山火事とナショナリズム
2006年 08月 18日
精神異常者 アルコール中毒 そして 消防士。
この女性は72歳で 33ヶ所に火をつけました。
孤独が原因なのでしょうか?
彼は消防士でした。
最近は スペインは 「ナショナリズム」が流行です。
流行と言ってよければ。
バスクはバスクの文化 ことば
カタルーニャはカタルーニャ
そして ガリシアはガリシア語
そして ガリシア語を話せない消防士はみんな首になってしまいました。
そして 職を奪われた消防士たちが 火をつけていたらしいのです。
カスティジャーノ いわゆるスペイン語が公用語のスペイン
国としては 全ての国民が働く権利がある。
ガリシア語を話せないから解雇というのは憲法違反ではないのでしょうか。
そしてその土地のことばをしゃべれなくても 解雇されるというのはおかしい。
もちろん 火をつけるのは 行き過ぎですが。
ナショナリズムのゆがみがこんな所にまで出ているのだな と思いました。
今日の新聞にはこの写真も載っていました。
ナショナリズムと関係なく 遠く離れた国で母国の皇室の方のニュースが新聞に出ているととても嬉しく感じます。
私の住む町には、無料のカタランとカステジャーノのクラスがあるそうですが、カタラン先にやらないと、カステジャーノは取らせてもらえないそうです。カタラン話せればそれで事が全て済むから、カステジャーノは必要ないってことなんですって。内側を見てる。
グローバル化が進むといわれる中で、何か人間の心に火をつけるんでしょうかね? 必要以上の「ローカリズム」への固執をあちこちで感じるような気がします・・・。
スペインでは毎年、土地開発を進めようとする力が背後にあると言われる放火が原因の山火事のニュースを聞いてましたが、今度のはそうではなかったんですね。
ガリシアに行った時、ガリシア語しか話さないお年寄りに道を聞いて、答えてくれたのに全然分からなかった経験がありますが…標準語が話せないと公的な仕事につけないというのは未だ分かる気がするけど、方言(ガリシアの場合は言語ですが)が話せなくて首になるというのは…
皇太子ご一家、オランダだっけ? 王室の招きを受けて静養に行かれるとか。色々口ウルサイ日本を離れて、のんびり楽しんでいただきたいですね。
その環境で容認される差別は正当化され、差別ではないように扱われている気がします。
でもこの大火事 なんだかほんとうにこの社会のゆがみを反映しているようでとても怖いです。つぎにどこかで起こることもあるかもしれない・・・・
日本は方言が消えていったけどまたあらたに方言ブームになったって ほんと?。 方言でしか表せないこともありますよね。
ちょうどよいところに収まると良いのに・・・です。
バスクなんて 村ごとに全く違うバスク語なんですよね。でも ナショナリズムで バスク語も 人工的に作って お友達のお母さんは もう百に近い人ですが バスク語を話すけど標準バスク語はまったくわからないそうです。
そうそう オランダに行かれるんですね。
なんだか雅子さま お顔が輝いているようで
充分静養してほしいです。
愛子さまもとってもかわいらしい。
外国の新聞に載る写真は 少し違う角度で見られたりします。
小泉さんもちょっと違う。
でも 政治家の中で小泉さんはハンサムだから 新聞に出た時はなかなかよかったです。
そこに酔っちゃうと 間違いがわからなくなります。
ヨーロッパの王家はインターナショナリズムですね。
移民が 今年は昨年の十倍だそうで そう言う中で職を追われている人たちがますます結束して 空気が重くなっていくような。
解決はこの 連鎖をどうにか止めるしかないと思うのですが・・むずかしいですね。
さて、雅子さまご一家、オランダ語訪問のニュースはこちらでも見ました。雅子さまの御容態がいかがなものかと思っておりましたが、お写真ではお元気そうで、ホッとしました。うるさいマスコミやら離れて十分な静養ができることをお祈りするのみです。
昔の外交官時代を思い出されて、きっと良いご静養になると信じています。
雅子さま のんびりして元気になられるといいですね。