スペイン語を始めた理由(わけ)
2006年 01月 17日
当時の恋人が三ヶ月間アメリカに行っちゃったのですが一緒について行くのもしゃくなのでスペインに来て マドリッドで待ち合わせをして一週間だけ一緒にいたのでした。 その時はまだスペイン語もほとんどしゃべれず 旅行前に最低限の言葉を無理矢理頭に詰め込んででかけました。 三ヶ月 20万円の予算。 飛行機代は別。
当時はカメラにこっていたので一眼レフのカメラといくつかのレンズ そう言うのがなかなか重たかった。 スペインのカップルというテーマで 写真撮りまくりました。 カップルの写真に凝っていたのです。 インド行ったときも カップルの写真 撮りました。
幸せな人の雰囲気とか笑顔とかそう言うのを撮りたかった。
それにそう言うテーマを決めて撮っているとシャイな私も色んな人とコミュニケーションが取れるし ね。
言葉なんてちゃんとできなくても 結構どこでも行けるし それなりにコミュニケーションはとれる。でも 本格的にスペイン語を勉強しようかな とおもったのは やっぱりこの旅行中 いくつかの出来事があったからです。
1つは プラド美術館でベラスケス展をやっていたのだけれど これを見るために二時間から三時間待たなければならない。 私はマドリッドで一週間ゆっくりプラドを見たのだけれど まだベラスケスは見ていなかった。だって 並ぶってことが嫌いなたちなんだから。 でもさすがに一週間プラドに通い続けて毎日この列を見ていると いったいどうやってこの人たちは待っているのだろうかという好奇心が強くなって 結局並ぶことにした。 並んでいるとありとあらゆる大道芸人たちが現れて なかなか楽しかった。 おまけに一緒に並んでいた セニョーラたちがずっとベラスケスについて語ってくれている。 残念ながら 全く意味がわからなかったんだけど。
本当に自分の国の画家をこんなに愛している国民ってたくさんあるのだろうか と 思ってしまった。 日本でもモナリザを見るためだったらたぶん並んでいる人はいっぱいいると思うけど 北斎を見るために二時間も並ぶだろうか? その後 バルセロナに行ったら安宿のおねえさんがベラスケス展に行きたいと言っていた。 そしてとっても私のことを羨ましがっていた。 そして ベラスケスがなぜすばらしいか ちょっと前にニューヨークで展覧会があったばかりなんだけど アメリカの新聞にどういう風に書かれていたか 本当に熱心に教えてくれた。
そう 私はプラドで並んでるときにそこにいた人たちとじっくり話してみたかったのです。
それから 作家のこと。
カミロ・ホセ・セラというスペインの作家。 ノーベル賞も取っているのだが 日本では今ひとつ知名度は高くない。私も実は知らなかったが とりあえず旅行前は一応一通りの知識を詰め込んでから行くことにしているので 名前と作品の名だけチェックしていた。
それで 電車の中で一緒だった人と話していたら セラの本を買ってくれた。
スペイン語はわからないんだ と言うと「だめだよ。彼の作品は原文で読まなければ良さがわからないから。 大丈夫 スペイン語なんて簡単だよ。 ぼくだってできる。馬鹿だってできる。君だったら直ぐ覚えるから これを読みなさい。」そう言って かなり分厚い「蜂の巣」を買ってくれた。そしてついでにカミロ・ホセ・セラが奥さんと一緒に載っている雑誌も買ってくれた。
この人たちの純粋に自国文化を愛している姿にうっとりしてしまったのだ。
そういうわけで スペイン語を本格的に学び始め 夫と知り合い 今に至るわけです。
でも またそれも楽しいですね。
カミロさんという作家は初めて聞きました。原文で読むのが一番でしょうけど、スペイン語知らないし・・・。日本語訳は出ているのでしょうか?
早速、遊びにきました。^^
その土地でその国の言葉を話せると、
いままで以上に楽しい!って思えるようになりますよね。
私も色々な人と話しをしたい!って思うのですが、
なかなか頭がついていかず・・・。
英語だと、中学、高校と勉強しているから
まだ基礎だ出来ているけれど、それでもチンプンカンプン・・・。
もっと勉強しないと!って思います。
これからも宜しくお願いします。^^
こちらこそよろしく。