日本に生まれて

クリスマスですね。 いかがお過ごしでしょうか。
天皇誕生日でもあります。

クリスマスにもみの木を飾る。
キリストはもっと南の国出身なのにどうしてもみの木なんだろう?
クリスマスのイメージって日本には 北の国の童話やなんかから入ってきているから
イメージがちょっと違いますよね。
どこの国でも 日本でもそうだけど 冬至とか年開けとか いろんな行事があると思います。
北ヨーロッパにももちろんありました。 だんだん 日が短くなる ことに対する恐怖からでもありました。 太陽が死んでしまう。 木にたくさんの 火の飾りをして お祭りをしていました。
犠牲者を一人選んで 木に縛り 燃やしていました。
カトリックが入ってきた時に 人を殺すことを禁じましたが
そのかわり この木の風習だけは残すことにしたのです。
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ヨーロッパというとすごく美しいイメージだけでとらえがちだけど どこの国でも 迷信はたくさんありました。
日本も。 だから 民俗学っておもしろいと思うのです。
日本で処女崇拝がはじまったのはいつでしょうか。
日本では 処女に対する恐怖みたいなのがあって
結婚前に 婿と床につく前 処女でなくなっていなくてはならなかった地域がたくさんあったようです。 村によっては 村はずれに それ専門にしていたおじさんが住んでいて 娘達はそこへ行かなくてはならなかったそうです。 また 地域によっては 舅が まず床を共にすることになっていたそうです。
昭和27年の新聞によると 花嫁と床に入ろうとした父親を息子が訴えたという記事が残っています。 ということは だいたいそのころまで そういった風習が 残っていたことになります。

手をちょっと伸ばせば届くくらい近い歴史の中で日本はまだそんな感じだった。
でも それは 恥じることではないと思う。
私たちは ちょっと今の世界とは違う風習を持った国を軽蔑したりしていないだろうか。

愛国心教育 
国を愛する事は素敵なことです。 どこの国の人だって 自分の国が好きだ。
でも 正しく 悪いことも良いことも 歴史の流れも きちんと知って 知ろうとして その上で愛していかなくっちゃいけないんだと思う。
愛国心 スペイン語で patriotismo でもちょっと間違えると patriotero 狂信的な となってしまう。

夫に愛国心と愛国主義は どう違うだろう と訊いたら 愛国心にはいつも少し悲しい気持ちが入ってくると思う と答えていた。 愛する人の悪い所を受け入れる時 少し悲しみが伴うように。

Born down in a dead man's town.
The first kick I took was when I hit the ground
You end up like a dog that's been beast too much
Till you spend half of your life just covering up

Born in the U.S.A.
I was born in the U.S.A.
I was born in the U.S.A.
Born in the U.S.A.

救いのない町に生まれ落ちて
物心ついた時から蹴飛ばされてきた。
殴られつれた犬みたいに、 一生を終えるかもしれない。
身を守ることに、 ただ汲々としながら。
(Bruce Springsteen)
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Commented by りろ at 2006-12-25 04:36 x
cazorlaさん、パトリオティズムを愛郷心、ナショナリズムを愛国心と訳す人もいますね。いつも思うけれども、用語の定義というのは難しいです……。ナショナリズムというのは、いつも美しく悲壮で崇高で、これに酔ってしまうと、他の国の都合なんて何も見えなくなってしまう、悪いお酒か麻薬のようなものですよね。でも、自分の生まれ育った場所への愛郷心というのは、いとおしさと切なさとやりきれなさと冷静さと感謝の気持ちとが混じったような、なんとも言えないものだと思います。何しろ、その土地の良いところも悪いところも、自分の一部になっているのだから。
Commented by りろ at 2006-12-25 04:40 x
あ、英語でいう、エスノセントリズム、自民族中心主義、というのもありましたね。これは、いちばん嫌いだな……。でも、日本にいると、下手をすると、自民族中心主義と愛国主義と愛郷心がごっちゃになりかねないところがある。やっぱり、コトバの定義をきちんとしないと、いろんなことがこんがらかっちゃうなあ、と思います……。
Commented by seilonbenkei at 2006-12-25 05:00 x
BORN IN THE U.S.A.ですか。
その歌で「俺」は黄色い野郎を殺すためにアメリカに生まれたと叫びますよね。そして、だから俺は負け犬だと。
過ぎた愛国新教育は「俺」にライフルを握らせます。

でも、その手にライフルを握ることが正しいのか間違っているのか、それはおそらくその時にはわからないような気もします。いや、わかっていたとしても止められない流れもあるように思います。だからBORN TO RUN は明日なき暴走なのかもしれません。
Commented by cazorla at 2006-12-25 05:45
りろさん もっときちんと歴史も勉強して日本の事を知りたいと思います。
学校の歴史って なんとなくあいまいでしょう?
だから きらいだった。 遣唐使についても あいまいな説明だと思う。
鎖国についても ほんとうにすばらしかったのか
すばらしかったかもしれない
でも きちんと習えなかったなーと思う。
そういう細部の日本の歴史
日本の習慣 日本人の考え方 そういうものをきちんと習わないで
愛国心 だけ というのでは 狂信的な感じがするのです。
万葉集の時代から日本の考え方をきちんと 学びたいな と思います。
Commented by cazorla at 2006-12-25 05:53
セイロンベンケイさん ブルース・スプリングスティーンは 皮肉的意味合いでこの歌を歌ったと思うのだけど ほんとうにこの歌の意味をわかって歌ったアメリカ人はどのくらいいるのだろう。 レーガンも演説の中で「この曲にアメリカの若者の未来がある」と言ってるくらいですから。 皮肉も悲しみも 狂信的愛国心の前には無力だったのかもしれません。 そして 銃を取らざる終えなくなる若者がいる。 
Commented by antsuan at 2006-12-25 17:28
スペインの歴史もヨーロッパの歴史も高校で習ったぐらいしか知らないのですが、生まれた土地で人間らしく扱われなかった人々は沢山居るのでしょうね。その点単一民族の日本は最低限の人間扱いを受けていたのではないでしょうか。 夜這いという風習は以前はとても野蛮なものだと思っていましたが、娘が家に縛られず男を選ぶ権利だと考えると成る程と思ってしまいます。 王将以外は全て味方に出来る将棋文化は素晴らしいといつも叫んでいるのですが、庶民が居てこそ国家である訳で、そういう認識が育まれた地域には本当の愛国心があるのだと思います。
Commented by cazorla at 2006-12-25 17:47
あんつぁん 日本はほんとうに単一民族ですか?
私はその思想こそ近代日本の危なさを感じるのです。
日本は北から南に行くに連れて
たとえば鈍行列車を使えば 顔がだんだんかわります。
戦時中に歌った歌 一億国民には 他民族思想が歌われています。
なだいなだ氏の「民族という名の宗教」によると
日本の単一民族思想は戦後だそうです。

将棋 もとをただせばチェスですね。
チェスは インドが発祥の地です。 インドというカースト制度の国で生まれた遊び。
チェスは アラブ人によって 世界に広まりました。
スポーツマンシップのあるゲームだと思います。
Commented by ぺけ at 2006-12-26 01:07 x
…う~ん…born in Japan...と考えてしまった私は、愛国心が足りないのかな?
でも日本が本当に住みよい国になるためには、先ずその「住みにくさ」を自覚しなくちゃいけないと思うんだけど…そういう意味で「単一民族」かつ一種の鎖国状態から抜け出せないでいる今の日本社会に矛盾を感じることが多いんです。

だから、↑の「日本の単一民族思想は戦後」というの、ちょっと目からウロコでした。歴史に限らず色んなことを、やっぱりきちんと知らなくてはいけませんね。

私、関東と関西でも、日本人大分違うと思います。それから、勉強してないのでタダ何となくですが、室町時代くらいまでの日本人(江戸幕府が儒教思想を広める前の?)て、今とは大分違ったんじゃないかなあ…とか思う事あります。
Commented by りろ at 2006-12-26 03:33 x
cazorlaさん、今、日本史も研究が進んだおかげで、学校で教わる歴史も、私たちが習ったのとはだいぶ違ってきているみたいですよ。例えば、鎖国というのは実はなかった、という考え方になってきているんですって。だって、けっこういろんな国と貿易していましたからね。まあ、幕府はいろいろ統制しようとしていたんだろうけれども。それから、聖徳太子の肖像画、源頼朝の肖像画、足利尊氏の肖像画だと習った絵は、どれも違う人の絵だとされているようです。
愛国心というコトバについては、私も、落ち着かない苦々しい感じを持っています。イヤな使い方がされてきましたしね。確かに、私も日本の歴史には疎いです。でもまあ、いかにも日本人らしい習慣をいくつも身につけている私は、まぎれもなく日本人ではあるなあ、と思っています。
Commented by りろ at 2006-12-26 03:34 x
もっと個人的な自己定義をすれば、私は、自分のことを、アリューシャンから、アイヌ、東北までゆるやかに血縁がつながっている北方の縄文の血を体内に持つ東北人だと考えています。親戚の人たちの顔を見るとそう思えるのです。朝廷側にエビスと呼ばれ、米ではなく雑穀やイモ、そして動物肉や魚介類を主に食べていた人たちの末裔なんじゃないかな、と思っているのです。で、古代の縄文人の娘の視点から世界を見た詩を書いたことがあります……。
Commented by antsuan at 2006-12-26 07:51
お母様の風邪の具合如何ですか?お大事になさって下さい。
>日本の単一民族思想は戦後だそうです。
私も目からうろこでした。考えてみれば、神仏習合と云い、多神教の社会が単一民俗な訳はありませんね。
Commented by eaglei at 2006-12-26 09:02
宮台真司さんが、こんなことを書いています。

『愛国心って何なんでしょうね。という話をする前に、まずは、愛国心を語るためにどうしても知っておかねばいけない知識があります。僕たちのいう国家は「国民国家」で、ネイション・ステイトの訳です。僕たちはまず、ネイションとステイトが違うことを知らなければいけません。

ステイトとは国家、ネイションは国民。言い換えると、ステイトとは機構であり、ネイションとは共同体です。
 近代になると、先進近代化国では、機構(ステイト=国家)と共同体(ネイション=国民)が分化、「国民に奉仕するために国家がある」「国民が目的を達成するために国家がある」という発想が出て来る。
 ところが、近代化に遅れたところは、国民という意識のないところに、支配層がまず機構としての国家を樹立して、国民意識を注入するという形をとります。その場合、「国家に奉仕するために国民がある」「国家が目的を達成するために国民がある」となりやすい。ご存じのように、前者を「連合国的」、後者を「枢軸国的」と言います。 』

この人は思想家として活躍しています。

Commented by りろ at 2006-12-26 09:28 x
あ、エビスじゃなかった、エゾです、ね。
Commented by りろ at 2006-12-26 09:35 x
eglelさんの書き込みを読ませていただいて、ふと、思ったことがあります。「○○らしくせよ」という言い方のことです。「女らしく」「学生らしく」そして、「日本人らしく」……。「らしさ」が先行しているわけじゃない、ただ、あるがままの「自分」があるだけだ、と思っています。「らしさ」を強制される国、もしくは期待されがちな国は、民主国家じゃない、と思います。税金を払っている一人ひとりの国民のニーズが、国のあり方や方向性をその都度決めていくべきなのであって、その逆であってはならないでしょう。
Commented by りろ at 2006-12-26 12:26 x
antsuanさんの、単一民族国家だから最低限の人間扱いをされていたのではないか、という件ですけれども。かつては、アイヌの人たちや琉球の人たちは、最低限の人間扱いされていなかった面がある、と思います。標準語を話さないとフダをクビから下げさせられてムチで打たれたり、伝統儀式を禁止されたり、聖地をつぶされたりしたらしいですから。沖縄が最後の決戦地に選ばれたのも、琉球を野蛮な民の土地とみなしたからだと思います。
Commented by りろ at 2006-12-26 12:33 x
cazorlaさん、そういえば、私の母は、大本教系の宗教に入っているのですが、そこは「日本は天皇の徳によって守られている特別にすぐれた国」「日本がどこの植民地にもならなかったのは天皇の徳のおかげ」という考えの宗教です。(ひるがえってユダヤ陰謀説を信じ込んでいてシオニズムを特別に危険視しています。)また、オカルト系のナショナリストの中には、「日本の国土のかたちは世界の大陸を集めたミニチュアになっている。だから日本は特別な国」という珍妙な主張をする人たちもいますよね。こういう変な考えがナショナリズムと渾然一体になっていく恐怖感が、「愛国心」というコトバにはつきまとうのですよね。
ちなみに、アメリカには、「アメリカは特に神に祝福された国家」と思いこんでいるキリスト教原理主義者がたくさんいますね。どこの国にも、こういう魔術的なナショナリズムを単純に信奉している人たちがいるのでしょうけど、こういうところでこそ、左脳を働かせて常識的な判断をして欲しいですよね。
Commented by りろ at 2006-12-26 12:34 x
あ、でも、ラスタファリは、ジャマイカを特別に選ばれた国だと考えていますね。
Commented by maron415 at 2006-12-26 14:28
日本は、もともと、そんなに貞操観念みたいなものなかったっても聞きます。
中国の儒教が伝わったとか、武士がでてきてとか、明治維新で戸主ができてとか…
で、「女の人は、親、主人、子に従っていればいいんだ。」とか言い出したとか…
処女崇拝…血は穢れの象徴とか言う話もあるからかな?
(全部、うっすらと記憶しているだけですから、信憑性はいまいちありません。)
Commented by fumiyoo at 2006-12-26 16:11
平安、鎌倉時代は婿入れ婚、三日通って気に入れば、三日夜餅の儀と言って銀のお皿にお餅を3個のせて持ってきて食べる=気に入りましたと言う儀式。
だから、女の人は何人もの男性と寝る・・・おおらかな時代ですね。
室町からだそうですよ嫁入り婚になって、処女がどうのこうのいうのは。

三日夜餅の儀は今も皇室で残っている儀式だそうです。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:20
ペケさん りろさんもおっしゃってるとおりアイヌの人たちも 今よりはるかにたくさん住んでいたはずです。 中には ヤマト人と結婚した人もいるでしょう。
ことばを使うのを禁じられていて つい最近 たぶん十年前くらいにことばを使うことをゆるされたと記憶しています。 でも もうかなり忘れている人ばかりで 修復は不可能なのでは・・・と思いました。
ナショナリズムが 一国家一民族の他者排斥にならないことが大事だと思うのです。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:22
あんつぁん なだ氏によると 戦時中のひとつのアジアに対する反省から 日本は日本人だけで となったのだそうです。 それが 反省が終わって 一つの民族 純粋民族というプライドみたいなものにてんかんされたそうです。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:26
りろさん 聖徳太子の肖像・・・だから1万円札の絵が変わったとか聴いたことがあります。 うちも九州なので 大陸からも近いです。 騎馬族説 あと スペインから来た侍従との間にできた子供の子孫とか いろんな話があります。 うちの家族はまざってることにロマンをかんじるらしいので・・・
スペインのバスク語が日本語に似ているのも不思議なんですよね。
日本人はどこから来たか 日本語はどういう経由で生まれたか
ほんとうにそういうことから 学んでいくと 考え方も変わっていくのではないかとおもいます。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:29
eagleiさん 難しくって何度も読んでしまいました。
日本って 国家の国民にたいする奉仕が少ないように思います。
たとえば自己責任事件のとき イラクまで迎えに行くかどうかで話し合っていたけど
国民であるからには 保護を受けるのが当然ですよね。
その当然が 国民の中に生まれる前に 愛国心もなにもないと思うのです。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:35
りろさん いつも沖縄は 犠牲になってますね。
今もそうです。 車にひかれて 一家のあるじが死んで たった百万円
それも 日本の政府が払ってる。 
十歳の女の子が五人の米兵に犯された時は 基地廃止運動が盛り上がったけれど。
もちろん 基地で働いている人もいっぱいいるのかもしれないけど
我慢している人がいる。

ちょっと話はそれましたが どこの国でも弱冠 自国が最高と思ってるのは当然。でも 悪いことに目をつぶって 他国のことも知らない(アメリカ人は 特に他国を知らない人か゛多いと思う) 選ばれた と感じてるのは 危ないですね。 愛国が狂信的になっている。 
日本がどこの植民地にもならなかったのは リソースが少なかった事をちゃんと理解しないと アフリカの人たちに対する 蔑視。 自分たちで国を守れなかったとする考え方に結びつくとおもいます。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:37
マロン・ママさん 儒教も きちんと理解していないのですが 儒教思想も日本に都合よく作り替えているところもあるのではないかと思います。
日本のおおらかさ が なくなっている。
日本の昔ばなしを たくさん読んでいると楽しいですよね。
万葉の時代も好きです。
Commented by cazorla at 2006-12-27 05:40
ふみよさん お餅 というのが いかにも日本的。
ずっと嫌っていわれたらつらい と少し考えましたが
まだその前の儀式
歌詠みとかそういうののあとに この床入れがあるのでしょうね。
万葉の なんたらのおとめ 処女 と記述するのですが
彼女たちは 五人の夫を持っていたそうです。
もちろん 社会の機構が違う。
でも 日本の歴史 ひもといていくとおもしろいですね。
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by cazorla | 2006-12-25 03:48 | 夫のことば | Trackback | Comments(26)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla