めつけている。

それは違うだろう と言う余地がない。
門限を持つのは ひとつには 大邸宅ではないから 好き勝手な時間に帰ってきて
台所をがさこそされては 安眠妨害だし それは共生していく上での 規則だと思う。
それに 十代のまだ 体が完璧に育っていない 大人になっていない人たちが
バランスをくずすのは この時期 よいこととは言えないと思う。

私は 子供達に 美しいからだを持って欲しいと思う。
本を読み 自分のことばで 話す人になって欲しいと思う。
良い趣味を持ってくれたら最高。
美しく食事をしてほしい。

親が ある種の教育方針を持つことは違法なのか。
それなら学校に行かなければいい。
でも スペインは ホームスクリーンは禁止。
セビージャで 学校に行かせなかった子供が 無理やり学校にもどされたというニュースを読んだ。
すでに 3ヶ国の外国語をマスターし 歴史と哲学の知識も豊富だという。
その子が あえて 学校にもどる理由はなんだろう。
学校に行かない自由がない。


自由 といいながら 自由がない。


いくらでも個性的になることのできる今
個性的と言えるこどもが 減っているように。




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# by cazorla | 2015-01-28 00:56 | 思うこと | Trackback | Comments(2)

presumido  おしゃれ時代

長女が言うには 弟 長男エンリケは あまりにpresumido。
『女の私よりずっと presumidoなのよ。』

presumido
辞書で調べると
  • 気障 
  • 烏滸がましい
  • 自信過剰
  • 小賢しい
  • 誇らしい
  • 傲慢な
  • 傲然
  • 僭越
  • 尊大な
  • 横柄な
  • 慠然
  • 高慢
  • 独り善がり




    なかなか 適切な訳語がないような。
    日常的にはよく使われれる。
    小さな子供でも知ってるのは スペインの子供たちは
    必ず la ratoncita presumida プレスミダのねずみさん の話を聞いて育つから。

    ネズミさんが 表を掃いていると コインを見つける。
    これで何を買おうかな
    そうだ お菓子を買おう。 ああ だめだめ お菓子なんて買ったら
    ゴロシーナって呼ばれる。(甘いもの好きって呼ばれる。)
    そうだ リボンを買おう。
    そして プレスミダのねずみさんになりました。
    で 典型的な伝承の話 いろいろな動物が 結婚を申し込みにきます。
    牛 鶏 犬 などなど。。。
    で 昔の話
    この話のオリジナルは 最終的に猫が君の好きなようにするよ
    と騙し 結婚して食べられちゃう。
    でも 現在は (それは 私の持ってるうちの子供用の本も_)
    最終的に ねずみと結婚して幸せになりました で終わる。
    もともとの話は プレスミダだと こんな風に 食べられちゃうんだよっていう
    話なんだけど 今は ちょっとくらいおしゃれしたっていいじゃないか
    ってところでみんな納得してる。

    で 息子 16歳は 今 オシャレに目覚めていて お年玉もすべて着るものを買ってるし
    毎朝 裸になって 体のチェック。
    それを見た 長女が 先の言葉を言ったのです。
    お腹の肉をチェックして エクササイズのメニューを変える。
    プールに行く回数を増やす。


    女の子にもてたいとか そういうのでもなく
    純粋に 美しさを目指しているという点があっぱれだなと思ってます。
    もちろん アイロンは本人が。
    私は そういうことは しません。



    これは 次男の方です。
    2歳のとき。
    うちでは 2歳になると アイロンをかけても良いという 『許可』が出る。
    だから 大喜びでアイロンかけをします。




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# by cazorla | 2015-01-26 00:30 | スペインティーンエイジャー | Trackback | Comments(4)