12個の葡萄 大晦日のスペイン
2006年 12月 30日
三十一日 大晦日は 真夜中十二時の鐘の音に合わせて 12粒の葡萄を食べます。
Wikipedia Twelve Grapesの記事をどうぞ。
最初 聞いた時 こんな習慣 嘘や と思いました。
みんな当然のことのようにしているので 開国以来の習慣かと思いましたが
歴史は意外と短く 1909年よりなんですね。
12個の葡萄は 12の月を現すとも たんに 鐘の音の数にあわせているだけとも言われています。
最近では こんなものも売っています。
一つの缶に12個の葡萄が ちゃんとむいて 種も抜いています。
新聞の記事 12個の葡萄をどう食べるかで 君がどんな人か わかる・・・。
て 唇にころがして食べる→みだら 恋人と口うつしで食べる→セクシー などですが
実際には そんな時間はございません。
ぱくぱくと食べていきます。
まれに 急いで食べて死ぬ人もいる と言われますが
それは やっぱり嘘です。
たいてい のお宅ではテレビの教会の鐘の音に合わせてたべるのですが
わが家は テレビがないので 耳をうーんとすませて 食べます。
広場に行って食べる人もいっぱいいるんだけど 寒いし たいてい三人のうち一人が眠っているので 行かない。
でも 今年は 母の家で テレビを見ることにしました。
母の家からは 教会の鐘の音も聞こえないし それに大晦日のテレビってけっこう好き。
大昔の歌手達が 絢爛豪華に総出演で 華麗な歌を歌う。
日本の演歌の歌手にすっごく似ていて 紅白歌合戦みたい。
と 言うわけで 母はきのう たのしげに買い物してました。
孫たちか゜来た時 あげるものとか。
あとは葡萄だけ 今日 市場で買います。
除夜の鐘みたいと思ったんだけれど、よく考えると違いますね。除夜の鐘は、108の煩悩(ぼんのう)を除去するために…だものね。
なぜか、年の数だけ食べる節分の豆を思い出しました。
初めて行った時アメリカ人のフラットメイトに、こういう習慣があると教えられ、でもスペインの葡萄って皮が実にしっかりくっついてるし、種もあるし、どうやったら12粒も食べられるんだろうと思ったら、彼女は「丸ごと全部食べるのよ」…えぇっ、外国人て葡萄の種を出さないのかって思った(笑)。
でも後から分かったら、スペイン人はちゃんと種を出すんですよね。
そして前もって皮をむいて種を取っておくという事もするんだと、この葡萄の缶詰が出て来た時のコマーシャルで知りました(笑)。
日本の除夜の鐘だったら、108つ鳴る間に、充分皮をむいて種も出して食べられるのにね!(笑)
よいお年を!
終わってから 取り出したりしてます。
立派な主婦は 皮とって 種とって用意するかもしれませんが
私はしませんです(笑
で できるだけ 大きいのを探して 用意します。
苦しむように。
たいへんなほど 楽しい というのが夫の持論。
みんなで苦しみましょう。
108 食べなきゃならなかったらたいへんだけどね。
良いお年を。
こちらは一足先に新年を迎えるわけですが、この時差ってのがどうにもピンとこない私です。子どもの頃八十日間世界一周にワクワクした頃の方がピンときてたような気がします。
よいお年を!
ただ 大晦日はこれから葡萄をたべるよーーーん ということで 最初にカンカンカンカンと たくさん鳴ります。 たぶん それと勘違いなさってるんだと思います。
一個ずつ 正確に口に運んでいきます。
息子は早食いと勘違いして六個目の鐘で完食してますが。
真夜中に一度お電話ください。
そちらの朝 一番の電話をこちらでは眠る前に受けとります。
今年はセイロンベンケイさんのおかげで楽しく過ごせました。
ありがとう。