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異国に住む人

今日は 久々 プールで泳いできました。
今回の風邪は長かった。
2週間くらい風邪をひいてた。
体が弱ると 気持ちもネガティブになるんですね。
やっぱり 異国に住めば ストレスがあると思う。
スペイン人が日本に住んでも
アメリカ人がイタリアに住んでも
よしもとばななの小説で 『外国に住んでる人特有の老け方』という言葉。
ある種の 疲れが染み付いた老け方をするのだと思う。
日本人は若く見える という伝説があるけど
それは あまり当てにしないほうがいいと思う。
そういうことは また別の機会に。

異国に住むストレスのこと。

マドリッドで 弁護士をしている知人。
正確に言えば 夫の大学時代からの親友。
彼は だいたい日本が好きだし 空手も黒帯で おまけに奥さんが日本人だから
顧客も 日本人が 多い。
ビザ関係なんかのお手伝いをしてる。

日本人の女の子が もうすでに女の子ではなくなって そのまま 住み続けると
やっぱり かなり ストレスが重なる。

先日の相談事。

『大家さんが 部屋の鍵を勝手に開けて ゴキブリを入れるのですが どうしたらいいですか』

まず マドリッドで ゴキブリは かなり 少ない。
少なくとも 私は 三年間 マドリッド郊外で見たことはない。
スペイン全体でも少ない。
12年のアンダルシアでの生活でも見たことはない。
飲食店が倉庫代わりに使っている廃墟ならいるかもしれない。
第二に 大家さんが 『自分』が所有しているアパートにゴキブリを入れて
自分の財産の価値を下げることはしないだろう。

だから弁護士は それは何か 勘違いをしたのではないか と言った。
彼は とても親切な 弁護士なので 彼女の家に行って ゴキブリを探した。
もちろん 一匹もいなかった。

彼女は 昨日はいた と主張した。

そして 二日後にまた 来て 『また ゴキブリを入れたので 告訴したい』と言った。


一人の」時間が長いと 妄想に入っちゃうんだ。

ついつい忙しくて 母とおしゃべりする時間が少ないと
母もちょっとおかしくなる。
母は 88歳だから トイレが近い。
夜中に眠れないとなんども行く。
するとお隣の人や 下に住んでる人が 壁や天井を どつく。
そう思っている。
母は 耳も遠くなっているので 母が 聞こえるくらい叩くと
壊れるくらい 壁のペンキが落ちるくらい 強く叩いたことになる。
それから お向かいに住んでる夫婦が夜3時におしゃべりをしてうるさいという。
お向かいと言っても道路を挟んで向こう側なんだから 聞こえるはずがない。
私が住んでる 旧市内は 道路が狭く お向かいの人がベランダに出れば
お話ができるくらい近いけれど 母のピソからは 相手に怒鳴ってもなかなか 聞こえない。
そのくらいなのだから 耳の遠い母に 夫婦の会話が聞こえるはずがない。
そう言っても 怒るだけなので 適当に相槌を打って
そして 一緒にいる時間を長くすると 
だんだん そういう不平はなくなる。

既婚の友人 日本女性は 友人に男の人を紹介した。
30過ぎて マドリッドで一人暮らしの女友達が職場と家の往復で
なんとなく 寂しそうだと思ったのだそうだ。
2回ほど 食事に行った後 関係は全く消滅してしまった。
合わなかったのだ。
合わない というのは よくあること。
でも 彼女は 毎日 この既婚の友人に電話をかけてくる。
あなたのせいで 辛い思いをしている。
と。


本当は ちょっと視点を変えたり 気分を変えるだけで 幸せになれるのに
と 思う。
ただ そうはいかない心の状態 というのもある。
同じところにいて 同じ風景を見ていても 全く違うもの。

私自身もちょっとネガティブになっていた。
9月。
15年住んで
最初はちょくちょく帰国してたけど
もう 8年 日本に行ってないし
帰りたいでしょ と訊かれる。
実はよく分からない。
帰りたいのは 1987年の東京かな?
目を閉じて そこにある風を感じる。
1987年の 静かな風。

そのうち 私自身が 風になるさ。



e0061699_20341875.jpg

ジプシーのおじいさんたち。
おしゃべりするでもなく こうやって じっとしてる。
カソルラのサンタマリア教会廃墟の前で。





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Commented by アンジー at 2015-10-08 10:32 x
☆ こんにちは~☆

やはり… ヒトはひとりでは 生きていけないんでしょうか…
ひとりの時間が… あまりにも長いと 妄想や幻想 幻聴などに 包まれていくもの なのでしょうか…
寂しさ 淋しさが… そうさせるのでしょうかね~

お母さまには そんな思いさせずに… 時間 の 許すかぎり 一緒に いてあげて下さいましな ♪ 母のいてない私からすると… この年で 母と一緒に いられるかそるらさんが うらやましいですよ~ ♪


日本の 時代劇ドラマで 実の母娘が 仲良く 婿殿の 藤田まことが 姑の 菅井きんから 婿殿 婿殿… と イジメられるの 再放送してて うちの 婿殿と 見とります♪
Commented by liebe at 2015-10-08 18:00 x
“1987年の静かな風”。そうか…私も本当に帰りたい場所って目を閉じたら浮かんでくる“あの頃”の故郷なんだって気付かせて貰いました。
だから何度故郷に帰っても、心が満たされないんだ…。
親が老い、子が巣立ち言い知れぬ寂しさに気持ちを持て余す日がありますよ。
私は仏教徒ではないのですが、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦って教えてもらって心にすとーん落ちてくるものがありました。釈迦ってたまに読むと慰められますよ。日向ぼっこしながら遠く見てる狐、時々見かけるんだけど、佇んでるオジサマ達似ています(笑)
Commented by cazorla at 2015-10-08 19:06
> アンジーさん

母は末っ子でわがまま。いつも誰かにかまってもらってたのが
未だに抜けない。笑
できるだけ 一緒にいたいと思ってます。 吉行あぐりさん 今年亡くなりましたね。
和子さんとあぐりさん。 仲良く 99歳でも 旅行したり。 母はそこまで強くないのですが
できたら あぐりさんみたいに107歳まで と思ってます。
その時 私も老人グループ。 20年後だ。。。 
Commented by cazorla at 2015-10-08 19:17
> liebeさん

その言葉 書き留めておきます。 ありがとう。 仏教って いいですよね。 唯一 大きな戦争の原因にならなかった宗教じゃないでしょうか。 仏教のお寺は 座って 和んで お茶をたててもらったり。 そういうのは イスラムにもキリストにもないですよね。 

愛してやまない国だから 変わっていくそこじゃない そんなことを思ってしまうのでしょう。
故郷は遠くにありて想うもの って きっとそういうことなんでしょうね。
Commented by 盛千夏 at 2015-10-08 20:39 x
私も外国生活にあこがれた日本人(特に妙齢の女性)に、やたらと相談事をもちかけられたり、色々質問されますが...。

ほんと、そんなに憧れるほど素敵な生活してる人はごく一部なんですよー。いらぬ苦労も多いですからって言いたいんですが...夢を壊しちゃいけないかなぁとか考えたり。
私のブログは「ステキ☆スペイン生活」ぽく見えますが実際は色々ありますしね(笑) 夫に、ある日もう本当に疲れるこの生活(仕事量もあるけれど)とぽつりと言ったらちょっと前より優しくなった気がします。それともフランス出張で外国語であるフランス語を2週間使いまくって外国語で生活するってことがどれだけ大変かそれだけでもストレスになるかってのが身に染みたのかな?

そして日本人若く見えるとか、えー、もっと若いかと思ったとか私は全然信じておりません。10歳年上の友人がよく「若く見えるって言われた」とか「若い子に同い年かと思った」と言われた話をしてるんですけれど密かに違和感。若く見える=若くないだけど...本人には言えません。若く見える=美しいでもないんだけれど(本物の若さは美しいと思いますが)

私は年相応がいいし、自分も年相応に見えると思っているしそれで満足です。
今年の秋はガキには似合わないファッションそしてバッグや靴を楽しむ予定です!
Commented at 2015-10-08 23:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by anohiwa at 2015-10-09 16:05
視点をかえると、違うものが見えてくる、、、、
そうだね、本当にそうだと思うけれど、なかなか変えられず、行き詰ることもあるよね。
心して、覚えておきます ^^)

息子さん、まだ幼さが残っているけれど、素敵に成長してますね。
そして、いつも思うの、いろんな所の景色が、素敵! って。
Commented by cazorla at 2015-10-09 16:57
> 盛千夏さん

コメント しかも本名で ありがとうございます。 例えば結婚。 赤の他人と住み始めるんだから それストレスだと思います。 外国で外国人とでなくても。 うちは 東京で結婚したから 私の国だけど 物に対する接し方 掃除の仕方 風呂の使い方 なんでも違う。 原宿で買った可愛い布巾を雑巾として使ってドロドロにして(彼が)たったそれだけで口論したり。 だんだんと 大事なこととどうでもいいことを区別して なんとかやってます。
日本人同士だって 味噌汁の味が各家庭で違って それだけで 口論になったりするもんね。
いわんや 外国生活。 不愉快なことだっていっぱいある。 特に日本人は 自分たちが差別されるとは 思わないから。 もちろん ものすごーく大事にしてくれたり することもあるから 半々で帳消しになるかもしれないけど。 
子供がいると 社会に溶け込みやすいというメリットがあるけど 同時に子供がいるために 付き合いたくない人とも付き合うとストレスになったり。 何が一番いいかわからない。 
体がちょっと悪くなると そういう溜まっていたものが 突然吹き出すのよね。
うちの夫は 13年日本に住んでました。 霞ヶ関で働いていたから そんなに苦労もないし 日本語使う必要もほぼないし でも 日調では 少しずつたまっていくものってあったと思う。 彼は スペインの普通の生活なんて知らないで(つまり働いたことないし)大学出て
インド放浪して 日本にたどり着いた人。 ある意味ワイルドだけど でも 同時に弱い部分もある。 ある日 キセルしてると思われて 駅員に肩を掴まれたの。 体を触るのってヨーロッパだとものすごい失礼なことじゃない? で 駅員の帽子を軽く払って 飛ばしたの。で 口論になって 警察まで来て。 でも そのあと仕事があるから 後日 お話ししましょうって 身分証見せたら 霞ヶ関関係だったから 警察が 『この方は 外人と言っても普通の外人ではない。失礼を謝りなさい』って駅員を叱った。 これって 外人 は日本で大事にされてるという神話もあるけど 人々の心の底には やっぱり 差別があるんだってわかった。このあと私がスペインに引っ越しを決めたの。 その時は 『私は絶対 大丈夫』と思ってたから。笑
そういうわけにもいかないのにね。 それに ちょっと外国で生活してみたかった のかもね。

で 若く見える という話。
Commented by cazorla at 2015-10-09 17:08
> 鍵コメさん

初めまして。 コメントありがとうございます。
私は 幸運なことに母が近くに住んでいて たまに息抜きができます。
ただ 10年前は 本当に息抜きだけだったのですが 心配事も増えてます。
ご兄弟がいらっしゃるのは羨ましいです。 想像できないのですが でも きっと 
彼女たちも別の家族ができて 帰る場所ではなくなるのでしょうね。 外国でなくても
母は 実家がだんだん遠くなったと言ってました。 
私もたまに 日本に帰りたい と思うけれど でも 帰って 友達に会って いとこに会って 
そして 。。と思うと やっぱり 帰国できないんですよね。
実家もないし。
老後も 一人になってしまったらどうするか。 本当の意味で自分の国はどこになるのでしょう。
Commented by cazorla at 2015-10-09 17:12
> anohiwaさん

でもやっぱり 体が資本 というのは 基本だと思います。
できるだけ 行き詰まらないように無理しない。
私も それなり問題ある体を抱えてるから 休むときはしっかり。
付き合い悪いと言われてもね。

息子って 育つのが娘より 赤ちゃん時代から遅いです。
でも 声変わって 可愛くなーーい。
だいぶ 慣れたけど。
Commented by おーやま at 2015-10-10 16:20 x
あの記事を読んだとき 気分が落ちてそうだなって思ったよ。
外国生活者同士 そういう時はピンと来る。

そしてやっぱり体調が優れないと考えもうだうだしちゃう。
それはどこにすんでいても同じ。

かそるらさんも子どもがもう少し大きくなったら身軽に帰国して
幻想と現実を確認したら さっぱりするかもしれないね。
会えない時間が 愛を育てるのさ〜 でしょ やっぱり。

外国に暮らし始めた思ったのは
いる場所はどこであれ、ぶれない自分でいたいな。ということ。

そのために 好きなものに愛を遠慮なくそそいで
喜びを感じる事をする

受け身じゃなくて自分が与える立場になると ぶれなくなってきた

おはずかしがら私の経験から得た知恵です。


Commented by cazorla at 2015-10-11 06:24
> おーやまさん

子供は あんまり関係ないの。 もっと小さい時も結構自由に出歩いてたし。
老人介護。 母はね 他の人に頼めないでしょ? 子供が大きくなったら。。ていう仮定は
堂々とできる。できるし それは望むこと。 でも母がいなくなったら。。は 仮定できない。
できないから行き詰まる。 子供は日々手がかからなくなる存在だけど 母は 日々 退化していく。 それってねー 辛い。 日本だったらデイサービスみたいなのもあるけど 母は言葉がわからないし ものすごい神経質だから
ご近所が いつでも行って下さいねーって
手伝ってくれるって言ってるんだけど そのあとの不機嫌は全部私が引き受けるわけで。
口は達者ですから。
でも なんか つじつまあわないところも出てきたし。

私は やっぱり スペインが好きなんだと思う。
で 彼女の妄想に付き合えない それが心苦しい。
Commented by mai_obachan at 2015-10-11 07:20
生きてるうちに風になって、カソルラ行きたいな~なんてね。
いえいえ、ちゃんと交通機関使ってそのうち行きます!笑
Commented by cazorla at 2015-10-11 07:59
マイおばちゃん

この間 うちの娘 レオンに行きました。 レオンで ロックフェスティバルかなんかあった? なんかそういうのに行ったみたいです。 楽しかったって。 実は そんなに遠くないんですよね。 レオンで 幽体離脱したことあるんです。 ふわふわ飛んで 次の日 地図なしで どこでも歩けた という経験。 もっとスペイン歩きたいな。
Commented by liebe at 2015-10-11 17:52 x
私の母も同じ。だんだんと妄想も始まって。要求も異常に。耳が遠くて聞こえないのは周りの声が小さいからと怒鳴る。母は孤独で辛い人生、満たされない要求を最後に取り戻そうとしていたのかなって。cazorlaさんのお母さんの人生は?私は女優になりきり付き合いきりました。娘という自分を一切捨てて。求めると自分が壊れるから。白髪が一気に増えちゃった(笑)母が朽ちていくのは辛いけど、泣きながら(泣かないと無理!)でも逃げないで見届ける事が親に返せる最後の感謝を込めた愛。と信じて越えていきましょう…。
Commented by cazorla at 2015-10-11 23:51
> liebeさん

コメントありがとうございます。 
前向きになれます。 やっぱり後で ああすればよかったなんて後悔するに決まってますものね。 そうね ストレスで白髪。 55だから それもいいですね。 もう 全て捨てて 尽くします。 
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by cazorla | 2015-10-08 09:42 | 思うこと | Trackback | Comments(16)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla