とりのさえずり

余ったパンを 鳥にあげている。
台所の窓の ラベンダーの鉢に パンを置く。
見ていないけど 知らないうちにパンはなくなる。

今日はすっかりわすれていた。
鳥が来て 大きな口を広げて
一言だけ

ぴーーーっ

まるで抗議してるみたい。

はいはい すみません。
わすれてました。


忘れていた思い出。

子供時代 鳥を飼っていた。
メジロだったけ?
小学五年生くらいの時。
昭和40年代。
終戦のにおいが消えて すこしずつ 素敵な生活を模索していた時代。
友達の家で カナリアを見た。
かわいい声で鳴く。
黄色がきれい。
家に帰って 鳥が飼いたいと言う。
父がわかった と言って 次の日曜日。
山で鳥を捕まえてきた。
竹もとってきて 細く切って
鳥かごを作った。

そうじゃなくって 白い鳥かごが欲しかった。
白く塗った鳥かご。
黄色いカナリア。
それから ペット屋さんで買う ペットフード。

えさは すり鉢で 大根の葉やゴマや雑穀を練って作った。

父は大正生まれの田舎育ち。
今思えば 最高に贈り物だ。

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子供たちが たまに けがをした鳥を拾ってくる。
世界に戻っていく子もいるし
そのまま死んでしまう子もいる。

死んでしまうと 山で死んだほうがよかったのでは
と いつも 憂鬱な気持ちになる。





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Commented by anohiwa at 2015-02-21 17:12
私の両親が、いつも、庭の木に餌を括り付けていました。
肉の脂身だったみたいなのですが、ヒヨがよく飛んできていました。
後、仏壇に乗せたパリパリになったご飯も庭にポイって。
うっかりあげる時間が遅くなると、ピーピーと催促していました。
命あるものは、少しでもなつくと、すごく可愛くなりますね。
Commented by cazorla at 2015-02-22 04:49
anohiwaさん

外出が多いのでペットが飼えないし
動物が来ると うれしいですね。
人間って なにかをして『あげる』
のが好きなんですね きっと。
だから 上野で 鳩にピーナッツを わざわざ買って
与える。 それが楽しい。 
その本質があればもっと平和になるのに。
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by cazorla | 2015-02-18 00:45 | 思い出 | Trackback | Comments(2)