イベリア人の生活

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昨日の続きですが この像の髪型がバレンシアのファジェラに通じると言う説明を聞いて見ても今ひとつ ふーーーーん という感じの 私はちょっと想像力に欠ける人なのかもしれません。
でも そうかな という感じはします。
紀元前4世紀から 同じ髪型 というのもすごい。
この像が発見された時 彫刻技術の高さから アメリカの学者によって ニセモノであると判断されました。 というのも イベリア人の風習 (これはローマ人の歴史学者による。 イベリア人も文字を持っていたがまだきちんと読解されていない。) たとえば 口を尿で洗う など どう考えても 「野蛮」なので その時代にちゃんとした文化が存在したというこに疑問が持たれました。
しかし 少量残る 塗料を分析して 紀元前4世紀のものと確定したそうです。
口を尿で洗うのも きっと当時いた何か虫のようなものがアンモニアに弱かったのかもしれないですね。 人間って 自分の生活風習をものさしにして ほかの文化を劣っているとか 遅れているとか言いがちです。
たとえば インド人が手で食事をすると聞くと なんだか 野蛮な風習のようですが 実際に 彼らが食事をしているのを見ると なんて美しいのだと感嘆すると思います。手も全然汚れないのです。 要は その人たちが 背筋を伸ばしてきちんと食事しているかどうか その人達の品であろうと思います。
ディズニーのアニメの「ポカホンタス」で (私は見ていないのだが子供達が友人宅で見た)ポカホンタスが フォークの使い方を知らず 変な食べ方をして 笑われる場面があるそうですが たとえ知らなくても酋長の娘の食事の仕方がまずいわけがないと思います。 それより イギリスの船乗りのほうがよっぽどひどい食べ方だったと言う可能性だってありますね。
人間はいつも 先入観に邪魔されて判断を誤りやすいと思います。

イベリア人のもうひとつの風習 La Covada。
コルシカ ラテンアメリカ インドなどでも見られそうです。
母親が子供を産んですぐ父親が母親に替わってベッドに入り 子供の面倒を見ます。
母親は起きて 日常の仕事を始める。(はっきり言って 私この風習嫌いやわ~)
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ドラクロアEugene Delacroixの作品。 ラテンアメリカのla Covadaを描いています。
この風習の意味はまだ解されていないそうですが たぶん この儀式でしっかり父親が父親としての認識を高めることができるのではないかと思います。
現代社会でも 父親の育児休暇で もう少し子供とのふれあいの時間が父親にも必要なのではないかなと思います。
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Commented by りろ at 2006-10-12 03:59 x
cazorlaさん、尿で口を洗う、ってところを読んで、ああ、と思いました。というのは、日本でも一時流行った(今でも信奉者はいるでしょう)飲尿療法では、新鮮な朝一番の尿を口に含んで、飲むだけでなく、口をすすいだり体を洗ったりもするのですよ。新鮮な尿は無菌ですから。それに、尿で口をすすぐと歯ぐきが締まって虫歯も防げるらしいです。尿は老廃物だけれど、体液に含まれていたさまざまな微量成分をほぼそのまま含んでいるわけですから、自分の体調がどうなっているかについての情報を持っているわけです。ですので、それをまた飲むことによって、自分の状態についての情報を体にフィードバックし、バランスを回復しようとする働きを促進することができるんだそうです。本当かどうかはわかりませんけど、一時、ガンなど各種難病から回復するための民間療法並びに健康法の一つとしてかなり注目されましたね。
Commented by りろ at 2006-10-12 04:11 x
ちなみに、私もやったことあります。なかなか続きませんでしたけどね(笑)。
尿については、例えば「一遍上人絵巻」なんかにも、上人さまの尿を竹筒に受けてありがたくいただくという場面が描かれており、そこまでくると、なんだか麻原ショウコウの入った風呂水をありがたがるのに似て、妙なカルト的な倒錯的オカルティズムとしか思えなくなりますが。
ちなみに、ペルーあたりのマヤ族の中に、黒髪を美しくするために尿でリンスする人たちがいますね。尿の利用法も各地にいろいろあって、これはこれで調べると面白いですね。
Commented by eaglei at 2006-10-12 06:09
人の臓器って、精巧なのだそうです。
腎臓でろ過された尿には、一切の菌やウイルスさえもいないですね。
不純物を考えなければ、清らかな水とも言えるかもです(笑)

出産直後に父親が子供を抱くと、男は父性が立ち上がるそうです。
早ければ早いほど良いとか聞きますよ。
Commented by cazorla at 2006-10-12 17:32
りろさん 私の友人にもいました。 それが流行ったのって15年くらい前でしたよね。 私は勇気がなかったです。 一遍上人の・・ 本当に信仰心がある方達だったんでしょうね。 
チベットの人たちが 尿をつけて三つ編みにするそうです。
尿についても調べてみるとおもしろいですね。
Commented by cazorla at 2006-10-12 17:35
eagleiさん うちは3人とも立ち会いでした。 日本は立ち会いにしたくても仕事の関係でできなかったりしますね。 男性にも 子供と関係していく権利と自由が必要だと思います。そうすれば父性ももっと立ち上がっていくのに。でも 出産後すぐに働き始める(このコバダと言う風習はすぐにベッドから出て 仕事を始めなければなりません。)はちょっとつらいわ。特に丸高で産んだ私には。でも スペインで産んだ時は出産2日でバスで家に帰りましたよ。
Commented by anthonberg at 2006-10-12 18:31
尿で口を洗うという話は聞いた事がありますが、自分では出来ないなーと感じます…。
前にソマリア人が料理を作ってくれたのですが、手で食べろと言われました。やってみると美味しく感じました!しかしカレーっぽい料理だったので手はどろどろ。そういう文化もいいなと感じました。手で食べる文化の人にはフォークなんて使いたくないかもしれませんね。
Commented by seilonbenkei at 2006-10-12 19:00
だ、大魔神や!
例えば岩石の年代測定にはコバルト60の特性が利用されるのだとか。でも、私、それって本当に信用できるのかなぁといつも思います。何千年、何万年前のことがわかるなんてどうもピンときません。この時代はこうだったと言われればそうなのかと肯くしかないのですが・・・。私が歴史が苦手なのは、学者さんの研究を素直に受け入れることができないからかもしれません。
そのせいか、ものごとに歴史的背景をあまり絡めない傾向があります。だから文化の違いなども趣味の違いくらいに軽く受け取ることが多いのですが、これでよく失敗をします。
で、何が言いたいのかというと、私には突出した専門性がない代わりに、自分をものさしにして他を評価することも比較的少ないんじゃないかなぁと自分では思っているわけですが、端目にはどう見えているのやら(笑)

芸術に疎い私ですが、さすがにドラクロアは知っていました(笑)
Commented by peque-es at 2006-10-12 23:02
イベリア人という民族について、殆ど知らないことに気づきました。そういえばアラブ人やケルト人が来るず~っと前から、イベリア半島に住んでた人がいるはずですよね? 文字も持ってたんですね! 解読されるといいなあ…
ポカホンタスは私も見ていませんが、少し前にモスバーガーで、新手のピタ・バーガーとか言うのを食べたら、これが手も口もベチャベチャにして、ナプキン何枚も使わないと、食べられないような料理(?)…まあそれなりにおいしいんだけど(笑)
大体ハンバーガーって、元からそういう食べ物ですよね。ナイフもフォークも使わないで、あとから何も洗わなくっていい、でも紙をいっぱい使い捨てて、そして「犬食べ」…こういう文化を生み出した人種って、あんまり文化的とは言えないんじゃあ? とか考えながら食べてました。
Commented by ジャイママ at 2006-10-12 23:08 x
そうだそうだ、ふんふん・・・・と肯きながら読んでいたけど、最後の風習まで来て、『なぬ?!母親が子供を産んで直ぐ父親がベットに代わりに入る?!女はそれから仕事に出る?!そんな馬鹿なっ!!』と憤ってしまいました^^; こんな風習は、不公平だー。育児を代わるなら、出産も代わって貰いたい!私の場合、5キロ近い子供を産んでヒーヒー言ってる時に、『さ、後は僕がやるから外でお仕事してきて~』なんて言いながら夫がベットに入ってきたら、きっと目から殺人ビームが出て夫を焼き殺してしまう事でしょう・・(笑)
Commented by pfgia at 2006-10-13 01:50
la Covadaって初めて聞きました!それにしてもそんな風習があったとは...
ドラクロアの作品、描かれている人物の肌が白いのですね。
メキシコの男性も育児に積極的に参加することは少ないと聞きます、うちは何でもやってくれますが... 笑。
Commented by cazorla at 2006-10-13 01:51
anthonbergさん 江戸前寿司も手で食べた方がぜっーーーたいおいしいと思います。 フォーク文化の人には きっと昔棒二本で食べることもきっと原始的だったかも。今では日本料理ハイソですが。
でも 西洋人ちゃんとフォーク使い出したのは十一世紀庶民に行き渡ったのは もっと後ですね。 箸の歴史のほうが古いワン。
Commented by cazorla at 2006-10-13 01:55
セイロンベンケイさん 実は私もすごい疑ってることが多く だから歴史ものは読みませんでした。 だから歴史は嫌い。 なんで わかんねん とかすごい質問して歴史の先生には嫌われるし。 でも 最近は ちょっとお勉強しようかなと。 
何が言いたいかと・・・という結論。 私もその点は同じです。 結局それぞれのことよねーということですね。
ドラクロワのフランス革命の絵は私には今でもなぞです。
Commented by cazorla at 2006-10-13 01:59
ペケさん モスバーガー なつかしい! モスバーガー一番おいしいですよね。 これぞ日本の味という人もいますが・・・ポパイをテレビで見ていた子供時代 まだ マクドナルドはなくて そんなに借金までして食べるハンバーガーってどんなんだろう と思っていましたが・・・日本の第1号店銀座でしたね。 ほんとに 犬食い文化ですね。
Commented by cazorla at 2006-10-13 02:02
ジャイママさん 笑い転げながら読んでしまいました。 カナダにあの風習が なくて良かったですね。 昔はもっと お産が軽かったんでしょうが それにしても・・・。 この風習のこと うちの夫が教えてくれました。 もっと早く知ってたら これしてたのにねーっだって。 でも 男の人の育児休暇はもっとひろまってほしいですね。
Commented by cazorla at 2006-10-13 02:06
pfgiaさん だから説明文読むまで どこのこと描いてるのかわかりませんでした。 印刷のせいなのか ドラクロワの意図なのか不明ですが。
メキシコは 協力的でない夫が多いのですか? だんなさまは お父様の影響? それとも 彼自身の考え方なんでしょうか。
パンダくん かわいいですよね。 家族にかわいがられてる!って感じ。
Commented by pfgia at 2006-10-14 00:34
うちの相棒がメキシコでは珍しいみたいです...
相棒の父親世代はオムツなんて替えないのが普通のようです。
若い世代は少しずつ変わってきているようですが、笑。
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by cazorla | 2006-10-12 02:07 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(16)