アルカラ・デ・エナーレス

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以前 アルカラ・デ・エナレスという街に住んでいました。
マドリッドの郊外にあたる街で マドリッド圏の中では マドリッドに次ぐ都市でした。
それでも 「村」的要素がたくさん残っていて
たとえば 丸い フランス風に言えばパン・ドゥ・カムバーニャ 田舎風パン、マドリッドだとパン・デ・プエプロと 呼びますが アルカラでは パン・ビエホです。 村意識が強いから 村と言いたくないのでしょう。 直訳すれば 古いパン。 もともと パンは丸く作るのが本当だったのですが フランスで バケットという形が発明されました。 少量の小麦粉で大きく見える魔法の形です。丸だと どうしても少なく見えるのです。 それに倍の大きさに焼かないと美味しくできない。
まあ それはともかく パン・ビエホ わたしは ずっと文字通り古いパン 昨日のパンを安く売っているのだと思っていたのです。だって 買う人のほとんどは なんとなく貧乏そうな(失礼)年取った人ばかりなんですもの。
e0061699_851722.jpgそれからもう一つ マドリッドに比べて とっても村的と思うのは お店に必ず つけはきかないよ と書いているところ。 たぶんちょっと前まで つけが大丈夫だったんだと思いますが 最近 マドリッドの通勤圏なのでベッドタウンとしてドンドン人口がふくれあがってます。だから つけにしても 次の日どこに住んでるかわからない よそ者も増えてきている。 いちいち言うのは面倒なので 入り口にどーんと書いてるんですね。 カソルラはどこでも スーパーマーケットでも つけはききます。 むしろ つけをお願いして初めて 村人として一人前に扱われ 対等の人間関係が始まるような感じです。

アルカラの良いところは 政権交代が激しいところ。
しょっちゅう変わるので 要求デモをするとすぐに受け入れてくれます。
カソルラというかアンダルシアは 長年 社会党なので どうしてもコネクションが幅を利かし なかなかデモ ということにはなりません。 それがちょっとものたりない。
それからもう一つは コウノトリがたくさん住んでいること。 
マドリッドには来ず なぜ アルカラに?
アルカラは 高層建築がなく 教会の塔が高くそびえているのが理由だと言われます。
その他 食生活などもかかわってくるのでしょうが。
それから 忘れられないのは パイプオルガン。 サラマンカほど 大きくはないのですが甘美な 音は忘れられません。
そして 私が住んでいた頃は 移民の方達にたくさん新築のピソ(マンション)を無料で提供していました。 だから 学校にも色んな国の子供達が 一緒に通っていました。 今は 移民も増えて ドンドン提供するのは難しくなっているとはおもいますが。

それからヨーロッパで一番うまい助産婦さんがいる とも言われています。
うちの末っ子も 彼女に取りあげて頂きました。 国立病院 プリンシペ・デ・アストゥリアス(皇太子の呼び名)
確かに 一瞬の痛みですみました。
保険の利かない人でも十万ちょっとで取りあげてくださるそうなので 是非一度お試しください。
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Commented by rudy-love-111 at 2006-08-30 16:34
つけがきくんですか??
シッチェスは??どうでしょうね。。。
ここも新しい人たちがどんどんですし、バカンス客がドバーですからね。。。

コウノトリで思い出したのですが、シッチェスの街にはカラスがいないのですよ、初めはビックリしました。
だって、カラスって世界中どこにでも居ると思いましたから。
そちらにも居ませんか?
Commented by anthonberg at 2006-08-30 20:52
つけ………。(^^;;;

読んでいてすっごい馬鹿な事を考えてしまいました。コウノトリがたくさんいるってところで、子作りが盛んなんだ!と思ってしまった!最後まで読めって感じですね。(爆)でもヨーロッパで一番の助産婦さんがいるって事に興味深々!まだ予定はないですが、そういう情報って嬉しいですね。きっとスペイン在住の人には有り難い事だと思います。
Commented by Enoshima at 2006-08-30 22:09 x
はじめまして、neco-zさんのところからたどり着きました。素敵なところにお住まいですね。写真と文章を見ながら私も旅をしている気分にさせてもらっています。実は私の夫、パイプオルガン職人をしており私も主人の影響から興味をもち始めている所。いつかその甘美な音のオルガンを紹介してください!写真つきで・・・
Commented by cazorla at 2006-08-31 00:23
ルディさん カラスはゴミが原因ですから コンテナでゴミが取れないようにしているスペインでは来ませんね。 山ガラスはいます。 でも 黒ではないのでわかりにくいかもしれないです。 日本もコンテナを置けばいいのにな と思います。 マンションでは自主的に置いていたのですが。

つけをしても メモもとらないんですよ。
本当に信用してくれてるんですね。
Commented by cazorla at 2006-08-31 00:24
anthonbergさん でもどこの人でもきっと自分とこが一番なんて言っているのかもしれません(笑
でも 子供好きのスペイン人だから子供に関することはけっこういいとみなさん言っています。
Commented by cazorla at 2006-08-31 00:27
Enoshimaさん はじめまして。 サラマンカのパイプオルガンの修復したのも日本人だとお聞きしています。 信仰はないのですが 宗教音楽は大好きです。 あの雰囲気で あの音 ほんとうに気持ちよく これが天国か と思ってしまいますね。 パイプオルガンがあちらこちらにあるのでいつかパイプオルガンを聞く旅 みたいなのをしてみたいと思うのですが・・
Commented by seilonbenkei at 2006-08-31 01:29
古いパン=昨日のパンに笑いました。あるある~です。
カミさんの出産は二人とも帝王切開でした。最初個人医にかかっていたのですが、際になって先生が倒れて急遽総合病院に転院しました。その先生がたまたま県内で名うての女医さんで。二人目の時もその先生に頼んだのですが、その後開業されて予約殺到の状態です。カミさんはついてたと思います。
Commented by cazorla at 2006-08-31 04:37
セイロンベンケイさん 私も一人目帝王切開でしたが 運悪くひどい先生。 二ヶ月出血が続いて ほかの病院に行き 手術の時の不手際とか。 2回目は普通分娩でしたが最初の傷が痛くて 傷跡が 取れるかと思いました。 
一人目からよい医師に出会ったのは幸運でした。
出産は お医者さん次第ですごく身体も精神的負担もかわりますから。
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by cazorla | 2006-08-30 09:14 | アンダルシア以外の街 | Trackback | Comments(8)