スペイン貧乏旅行記 ①
2006年 11月 06日
旅行予算は 飛行機代は別にして20万円。
当時はまだまだスペインは安かったのですが それでも かなりぎりぎりの貧乏旅行でした。
覚えている範囲で スペイン旅行記をまとめていきたいと思います。
なぜ スペインに行ったかと言うと その時当時の恋人が (オレンジジュースを誘ってくれた人です。 彼と八年つきあっていたので実は私は 元・恋人の数って少ない) 卒業旅行で アメリカに行ってしまうので その間 すごく淋しかった。 私はやわな女でございます。
だからって 一緒にアメリカに行きたいともあまり思わなかったし 留学している友達とか弟に会いに行くのだから たまには一人で行くのもいいだろうと。 それで 私がスペインに行き 10日ほど スペインで一緒に遊ぼうということになりました。
マドリッドで待ち合わせです。
彼は12月から アメリカに行っていたので 1月の再会は一ヶ月ぶり。
マドリッド到着は 十時すぎだったのだけど 七時くらいから 空港で 飛行機の到着のお知らせテーブルががちゃがちゃと文字を変えるのをずっと見ていたそうです。
スペインに行くにあたって 2週間で 頭にスペイン語基礎を詰め込みました。
旅行する時は一応現地のことばを ある程度頭につめこむことにしています。
インドに行った時も もちろんインドはいろんなことばがあるけど とりあえず ヒンズー語を 頭に詰め込んででかけました。
特に 料理の名前なんかは 必須です。
英語のメニューのない所の方が 絶対安くて おいしいから。
それから 値切る時の決まり文句。
ホテルの条件を聞く。
道を訊く。
スペイン語の本専門のお店に行って 一番薄くて 安い本を一冊買いました。
作者はスペイン人。 名前は忘れましたが 旅行用あんちょこではなく 基礎のくせに最初からスペインの習慣は みたいな簡単なエッセイ。 全部で24ページを丸暗記です。
私は基本的に 語学の才能はないほうなのですが スペイン語は それだけで 三ヶ月 かなり色んな人とコミュニケーションがとれたので 自分にあってるのだな とおもいました。
やはり 自分にあう言語ってあるのだと思います。
最初のスペインで一番の印象は 年を取った男性達の元気の良さです。
公園で ちょっと一休みしていると 少し離れた所に列ができます。
一人ずつ 現れては 片膝をたてて なにかまくし立てます。
まだまだ語学力がなかったので 全部は理解できなかったのですが その前に読んでいた典型的なお誘い文句に似ていたので わかりました。
「あなたの国は今 暗いだろう。
だって 太陽のように美しいあなたがここにいるから…」
というようなことを言ったあと お茶などに誘ってくれるのです。
お断りすると 次の人が来ます。
また 作り話してんでしょう と思われてしまいますが 16年前は ほんとにそうだったんです。
それに私もまだちょっとかわいかったし。
日本の女の子がひとりで 旅行しているのもまだ珍しかったのかもしれません。
それから 一度歩いていたら 胸をいきなりさわられました。
私は怒り狂って 殴ろうと思い 追いかけました。
今 考えるとそういうのは危ないのですが 若気のいたりです。
すると しばらくすると おじいさんがどうしたの?と訊いてくるので 訳を話して あの男をおいかけているのだ というと それは大変 と言って 一緒に 走り始めます。
私たちが二人で走っているとまた別のおじいさんが来て・・・
と言う具合にふと気づくと三十人近いおじいさんが一緒に走っています。
あまり 走って 心臓発作でも 起こされても困るので 殴るのはあきらめました。
それで のども渇いたのでみんなでバルに行って 冷たい物を飲みながら少し話したりしました。
おじいさんたち目をきらきらさせて訊いてきます。
「で どうゆーふうにさわったの? こーゆーふうに触ったの?」
こらこら 触るなよ!
というような スペイン旅行に絶対やくにたちそうもないスペイン旅行記をつづっていきたいと思います。 つづく
おまけです。
バレンシアで会ったフランス人水兵さん。
これも若気のいたりです。 別にハンサムでもなんでもないんだけど わっフランス人海軍♪てだけで 写真撮らせて~ なんて言ってる私。
でも おいしくて安いレストランも フランス人の水兵さんってよく知ってます。
どこかに行く前に、その国の言葉を覚えていくというのは、その国の人に対する礼儀のような気がします。cazorlaさんのそういう 人の気持ちに対する敬意があり 努力するところ尊敬します☆
私はぶっつけ本番なことが多いので・・・愛嬌程度に言葉を身に付けるようにしていますが~言葉を知っていると その土地の人とも 話せないときより、いっきに近くなれたりしますよね。
フランス人。cazorlaさん流石目の付け所がいいですね。お兄さんのポーズもなかなか;-D
その後スペインでは嫌なことも経験しましたが、やはり最初の頃の印象がすごく良くて温かくって、だから今も好きで居続けられるのかもしれません。それにしても通りすがりに胸を触るなんて失礼な男!!!
オマケのお写真、てっきりご主人かと思いました。おまけなんて失礼ですよね・・・。 やっぱり、単純な私!
でも、やっぱりcazorlaさんはあのお母様の子どもです。「間違いない!俺の思いこみ!」(わかんないだろうな、これ)
さて、cazorlaさんの胸をさわりたくなった男の気持ちがなんとなくわかる気もしますが、私がそうする場合はいきなりじゃなくてお願いすることにします。殴られるのは嫌だから。
にしても、いつものcazorlaさんの記事じゃないような・・・。続きが楽しみだ。
この旅行でフランス人の見分け方も学びました。
フランス人って ボンジュールって 外国で声かけられるとすごい嬉しいみたい。
母音がはっきりしているから 日本人には発音が簡単でスペイン語は覚えやすいです。
英語圏の人は あいうえおがちょっとなまっちゃって
ブエノス・ディアスも ボーナス・ディアスみたいになっちゃう。
なぜ スペインに行こうと思われたのですか?
その時はほかの国にも行かれたのですか。
ほぼ 同じ時期ですね。
その旅行が 今 スペインに住むことに繋がっていったのですか。
スペイン語はっきり発音するから性格にあってるかも しれないです・・・
>胸をさわりたくなった男の気持ちがなんとなくわかる気もしますが て?
見たら絶対頼む気もうせます。
第一あの時よりさらにさがって(なんでおたおた説明してるんだ私??)
知らない言語だからかもしれませんが、凄い早口だと思います。
旅行に行って『何で外国人に向かってそんなスピードで話すんだ!』と思うくらいだだだーっと話すので参りました。
胸を触る人ってどこの国にもいるんですね。私は尻でした。cazorlaさんはグラマーそうなイメージです。私の場合胸はなさ過ぎて誰も触る気ないんだと思います。(爆)
ここに住むことになるなんて私も考えてみませんでした。
長女が赤ちゃんの時 イベリアに乗ったのですが
子供のことに関してはやっぱりイベリアが一番です。
オモチャとかかわいいオムツとか
アサファタも すごく優しいし。
でも ちょっと高いのですよね。
私は 聞き取りに関しては スペイン語は最初からスムーズで 簡単やん
と思ったの。でも その後ちゃんと勉強しはじめたら
やっぱり難しかった・・・。
それぞれの言語で うらにある文化とか ニュアンスとか わかんないと難しいですよね。 デン語はさらに難しそうですね。
絵を買った人 メキシコの人ですね。
メキシコでは有名な方なんですか。
超お金持ちですね。
シリーズ化もできそうです(笑))
香水のコマーシャル おぼえてないです。
いつごろのでしょうか。
5年以内だとやっぱり見ている可能性ないです。
フランス風コミカルですね。
カード作って 暗記したの。まるで受験生みたいに。
たまに そうやって集中して脳みそ使うのって気持ちいい。
大人になって 点数とか関係なくなると その気持ちよさがわかるんですね。
エル・サルバドルに行かれたんですね。
その時のこと また お話ししてくださいね。