「世界のハーモニー」(短編集) 1991年に読みましたが 今回 読み直して ぐっときたことば。
短編 「父親ごっこ The Would-be Father」
主人公 ジェロームの兄が妻と一緒に自動車事故に遭い 亡くなってしまう。
一人取り残された 幼稚園児の男の子を引き取り 独身の彼の父親業が始まる。
小さな男の子グレゴリーは ジェロームの家に住み始めて テレビばかり見ている。
特に 漫画と教会の礼拝番組。
そして グレゴリーはジェロームに お祈りは どうやってするのと訊く。
ジェロームは 信仰深い家庭に育ったわけではないから よく知らないと正直に答えると
とにかくやり方が知りたいのだと 男の子は言う。
「よくわからないけど」とジェロームは言った。「でもこうしたらどうだろう。夜 ベッドの脇にひざまづいて 頭を垂れて目をつぶるんだ。 そして楽しいことをおもうんだ。 それと何かほしいもののことを。(中略)」かれは そこでグレゴリーの反応をうかがってから訪ねた。 「でも なんでそんなことをしたいんだね?」
「もしかしたら、 それが何かの役にたつかもしれないでしょ?」グレゴリーは答えた。
世界のハーモニー (Hayakawa Novels)チャールズ バクスター / / 早川書房
ISBN : 415207731X
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「
もしかしたら、 それが何かの役にたつかもしれないでしょ?」幼稚園児の男の子の答えにおもわず ぐっときてしまった。
これを読んだ 1991年 は このことばは素通りしていた。
人生には リミットがある。 そのリミットに頭うちされながらも ささやかな希望に支えられて 人生はつなげていかなくてはいけないんだ。
ふと 開いた本のあいだから なつかしいはがきが出てくる。
ボブ・マーレーの絵はがきで そこには まるっこい あなたの字。
「人生にはリミットがあります。
そのリミットがあるという事実を知って 初めて 僕たちは 心から 祈ることができるのではないでしょうか。 そして 宗教のないぼくは 祈りの代わりに歌います。」

老眼鏡ができていました。
歩いていると めがねやさんのピラールが 私の名前を呼んでいる。
来週の木曜日だと思ってたのに。
これで 本がいっぱい読めます。
ピラールが目の奥をのぞいて ある奇妙な変化をみつけ
検査した結果 脳腫瘍発見。
早期発見できた 命の恩人のピラールとめがねです。
本を読みたい という気持ちも 命の恩人。
いろんな要因 いろんな人々に助けられて 明日もたのしい1日が始まりますように。
おやすみなさい。