伯母のこと ①
2008年 01月 04日
母と伯母です。
母がたぶん 六歳くらいの時 伯母は14歳くらいで 女学生。
昭和十年くらい。
伯母は 当時 東大に通う学生と 恋愛していたそうです。
東京から かかってくる 電話をいそいそととる 伯母を 母は見ていた。
でも 結局 結婚はせず 他の人と お見合いの結婚。
戦時中は 台湾に夫とともに住み 三人の子供を産む。
戦後 しばらくして 不慮の事故で夫を亡くし 未亡人に。
一度も働いたことがなく 三人のこどもをかかえ
でも 夫の家には たよりたくなく
どうしたものかと 歩いていたら
神父さんに 出会った。
教会の中であったかい お茶を飲みながら 神父さんは静かに 話しを聞いてくれた。
そして 某保険会社を紹介し 伯母は 保険の勧誘員になった。
おばのおっとりしたしゃべりがかえって 好感をもたれ 売り上げナンバーワンに。
でも この神父さん とっても具体的で実用的な神父さんだな
と この話を聞いて思いました。
伯母は そういうわけで クリスチャンです。
現在 八十八歳ですが
三年前 この元東大生から 連絡が来ました。
戦後 おたがい どこにいるのかわからないままだったのが
風のたよりに 伯母が 未亡人になったと聞いて 是非会いたいと。
当時八十五歳。
でも 結局 おばは会いには行きませんでした。
自分を思い出す時は きれいだった頃の顔で思い出してほしい そう思ったから。
たぶん。
彼女の息子 つまり 私のいとこが こっそり会いに行って
小一時間ほど 思い出話を聞いてきたそうです。
人生は 物語に満ちている。
でも ちょっと 悲しい。
それでも ほのかに 甘く・・・
ボクも同じ気持ちでつ
今年も宜しくお願いします。
映画のようなお話ですね?The Age of Innocence (1993)という映画が丁度そのような状況で男性が会うのを止めて去る・・・・という結末です。
自分だったら、そうするんだろう~~と思わせる終わり方で、印象に残る映画でした。今年もまたお邪魔させてください。良いお年を。
叔母さんは幸せな青春を送られたのですね、生きてれば母は91歳位。
あまり時代も変わらないのに母は苦労ばかりでした。そんな美しい恋愛はなかった事でしょう・・豊かな人生だったんですね。
きっと、女手ひとつで育ててくれた思いがあるのですね。
大なり小なり、誰しもそんな物語、あるのかな。
一人よがりの物語はよくある話しでも、叔母様のように相手が連絡してくるって、すごい!
14歳で恋愛ってのが個人的にはピンとこないんだけど、でもおかしな話じゃないんよねぇ。
今年の年賀状で、大阪時代につきあってた子(極貧時代になぜか離れていかなかった子)の名前が旧姓に戻ってました。
住所も実家になっていました。
少しだけ詳細が書かれていて(離婚したとかはひとことも書かれてないんだけど)、その後にケータイの番号が手書きで。
どうしたもんかとちょっと迷ってる年の初めです。
そうそう、実用的な神父さんに笑ってしまいました。
たしかに、実用的な神父や牧師にはお目にかかったことがありません。
ちなみに実用的なカウンセラーってのもいない気が・・・。
素敵なお話ですね。
私が伯母様の立場だったら、やはり会いに行かないのかなとぼんやり考えてみました。
その男性も年を重ねて、きっと怖かったかもしれないですね。
それでも会いたいと、時がたってもずっと心の中で想っていてくれる人がいることはとても素敵です。
今年第1号の心にじーんと来るお話でした。
でも 少女時代の物語にエピローグができてよかった。
会ってしまうと 大事にしていたものが消えてしまうかも
しれない。
そんなふうに考える人と
消えてしまう程度のものなら消えても良いから
確認してみたいと言う気持ちに駆られる人
色々かもしれないですね。
おしえていただいたもの 作りたいと思いながらまだ そのまま
今年は 少し 腰をすえて てづくりの生活 復活したいと思います。
今年も 教えてください
よろしくお願いします。
きっと 結婚話にいきにくかったのかもしれないですね。
女の人もきちんと 意思表示できなかったと思うし・・・・
そういう番組が 流行ったんですね。
今年もよろしくお願いします。
検診だけで 薬で体がやられているので 薬をやめて
しばらく 体力つけて 24日 一時二十分 に 執刀だそうです。
今回は 具体的に時間も指定です。
こころが 少しゆれる
そんな青春時代のあわい 恋愛・・・・ですね。
従兄弟には ものすごくわがままを言ってるらしいです。
よく 母にも 手紙とか 小さなプレゼントを贈ってくれたり
やさしい人です。
相手の方は 九十で ひとりくらし。
あの時代の男性 大正浪漫の ロマンチストだったのでしょうか・・
家族が見るを前提なので 全然深い意味はないと思うので
安心してください。(もしくは がっかり? 鼻の下が縮まった?)
一回くらい 電話してみたら?
ちょっと 声が聞きたいだけかも。
きっとね セイロンベンケイさんの 声聞いたら 力がわく
とおもったんじゃないかな。
私も 体調悪いと 聞きたくなるモン。
あけましておめでとうございます。
私もきっと行かないだろうなー と思います。
もし 何年もつきあっていて
たまたま 好きなんだけど なんかちょっとしたことで別れてしまった
という関係だったら また違うと思うけど。
淡い 恋は やっぱり大事に心のすみっこにしまっておく・・
男女別学の女学校・中学時代のほうが
恋文 短歌 詩 などなど
あの時代の野枝さんもそうですが
恋愛が 今より ずっとリアルだったような気がしますね。
またまた 思ってしまいました。 すっごい若いと思ってたから。
未来 って ないのかな?
状況見えないから わかんないけど
あまり考えずに 自然体にしてると
ほんとに大事にしたいものは つるんと やってきてくれる
かも。 ネット上でも 会えたって
やっぱり縁だよね。 彼にしても 私ともにかさんにしても
ね。