女心

太宰が嫌いだという話を昨日書いた。

でも と 今日 考える。

もし 太宰が 一緒に死んでくれ と言ったら

私 あんまり死んだりするのは好みじゃないん

だけど

こわいし

でも 案外と あら いいわよ なんて言うかもしれない。

そう 軟弱者。

言ってることの矛盾がある。

確かに。

でも だからこその嫌悪感なのかもしれない。

きらいきらいも好きのうち。

昔の人はやはり深いと思う。

昔の男達は どんなに女に嫌いと言われても きらいきらいも好きのうちと言って

しつこくしつこく 通った。

案外と真実。

ただ とんちんかんにそう思って 大迷惑な人も存在する。

村上ラヂオに載った太宰のエピソード。

三島が太宰を嫌いで それを言いに行ったら

そうか でも 君はわざわざ会いに来てるんだから 好きなんだろう

と 言ったそうだ。

彼は きらいきらいも好きのうち をしっかり肉体の中の哲学にしている。

すごいものです。

昔は 本からではない 近所のジッちゃんとか家族とかから受け継いだしっかりした哲学があった。


夫と50階建マンションの話をした。

一番困るのは 窓掃除よね。あれは プロに頼まなきゃならないんでしょ?

と言うと スペイン人で それをしている人が居ると言う。

東京で 窓の掃除をして すごく 給料がいいから 空いた時間に アジア中旅行してるらしい。

うらやましそうだ。

高いところが大丈夫なら いい仕事だよね。

夫は高所恐怖症なのだ。


ミラン クンデラの 『存在の耐えられない軽さ』が大好きな私は言う。

『でも 窓の中から 誘惑されないわね。』

存在の耐えられない軽さの主人公 トーマスは 医者だったが 不適当な発言のため 仕事を失い窓掃除を始める。

チェコが共産主義の時代の話だ。


『あれは まったく非現実だよ。

窓を掃除しに来た男を主婦が誘惑なんかするわけないだろう』

『医者だったのよ。 で もしかしたら 昔から知っていて 憧れていたのかもしれない。

でも高嶺の花と諦めてたけど 窓の掃除をしてる。 チャンス!って。』

『ない。 ありえん。 イタリアの ソープオペラだ。』

『あなただって スペイン語のクラスでポーランド人のすっごい美人に

パンティ見せられて うはうはなったことあるじゃない?』

『それとこれは違う。窓掃除に来た人を誘惑するのはありえん』

『日本はほら コンドームとか 家に売りに来るじゃない? で

奥様 お試しになりますか?とか言うんだって。』

『ばかばかしすぎる。 それで はい 試しますって言うのか』

『すっごいハンサムだったら ありかもね』



女心はいろいろと複雑で 論理的にすっきりしているわけではない。

なかなか難しいです。


私自身 長年女をやってますが 未だに 自分の本心さえわからなくなる。

だから 男性諸氏が 色々悩んだりするのは当たり前。

やはり 嫌い嫌いも好きのうち を 座右の銘にするしかないですね。


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Tracked from あんつぁんの風の吹くまま at 2014-11-09 21:04
タイトル : 日本の仏教は日本の哲学であって、西洋の云う哲学は日本には..
 『日本の哲学は西洋の人の言う哲学』ではないと、「梟通信~ホンの戯言」さんのブログを読み、多いに感じ入ったのであります。  では日本の哲学はというと、個人的見解になりますが、この記事にあるように、言葉の呪縛から自由になって『私』への執着を断つことであり、或は、称名に専念することによって、自我を忘れることなのです。  この「無我の境地」に到達するための仏教的思想こそ、日本の哲学であって、それゆえに、日本の仏教は、インドやタイなどの大陸の仏教とは違うものなのです。    ...... more
Commented by antsuan at 2014-10-25 20:40
女心、未だにまだらにしか分かりません。それでも何とかなるから、有り難い。^^;
Commented by cazorla at 2014-10-25 22:41
あんつぁん それでもあんなきいれいな奥様とうまくいくから ありがたい。。。ですね。
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by cazorla | 2014-10-24 00:09 | 夫のことば | Trackback(1) | Comments(2)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla