どうして?

このおばあさんは1928年生まれ。
うちの母と一つ違いです。

孫に世話をされてとても幸せでした。
写真で見る限り、青年が死んでいくようなひとには見えません。

「僕はばあちゃんの愛情を浴びるよう育ったから、ばあちゃんが死ぬまで僕が面倒見るのは当たり前だと思っている」


こんなに幸せな老婦人はそんなにいないと思います。
孫がこんなにどこにでも一緒にいてくれるおばあさん。

世界一幸せな老婦人が一変して不幸になる瞬間。

どうして?となんども空間に向かって問い続けたと思う。
どうして?

人間の心の見えないところ。
不思議なところ。


時々、思う。
私が死んだら母をお風呂に入れる人がいなくなると。
母は気持ちがいいと言ってお風呂に入る。
日本にいたら、サービスを頼めるのかもしれないけれど、
スペインで、サービスを頼むと当たり前だが、スペイン人か、ラテンアメリカ系の人が来る。
多分、私より軽々と母をささせてお風呂に入れてくれるだろうけど、
母は「外国人は嫌」だという。
いやいや、外国人は私たちなんですけどね。

母のお風呂だけではない、
ご飯だって
別に和食を作ってるわでではないけど、
それでも、おにぎりをプラスしたり、
日本茶を入れたり、
そういうことをする人がいなくなる。

だからね、生き続けなくっちゃと思うのであります。





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by cazorla | 2017-05-19 07:25 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(0)