花のもとにて

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イチジクの木。
根元に生えてる草。
根元というより 株の上の方 枝が広がって そこに草が生えてる。
そして 花が咲く。

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共存共栄。
これこそが共存共栄。
このことばは ヤクザと政治家とか そういう設定で使っているのを聞いて覚えた言葉。
でも 本当の共存共栄は こういう感じ。
人工的な 場面では 寄せ植えとか。

寄生虫というと 悪いものの代表のよう。
寄生虫のような男とか そういうメタファーで使われる。
でも 寄生虫は 例えば 動物にくっついてるけど 動物を絶対殺さない。
それは 住処だから。
小学生時代 ギョウ虫検査があった。
寄生虫は悪者。
でも寄生虫がいなくなって アトピーが増えたと最近言われるようになった。

共存共栄。

母が 二日前にまた転んで ベッドから 立ち上がれない。

ごめんね
悪いね
死んだほうがいいね
痛くって もう生きて行きたくない

でもね 一緒にいるから お互い 生きていけるんだよ。

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野の花たち。

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よそんちの桜。


今 連休で娘が帰ってきている。
今 20歳。
夜 お茶をしながら しゃべる。

染色体異常の検査について話す。
『私は 検査して 異常があれば もし 障碍児だったら堕す』
と 娘が言う。
『私は 一人目の時は まだ日本だったから しなかった。
高いもの。 60万。
で そこそこ年だったから 可能性のことは考えた。
お医者は 検査しますかって聞いてきた。
パパと話し合った。
もし 障がい児だったらって。
最終的に 障がい児でも生むことになりそうだから 検査はしませんんって。』
『でも 障害のない子が生まれて嬉しかったでしょ?』
『そりゃ そうよ。』
『でしょ? やっぱり 障碍児は嫌なんでしょ?』
『そんなに簡単に決められない。
障碍児が生まれても大丈夫なように ちゃんと勉強して 用意しておいたもの。
それに 生まれた時は まだ わからなかったり 一年して 初めて分かるケースもあるのよ。』
『そうなったら 私は もちろん育てるけど。
やっぱり わかってたら 堕す。
人生無駄にできないもの』
『無駄だとは思わない。
神様は 無駄なものは 作らないと思う。
もし 障害のある子供が生まれたら それは また ある意味を持ってるんだと思う。
人間が ただ 受け入れるだけ。
それ以上のことは 傲慢だと思う。』
『ママっていつから クリスチャンになったの?」

存在理由は ある。
いや 存在理由なんて なくてもいいのかもしれない。
ただ そこにある。
そう いう言い方をすれば 仏教徒。

色とりどりの花が咲く季節。
誰にも見られないまま散る花もある。
でも もちろん 彼らはそれで構わない。
人間のために咲くわけじゃない。


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Commented by Liebe at 2016-05-02 16:28 x
お母様、気弱になってるんですね。
日本にお母様ファンいますよ~。新しい写真を楽しみにしていると伝えてくださいね。
少しお化粧なんかしてみたりは、どうでしょう。似合いそうね。お母様。

マリアちゃん、正直でいいですね。

ただ、聞いてみたいな。
誰でも、ある日突然に障がい者になるのよね。貴女が障がい者になったら、邪魔者扱いを受け入れるのかな?って。
死んでくれって言われることも当然と思えるのかな。

障がい児を産むと人生を無駄にするのかぁ。

無くても良い命なんてないよね。
手のひらの菌だって。実は、そんなに怖がらなくていいと思ってる。ただバランスの問題。

視覚的に捉えることの出来ない世界で
色々な生命体が絶妙なバランスでこの世界を支えてるよね。
共存共栄。
全ての生き物は、決して"個"では生きられはしないもの。


Commented by mimizu-clone at 2016-05-02 21:05
>最終的に 障がい児でも生むことになりそうだから 検査はしませんんって。

ここ、我が家も同じでした。
で、「検査はしません」に続くラストまでの行も、ほぼ。

でも、
『でしょ? やっぱり 障碍児は嫌なんでしょ?』
と、今、娘に問われたら僕は答えられないかな。

お母様との時間、大事にしてください。
Commented by cazorla at 2016-05-03 07:12
> Liebeさん

あんぱん作りました。 母の大好きなあんぱん。 
ちょっと元気が出てきたみたい。
お化粧もちょっと前までしてたんです。
物欲しげに見えるんじゃないかって そういうの気にしてる。
物欲しげって 男性に媚びを売ってるとか。
そういうこと考えてるって ああ この人は 女性なんだなぁって思いました。
薄い 頬紅と口紅だけでも 買ってこようかと思います。

子供って残酷だから。 いじめられてるところ見てるんです。
あんないじめられるんだったら って。
でも うちは 息子もいじめられてたからね。
合理的であることを ちょっと大人の考え方だって思ってる年頃なのかもしれません。
私自身は やっぱり 自分の体の中に命があって
それを感じたら これは 絶対殺せないと思った。
そういうのって理屈ではないですよね。
経験してみないとわからないこと。
Commented by cazorla at 2016-05-03 07:36
> ミミズさん

スペインはダウン症の子供とか 障害のある子もない子も 家族の意思で学校が選べるんです。
昔 記事にしたことがあるんですが 小学校の時 ダウンの子がいて みんなと仲良くしていて
結構感動しました。 でも中学に上がると 雰囲気がぐっと変わるのだそうです。
うちの息子も小学校の時は楽しそうに学校に行っていたのが 中学に入って 楽しくなくなったみたい。 罵ったり 辛かったり。 息子の場合は 身長が180近くになって 誰もいじめられなくなったけれど ダウンの子はそういう終わりがないと。
スペインは理想主義なのか。 みんな一緒に育つ というのは理想でしかないのか。
どうなんでしょうね。
そして 私自身も理想主義でしかない 現実を知らない のか。
でも どちらにしても 子供を持つって 覚悟がいることですよね。
犯罪を犯すかもしれない。 どうなるかわからない。
幸せをいっぱい運んできてくれると同時に 不幸をいっぱい運んでくるかもしれない。
怪我をしたり 病気になったら こんな辛いことはないわけですから。
自分が 痛いんだったら我慢できるけど 子供が痛いって泣いていたら 
ものすごく辛い。

話がずれてきました。
でも それでも 子供がいてよかったと思う。

そして 母もね。 
一緒にいてくれて 本当に感謝してます。

Commented by おーやま at 2016-05-03 22:35 x
子どもの問題 いろいろ議論のあるところだけど

かそるらさんの撮った可憐な野の花たちはそんな議論を超えて
ひっそりたたずんでる。
小さな花でしょう?こうやって大きく見えるとすごみがあるね。

二番目の白っぽい花はこの間までうちの玄関に飾ってあった。
一つ目の線が入っている桃色の花も美しさに圧倒されました。

お母さんにももう見せた?なにか納得してくれるよ きっと。

いちじくの木と草花の共生もいいですね。
Commented by cazorla at 2016-05-04 04:23
> おーやまさん

そうね。 母に見せます。
好きな写真をプリントアウトするか 写真にしてもらうかしてもいいし。
野の花って 綺麗だよね。
山の中の観光客がいっぱい来るところは 適当に綺麗になって この花の強さというか
押しの強さが感じられない。 全く人の手が加わってないところの花って どうだって
なんかうまくいえないけど 人間なんて こんな小さな花よりももっとちっぽけな存在なんだって思わせるそういう強さがなくなるんだよね。 だから 野生そのもののところを歩くと 余計なことは考えちゃ駄目だーって思う。 
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by cazorla | 2016-05-02 07:49 | 思うこと | Trackback | Comments(6)