出産の話 助産士さんがたいせつだということ。

お産の話です。
マロンママさんからもちょっと質問があって もしかして以前に書いた事と重複してしまうかもしれませんが。

一人目出産は 東京のお勧めのところ満載の本を見て 江戸川橋のH産婦人科。
ここは 不妊治療で有名なところなのだけど 母子同室 自然分娩 夫も泊まれる病院 ということで 選びました。 
ハーフの子供って 比較的 大きくなる可能性が高いし 頭の形も丸い 
その上 骨も固い。 娘は 生まれた時 3960g。
帝王切開でした。
赤ちゃんの頭の大きさ見て そうね こんなの出ないよね とその時は納得。
でもね なんとなくおかしいなーって思ったのね。
まず 陣痛促進剤らしきものを点滴しているのに 全然陣痛が始まらない。
医者は 「陣痛が始まらないのは 始まらないだけの理由があるのです。」
これも一応 納得。
で 木曜日に 帝王切開でした。 帝王切開って木曜日が多いの。
なんらかの問題が出ても金曜日に解決して 基本的に 土・日休めるから。
で ここは 不妊治療をうたってる病院だから 帝王切開は 多いと思うの。 複数のこども 双子とか三つ子が生まれるから(あとで 双子でも 自然分娩してる人は多いと聞きましたが)
でも ここで 帝王切開失敗しました。
一つは 手術中にもう少しで 死ぬところだったこと。 血圧が一瞬20切れました。
術後 四ヶ月 出血が 続いた事。 これは 大学病院に通わなくてはなりましせんでした。

あとで 落ち着いて考えてみると ここの病院にはちゃんとした助産士さんがいませんでした。
だから 大きな子供を自然分娩で取りあげるのが怖かったのではないかと思いました。

2度目の出産は 育良クリニックです。 院長先生が日赤から独立したばかりのときに行きました。 育良クリニックのホームページはこちらです。http://www.ikuryo.or.jp/

こちらでは 長男を4650gで自然分娩しました。
ホームページをご覧になるとおわかりになりますが たくさん女性が働いています。
毎回の診療も 担当の助産士さんと 面接がありますし 女性だから 色々つまらない質問もできます。 出産のときは 一応 診察を終えて あとは 大丈夫 ということで 助産士さんに前面的にまかせて 先生は うちの長女と遊んでいてくれました。
もちろん 術後の処置はしてくださいましたが。
日本では一人目が 帝王切開だと あとも絶対帝王切開と思ってらっしゃる方も多いと思いますが そんなことはありません。育良では 二回帝王切開だった人も自然分娩しています。
ちゃんとした助産士さんの助けがあれば 大丈夫なんです。

で ここには ドーナツ型のクッションとか椅子がありません。
育良クリニックでは 会陰を切りません。
WHOでは会陰切開は禁じられているそうです。 にもかかわらず楽天のクッションを売るページには「出産時に必ずやらなければいけない、【会陰切開】」 と出ていました。
たぶん 読んでいらっしゃる方でも 切られた方多いと思います。
切ると回復も遅れますから。

ちなみに 生まれてすぐの赤ちゃんに異物を与えるのもWHOでは禁止しています。
人工乳は 異物です。 母乳が出ないからすぐに人工乳を与えたのでは出てくるモノも出てこなくなります。 
たいていの場合 母乳は出てくるそうです。 そういうことも助産士さんがいれば きちんと教えてくださいます。

私の行っていた おっぱいクリニック 

〒165-0027 東京都中野区野方6丁目10番8号
TEL.03-3336-2191 営業時間 9:00-16:00 年中無休

山西みなこ先生  助産士です。

http://www.yamanishi.jp/

母乳の味見もしてくださるの。 ポテトチップスなんか食べたら一発でわかって叱られます!

それから 3人目の出産はスペインで。 力強い コマドローナ(助産婦)のおかげで 15分で出てきてくれました。 次男アルバロ4200g くらいでした。
スペインでは 助産士も 博士称号がついていました。
扱いは 医師と同格です。 医師が博士称号でない場合は 博士称号のついた助産士さんが上。 当然ですが。
アルバロのときは そこそこ年だったので 染色体異常検査もしてもらいました。
針を刺した先に 突然アルバロが動いて 頭を持ってきたので 助産士さんが そっと動かしてくれました。 

どうして 日本では助産士さんの扱いが悪いのか・・・・
マロンママさんが紹介してくださった 竹内正人先生の記事 「診療所に助産師がなぜ集まらないのか?」 によると、

お産はそれを見る視点からは、「医療モデル」と「助産モデル」にわけられます。
おおまかなイメージで言えば、前者が管理分娩で後者が自然分娩です。
前者が(産科)看護師と医師によるアメリカ型分娩ケアで、後者が助産師中心プラス医師によるヨーロッパ(イギリス、オランダなど)型ケアといった感じでしょうか。

よく言われるのですが、日本が第二次大戦に負け、アメリカ型産科教育が入ってきたの
で、今の分娩はほんどが「医療モデル」です。もし、ヨーロッパ型(イギリス型、オランダ型)
教育が入ってきていれば、状況はかなり違っていたでしょう。

私は助産院と産科医院との連携がもう少しあるといいかな とも思います。
たとえば 東京では 黄助産院で 産んだ友人が何人かいるのですが 産後の経過もよく いいお産ができたようです。 ただ 私のように 腎臓に問題がある人の受付はむずかしいようですが。 また 助産院の畳の上の出産は 落ち着くし 自分の好きな体位で出産できるメリットがあります。

なんとなくだらだらと書いてしまいましたが 助産士さんの地位の向上をのぞみます。
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タイトル : 子供は母親が生むのです・・助けてもらうのが産婦人科の先生..
出産の話 助産士さんがたいせつだということ。 私が妊娠したのは昭和52年(1977年)だった。28歳になっていました。 最初なので大きな病院が安心という事で関西労災病院の産婦人科へ行きました。総合病院で関西では割と有名でした。  最初の診察で私は「手術の同意書にサインしてください」と言われました。何のことなのか分からず訊ねますと医者は「卵巣が腫れてます。摘出します。」と言いました。私は「赤ちゃんは如何なるのですか?」と訊ねると「今回は諦めてください」との事。エレベータが急降下した様な気分...... more
Commented by naolicu at 2007-02-20 02:59
病院は病気を治すところ、助産院はお産をするところ。お産は病気なのでしょうか?(極論かも)でも子孫を残すことは病気じゃないですよね。
助産と言う言葉、あくまでも主は妊婦で助産士はお産のヘルパーだと
思うのです。それを医者の都合で毎週木曜日におなか切ってちゃ
いけませんよね。人体を切開するということをもっと大事に考えなきゃ
イカンと思うのです。医者は切ることに抵抗がありませんからね。
Commented by greenagain at 2007-02-20 07:37
説得力あります。勉強になりました。
日本も昔は自宅出産&産婆さんがとりあげが主流だったとききますが、その時代に戻るようにも思えず。
産科制度上の問題、産科関係者の地位、福利雇用とも絡む問題ですね。
難しい問題です。むむむ・・・
Commented by antsuan at 2007-02-20 08:51
>助産士さんの地位の向上をのぞみます。
本当にそう思います。ぞくにパラメディカル、コメディカルと呼ばれる人にももっと医療行為の権限を与えることによって医者不足看護師不足なんてあっと云う間に解決してしまうのですが。それによって今より医療の質が落ちることは絶対ないと思います。
Commented by maron415 at 2007-02-20 11:48
記事にしてくださいまして本当にありがとうございます。
こちらからも、T.Bさせていただきました。
助産師さんの大切さ、本当に知らない方が多いと思います。
私自身、自分のときは全然知りませんでした。
だから何の疑いも持ちませんでした。
最近になってある本を読んで(『分娩台よ、さようなら』 大野明子著)
お産って?って思い出したのです。
別に医師不足だからというわけで助産師さんを大切にというのではないと思います。
お産は病気ではありません。でも、病気じゃないから予測がつかないこともありうるんです。医師も必要だと思います。カソルラさんと同じく、お互いがうまく共存していけたらと思います。
Commented at 2007-02-20 12:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by seilonbenkei at 2007-02-20 12:04 x
三人とも大きいなぁ・・・うちは2750と2905でした。歯列矯正に行ったときに聞かれて即答したら「おとうさんで即答できる人は少ないですよ」と褒められて鼻高々だったことを、、、そんなことはどうでもいいや。
いろんな資格取りましたが、日本の資格制度って各職能団体にまかされてないんですよね。なんのかの言って国が管轄する。だからその身分まで国が決めちゃうのではないでしょうか。で、そうした人達は現場を知らないし、知ってたとしても自分にとって金になる(献金とか)資格を上位に置くし。医療福祉系の資格ってホントに扱いが低いと思います。
また、小さな範囲で言えば医療福祉スタッフと事務スタッフの不仲なども必要な人材確保ができない理由のひとつと思います。医療や福祉は(教育もですが)チームですから、今の縦割りでは今後ますますたちいかなくなると思います。
Commented by ぺけ at 2007-02-20 20:46 x
私はお産の経験はありませんが、私自身が産まれた時、母の実家で、お産婆さんに取り上げられました。それがなんと、母を取り上げたのと同じお産婆さん。特に田舎という訳ではなく、地方の県庁所在地なんですが…

で、当時子供たちの間で、「病院で生まれたか、家で生まれたか」って聞くのが流行ってて(笑)、丁度半々くらいの時代でした。でも親子2代に渡って同じ産婆さんというのは、今まで会った中では誰にも聞いたことがありません。

5つ下の妹が生まれた時は別の町に住んでいて、同じ産婆さんに出張して貰うわけにはいかなかったようですが、やはり自宅出産で産婆さん。手伝いに来てくれたおばあちゃんは、「あれもベテランのいい産婆さんだった」って、後からよく言ってました。

母は産む前の検診などは病院に行っていて、それに付いて行った記憶があります。

でイザ生まれる時には、お隣のおばあちゃんも来て、私の相手をしててくれました(笑)。女性同士の助け合い、みたいなものもあったんでしょうね。
Commented by cazorla at 2007-02-21 04:04
naolicuさん お医者さんも感覚がにぶっちゃうのでしょうね。
もちろん 帝王切開の必要な場合もたくさんあると思います。
でも 必要以上に切ってるなーって 東京のママ友達と話していて思いました。

Commented by cazorla at 2007-02-21 04:11
あんつぁん で この最初の医院では 助産婦さんもいないのに助産介助料として十五万 加算されていました。 もし それがほんとうに助産士さんに一つずつの出産で支払われるのであれば 良い人材はすぐに集まると思います。 あんつぁんのように ちゃんと考えてくださる 病院経営者がもっと増えるといいですね。
Commented by cazorla at 2007-02-21 04:14
マロンママさん 私も一人目のときは 全然知りませんでした。
ただ 高齢だったので ひとつのイベント というか 夫と参加したい 産まれたらすぐ 抱っこしてずっといたいということで 母子同室のところで しらべたのですが
そういうところでも 儲け主義で そうなっている所が多いというのも後で知りました。

これからお産をされる人たちが 助産士さんの必要性を知って よいお産をしてほしいな と思います。
Commented by cazorla at 2007-02-21 04:15
セイロンベンケイさん 結局も いかに儲けるか ということがネックになっているということなんですね。 育良クリニック どうみても儲けを無視してますもの。
Commented by cazorla at 2007-02-21 04:17
ペケさん 良い出産の経験は親子関係にも関係していくと思います。
二代で 同じ方にとりあげてもらった って たまに 小説の中に出てくるのですが
設定として すくすくそだったお嬢さんが主人公だったりします。
その背景。
Commented by cazorla at 2007-02-21 04:41
グリーンアゲインさん むずかしい問題ではあります。
育良クリニックみたいな医院が増えてくれることを望みます。
どこでも いろんな口実で お金の請求があります。
たとえば 上の子と一緒に入院した場合。
育良 無料なんです。 おまけにたくさんビデオがあって。
こどもが 退屈しないようになってます。
少し散歩に行くくらいは 許可されてるし。
人間のつながり みたいな 医院がもっとできたらな と思います。
Commented by ぺけ at 2007-02-21 12:40 x
本人は必ずしもスクスク育ったとは思ってないくて(笑)、むしろ屈折し過ぎてる…と思ってます。

でも高校生の頃、「自分は難産だった」という友達がいて、そういう事をずっと聞かされて育つのと、子供なんて普通に生まれて来るもんだという感じで育つのとでは、自分が妊娠・出産というような局面を迎えた時に違いが出るかも?と思った事はあります。
結局そういう局面は一度も迎えなかったので、経験が活かされてないですね(笑)。

尚妹が生まれた時は、私は隣の部屋で、お隣のおばあちゃんに相手して貰ってたんですが、母が寝ている部屋に入ってはいけないと言われていて…で妹がオギャアと生まれて暫くしてから、もう入っていいよと言われたのに、何故か入れなかったんですね。襖の前に立ってて、最後は向こうから襖を開けてくれた記憶があります。…もしかしてあれが、屈折の始まりだったかも?(笑)
Commented by cazorla at 2007-02-21 14:57
ぺけさん うちの長女も 弟が産まれた時 怒ってました。
一緒に泊まっていたんでずが 帰宅する時 置いていって あかちゃんは 病院に置いていってー って泣きました。 
あれは 二歳と十ヶ月のときです。
ぺけさんは おいくつのときだったのでしょうか。
Commented by peque-es at 2007-02-22 19:45
妹が生まれた時、私は既に5つだったので、2歳10ヶ月のマリアちゃんが泣いて言ったような気持ちは、多分意識下に押し込めてしまった…と思います。物心ついて以来、自分から甘えるという事をした記憶がないから。

でも襖が開けられなかったのは、そういうことよりも、なんか子供なりに感じた「タブー」のようなものだった気がします。まだ生まれた直後で、それ(「妹ができた」という事)がどういうことなのか分かる前だし(笑)
多分「部屋に入って来ちゃいけない」と、強く言われた言葉に感じたタブーが、すぐには解けなくって、襖の前まで行ってるのに、それが開けられなかった…というような感じ。
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by cazorla | 2007-02-20 02:29 | こども | Trackback(2) | Comments(16)