兵役で覚えた掃除術

今日は夫がお掃除をしてくれて 家の中がぴかぴかです。
やはり 力をこめてすると 違うわ~と言うと 「僕ってマッチョだよね」と。
窓を拭くのは 新聞紙でするときれいになります。
ぞうきんだと 布の繊維が残るので。
これは 兵役で 覚えたのだそうです。
兵役をした人ってそうじが上手なのですよ。

eagleiさんに 好きな詩のことを聞かれて
いつか書いてみようかな と思っていたのですが
ひとつは 「結婚」という榊原淳子の詩。
結婚して 久しぶりにバーに行って 彼を見る女の子たちの視線で彼がすごくかっこいい人だったのを思い出す。 でも 話が特になくて 壊れたネックレスを彼が修理してあげると言う それだけの詩。 
結婚しちゃうと ドキドキしていた時のことって忘れてしまいます。
この詩を読んだ時は まだ結婚もしていないもっとずっと昔ですが、 こういう だれた雰囲気の結婚生活に憧れておりました たぶん。

でも本格的に好きなのは 菅原克己 「ひとつの机」(発行所 西田書店 東京都千代田区神田神保町 3-10)より ひとつの机

部屋のまんなかに
大きな机がある。
ぼくの書き物机だが
ぼくがいない時には
かみさんの専用机にもなる。
彼女はここで
とうもろこしをむき、じゃが薯を切る。
昨夜は若い来客があり、
みんなで賑やかにズブロッカを飲んだ。
今夜はもうすこしたつと
かみさんと
食事の場になるだろう。
ふしぎだ、
ここ三十年ほどちっとも変わらない。
僕はさっきまで書き物をし、
かみさんは台所で
静かな水音をたてる。
そして貧乏くらしは特権のように
一つの机の上で
そのまま堂々と
明日に移ってゆく。
亡くなった先輩詩人たちにとっては
こんなことはごくふつうのことなのだ、
といえば、
かみさんは笑って何も答えない。
机のすみに裏で摘んできた
野バラの花がチラチラ咲いている。


昔 菅原さんに似ていると言われました。
その当時は ていたらくな生活をしていたので こんなにいい人ではない と答えました。
でも こういう生活をもとめていたのかな とも思います。
おそうじをして そのあとで一緒にお茶を飲みながら。
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Commented by seilonbenkei at 2006-09-23 08:33
ささやかな暮らしの中のきらめき。あたりまえであることの美しさ。菅原さんの詩を読むと、ふと空を仰ぎたくなると言っているのはフォークシンガーの友部正人。
菅原克己をググったら、トップに出てきたページに書かれてました。なるほど、それでか!cazorlaさんがUPしている詩を読んだ時、どこかで読んだような気がしたのは。菅原克己ファンの前で、友部の歌と比べたら失礼ですが、友部の歌のルーツがわかりました。
私は貧乏になっても/詩人というものになるのだ、、、かぁ。いいなぁ。これ、いいわ。探してみよう。
ちなみに、新聞紙は濡れたのと乾いたのを両方使うとよりきれいになります。あのインクの成分がいいんですと。一人暮らしの時に得た知恵でした。私、掃除好きです。
Commented by antsuan at 2006-09-23 09:44
兵役でしっかり掃除をさせられました。が、家の中では一番汚くて散らかっているのは自分の部屋です。(..;  小さい頃、ちゃぶ台で家族の食事をしていました。みんなが貧乏だったから別に何とも思いませんでした。台所の外の七輪でサンマを焼いていた時代です。いまでもそう云う生活をしろと言われたら抵抗なく出来ると思いますが、そう言う時代を知らない妻は耐えられるかどうか。
Commented by transitroom at 2006-09-23 11:19
”濡れた新聞紙で窓拭き”って技は、日本でも”おばあちゃん”クラスなら
結構知ってますよ(^◇^)
掃除用品があふれた昨今ですから、兵役ぐらいでしか使わないのかなぁ?
Commented by miki3998 at 2006-09-23 11:40
cazorlaさんて、きっと白い綿のシャツを腕まくりして着て、ご主人が窓を拭くそばで微笑みながら、美味しいお茶を用意している・・・そんな女性のような気がします。
 あ、綿でなく麻かしら?どうでもいいですね。でもきっと素敵な方なのですね。私八木 重吉の詩が好きです。
Commented by cazorla at 2006-09-23 18:20
セイロンベンケイさん 友部正人さんも菅原克己が好きだったんですか。
ちょうど東中野に住んでた時 お葬式がありました。 たぶん東中野の近くのお寺に埋められたのだと思います。 その時もたくさん人が集まって そのあと 法政大学で追悼式がありましたが その時友部さんもいらしていたような。 実はひっそりファンの沢山いる方だったんですね。
一人暮らしで掃除好きだったんですか。 汚い部屋で一人だったんではないんですね。 あら お掃除してあげなくっちゃと 母性本能をくすぐっていたと勝手に想像していましたから・・
Commented by cazorla at 2006-09-23 18:23
アンツァン 七輪で焼く秋刀魚はおいしいですよね。 貧しい時代の方がお腹がすいているのも手伝って おいしいと感じる幸せもありました。
風景がきれいで 人がもっとやさしければ 貧乏もそんなに悪くはないのですが。 アンツァンと一緒なら 奥様も大丈夫なんではないですか。
Commented by cazorla at 2006-09-23 18:24
トランジットルームさん それって世界の常識だったんですね。
私は全然知りませんでした。 今は ガラスクリーンとかいう名で特殊繊維の窓ふきぞうきんも売ってますものね。 おちゃがらをばらまいてはわいたり 昔はいろんな知恵がありましたね。
Commented by cazorla at 2006-09-23 18:25
mikiさん 美化しないでください。 いつも 小汚くしております。
まだ 末っ子も小さいのでいつどんな染みを付けられるかわかりませんから。 そう言う状態でもきれいにしている方はきれいにしていますね。みならわなければなりません。
Commented by junjapon at 2006-09-23 18:34
おはようございます! なんだか詩を読んでたらその背景が想像できるようでした。素敵ですね!*すみません、はじめて作者さんをしりました。いつかもっと読んでみたいです。 
掃除、新聞紙で窓拭きは田舎だった為か、小学校の掃除の時教えられました。主人も兵役の経験ありです。休みの日以前ドライブがてら思い出の地CadizのSan Fernandoへ行きました。彼は唯一、『あっあの建物、食堂!』と。辺りはすっかりかわったと行ってました。今掃除は私の出番ですが、前一緒にした時確かに丁寧でした!私は、ちょちょい・ちょちょいだけで(苦笑)。
Commented by cazorla at 2006-09-23 19:02
junjaponさん いえいえ知らない人の方が多いです。 ほとんど本屋にもならぱないと思うし。 
うちも田舎の学校だけど そちらの学校はすごくエコ教育とか盛んだったんではないですか。 
ご主人も兵役ですか。 かなり年上の人?てJUNさんは 私よりかなり若い人と思ってるので。 うちの夫が兵役の時はよっぽど問題がない限り免除して貰えなかったけど もう少し若い世代はちょっと近眼とか 軽いぜんそくでも 免除だと 免除して貰った人たちが言っておりました。 主人曰く 兵役行った奴はみんなマッチョだそうです。
掃除 私も一応しているのですが 見てられないそうです。 汚くなるので。 3人の子供達の汚し方もすごい←言い訳
Commented by eaglei at 2006-09-23 19:26
cazorlaさん
さっそくリクエストに応えてくれて、ありがとうございます。
嬉しいです!

部屋のまんなかの大きな机、
静かな水音、
野ばらの花、
そして笑って何も答えないかみさん、
それを大事なものとして感じているのが、菅原克己さんなんですね~。
素敵な詩です。
それに感応するcazorlaさんも、心豊かなんだとさらに思いました。
お金なんて関係ない、些細な喜びを感じられるのは、cazorlaさん自身がやはり詩人なのでしょう。

教えて頂き、感激です。
どうゆうことから、菅原克己を知ったのでしょう?
日本文学を学んだのでしょうか?
Commented by junjapon at 2006-09-23 22:04
こんにちは! 小学校の時エコ教育でしたね~。今思えば・・・よく食品などの裏のマ-クみんな集めてなんかしてたのを思い出しました。主人は今年で40になりました。私は32です。まだ知らない事たくさんなのでいろいろ教えていただきたいです!主人の弟は、兵役へ行かなくてよかったのでラッキ-でしたね。あっ主人いわく、ぷぷぷっ思いだすのが毎朝ココアがでて飲むたびに下痢(すみません、お下品で!)してて今トラウマ状態です。
Commented by peque-es at 2006-09-23 22:28
マドリッドで住んでた家の管理人さん(ポルテーロ)が、やはり新聞紙が一番と言ってガラスを拭いてました。彼も兵役で習ったのかな?
掃除って綺麗にしようと思ったら、結構力のいる仕事が多いですよね。
私にはガラスを拭いてくれる人はいないので…専らサボってます。
Commented by anthonberg at 2006-09-24 01:39
うちの母親はいらなくなった靴下で窓拭きしていました。(笑)
新聞の話は私も親から教わったのではなく、介護の仕事で老人宅に伺った時に教わりました。本当にきれいになるんですよね。
こういう事って世界共通の常識なんでしょうか?
うちの夫は窓と床以外はいつもきれいにしています。新聞の話知っているかどうか聞いてみよっと♪
Commented by cazorla at 2006-09-24 07:11
eagleiさん なんとなく一度はeagleiさんに 見て見てこの詩すてきでしょ て 隣にいたら本を見せたいな と思ってました。 きっと 共感してくださると思って。 たまたま 東中野の文学学校のそばに住んでいて そこに連れ込まれ 詩人との交流がはじまってしまったのです。 そこの文学学校でもともと菅原さんは かなり中心でされている方で 読む機会にめぐまれました。 本でも 出会い を感じることがありますね。
Commented by cazorla at 2006-09-24 07:13
junjaponさん 「大人の恋」の結果なのですね。
うちもかなりの大人の恋でございます。 子供達3人とも丸高で生みましたから。 丸高のベテランと自称しています。
でも うちの夫も バレンシアで兵役をしたのですが バレンシアということばだけで 気分が悪くなるらしいです。 ぜったいあっち方面にはいけません。
Commented by cazorla at 2006-09-24 07:15
ペケさん 窓をピカピカにするのは主婦のたしなみなのでしょうか?
うちの窓は 犬の足形 (ドラちゃんがたまに窓の外を覗く)子供達の手形
たまにチョコレートつき など かなりすごい状態です。
私は永平寺で トイレ掃除を学びました。
修行〓掃除 というのは 実質的でいいですね。
Commented by cazorla at 2006-09-24 07:19
anthonbergさん 日本も大正時代とかは 窓ふき 新聞でしていたんですね。 新聞の歴史もそんなに長いわけではないので それがいつ頃から普及したのかけっこう興味深いですよね。 世界共通としても どこか発祥の地があるのか。 オランダは窓ふきにすごく情熱をこめるといわれていますが デンマークはどうですか。
Commented by obreykov at 2006-09-24 19:33
Cazorlaさん、徴兵で掃除や、時間を守ることなど学ぶって、よく聞きますよね。新聞の窓拭きはこちらにもあります。日本でもあったとは知りませんでした。
こういうことって世界中の昔の知恵なのでしょうね。
Commented by cazorla at 2006-09-25 07:02
obreykovさん 私も日本でもしていたとは知りませんでした。
本当に世界の知恵ですね。 それぞれの地域で独自に発達したのか どこかが発祥の地で 広がっていったのか 知りたい所です。
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by cazorla | 2006-09-23 08:07 | お家の中 | Trackback | Comments(20)