自由の帝国

愛のコリーダのフランス語の題名は ロラン・バルトのL'Empire des signes にちなんでL'Empire des sensと名づけられた。
表徴の帝国から 官能の帝国へ
大島渚のアイデアだったのかどうか わからないが
この映画の価値をぐっとあげているのではないだろうか。
1976年公開だったんだっけ?
もっと前だと思っていた。
スペインでは まだまだ フランコ時代の名残があって
公開できなかった。
だから 映画を見に 多くの知識人が フランスまで わざわざ行っていた。
ほんとか?

ロランバルトが 零のエクリチュールを書いている。

思うのだけど フランス語という言語は ある種 特別な言語なのではないかと。

今回のje suis Charlie.にしたって もしこれが わいはシャルリーや
って言ったら全然美しくもなんともない。
と soy Charlieを 見たとき 思った。
ロランバルトが 零のエクリチュールを書いたのは 色のないエクリチュールの時代
つまり 書くそのことばのスタイルですでに なにかにしばられることのない
中性の書き方を目指す時代が来たのだと 言いたかったのだと思う。

それは つまり ゲーテが言った言葉。
『フランス語はすばらしい。
ただ書いているだけで 詩になる。
ドイツ語ではそうはいかない。
つまり私に才能があるのだ』

フランス語の良さなのかなんなのかわからないことば。 笑

オリバーサックスという精神科医。
レナードの朝は彼の本から作られた。
彼の本のなかのエピソード。
精神病患者たちが テレビを見ている。
半分は言葉が理解できる。
あとは ことばが理解できない。
テレビには ブッシュ大統領が 演説している。
ことばができる人たちは ふんふんと聞いている。
わからないグループは ゲラゲラ笑い出した。
筆者は書く。
『なまじ言葉がわかると そこにある 嘘や滑稽さが見えなくなるのだ』

今回のわたしはシャルリーの一連のできごともそうじゃないかと思う。
大臣たちが一緒に 国歌を歌うのは 第一次世界大戦以来だそうだ。

わたしは ちょっと腑におちないだけなんだ。
もっとゆっくり 考えようよと言いたいだけなんだ。

フランス在住のこの方の記事 
再度 載せます。 ぜひ 読んでください。
私 これだよねー 私が胸に引っかかるのは って思った。
私たちはシャルリーじゃない。
私たちはまみこなんだよ。

e0061699_21561807.jpg
Blek le Ratの作品。
第二次世界大戦のとき フランスでは 政治的プロパガンダを書くとき ステンシルを使った。
その流れで彼も ステンシルを使う。
彼は 世界中のウォールペインターに影響した。
これが フランスの伝統的な風刺画なのでは?

あなたは やっぱり シャルリーですか?




[PR]
トラックバックURL : http://cazorla.exblog.jp/tb/22733671
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by amis at 2015-01-17 02:01 x
時をうつさず、すぐに立ち上がると言うのが意義があるのですが。
ゆっくり考えていたら、何も出来ない。
立ち上がったと言っても問題が片付いたわけではない。
これから考える事は沢山有ると思います。
フランス在住の方。
日本の知識人は太平洋戦争中に全て牢獄に入れられたわけではなく、ほんの僅かな人たちが入れられただけなんですけれどね。
その頃、日本国中 戦争反対と言えるような雰囲気ではなく
皆。黙って耐えていたのだと思います。
Commented by cazorla at 2015-01-17 06:45
amisさん

日本の知識人は太平洋戦争中に全て牢獄に入れられたわけではなく、ほんの僅かな人たちが入れられただけなんですけれどね。


の意味がわからないので もう一度 説明お願します。


で 戦争反対をいう雰囲気ではなかった

だから みんな一つの方向を歩いたんですよね。
今は自由です。 なぜみんながひとつのスローガンを持っているのか。
わたしはシャルリーです と。
それ 絶対変でしょ。 変だと思っても それ以外できないわけがあるのでしょうか。
立ち止まって考えることは大事です。
立ち止まらなかったから 政治家が動きたい方に動いていく。
そうじゃないですか。



わたしは 単に なぜ 『私はシャルリー』ということばが 一人歩きしてるのか。

それがわからないのです。 だから 書いてる。 書くこと書き続けることで見えてくるものがあると思います。
名前
URL
削除用パスワード
by cazorla | 2015-01-16 22:06 | 思うこと | Trackback | Comments(2)