夫殺し

伊藤比呂美の青梅に出ている詩だったと思うけど
疲れて帰ってきた夫が 頭を下げて靴を脱いでいる その
首筋を滅多打ちにする妄想の詩。
夫殺しというのは 一つのテーマ。
探偵小説などでも 扱われる。
土曜サスペンス劇場的なテレビドラマでも扱われる。
妻が夫を殺そうかなーって考えてるときは たいてい サティの
ジムノペディが流れる。 (そうよね?)
トリカブトとか ヒ素入りカレーとか
マッチの先を少しずつ 食べ物に混入して 肝臓を悪くするとか
おいしすぎる食べ物をたっぷり毎日作って 寿命を縮めるとか。。。

でも スペインでは そういうの少ないような気がする。
テレビ見ないから 断言できないし 
夫の意見を 全面的に信じるのは危険な気がするが、
それでも 少ないと思う。

それは 多分 財産のシステムが違っていて夫を殺しても 対して特にならないからではないか。
離婚して さっさと財産を分与してしまったほうが 危険もないし
ずっといい。
それとも 夫殺しを減らすために財産のシステムが 変わったのか。

例えば

夫の母親は 夫が 12歳の時に亡くなった。
家は だいたい夫婦で二分の一ずつの権利がある。
結婚してから買った物件は自動的に半分ずつの 共有です。
だから 残った家の半分は 母親の一番 血縁関係の近いものに相続される。
夫ではない。
半分は 夫と妹弟4人 合計5人が取得した。
でも 夫が長男で12歳 なのだし 父親が一緒なので その家はそのまま。
その後 その家を売って新しい家を買った。
その家の所有は 半分が 父親 半分が母親の持分で 残された子供達。

10年前に 父親 つまり 舅は家を売った。
そして 売買して得たお金を半分とって 残りを息子と娘たちで分けた。
母親が亡くなってから30年近くあとのこと。

その頃 夫の祖母が亡くなった。
夫の母親の母親。
母親には 3人の姉妹がいる。
祖母の財産は この死んだ母親を含めて四人で分ける。
その四分の一の財産を またまた 亡くなった彼女の子供達5人で分ける。

思いがけない副収入。

4分の1のそのまた5分の1ですからね。
ま そんなたいしたことは ないけれど。
おまけにこの時 一つ問題が。
夫の祖母は 離婚してなかったのです。
ずっと ひとりでいたので離婚していたと思っていたのだけど
何と言っても昔の人なので そういう面倒な手続きをしなかった。
だから 別れたあとに購入した不動産もすべて 半分ずつの所有になる。

舅が 80になる少し前に 家を売ってしまって 借家暮らしになったのも
何かものを持っていると面倒なことがあると思ったからかもしれない。



家を買った時 半分づつの権利を有するということの 良い点は
まず 相続税が 少ないこと。
離婚のとき 問題が少ないこと。
夫殺しが 少ないこと。



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by cazorla | 2015-08-05 05:48 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(0)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla