村人生活@ スペイン
2022-04-12T23:53:46+09:00
cazorla
あなたに会いたくて・・・・
Excite Blog
子供の歪み?大人の歪み
http://cazorla.exblog.jp/29916399/
2022-04-12T23:53:00+09:00
2022-04-12T23:53:46+09:00
2022-04-12T23:53:46+09:00
cazorla
こども
最近、プールに行く時間を変更した。年齢的なものかな?以前のように朝張り切って出かけられない。そういうわけで12時にプールに行く。(ちなみにスペインの昼ごはんの時間は午後2時なので、プールも1時半に閉まる)
土曜日の12時は幼児クラスもあるので、着替え室には男児が来る
男児
スペイン男児は特別なのか、日本の男児とは違う
いや本当に違うのかどうか
というのはSNSで#男児ママは息子を女性スペースに入れるな が花盛りの頃を思い出したから
そのときは男児を更衣室で見かけなかったので、はっきり断言できなかったのだ
もう一つの記事も、ちょっと読み直してみた。
日本の男児は本当にそんなにエロいのか。
エロいことに興味を持っているのか。
あんなに母親と息子とべったりなのに?
それとも小さいうちから、インプットされてくる情報がすごいのか。
久々に男児諸君と更衣室を一緒にして思うのだけど相変わらずスペイン男児はママのそばから離れないし、他人にはシャイ。
一人、ふらふらと女子便所に入って便器を触ってる子がいた
トイレ使おうとうっかりその子がいるところに入ったら、びっくりして走って逃げていった。
スペインの男の子との違いなのか、日本男児の存在は異様。
それともそれは被害者妄想?
男児は4歳くらいでもなんらかの形で要求してるの?
これって子供の問題じゃなく大人の意識の歪みが反映してるんじゃないかなと、ふと思った。
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今年の春は狂ってるinスペイン
http://cazorla.exblog.jp/29894381/
2022-04-10T23:32:00+09:00
2022-04-10T23:32:12+09:00
2022-04-10T23:32:12+09:00
cazorla
カソルラ
戦争が始まって
ロシア・ウクライナ
ロシアのウクライナ侵攻というべきなんだろうけど
そしてウクライナから格安の小麦粉・ひまわりオイルが来ていたのが来なくなって
食品の値段が急上昇
そしてロシアのガスが来ないイタリアその他はガス代が急上昇
スペインはアルジェリアから購入していたんだけど
こちらもアルジェリアとモロッコの冷たい戦争状態からガスが来ない
その上、我らが首相サンチェスがモロッコを支持するから
アルジェリアはスペインだけガス代を上げると言いだした
ガスが来るようになっても上昇値段
ひまわり油がこんなに高いなら全部オリーブオイルにしましょというとオリーブオイルも便乗値上げ
それでもひまわり油みたいな理由がないから上昇率はやや低め
ガソリンも高価になって
気軽に村の外には出られない
そういう春を過ごしていたら
普段は夏に来るサハラからの砂嵐がきてしまった
かなり強い嵐で、例年はアンダルシアだけの被害なのが北スペインまで
白い建物の我が村は建物がうっすら黄色になっている
雨が数度降ったけど相変わらず薄汚れている
せっかくブログを始めてたのに途中でまたもや長らくギブアップしていたのは
ブログを始めた当初から好きだったミミズさん(seironbenkeiさん)がやっぱりいないから
かつて「重箱の隅」というとっても素敵なブログを書いていたのだが
ブログを始めたばかりの頃、何をどう書いたらいいのかわからず
その時にミミズさんと出会って、それで本格的に書き始めた
始めた頃は40代
マロンママがいなくなって
昔の記事を見るとマロンママのコメントもあって
とても懐かしい
60代になると10年後に何をしているかという展望を積極的に持てなくなった
生きているのかいないのかもわからず
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マルメロの陽光をもう一度みたいな|マルメロのジャム作った
http://cazorla.exblog.jp/29740812/
2021-11-08T09:15:00+09:00
2021-11-09T09:18:56+09:00
2021-11-08T09:15:05+09:00
cazorla
未分類
ご近所さんにもらったマルメロ
マルメロはスペイン語でメンブリージョ
基本的にはこの植物の名前なんだけど、メンブリージョで作られたドゥルセ・メンブリージョをメンブリージョと呼んでいる
スペインでは特別によく食べられる(よく食べられていた)食べ物
ハムやチーズを売っているチャクテリアと呼ばれるお店には必ずメンブリージョが売られていた
チーズと一緒にサンドイッチにするのが、スペインの伝統的なおやつ
最近ではあまり見かけないのは、スペインの習慣というよりマドリードの習慣だからなのか
90年代前半に『マルメロの陽光』という映画が岩波ホールで上映された
画家のアントニオ・ロペスがただひたすら木になっているマルメロ(メンブリージョ)を描くという映画
描き終わってから踊る場面が愛しい映画
マルメロの陽光 [DVD]ビクトル・エリセ/紀伊國屋書店
マルメロをジャムにすると白い果肉がざくろ色になる
その神秘的なことがスペイン人の心を捉えていたのではないかと愚考する
メンブリージョ(マルメロ)のジャム
できたよー
白い果肉が柘榴色に変色するの
不思議ね pic.twitter.com/ME249py5nr— くみこ🇪🇸アンダルシアの田舎在住 (@atapies) November 7, 2021
お台所でお祈りをする主婦たちの姿が見える
このご近所さんにもらったの
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歩くことがたいせつだということ|オムツのない生活は歩くことで作られる
http://cazorla.exblog.jp/29739610/
2021-11-07T06:02:00+09:00
2021-11-07T06:02:16+09:00
2021-11-07T06:02:16+09:00
cazorla
こども
基本的に私は4600gの巨大児を2度産んでいるので、可能性が高いのではないかと震える
オムツをするようになると認知症だと思う人もいる
だけど、オムツをしても頭はしっかりしている人は多いの
うちの祖母がそう
78歳で亡くなったが、亡くなる前の数年はオムツをしていたらしい
昭和30年代だから当然オムツは布
祖母は母と母の兄と3人で暮らしていたが、祖母は自分で洗っていた
オムツを見せることさえしなかった
頭と下半身の繋がりが薄れてくるのだそうだ
祖母は47歳のときに未亡人になった
つまるところ家の主人となったわけだ
男であれば独り者で女性関係などで移動もあるが、女主人はどどーんと座ったままの状態
だったのだと思う
威厳だけは維持したまま、オムツ生活に入る
言いたいことはオムツをしているのは認知症ではなく、頭だけはしっかりしている状態なのだ
そういうわけでわが村の高齢の女性陣はよく歩いている
2kmの散歩コースがあるのだがそこを1日に4回歩いている人も
ジムではひたすら歩くマシーンで歩き続ける
スペインではオムツになったら人生終わりと感じてる人も多く、オムツになるのは完全に死を間近に控えた人だけ
1人暮らしの高齢者の家には介護者が散歩をさせるために毎日訪れる
歩くことで脳と下半身のつながりを維持していくのだ
ずいぶん昔、「私の部屋」という雑誌に吉田兼好に学ぶ教育とかいうような連載があった
私は12歳の頃から子育てに大層興味を持つ子供だったのでよく読んでいた
そこにはオムツを外すためには歩かせることと。
老人だけではなく、赤子も同様に歩くことで脳と下半身が紐づけられる
うちの子供たちは3人とも、トイレトレーニングというものはしなかった
それでも1歳でしっかりオムツが外れたのは歩かせていたからだと思う
小さい子供は手を繋ぐとバランスが取れない
バランスが取れないと歩きにくいので歩かなくなる
自由に歩かせること
末っ子はスペインで産んだので歩くのが遅かったが上2人は日本で産んだので5ヶ月で歩き始めた
このくらいだと小さすぎて手を繋げない
ただし小さいから危なくなれば抱え込むことはできる
そうして自由に歩かせて1歳でオムツを外した
そして現在の私は自分自身がオムツにならないようにプールと散歩三昧の生活をしている
ちなみに母も92歳でオムツではなかった
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人道主義って何だろう|神戸の裁判結果に寄せて
http://cazorla.exblog.jp/29737543/
2021-11-05T06:52:00+09:00
2021-11-05T06:52:42+09:00
2021-11-05T06:52:42+09:00
cazorla
スペインの新聞から
神戸で5人殺傷した人が無罪になったというニュース。
スペインでも最近、関連性のある事件が起きた。
ある殺人者が精神鑑定で完治したと外部に出されたのだ
そして9歳の男の子を殺傷しまた捕まった
この殺人者は最初の殺人で40ヶ所以上をナイフで刺していた
なぜかというと、それで性的エクスタシーを感じるからだと
そう強姦しながら40ヶ所以上を刺したのだ
出所する際、彼の姉を責任者として指定した
これも責任を司法から家族へ移すため
基本的に性的な異常者だ
ペドフィリアでもある
もし出所していなかったら…という仮定は誰にもあるだろう
9歳の男の子の死
私はついつい母親のことを想像する
ペドフィリアの性のおもちゃにされて殺された息子
こんな残酷なことってあるだろうか
この神戸の事件も無罪判決なら外に出るわけ?
ある期間は多分精神病院に入れられるだろうけど
精神病院側としてもここまで重症の患者は受け入れたくないだろうに
Hola @PabloEchenique ,este es "Mortadelo" violó a una mujer, mató a otra y ayer asesinó a un niño de 9 años.
Tú y los tuyos, estáis en contra de la prisión permanente revisable y a otros se nos queda corta la cadena perpetua.
¿No os da vergüenza? pic.twitter.com/5etxJ2lxlt— 𝑱𝒆𝒔ú𝒔 𝑴𝒂𝒚𝒐𝒓𝒂𝒍 (@jemayfe) October 29, 2021
私たちはこの裁判官や出所を許可した責任者の名前をしっかり覚えておこう
9歳の男の子が死んだのは、彼が治癒したと判断されて自由を与えた人の責任だ
これから神戸かどこかでまた何らかの事件が起きたら
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生後1週間の赤ちゃんも話せばわかるという奇跡を教えてくれたスペインの看護師さん
http://cazorla.exblog.jp/29736453/
2021-11-04T06:40:00+09:00
2021-11-04T06:40:48+09:00
2021-11-04T06:40:48+09:00
cazorla
こども
長女を産んだ時に、夫はよくちゃんと説明した?と聞いた。
説明?してないけど。。
まだ月齢1ヶ月だし。
夫はよく話しかけた。
東京に住んでいたときの話
末っ子はスペインで産んだ。
41歳の子供なので、問題はあった。
それでも助産師さんが最高のスペインでは、出産は日本よりずっと楽。
もちろん3人目ということもあるだろうけど(自然分娩は2人め。1人目は帝王切開)
それでも出産前に妊娠中毒になって、かなり母体は危ない状態。
末っ子は生まれてすぐは肝臓の値が正常ではなかった。
多分母体が病気だったからということだったが念のために検査。
毎週、病院に行って血液検査をする
血液を採取する時、長女はT女子大でぐるぐる巻きに縛り上げられていた
動くと危ないから
びっくりして周りのママ友に話したら、当然のことでそれがひどい扱いだったという認識はなかった
なるほどそういうものなのかとその時は納得した
生後1週間の末っ子はどうするだろうと心配だった
2人の看護師さんが担当だった
「これから血液を採取するの
それはあなたが病気かどうかを知るためよ
もちろん、痛い
痛がらせたくはないの、本当よ
だってあなたはとってもハンサムで素敵で優しくて、私たちはみんなあなたを愛してるんだから
でもね、血液を取らないとあなたが本当に健康かどうか、もしかしたら治療しなくてはならないかもしれないこともわからないの
ごめんね、少し痛いの
わかる?」
実際はもっと長かった。そしてなんて可愛いの、あなたと言いながら、縛ることもなく抑えることもなく血液採取が行われた
末っ子は一瞬泣いた
でも悪意があって痛くしたわけじゃないのだからと、必死で我慢んしてにっこり笑った
本当に可愛い笑顔だった
ちゃんと話せばわかる
これが大切なのだよ
ちなみにWHOでは、子供を縛ることを禁止している
スペインの病院では壁に子どものための10カ条のようなものが書かれている
その中に「私たちは子供を縛りません」と書いている
末っ子が2ヶ月、長男2歳 長女4歳アルカラ・デ・エナレスで
上2人が幼稚園に通っていた頃
これは通学風景
朝は涼しくてジャケット
末っ子、必死にカメラを持つ母を見ようとしてるよね
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電気代が高騰しているスペイン|ちょっとだけ電気代が下がるお休みの日はお菓子作り
http://cazorla.exblog.jp/29734312/
2021-11-02T09:22:00+09:00
2021-11-02T09:22:49+09:00
2021-11-02T09:22:49+09:00
cazorla
スペイン 文化 言葉
洋梨ってどちらかというとリンゴより柿に近い果物だと思う。
ほっとくとすぐにじゅくじゅくになってくるので、そうなると食べられない。結果お菓子の材料に。
じゅくじゅくになった洋梨は市場でも無料でもらえることがある。
そういうの使ってお菓子を昔から作ってたんだなとスペインに来て思った。必ずしも高級菓子ではなくて。
というわけで今日はじゅくじゅくになった洋梨でケーキ。
余って硬くなったパンを使ってパンプディング。
スペインは電気代が250%上がったと言われる。実際にそうらしい。だから余り物の材料でお菓子を作ることが果たして倹約になるのか分からないが。
でも美味しいものね。
10年以上漬けてるラム酒漬けレーズンもたっぷり。
でこちらは余り物じゃないけどクッキー。
アマゾンで買ったクッキー型をまだ使ってないから。
アイシングで色つけると可愛いと思うけど甘すぎるからココアパウダーまぶしただけ。
というわけで連休は電気代が平日より安いのでお菓子作ってました。]]>
外国語を話していて褒められたら…
http://cazorla.exblog.jp/29731769/
2021-10-31T07:12:00+09:00
2021-10-31T07:23:34+09:00
2021-10-31T07:12:09+09:00
cazorla
スペイン 文化 言葉
村に住んでいるので、みんな無邪気。
誰もがスペイン語を話せるのが当たり前と思っています。
ある日、ある18歳くらいの女の子に「クミコは日本語が話せてすごい!」と言われました。
「だって私、日本人だから日本語話せるよ」と言って大笑いしたら真面目な顔で
「だって日本語は難しいもの。私、聞いててちっともわかんない。本も縦に書いてるし、全然読めない」
「だって生まれた時からずっと聞いてるし、学校でも習うから読めるようになるよ。あなただって、スペイン語を生まれた時から聞いてるからよくわかってるんでしょ?」
すると彼女、さらに真面目な顔でこういうのです。
「だってスペイン語は簡単だもの。私みたいなバカでもみんな話してるよ」
本当に心からそう思ってるみたいで微笑ましかったです。日本人だって誰でも日本語話してるっていうのが想像つかないみたいで。
そういう環境の中にいるから、スペイン語が上手ねとは誰も言いません。
1990年に旅行した時はさらに全国的にそういう雰囲気が強くて、英語で話しかけられたことはありません。
美術館でも英語圏の人にもスペイン語で「リュックはロッカーに入れてね」と言っていました。わかんないのでその人は美術館に入らず、出て行ってしまいましたが。
もちろん当時は外国人といえばフランス語だったので、ボンジュールと挨拶されたことはありますが。
今は都会に行くと中国語か英語で話しかけられることが多いです。驚くのはセビージャのお土産やさんがみんな中国語で話しかけてくること。
きっと簡単な会話なんでしょうけど、全く知らない言語だとすごいスキルに見えますよね。
でもスペイン語を普通に話している場面で「スペイン語上手ね」というのは、私は失礼な行為なんじゃないかなと思います。
ずいぶん昔、英語圏の人たちが日本で少しだけ日本語を話すとみんなが「日本語上手」というのがすごく嫌だと話していたので、それが頭の隅っこにあるのかもしれません。
スペイン語は英語に比べると特殊言語だから、その特殊言語を少しでもわかっていると感動して「上手だ」って言ってくれる、素直に喜ぶべき、という意見も読みました。
ところが、スペイン人てそんなに単純ではありません。
ローマ人の時代も含めれば3000年以上の歴史を持つスペイン人は京都人のような「いけず」なところがあります。
ギター留学をしていた男の子がいました。はっきり言ってほぼ全くスペイン語ができない。それにもかかわらず、fワードというかスラングをバンバン入れて会話をしていました。
するとみんな「スペイン語上手ね。まるでネーティブよ」と口々に言っています。
本人も結構その気になっていましたが、彼がいなくなると口々に悪口が始まりました。
「なに、あれ、聞いてて気持ち悪い」
外国人はあまりスラングを入れるべきじゃないと思います。それは雰囲気とずれる感覚がわかりにくいから。
そしてスペイン人も意外と思っていることと言うことが違うので注意したいと思います。
幼稚園に入るまでは三人の会話は日本語でした。顔が日本人なので今は旅行すると、英語で話しかけられるそうです。
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親も歳をとっていく|つい忘れがちだけど
http://cazorla.exblog.jp/29730727/
2021-10-30T08:30:00+09:00
2021-10-30T08:30:18+09:00
2021-10-30T08:30:18+09:00
cazorla
母のこと
やはり日本を遠く離れて母親のことが心配な人も多いのだろう。
結婚する時代は親というのは永遠にそこにいて守ってくれる存在だった。
ある日、ふと気づくのだ。
親も歳を取ると。
うちの子供たちもきっと私がずっと元気だと思ってる。
実は私自身もそう思ってる。
でもいつか歳を取る。
もしかしたら突然わけがわからないくなるという可能性だってある。
認知症になった人は60代なんてザラだ。
ご近所さんのお母さんは65歳でアルツハイマーになって25年間お世話をしていた。
実家がうちの近所なのだが、新興住宅地に家を買っていたのでそこからお母さんを連れて毎日実家に通っていた。
そこにはいろんな思い出の品がある。そこで毎日2時間程度過ごして、そして帰る。
そういうことがアルツハイマーの症状を進行させないために役立っていたのだろう。
そういう人を見ると、私はちゃんと母の介護をしてなかったような後悔に似た気持ちが湧いてくる。
母はよく認知症になった作家の話をしていた。
彼女の記憶では国木田独歩だったが、先日調べてみると国木田独歩は30代で亡くなっている。
それで調べたらどうやら丹波文雄のことらしい。
世話をしている娘の方が60代で死んでしまったと母は何度も話していた
だからなのか、私が60になる前に亡くなった。
ボケる前に死にたいのよ、ともよく言っていた。
コロナが広まってなかなか会いに行けないことも影響して母親を呼び寄せようと思う人も多いのかもしれない。
父親が亡くなって、1人で生活している母親。
そういう人は多いのだろう。
活動的なお母さんだと、日本での生活にきっと未練があるだろうけど。
母も「日本にいたら」とたまに愚痴をこぼしていた。
78歳の母はまだ魅力的だったから、日本で恋愛のようなことがあったかもしれない。
そういう可能性を潰したかなって罪悪感もある。
でも、それでもやっぱり一緒にいてよかった思う。
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父の隠し子事件
http://cazorla.exblog.jp/29726530/
2021-10-26T08:15:00+09:00
2021-10-26T08:15:38+09:00
2021-10-26T08:15:38+09:00
cazorla
思い出
世の中には詐欺をする人たちがいる。
大昔、森繁久彌氏が主役で赤サギというテレビドラマがあった。
結婚詐欺の話で、夢を売る仕事だと主役が言う。
それに近いのが最近流行っているロマンス詐欺。
先日72歳の人が逮捕されていた。
外科医とかになりすましてネット上で知り合った女性から合計1億円だまし取ったというニュースだった。
会ったこともない人に100万単位のお金を渡すほど気持ちの良いチャットでの会話ができるのは、21世紀のシラノドベルジュラックと言ってもいいかも。
小説家になったら成功したかも。
本気で騙されるわけではないけど、寂しい時はなんとなく騙される方向に気持ちが行ってしまうのかもしれない。
先日 この記事で書いたようにうちの両親も私がスペインに移住して寂しい思いをしていた時期に詐欺師のようなよく分からない事件に巻き込まれた。
父の隠し子と称する女性が現れたのだ。
私より20歳近く年上の女性だった。
私が生まれたのは父が37歳の時。
ってことは17歳。
電話がかかってきて母が話した。
「お金とか認知とかそう言う要求はしません。ただお父さんと呼んでみたいのです」と彼女は言ったそうだ。
母はとても気の毒に思って、お父さんって呼びたいだけならいいじゃないかと。
全く母は能天気なのだ。
そして食事をしに両親のいる家にやってきた。
父はそんな覚えないしと言ったんだけど(当たり前だ)、母は単純な人だから(純真とも言う)60歳になるまで父親を探してた可哀想な人を助けてあげたいと思ったようだ。
普通じゃ考えられないと思う。なんか書いててうちの母はバカなんじゃないかと思われるかもと、ちょっと今困ってます。
母は基本的に周りの価値観に左右されない強い意志を持っている人で、けっしてばかではないの。ただ、人の悪意があまりわかってない。
一緒に食事をしたって言う事実を証拠として裁判ということになった。
認知をしてほしいと。
裁判所に行って「そういう覚えはない」といっても食事をしたという事実で裁判官は女性の味方。
反対にお説教されてしまった。
私が2年振りに帰省した時は、二人とも信じられないくらい(特に母が)歳をとっていて驚いた。
多分父の状態が悪くなったのも70を過ぎて裁判所に何度も行かなくてはいけなかったことが原因だったかも。
母はやっぱり寂しかったのだ。
娘という60歳の女性が時々遊びにきて一緒にご飯を食べたり、お話をしたりしたら楽しいような気がしたと後で言っていた。
世の中に悪い人がいるっていうことをあまりよく分からないまま年をとったのかもしれない。
そして一人娘がずっと遠くになってしまって寂しかったんだろうね。
だからコロナで帰国できない状態になっている人たちのご両親が心配。
うちの母みたいに何にも分からないまま年をとってしまう人は少ないと思うけど。
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母のいない時代
http://cazorla.exblog.jp/29725421/
2021-10-25T07:05:00+09:00
2021-10-25T07:05:28+09:00
2021-10-25T07:05:28+09:00
cazorla
母のこと
地元の大学を選んだのは、経済的な問題もあるがやはり就職率の高さと住みやすい街ということ、そして未だに地元のサッカーチームのメンバーだからだ。
そういうわけで、サッカーのシーズンが始まると週末は試合のために帰ってくる。
金曜日の練習と土曜日か日曜日の試合。
今週は長女も帰省している。フルートのお手入れのためにルティエに会いに来た。
金曜日から木曜日まで1週間滞在。
クリスマス以来帰省していなかったということもある。
だから久しぶりに土曜日は4人で食事をした。
夜は、娘と末っ子と3人でおしゃべりをした。
日曜日はルティエに会いに行った。
私も行こうと思っていたら、ちょっとした用事ができて行かなかった。用事はすぐに終わったのでのんびりと過ごす。
こんな時、昔だったら母に会いに行ってたなと思った。
土曜日は賑やかだったから日曜日、誰もいない家で寂しいと思ったのではない。
母に会いたくて寂しいと感じた。
まだ子供達が小さかった頃に夫が子供たちと一緒にマドリードにサッカーを見に行った。
あの日母は我が家に来て、一緒に『黒蜥蜴』を見た。
もちろん毎日会ってるのだけれど、その日はなんとなくイベント性が会った。
なんとなく。
もっとイベント的なこと
何かをしておけばよかった。
何か
日曜日、末っ子は大学のある街へ帰った。
娘はここにいる。
それでも、私は私の子供部屋を思い出す。
スペイン生活21年だけど、実のところ13年は母と一緒に居たんだなと。
だからストレスもなく、楽に生きてこれた。
3年前に12年ぶりに帰国するほど、全く帰国もせずに過ごせたのも結局は母がそばにいたから。
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さらに遠くなってしまった日本
http://cazorla.exblog.jp/29724269/
2021-10-24T07:02:00+09:00
2021-10-24T07:03:30+09:00
2021-10-24T07:02:33+09:00
cazorla
思い出
スペインに移住したばかりの時、日本には両親がいた。
両親がどんなに遠くでもいるということは、私を元気にしてくれた。
母は毎月2回くらい小包を送ってくれた。
メインは本で、子供用の絵本や私の雑誌と新刊。村上春樹と吉本ばなな。
吉本ばななはスペインで読むとすごく面白いということを発見した。たまたま移住前に古本屋で見つけた吉本ばななが面白くて、母に伝えたら本が出るたびに送ってくれるようになった。
そして「ねーね」という雑誌。
今週15日(水)発売の『ねーねー』がただいま全国の書店様にむかっています🚚表紙は公開されたばかりの #映画すみっコぐらし のすみっコたち❣️ ふろくはバッグとしても使える手提げ長めのナップサック。誌面でも、映画の情報をたっぷりご紹介しています🦑 pic.twitter.com/2DyJwO0xl3— ねーねー編集部 (@nene_chara) September 13, 2021
中にある券を集めると可愛いバッグがもらえるとかいう企画の時は母がその券をちゃんと切ってバッグも一緒に送ってくれていた。スペインに来ても毎年帰国しようと思っていたのに、すぐに3人目を妊娠。
末っ子を連れて里帰りした時はすっかり2人とも歳をとっていて驚いた。
子供と一緒に写真を撮るのに、アルバロとの写真は撮らなかった。
そのくらい歳をとっていた。
その原因になったちょっと驚くべき事件はまたの機会に。話し出すととにかく長くなりそうなので。
その時父は79歳、母は75歳だった。
こうやって数字を見れば高齢者だったんだってわかるけど。
でも親はずっと私を守ってくれる存在だと疑ったことがなかった。
滞在が終わってタクシーに乗る前に挨拶したら父がニコニコして「またおいで」と言った。
そしてそのあと母に「これが最後かもしれないね」と言ったそう。
それで母は激情して、私に何度も電話をかけてくる。
「最後じゃないよね。またくるよね」と。
でも父は分かっていたのだろうね。
父にとって最後だったということを。
私はちーっとも父に優しい良い娘ではなかったけれど。
これが最後という時、なぜかわかるのかもしれない。
日本は今の私にはとてもとても遠い国だ。
私の子供部屋はもうそこにはないのだ。
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イカゲームが流行っているスペイン
http://cazorla.exblog.jp/29723427/
2021-10-23T11:17:00+09:00
2021-10-23T11:32:53+09:00
2021-10-23T11:17:07+09:00
cazorla
スペイン 文化 言葉
最近は私自身の学生生活も終わり、夫との生活が主流になってしまったので世事に疎い。
うちの娘は同世代との付き合いが多いはずだが、何と言ってもクラシックミュージックと文学グループが主流なので世界からは取り残されている。
だから「イカの人に似ている」と言われてもピンとこなかった。誰かがちゃんと教えてくれた。
まあ、そういうわけで娘はウヒャウヒャなっている。
小説も書いてるくせに(というかだからとも言える)、うちの娘はとてもミーハーでちやほやされると単純に喜ぶ。
「ママ、私ねイカの人に似てるんだって。ママ イカゲームって知ってる?あのね、韓国のねドラマなんだって」
とウヒャウヒャわざわざ電話をしてくる。
それで世事に疎いくせに、やはりミーハーな母親である私もググってみた。
はっきり言って全く別タイプ。どう転んでも似てない。
結局は、アジア系、みんな同じ というだけなんじゃないか。
ずいぶん前に日本人のある女性がバルのウェイターに「日本人も韓国人もみんな同じ顔だよね」と言われて怒って「スペイン人もフランス人と同じね」と言い返してやったという武勇伝を書いてたのを読んだ。
だけど私としてはこれにはちょっと疑問点が複数残った。
同じ顔っていうのが無邪気な感想でしかないと思ったから、そんなに怒ってもねということと、フランス人とスペイン人はあまり似てないと個人的には思っているから。それにフランス人と言われて起こるかどうかという点にも疑問が残った。
そこでフランス人と見分けがつかないと言われた場合どう感じるか、20人の若いスペイン人に聞いてみた。
「フランス人でも南フランスあたりは人種的に同じだからね」というものや「フランス人みたいにおっしゃれーってこと?」
「おかまっぽいという意味なのかな?」
十把一絡げにしてしまうことはある意味差別と言えるのかもしれない。
でもやっぱり同じように見えるというのはしょうがないのではないかと思う。
見慣れてないから。
私も久しぶりに日本の映画を見ると若い人がみんな同じに見えてストーリーがわからなくなる。
いや、日本人だけじゃないよ。
カソルラに住み始めた時は、中年以上の女性が区別がつかなくて挨拶してた人とそうじゃない人がわからなくて困った。
都会人と違って衣服の着こなしが似てるのだ。
というかマドリードあたりだと半分くらい外国人だから見分けられるけど、ほぼほぼスペイン人だらけのここでは(田舎の中ではイギリス人やドイツ人が多いエリアではあるが)みんなが同じに見える。
というわけで失礼になってはいけないので、とにかくよくわかんない時は全員に挨拶をしていた。
びっくりされることも度々だったが、そうやって住み続けていると段々と見分けられるようになってきた。
まあそういうものでしょ。多人種、それも見慣れない人種は見分けが難しいと思う。
娘、明日帰省するのです。明日は午後5時にプールを予約しているので一緒に行きます。
小学校でブス第2位に選ばれたので、綺麗な人に似ていると言われると喜ぶ傾向があります。
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ポルシェのある風景
http://cazorla.exblog.jp/29721044/
2021-10-21T06:02:00+09:00
2021-10-21T06:02:27+09:00
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cazorla
思い出
ちょっとお金持ち地区はポルシェが並んでいるらしい。
ヨーロッパだとメルセデスベンツは、タクシーとかトラックで見られるんであまり珍しくもない。(でもうちでは買えず、ファビアです)
それでふとポルシェの思い出。
日本は80年代、90年代はバブルだったのでポルシェを見かけることもあった。
下落合に住んでいたんだけど、下落合駅周辺は美観地区指定で小ぎれいになろうとしていた。
目白のお金持ち地区には及ばないけど、目指したい人も多かったのではないだろうか。下落合から目白の幼稚園に通っていると結構大変だとママ友が言っていた。
花見パーティーを自宅でする家が多く、招待されるんだけどお礼にお呼びするわけにもいかず。
下落合は銀行の社宅と郵政省と社宅があった。
そんな下落合にもポルシェを持っている人がいた。
人と書いたがどんな人かわからなかった。
下落合の一軒家の車庫にドデーンとポルシェが佇んでいた。
ポルシェのフロントガラスには、大きな文字でPORSCHEと白文字で書かれていた。
「君たちはビンボーだからわかんないかもしれないけど、これがポルシェなんだよ」と教えてくれるみたいに。
その家には10坪程度の庭があって、ミロのビーナスのレプリカが飾っていた。
夕方そこを通るとミロのビーナスは工事用ヘルメットをかぶっていることがほとんどだった。
ご主人がお仕事から帰宅して、ビーナスはヘルメット置き場として使っているようだった。
下落合は夕方になると煮物の匂いがあちらこちらから漂う場所。
そういう場所がちょっと懐かしく感じる。そこにはまだポルシェがポルシェと書かれて主人が乗るのをじっと待っているのだろうか。
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野生動物も住み着いているスペインの畑事情
http://cazorla.exblog.jp/29719992/
2021-10-20T06:44:00+09:00
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cazorla
カソルラ
オリーブ。
オリーブの木は決められた間隔で植えられています。オリーブ畑を売る時は、オリーブの木の本数で売買。
オリーブの木の状況にもよりますが、1本600〜800ユーロで取引されます。
こんな風にオリーブの木はまっすぐ並んでいます。整列されているのはトラクターが間を走りやすいためでもあります。
どんぐりの実が落ちてた。
先日の記事ではまだ木になっていたけど。
スペインの農村は、畑と自宅が別々。
村は集落として発達する。
米作だと手入れのために毎日通わなければならないから、自宅と田畑が一体になってるのだと思う。
オリーブや小麦はあまり手入れが必要ではないので、自宅から離れていても問題ない。
だからここには野生の動物が住み着いている。
Hurónと呼ばれるタヌキのようなイタチのようなものや野うさぎ、ノネズミたちが穴を掘って住み着いている。
先日は我が家の愛犬ブーブがそういうのを見つけて巣の中に飛び込んだ。
覗き込んでも見えないくらい地下の奥の方
遠くから吠える声がする
でもHurónとかモグラとか、意外と長い爪を持っていて目玉をえぐり出して防衛する
全くもって無防備な室内犬が野生動物に対抗できるはずがない。
30分くらい呼び続けてやっと出てきた。
3月頃に来ると狂ったようなウサギたちを見られる。
ウサギたちの恋の季節。
3月兎が英語で狂人を表すのはそのせい。
一度は30匹くらい走り回ってた。
こういう時はワンコたちをしっかり捕まえておかないと一緒にどこかへ走り去ってしまいかねない。
時として山ヤギと思われるフンが残っていることもある。]]>
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