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一人っ子

eagleiさんが 思い出を書いてらっしゃる。
一人っ子だそうだ。 セイロンベンケイさんも一人っ子。 実は私も一人っ子だ。
この年で一人っ子は珍しいので たまたま よく伺うブログを書いてらっしゃる人が一人っ子というのは やはり なにかシンパシーを感じてしまうのかもしれない。

ずっと昔 当時の恋人とかれの大学のゼミのメンバーで横浜ボートシアターの劇に見に 青山に行った。 劇が始まる前に みんなで喫茶店に入ったのだがたまたま一緒にテーブルに座った2人が今思えば 一人っ子であった。
3人の一人っ子が 一緒になった。
一人は 恋人の親友でSちゃん どらえもんののび太に似ていなくもない。
女の子の電話番号は一瞬にして覚える天才的暗記力をほこる。
しかし ひとりでは 寒いとか ジャケットを着なくてはとかそう言う判断力が鈍く ジャケットを着ないでいつも寒そうにしていた。
そしてもうひとりは成城に住む 美人のK。
かなりの英語力で そのあとも 一流企業に就職して 社会人としては私より遙かに一流なのに スペインはアマゾンのどこにあるの と聞くくらい とんちんかん。(でもそのとんちんかんさが大好きだった。)

喫茶店で おもむろにSちゃんが言う。「俺さぁ すっけ゜えいいおやじになると思うんだ。 こどもいっぱいほしいな~」
「自分の世話も出来ないのに 父親なんて無理よ。」とK。
そんなこと聞いていないSちゃん。「俺さぁ いっつも遊んでやるんだ。 肩車して 野球して 一緒に本を読んで。 ぜったい 良い父親になると思うんだ。」

一人っ子って 親との関係だけだし 実際の兄弟の状態とかわからない。
母親も いつも子供相手にはそんなに疲れてなかったりする。
だから 往々にして一人っ子は 自分が良い親になれる と確信する。

その後 Sちゃんは 死にました。
司法試験の勉強をしている時に。
お葬式で おとうさんとおかあさんが ひっそりうつむいているのを見ました。
だからかな?3人も産んでしまったのは。 一人の時 彼女を失うのが怖かった。
でも 今でも だれか一人でも欠けるのはすごく怖い。
増えてますます 心配の種が増えたわけです。
それでも やっぱり3人を産んだのは Sちゃんの分も良い母になりたいな と思っているせいでしょうか。 

3月の花の季節に いつもあなたを思い出します。
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by cazorla | 2006-09-24 07:37 | 思い出

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla