村人生活@ スペイン

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アラセナのびっくり洞窟探検隊

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マラビージャの洞窟 と聞いて私は宝島とか そういう不思議不思議の物語の洞窟を想像した。

たくさんの宝石。 お姫様の秘密や海賊船の沈没 いろんなことが 頭をぐるぐるして 頭の中にはきらきらと色とりどりの石がいっぱいある不思議な洞窟がでっきあがってしまった。 マラビージャは 英語でいうwondderなんだけど 口に出してみると ワンダーという言葉のそっけなさよりもっとしっとりとキラキラ感があると思うんですがどうですか。 でも その不思議の洞窟は 行ってみれば 鍾乳洞でした。

それは ウエルバ県 アラセナ。 セビージャから89キロメートル。

86キロメートルという距離は どんな印象があるのでしょう。

私の通うコンセルバトリーが 84キロメートル。 週三回通っています。

息子たちのコンセルバトリーは107キロメートル。東京の友達にそれは 筑波までの距離ではないかと言われた。 なるほど そう考えると とても遠い。

洞窟は ガイドつきで入場。

一人 普通で 8.5ユーロ。

待っている間 「おじいちゃん どうしてそんなにアラセナが好きなの?」というビデオを見ました。 アラセナは 椎ノ木が多く どんぐりを食べて育つイベリア豚の産地の一つ。 また 美味しチーズもたくさんある。 お白と古い町並み。 だから アラセナが好きなんだよ とおじいさんのこたえでおわります。 

洞窟は部分によって その石のでき方が違うので それぞれに名前があります。

神様のガラス細工 とか 輝きの部屋 とか 

で 最後が はだかの部屋

ガイドさんの説明によると

はだかというのは

つまり 爪のない指がたくさんたれさがっているから。

爪のない指。。。。なるほど。

途中から すべらないように 裸足で歩いたら とても気持ち良かった。




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静かに死は訪れる

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カソルラの秋は突然訪れる。

先週まで プールで泳いでいたのに 今日は上着が必要だ。

雨が降り始める。

一雨ごとに寒くなるなんて生易しいことではなく

雨が降って いきなり寒くなる。

湿気がなく 石でできた家に住んでいると

寒さは 体にしっかり はりついてくる。

二年前の11月 母が突然倒れた。

その日は 比較的天気がよく 朝から 母の家を訪ねた。

ちょうど 坂をおりている時に 母はゴミを捨てに行っていて

私の姿をみつけた。

『こんな田舎にも こーーんなにかわいい人がいると思ったらうちの娘じゃないの』

なんて いつものように おかしげなことを言って 一緒に ピソに入る。

昨日まで寒かったけど その日は 暖房も必要ないくらい。

お菓子を持って来たので お茶の用意をしていたら 母が突然 トイレにむかって歩き始めた。

そして その途中で倒れた。

私が肩を抱いた瞬間 変な音がして 臭いにおいがたちこめた。

握った手がだんだん 冷たくなる。

最初は 出て来たものをどうしようと思ったりしたのに

それどころではないことがわかり あたふたとする。

携帯で夫に電話をする。

夫が 大急ぎで 来る。

毛布をかけて 救急車に電話をする。

体をさすって あたためる。

女医さんが来る。

毛布で暖めたせいか 体があったかくなって 息がふつうになる。

着替えさせて からだをふく。

夫が かかえてベッドにねかせる。

その場で血液検査をして ブドウ糖の注射をする。

生き返った。

こういうのを 運命というのかもしれない。

あの時 朝から行ってなかったら 母はひとりで倒れてそのまま冷たくなっていたかもしれない。

死に損ないは長生きするのよ と 母は笑う。


その時 もし そばに行ってあげていたら 今も生きているかもしれない人がいる。

たぶん 多くの死 多くの生は こういう偶然の結果なのだと思う。

でも ただ 偶然だけで 片付けられないこともある。

疲れているからと 

ほかに用事があるからと

うっかり している間に 取り返しのつかない結果になることがある。

後悔しないように 眠る時はしっかり眠って 足を軽くしておこうと思う。






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母とレアルマドリッドのこどもたち

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レアルマドリッドの白いユニフォームというのは 子供が着るとほんとにかわいいのである。
先日 ウエルバを旅行した時も 写真撮りまくりかあさんを見てとても親近感がわきました。


ふたり というのもポイントです。
ひとりより さらにかわいい と 思う。
で こどもたちが ママ もう いいでしょ お馬 走らせてよ
と言っていても もう一枚 もう一枚。
ユニフォームをもらったうれしさももう忘れて 馬でお散歩したい。

こちら数年前の記事のうちの息子たちです。
レアルマドリッドは白いユニフォームだから なおさら 母は子供に着せて驚喜するのではないか
と推察します。
だって かわいいもの。
0歳児用のつなぎ型レアルマドリッドも売っている。
それを着せるためにもう一人産もうかと実は真剣に考えた。
このころはかわいかったなぁ。 
まだ小学生のころ。

来年も どうぞよろしく の記事からです。


おまけ

レアルマドリッドのエスクードの歴史。
少しずつ今の形になっている。
1931年 リパブリックの時代王冠が消えています。

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すばらしき独身時代

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英語で言えば オールド ミス。 
スペイン語で ソルテロナ。 
日本語だと いかず後家。 なんか ちょっと 下品で意地悪な言い方ですよね。

で カソルラには 結婚しないで 年をとってしまった女性が けっこういます。
とくに 高学歴だったり 信仰深かったり 趣味がかたよっていたり(例えば 読書が好きとか)
そういう人は比較的 結婚しない人が多いみたいです。 そして興味深いのは 歩いていて 一目で 結婚していない女性というのは 見分けがつくということ。 
日本では まずありえない と思います。 独身みたいな既婚者もいるし 既婚者のような独身者もいる。 マドリッドでも かなり難しいと思います。 カソルラは やはり 宗教的な意味あいもあって  独身女性は 尼僧のような生活をしているのかもしれません。 だから 歩き方 着こなし方 または 話し方で 一目で独身とわかってしまうのです。


ある日 靴屋さんで 65歳くらいの小柄の女性を見ました。

お店の人が 『どんな靴をお探しでしょう。 足をしっかり包むようなタイプ(セラード)それとも ゆったり開いたパンプスタイプ?』と訊きました。
『Algo mono.なにか かわいらしいものがいいわ』
お店の人は 一瞬 沈黙しましたが いろいろなタイプのものを 持ってきました。
アルゴ モノ という言い方で すぐに独身生活の長い人だとわかりました。
具体的ではない。
論拠がない。
その後 彼女が エンリケッタという 独身女性だということがわかりました。(やっぱり。)
うちの長女18歳はアルゴ モノは 彼女自身も使うそうで そんなに変ではないという意見なんですが 夫とこれは やっぱり 結婚しないんだろうな ということで 意見が一致しました。
先日 母とシャルル ボワイエの映画 めぐりあいを見たのですが 主人公が ブティックに入って なにかきれいなもの って 言う場面がありました。 主人公は かなりお金持ちのお嬢さん。 そう これは こどもの生活スケジュールや成績 日々の食事 家のローンなどなどの 生活の垢と関係ない人のことばなんですね。
たぶん エンリケッタもこの映画をみているのです。 そして その日から このことばを使っている。
それ以外の生活を 彼女は イメージできない。



アルゴ モノ私も使ってみたいです。自然な雰囲気で。
もう一つの現実の生活を 忘れ去って。


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