かくれんぼ

以前にも書いたのですが 現在 小三の子供達に混じって 音楽学校初等科で ビオラを習ってます。

うちの息子 (小四 音楽学校ピアノ科二年 九才) の質問。
「ママー どうして ピオラ 習ってるの? 
あとは 死ぬだけの人なのに。 
覚えて 五日後とかに死んだら かなしいよね。
キケ(先生の名前))のせっかくの仕事も ゴミ箱行きだね。」

どぎつい言い方するな こいつ と思ったのですが
学ぶというのは 結果より 過程が大事なのだ というようなことを 良い母ぶって 説明しました。

娘(小六 音楽学校フルート科四年 12才)が ある日 私の個人レッスンに くっついてきて
じっくり レッスンの様子を見たあとの感想。
「びっくりしちゃった。 キケ ちゃんと教えてくれてるね。
 まるで まだ 将来のある人に対してみたいに」

なんで うちの 子達は 母親を老人あつかいするのだろうと思いながらも 笑い話として 友人達に話していました。

でも ある日 娘がフルートを吹いているときに その音色を聞きながら 彼らがなぜ そんな言い方をするのかわかったのです。

母親は 子供達を 赤ちゃん時代の思い出によって 愛している。
もちろん いろんな要素がまじってるし 母親というのは 無条件に子供を愛しているのだと思います。 それでも おとなになっていく過程で どうしようもなく うざくなるときだって あるかもしれない。 また 動物はある程度の年齢になると 子離れの儀式をして 決別していきます。
でも 人間は 思い出によって つまり 思い出というものを 所有できる唯一の生き物は それによって 愛をはぐくんでいくのだと思います。

その一方で 子供達は 母親の死んでいく日を恐れながら そのことに対する 恐怖心によって愛を強めているのではないかと ふと 思ったのです。 その気持ちが ああいう表現になってしまったのではないか そう思ったのです。

以前 大江健三郎氏の息子さんが お祖母さんに「ぱあちゃん 元気に死んでください」といったエピソードを紹介していました。 表現としては なんだか 変だし 人によっては びっくりしてしまうかもしれない。 でも お祖母さんは ちゃんと 理解して にこにこして 「はい ありがとう」と 答えたそうです。

ママは なんでも一生懸命がんばって きれいな人だった なんて 四十年くらいしてから思い出してもらうために 今日も ビオラの練習です。
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Commented by 104hito at 2008-06-18 07:35
ボクも「元気に死んでください」って言わてニコニコできるhitoを目指しまつ^^p
Commented by saku_888 at 2008-06-18 09:54
うちの母も祖母が死んでいく恐怖をまざまざと感じ、愛が強まったのですね。
Commented by maron415 at 2008-06-18 09:55
生ビオラと生ギターの二重奏楽しみにしています。
遠隔地で同時にってのテレビでは見るじゃん。
過程が大事なんて、大人になんないとわかんない感覚なのかな?
Commented by antsuan at 2008-06-18 10:45
おじいちゃんおばあちゃんのいる世帯では、そういう会話、今でも聞けますよ。でも親子ではねぇー(笑) 
子供と共通のことをやっているなんて、素晴らしいですね。

Commented by syenronbenkei at 2008-06-18 16:07 x
>ママは なんでも一生懸命がんばって きれいな人だった 
なんでも一生懸命がんばった人だった、、、だけじゃ不満なのね(笑)
Commented by monika at 2008-06-18 16:34 x
私の知らないあいだに更新してる!お元気そうでなによりです。
マリアちゃん 中等科合格おめでとう!enoravuena…だっけ?
スペイン語をどんどん忘れちゃう。やっぱ使わないとだめですね。
家族で室内楽団結成の日も近い?
Commented by npura at 2008-06-19 17:57
いや、日本の子供達とは違い、直接的な言葉を言ってる~とビックリ
あなた方がこられたら、沢山の帽子を前において自由に演奏してもらいましょう
それから高級料亭へ、勿論中身次第では高級お好み焼きに変更有りということで(笑)
Commented by transitroom at 2008-06-19 21:28
息子さんの質問...凄っ(゜o゜)
子供たちの質問には、時々びっくりさせられますねぇ(^^ゞ

「元気に死ぬ...」ホント、そうありたいものです(^◇^)
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:57
ひとさん は そんなひとです ♡
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:58
saku_888さん
人生にリミットがあるのは 悲しいけれど 同時に 自分のほんとうの気持ちをきちんと見つめることができるのですね。
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:58
マロンママさん
セイロンベンケイさんのレベルになるまでには 十年以上の修行が………

大人にならないとわからないことっていっぱいあるよね。 
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:58
あんつぁん も 海の男生活という 男同士の世界があって素敵です。
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:59
セイロンベンケイさん 
>、、、だけじゃ不満なのね

もちろん。(笑)
Commented by cazorla at 2008-06-20 07:59
もにかさん
普段なにげに使ってることばも 書くとなるとどうだっけ・・・と 辞書で調べました
Enhorabuena
住んでいて 話していても 書いてないと 忘れちゃいます。
子供にバカにされないように ちょっと勉強しなくては・・・・・

ご無沙汰していてごめんね。
これからもよろしゅーに。

Commented by cazorla at 2008-06-20 07:59
プラーさん
広島お好み焼き いいですねー。
中身・・・って 一瞬 服の中身 ナイスボディかどうか
かと 一瞬思ってしまいましたが 帽子の中身ですね。
中身を増やすために 練習させますっ。
Commented by cazorla at 2008-06-20 08:00
トランジットルームさん
子供って正直すぎて 時々 ががーんと落ち込みますが
そんなこと言ってるうちが おもしろかったりしますよね。
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by cazorla | 2008-06-18 07:13 | こども | Trackback | Comments(16)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla