ミゲル・パルセロのカテドラル
2007年 02月 17日
礼拝堂の中。
彼のことを好きなのは 彼がすごく普通の人で ちょっとしたインタピューでも うつむいて 照れてるから。 そして 魚のデッサンのために 海にいくと 漁師さんとも 見分けがつかず
いわゆるいかにもアーティストって かっこうをしないから。
礼拝堂もまるで夢のよう・・・
森のようで・・・海の中みたいで・・・このような作品に出会うと必ず
どんな方かな?って思うのですが本人も見ることが出来て気さくな方のようで・・・
もう感動・・・無言!
僕はこんな礼拝堂は落ち着かなくて嫌だ。けっこう保守的な自分。
これはイタリアですか?
このような現代のアートを教会に取り入れる、という教会の
考え方に驚きました。日本の社寺じゃ考えられませんよね。
このような柔軟な社会が人を育てて行くんですね。
キリスト教と絵画は古くから密接な関係がありますよね。
この教会の壁画も海洋生物というモチーフと絵の具のしたたり具合で多少グロテスクに見えますが、
傍によって順繰りに見ていくと宗教の世界観を描いてるんじゃないでしょうか?
ふとカサ・ミラの室内にあった床タイルの貝殻のモチーフを思い出しました。
バルセロは 今ではヨーロッパ第一の芸術家です。
いちばん最初の礼拝堂はイタリアでした。
今 彼の生まれたパルマで 仕事中です。
そういう効果もあるかと思います。
本来 寺は シンボルですから その時代の有名なアーティストが働いていますね。
ミケランジェロとか。 そして 人々は 教会にあつまるのでした。
キリストは漁師で つりざおにパンをつけて 人々を救う。
魚は釣られて 救われたとは思わないでしょうが
これは 昔の考え方ですからね。(笑)
経済効率も考えていかないと これだけ沢山の教会 修道士 修道女 たちを維持していくのはたいへんです。 今はバチカンに 日本人の作品も飾っています。
教会という建築物を維持する必要性というのが私の中にないんです。
やはり普通に偉業をなす人ほど、一見目立たないのでしょうね。
一度、その空間に入り込んでみたい。だけど、少し怖い気もします。
cazorlaさん、行かれたのですね。
バルセロの作品は 美術館で見て ずっと好きなのですが。
アフリカに長い間住んでいて その時の作品から 好きになりました。
たまに雑誌などに出ていても 構えていず 素のままの人です。
もう一度見ていると、「風の谷のナウシカ」の中で、ナウシカが樹海の植物を育てていた秘密の部屋を思い出しました。
もうすぐ、釣られそうな魚が・・
いつか本物、見てみたいです。こういう作品、大好きです。
なつかしくなっちゃいました。
原始キリスト教のイメージだそうです。