バルセロナのテロに寄せて

ほんの1週間くらい前に夫と「バルセロナ」の話をしたばかりだったんです。
やっぱりね、
なんていうか、
空気が淀んでいて、
困ったなーという話。

バルセロナでテロが起きたけれど、それとは関係なく、そういう話ではなく、
バルセロナの話を夫としたのは息子を見送った駅のカフェテリア。
バルセロナで観光客に対する嫌がらせみたいなのが始まってるという話。
観光客なんて来ないでほしいという動きがすごいらしいと。

そういうのわかる。
とかなんとか。

カソルラもなんか最近人気が出て、
おまけにバルセロナのように都市じゃないから、
空間がそんなになくて、人が多くなると、ある部分は原宿並みにすごくなる。
田舎暮らしのいいところは不便だけど、静か、じゃなかったっけ?
と、まあ、観光で儲かってる人もいて、
誰かが儲かると、町の雰囲気は盛り上がるのだけれど。

私の住んでいる歴史指定地区にある無料駐車場は、基本、住民のものなのに、
やたら人がきて、車を置く場所がない。
観光客用の有料駐車場は町の入り口付近にある。
そこに入れてほしい。
まあ、そういう大したことないけど、ちょっとした不満。

あるとき、どこかの書き込み、スペインが好きな人とかの書き込みで、こういうのがあった。
「せっかくコルドバに行ったのに、パティオに花が飾られてなかった。
パティオ祭り以外の時も観光で行った人のために飾って置くべきだ。」

というようなこと。
コルドバにはパティオ祭りとかなんとかいう祭りがあって、パティオにキレイに飾られた花のコンクールが5月にあります。
どこのパティオもキレイに飾られて、人気のお祭り。
観光客も多い。
でも、それは住民が「勝つこと」を目的にして、飾り立てる。
シーズンオフは次のコンクールに控えて、枝を切って、ケアしている。
住民は観光客なんてどうでもいい。
観光関係で働いている人を除いては。

観光客は、観光地に行くとそこがディズニーランドか何かとちょっと勘違いしているようだ。
住民は観光客なんてどうでもいい。むしろうざいと思っている。

それはそれとして。
バルセロナはアンチ観光客の動きがすごくて黒雲が立ち込めてた。
しかし、今回のはテロです。
このアンチ観光客とは関係ない。

でもね、ないけどある。あるけどない。

なんというか。

テロが起きるとまず「イスラム」というのがキーワードで出てくる。
イスラム教徒だったことは正しいけれど、
パリのテロにしても、バルセロナにしても、
だいたい普通に市民、そこで生まれて育った人たち、
オリジェンはイスラム系だけれど、そこで生まれて国籍もフランス人だたり、スペイン人だったりする。

その辺りが問題をあまりよくわからない状態にしている。

バルセロナとパリの共通点は、イスラム地区とかチャイナ地区とか、そういうある種の人が固まっている場所がある。
そういう社会の雰囲気、社会の閉鎖性のようなもの。

スペインに住む外国人として、いうのですが、
決して、イスラム教徒が攻撃的なわけではなく、
外国人とフラストレーションについてちょっとだけ考えてほしいなと、
そうやって少し社会が柔らかくなって行ったらいいなと思うのですが、

テロが起こるとさらに閉鎖的になって行く。
それがとても悲しい。

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Commented at 2017-08-24 01:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by NT at 2017-08-24 15:25 x
私、生まれ育ちが京都なので現在住んでいる地に越して来た時
こちらの人々が観光等で他県から集客したいと望んでいることが、すごく不思議でした。
「道、混みますやん?」観光客&観光バスの為に通学バスが全く前進出来ずに遅刻しそうになってバス停から
何度も全力疾走しなければならなかった高校時代。観光客相手の商売をしている人も身近に皆無だったので
観光客に来てほしいと思った事はなかったなぁ。でも別に特別「来るな!」という気持ちもなかったですけどね。
只単に観光シーズンというものは、やり過ごすものって感じでしたっけ。
 観光地も住民にしてみれば日常の地でしかないので非日常を楽しんでいらっしゃる観光客の方々にもほんの少し
「ここは観光地である前に日常生活をしている人間の方が多い」と認識して頂ければお互い不愉快な場面も
減るかもですかね。
 日々の思いの積重ね、特にネガティブな事って積み重なると大きいものになってしまいますけど
何事も大事(おおごと)になって初めて対処される、それも泥縄式にというのが世の常なのでしょうね。
きっと最初の問題の芽は小さい小さい事だっただろうになぁ。

※無意識のトラウマなんでしょうか 私はどんな名所に行っても観光は絶対しません(苦笑)
Commented by もにか at 2017-08-25 11:52 x
ベネチアの住民が観光客のあまりの多さに生活ができなくなって街から郊外へ引っ越している、と読みました。「観光客はテロリスト」「出て行け」という落書きも目立つとか。今年の春京都に旅行したとき、街の雰囲気のあまりの悪さに驚きました。人混み、騒がしい外国人観光客の集団、京都っぽくしたインチキくさいお店…観光客がより多く訪れることでその街らしさが失われてしまうとは、どうしたものでしょうか。東京もオリンピックを目標に外国人観光客をたくさん呼び込もうといてますが、急にやってきて地元の生活の場を荒らして去っていく観光客だのみの行政はまちがっているのでは。オリンピックが終わったあとも生活は続くのだし。これは世界中の観光地の悩みですね。
Commented by antsuan at 2017-08-25 19:17
鎌倉の寿福寺は観光客に開放していない寺院の一つなのですが、お施餓鬼の時に行ったら、観光客とおぼしき中国人が座っていました。こうなるとやはりアンチ観光客派に自分もなってしまいます。自国の文化を壊されたくないです。

テロはやはり戦争だと思います。「アラブの春」をでっち上げたNATO諸国が反省しない限り、この戦争は終焉しないと思います。
Commented by cazorla at 2017-08-26 00:36
> 鍵コメさん

怖い、っていうのはないような。麻痺しているのかもしれません。なんとなく。
ニースで起こった時と同じような、身近でありながら、身近でもないような。
そして、イスラム系の人達のこと、ちょっと考えて。

こちらも届きました。
文字がかっこいいなって。
ありがとうございました。
Commented by cazorla at 2017-08-26 00:44
> NTさん

通学バスが進まないくらい観光バスが……というの想像できないくらいすごい。
観光客がちょっとだけ想像力があれば、変わることもありますよね。
ここに住んでいる人がいるって、わかりきっていることが想像できない。
観光で来ていると、ここのお客だと思っているみたいな。

観光だけではなく、人が集まりすぎるというのはよくないかもしれないですね。
人の心が痺れてしまう、そういうのはそこにいる人も来る人も全部
ゆとりがなくなるかもしれない。
Commented by cazorla at 2017-08-26 00:50
> もにかさん

_京都っぽくしたインチキくさいお店
ってなんか悲しい。
誰でもいいから来て欲しいというのはやっぱり間違っているなと。
観光がそういう方向に行くのは、まちが壊れてしまう。
ずいぶん前に由布院の成功についての本が出ていたでしょ?
あれは本当だと思います。熱海がなんか、寂れた悲しい巨大なホテル群のある街になってどうしようもないって感じがして。
東京はどうなるんでしょうね。

自然公園とかある場所は、リミットがいっぱいあるから壊れないんです。
人がたくさん来ないけど、バランスが取れてる。
そういうのに学ばないとダメだなと。

心が荒まないように。
Commented by cazorla at 2017-08-26 00:59
あんつぁん

観光客、勝手に入って座っていたのですか?
状況がよくわからないのですが、勝手に入っちゃいけないですよね。
テロ、もともとってどこから始まったのか、一度立ち止まって考えなくちゃいけないですよね。
イラク戦争なんて、無理やり誰が始めたんだ!て思います。
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by cazorla | 2017-08-21 03:01 | 思うこと | Trackback | Comments(8)