ボビンレース美術館・アルマグロ
2007年 01月 07日
お店でこういうスタイルの天使の作品があって 素敵 と思ったんだけど
なんと10センチ四方で85ユーロ。 だったらこのキリストさん おいくらになるのでしょう。
こういう素敵な窓がたくさん町で見かけられます。
ボビンレースは オランダ起源。
ここにボビンレースの工場があったのです。
16世紀は工芸 ではなく 工業 だったわけですね。
1時間で一センチくらいしかすすまない模様もあるそうです。
cazorlaさんのHPにレースの紹介がありましたので気になっていたんです。
ステキですね。まさに宝石。
ヨーロッパの王侯貴族の肖像画を見るのが大好きなんですが、理由は身に着けている装飾品(特にレース)にうっとりするからです。
同時にアンティークレースを見るたび、美しいものの後ろにかくれているもの(作るのに費やした時間と労力)に思いを馳せます。
人の手で作ったものは(出来の良し悪しは別として)存在感がありますよね。
でも、これを作っていた人たちの人生がどうだったのか、ということが、やっぱり気にかかってしまいます。これだけの多様なテクニックを編み出したということは、やはり、美しいものを生み出すことを競っていたのでしょうが、それは、どういう人たちが製作していたのでしょうね。
昨日マージャンしながら観てたテレビでベネチアの世界遺産を取り上げていました。その中にガラス細工があったのですが、なんとなくそれを思い出しました。工芸と工業の線引きという点で。
特に モーツァルトの時代なんて みながレースをふるふるつけて。
手でつくったものって やっばり 古くなった時に違いがでるかな と思います。
古くなっても味が出てくるのですよね。
なるほど~と思いました(笑)
手で作ると細やかな所が出にくくなって シンプルに構図を変えると そうなるかなって。
彼にこのレース送ったら うれしいかしら。
イタリア 行ってみたいな。
うちのご近所の中学 卒業旅行 イタリアなのよ。
なまいきだわ。