いつも二人で

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長男は 特に チノ(中国人)と呼ばれるのが嫌いだ。
次男は 性格がきついから チノと呼ばれたら チノと言い返す。
まったく 論理的ではないが このワザはけっこう 使える。
相手は黙る。
長男は 悔しがる。
だから ますます 言われる。
五人に取り囲まれて いじめられた時は 二人をノックダウンした。
私の指導のたまものである。
時々 疲れた夜は 一人で泣く。
誰が 言った? ママがこらしめてやる! と言うと
夫は 慣れなければダメだという。
傷ついてるんだから 傷つけられているんだから と私が言うと
傷つけられることに慣れなければダメだ。
ずっと 生きていくためにはと 言う。

中国人は 出て行け と胸ぐらつかまれ 殴られて
九才にして 世界と闘うのだ。
中国人ではないからますます 悔しい。
でも 論理じゃ ないんだ。
強くなろうね。

注 マドリッド時代は なかったいじめ(上級生の)。 年齢のせいもあるかもしれないし
   アンダルシアの山の中の田舎 ということもあるかもしれない。
  十代が いま 荒れているというのも事実です。




先日 出会った隣村に住む画家は 中国人の女の子を養女にしている。
マラソン大会幼稚園の部で優勝した かわいい女の子だ。
中国人の養女の場合は 複雑だ。
ずっと スペイン人として 育って 両親もスペイン人なのに
ある日 突然 世界の中で 中国人として扱われる。

「差別はありませんか」と バカみたいな質問をした。

彼は言う。
「あるでしょ。 あるから 健全な世界なんです。
なかったら それは異常だ。
表現するかしないか。 表現するのが普通の世界。
なにも言わず 傷つけることもしない世界は どこにもつながらないよ。」

アルカラ・デ・エナレスの大学 外国人のためのスペイン語クラス。
某アメリカ合衆国のカトリック系大学の学生が参加する。
アメリカのカトリック系は 中流の上 クラスの家庭。
だから 差別は よくない ときちんと教育されているのだろう。
アフロ系の学生とも礼儀ただしく きちんと話す。
しかし 異常なのは クラスやバスで まったく 別々に座ること。

差別はしない。しかし 区別はする。
でもいつまでも平行線。
色の違うカップルが 少ない。

日本には 娘が四才になるまで住んでいた。
娘を連れて歩くと 沢山の人が 振り向いていた。
「見てっ きゃー かっわいいーー」
悪気はないのだ。
褒めているのだ。
それでも 娘は傷ついていた。
娘はいつも 下を向いていた。
隠れていた。
暗くて 話すのも嫌い。
悪気もないことばには 相手を拒絶し 人間ではないモノとして扱っていることが隠れている。

中国人 出て行けー と言う方がはるかに きつい言い方かもしれない。
それは きちっと 片を付けられる。
日本の反応とスペインの反応と どちらが ましかなんてわからない。
それでも 少なくともののしりには 人間として 扱っている
対等に闘える余地が残されている そう思う。

娘は 弟にどう対処するか 教えている。
彼女は もう自分の問題は 抱えていない。
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Commented by antsuan at 2008-08-30 10:37
うちの末っ子、誰も分かってくれないとシクシク泣いています。
お兄ちゃんにいじめられ、お母さんに叱られ、お父さんは話を聞いてくれない。(笑)

そう、差別がある現実を認めなければ克服なんて出来ませんよね。
でも逞しい子供たち。それだけで癒されます。
Commented by akikonoda at 2008-08-30 10:53
生まれ育った日本においても、区別も差別もあり。
ものとしてあつかわれたり、よくぼうをみたすものとしかみなかったり。ですよね。

子どものとき、父親の仕事の関係で、イランに住んでいたのですが、その時も、良く、韓国のひとや中国のひとと間違われました。
東洋人に対して、目を吊り上げるしぐさをして(目が細く、鼻が低いというイメージがあるのでしょうね)、馬鹿にした態度を取るひともいました。(イランのひとでも仏蘭西のひとでも)

異質というだけで、どこかで見られている気配をいつも感じていましたが、そこから始まることもあったのは確かでした。

そのような目で見られても、嫌いになれないのはどうしてだろうと思ったのですが、違うとこは違うけどけど、やはり、どこかでつうじていると言う安心感があったからかもしれません。

それを未だに探している風なところがあるなと、つくづく思います。
Commented by surrrrround at 2008-08-30 11:07
日本もそうなんですけれど、異種を排他する強い風潮がある地域・・・
存在しますよね!
納得いかないけれど、その地域が特別なわけでもないし。


わたしの友人は日系ブラジル人で現在ポルトガルに住んでいます。以前遊びに行ったときに、一緒に車で観光をしていたら、車を止められてトランクの検査をされました。中国人が何か販売などをしているんじゃないか?みたいなことで、アジア人の車の荷物チェックは時々あるみたいですよ!

不条理に思えたけど、それも防衛本能のひとつなのかもしれないし・・・。

一人でも理解してくれる人がそばにいれば、頑張れますよね。
頑張って下さい!応援しています。
Commented by otebox at 2008-08-30 11:15 x
「チーノ。」この夏、私もやられました。田舎町でお茶の場所を探してるときでした。むかしは「違うぞ、日本人じゃ。」とむきになりましたが、あまり久しぶりだったので『ああそうだったなぁ。』なんて懐かしかったりしました。
「健全な・・・。」お言葉ですな。そうでなくちゃ『私』を生きることはできないです。
Commented by sahanji_yoko at 2008-08-30 14:48
私がときどきお世話になる治療師さん。
バブリーな青春時代、世界各国を旅行してたのしんだらしい。
でも、東南アジア系やインド人が料理するレストランにはいかない。
手の色をみると食欲をなくすから、というの。びっくり。

妹はイギリスに留学したとき、ヨーロッパ系のグループにまざると居心地がわるかったそう。
韓国人グループにまざっていっしょにご飯食べて、リラックスして、自分はアジア人だなー、と。べつに差別もなかったし、どっちかっていうとモテたそうなんですが。

知り合いのペルー人(大阪在住)が、チナは美人だ!なのに日本人の女の子に中国人みたいに美人だね、っていうと怒るんだ、といってました。
Commented by npura at 2008-08-30 15:26
兄弟っていいですね♪
自分が経験して、解決した事を伝えているなんて
そうやって其々が、いつのまにか問題解決していくんですね(^0^)

>表現するかしないか。 表現するのが普通の世界。
 なにも言わず 傷つけることもしない世界は どこにもつながらないよ

使わせていただきました(笑)
Commented at 2008-08-30 16:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rorie at 2008-08-30 17:02 x
無言や隠語による差別は、本当に闘いにくい相手ですね。日本にはこの手がすごく多いです。
息子君たち、頑張ってますね。ぎゅってしたくなる。
わたしは小一のときに3つ4つ年上の女の子にいじめられていました。わたしにはっきりと意地悪を言わないで、じわじわと『ああわたしのことだ』って分かる方法でしたよ(笑)

慣れることも必要なんだろうけど、強くなることももっと大事な気がする。
2人をノックアウトするなんて、頼もしいです。
そんな野郎はやっちまえ! ですよ!!
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:13
あんつぁん
子供に泣かれるのが一番つらいですね。
赤ん坊の時は 全部 いやなこと取り除いて居心地よくしてやれたのに。
もう なんにもしてやれない。
だから おいしいおやつを作ってやります。

喰い盛りです。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:14
あきこさん
イヤなこともある でも 好きなこともいっぱいある。
そのバランスがわかってきたら 世界観も変わるのかも知れませんね。
世界をそのままの形で受け入れる姿勢を
この小さな村で少しずつ学んでいってほしいです。
世界の中で生き続けるために。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:14
surrrrroundさん
ありがとう。
理不尽な感じのものってあるでしょうね。
帰国の関税でだって いやな思いをすることがあります。
自分の国に帰ってきているのに
パスポート偽造なんていうのもあるからかも ですね。

たくさん 友達もいるし これからもきっと楽しい思い出がいっぱいできるでしょう。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:14
おてさん
それがいやだから って 世界旅行をやめるわけにもいかないですね。
色んな人がいて 駆け寄ってきて 大喜びしてくれる人もいますもんね。
私も 旅行したいなー。 おてさん 今度はこっちにいらしてね。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:15
さはんじさん
自分がアジアの一人だと感じられたのは良い経験ですよね。
友人はコートジボワールで外国人の会に入っていました。
外国人だから ガーナ人も同じ仲間。
視点が変わるのって いいですよね。

オリエンタルは きれい というのもほんとだし
それに誇りを持つことも大事ですよね。
そう言う意味で女の子のほうが 世界闊歩ができる。
男の子は いろんなコンプレックス があったり
サムライたちは 小さくてもかっこよかった って 思い出さなくちゃ ね。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:15
プラーさん
こんにちは
兄弟がいるって いいと思います。
私も 年なのに無理して産んでよかった。
絶対 兄弟作ってやろうって思ってたんです。 少数派だから。日本でもここでもね。

いろんなこと もっとオープンに ポジティブに話した方が良いですね。
ネガティブになる傾向があるように感じます。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:15
鍵コメさん
それは ないと思います。
大丈夫です。
Commented by cazorla at 2008-08-30 21:16
rorieさん
女の子世界のほうが そういうわけわかんない いじめがありますね。
男の子はノックアウトして 強いモノ勝ち。
サッカーうまかったらみんなの尊敬も集められる。
だから がんばって 体鍛えてほしいです。

Commented by barrameda at 2008-08-30 21:30
痛い程、分かります。子供なら尚更でしょう。

僕は母に「男の子は絶対に喧嘩はしてはいけない」と教えられたので
喧嘩はしませんが、数人に言われたら彼と同じようにしたと思いますし
時々文句の言い合いはあります。
「チノ」って言われたら、「誰がチノなの?おまえがチノなの?フェオくん」
と言ってますけど(笑)。

母は絶対、喧嘩しちゃダメって言ったけど強くなくちゃダメとも言ってて、僕は柔道は黒帯でボクシングも通わされた。
そういうのモロッコとかで本当に役に立ちます。武道はホント、向いてないけど。

それにしても旦那さんの慣れなくちゃ駄目なんだっていう見解がとても素晴らしいです。
スペイン人でそこまで考える人、多くはないですよね。かっこいい。
Commented by junjapon at 2008-08-31 02:34 x
Cazorlaさん、ご無沙汰しております。お元気ですか。久しぶりにPCちゃかちゃかしています。

私も郊外の町に住んでるからか??も~30半ばの年齢だというのに(苦笑)、チナ~!ってこちらで、たまに言われますよ。駅まで自転車で行ってるとき、若い女のコたちや、バイクにのった若い男のコ、また4才くらいのコにまで(苦笑) この町、私6年前から知ってるんですが、以前にくらべてかなり中国人数が増えました。お店がたくさん。 
息子くん、頑張ってほしい!
Commented by cazorla at 2008-08-31 03:42
barramedaさん
立派なおかあさまだ。 私が 喧嘩やらせて どうする(笑)
体を鍛えるって 大事ですよね。 その自信は 絶対 オーラになって
出てくるから。

スペイン人って うちのダンナみたいなのではないのですか?
きっと 彼も外国生活長いから なんでしょうね。
日本では イタリア人がこんなところで何してる とか言われてました。
スペイン人って いつも 闘牛士かフラメンコのかっこうしてると思ってるから イタリア人かフランス人と 思われてたのです。
Commented by cazorla at 2008-08-31 03:44
じゅんさん おひさしぶりです。
地域にもよるけど 最近の若いものは (て言い方も変だけど)
なんかね ぶしつけなヤツが多いです。
悪気はないけど 頭を使ってない そんな感じ。
息子は 傷つくけどね。
がんばるしか ないね。 ありがとう。
Commented at 2008-08-31 10:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by maron415 at 2008-08-31 10:27
ごめん、関係のないことなんだけど
おばさんは、
どうしても、この二人を見ていると
う~ん セクシー♡と思ってしまいます。
と、一番上の写真を前にアップしたときも言ったような気が…
Commented by peque-es at 2008-08-31 13:52
大昔、初めてスペインに行った頃、通りすがりの悪ガキたちに、chin... chin... chincheta ! と囃された。一緒にいたイタリア人のオバサンが、「あれはピロポを言おうとして、うまい言葉を思いつかなかったのよ」ととりなして(?)くれましたが、私はそれにしても 押しピンってのは、語彙が貧しすぎない?と思った(笑)。

差別語が排斥されてる現代の日本で、差別も区別も教えられないで、人は皆同じというような意味のない幻想を植え付けられて育つ子供たち、逆に可哀想とも思います。
他にも、少子化だから、大学なんかもあの手この手の幻想で生徒集めようとしてるし…でも実社会じゃ通用しないでしょ? でニートになったりもするんじゃないかなあと…
今の日本の教育受けて、それでグローバル社会に放り出されて、外国人と競ったら負けちゃう人も多いと思う。

人はひとりひとり違ってるのに、それを教えないのは本当の平等じゃないですよね? 自分が差別してても、それに気がつかない人間が増えるだけ?
Commented at 2008-08-31 14:02
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miki3998 at 2008-09-02 03:14
cazorla さん、 コメント欄が閉じてあったので こちらに残しますね。

  御嬢さんの写真、きっとcazorlaさんにそっくりなんでしょうね。 穏やかな表情もそうですが、 ちょっと鋭いまなざしも きっとママ譲りなのではと思って拝見しました。

  病院のことが書いてありましたが、私は詳しい事情は存じげませんので、無責任なことは言いません。

  ただひとつだけ・・・ いつかそちらで思いっきり自由に スペインの草花を触って、生けて・・・あなたの部屋に飾ってみたいです。 いつかって、できるだけ早いいつかです! 言いだしっぺは あなたですからね。よろしくです!!
Commented by cazorla at 2008-09-03 07:19
鍵コメさん
ほんとは もっと 近づいてみたい。
もっと じっくり 知り合ってみたい。 今度のことでも一番公平で。
ありがとう。 
Commented by cazorla at 2008-09-03 07:20
マロンママさん
いつまで こんな感じかわかりませんが。
そのうち 臭くなるんだなーと。
Commented by cazorla at 2008-09-03 07:22
ペケさん 
実は たんに 関係を持ちたいけど どう 持ってきていいのかわからず はやし立てる場合もあるかもしれないですよね。
思い切って 繋がってみると 三割ぐらいでも 仲良しになれるかも。 なにもなかったら なにもないままかもしれないし。
お互いに言いたいことが言えれば いいな と思います。
Commented by cazorla at 2008-09-03 07:24
鍵コメさん
ご心配 ありがとうございます。 とりあえず 戻ってきて元気にしております。 はやく 終わってしまいたいんですけどね。
夫婦で 二人三脚 子育てしてるし 母の世話もあるから 優先順位で。 夫のことには ちと おどろきで もう 四十代後半だなーと。
Commented by cazorla at 2008-09-03 07:26
miki3998さん 
子供時代に自分の顔を見ながら ここはこういうふうにと 強調したらこうなるという顔だと思います。基本は 私 べたに 日本人ですが。 性格 似てるんでしょうねー きっと。 だから 腹がたちます。

スペイン生け花展 絶対やりましょう。
あの 籠の生け花 見て 思いました。
日本的なものと こちらの籠のとか
こちらのセラミックとか いろんなのまぜて 
わくわくしますね。
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by cazorla | 2008-08-30 08:26 | こども | Trackback | Comments(30)