「ほっ」と。キャンペーン

それをひとは スキャンダルと言う。

ミラン・クンデラ スキャンダル と言うのが出ていて
彼がまだ若い頃
チェコの共産党員だったとき ある若者が西と通じていて
それを 警察に伝えた。
そして その若者は 28年間の刑を受けた。

ミラン・クンデラが その時のことを十字架にして小説を書いていたとしても不思議ではない。

夫は 鬼に首を取ったように 
ミラン・クンデラ なんとなく 胡散臭いヤツだと思ってたんだよ だと。
(うちの夫は だいたい文学が好きではないし
わたしが熱愛する男性は 現実にそばにいる人も
遠くにいる人も 同様に 好きにはなれないのです。)

過去のことで 文学作品の価値が下がるとは 思わない。
それは 過去のことだし たぶん
それは ずっと 彼の中で くすぶっていたことだと思う。

そして だれでも 若い時に ある種の熱病にかかってしまうことがある。

世界終末戦争 (新潮・現代世界の文学)
マリオ バルガス・リョサ / / 新潮社 に 殺人を犯して悔い改めた人が出てくる。
悔い改めたあとに キリストの再来と思われる人のグループに入り
改革のために 闘う。 一つの宗教戦争の実話をもとにした話です。


で わたしは このことがあっても ミラン・クンデラを尊敬する気持ちに変わりはありません。

そんなあやうい気持ちで 
たとえそれが たかが読者として であっても
だれかを尊敬したり 愛したりは しないのです。

愛した人たちのことは 今も とても 強い気持ちで愛しています。
尊敬している人たちのことは いつも 尊敬しています。



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矛盾のない人生なんて ない。
過去は 今をさばいたりしない。









あの時代に・・・。






ロマン・ロランの「魅せられたる魂」は 良い小説でした。
中学生の時だったか あれを読んで そして その後 詩人吉原幸子の人生に
共感しました。 その魅せられたる魂が テレビドラマ化され まず 「スキャンダル」という
題名で始まり それでは あまりにきつすぎるということで 「人はそれをスキャンダルという」という題名に変わり 山口百恵主演で 放映されました。 
山口百恵 好きでしたが 魅せられたる魂は キリスト教的罪の意識が底辺に流れる作品だったから すごい違和感で かなりうんざりしてしまったのでした。
でもふしぎなことに その題名がいまだに頭の隅にある。

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Commented by antsuan at 2008-10-19 09:49
人は懺悔のために小説を書くのではないかと思ったりしています。失恋ものが多いのもそのせい。
でもそれって、かなり隠れ仏教徒的な匂いがします。(笑)
Commented by cazorla at 2008-10-19 16:48
あんつぁん 
西洋思想って 基本的には 仏教的な匂い?
デカルトって 仏教でしょ?
表現の仕方がきついから わかりにくいけど
デカルト こいつ 絶対 ひそかに仏教関連本 読んでたに違いないと
密かに思っておりました。
Commented by もにか at 2008-10-20 02:26 x
このことについてcazorlaさんからなにかひとことあるだろな、と思ってました。いま読んでる源氏物語を読み終えたらそのつぎは「存在の…」を読んでみようと思います。
Commented by cazorla at 2008-10-20 06:45
もにかさん
アンテナ はってまんな。
もにかさん自身は こいつあくどいな とか感じた?
存在の・・・で 犬の寿命がつきようとしているときに 主人公が パンを口にくわえて四つんばいで 歩いて犬と遊ぼうとする場面があるの。 こんなことを書ける男はぜったい ほんとの意味でやさしい男だと思う。 だんなには あめー と言われてますが。
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by cazorla | 2008-10-19 07:42 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(4)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla