カテゴリ:カソルラ( 245 )

夏の色

カソルラのいつもの散歩道。
春はあんなにカラフルだったのに花の色が淡い。
夏の色って何色?
ギラギラ太陽。
蝉の声を聞く深い緑の木漏れ日。
真っ赤なワンピースのお嬢さん。
白い日傘。これは日本ね。
ここでもたまに見かけるようになった日傘。
大きなつば広の帽子。
特に観光地には外国人用につばのついたパナバ帽が売っている。
それが夏の風景。

それなのに花の色が淡い。


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まるで秋の七草のように、
でも私は実は秋の七草を知らない。
ただ、気持ちとして秋の七草のようにと書いているだけ。

あれだけ茂っていた春の花たちはどこに行ったのだろう。
一瞬にして交代できるほど、成長が速い。

鳥の声が聞こえる。
その瞬間、甘い空気が立ち込めた。

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いちじくである。
鳥がつついた。
甘い味を共有した、そう思った。


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もっと夏が進んでいくとスペインの夏は黄色になる。
ひまわりの輝く黄色ではなくて、枯れた草の倒れた黄色。

こういう時期にスズメの子供達が巣立ち始める。
子雀を連れた親鳥が、大きさは同じくらいなのに床に落ちた餌をついばんで口に入れてやる。
そして、子雀は拾って食べることを覚えていく。
まだ、飛び立つのに時間がかかる。

我が家の犬、みかんがそういう子雀を見つけた。
あともう少しで捕まえるところ。
親鳥が飛んできてみかんの鼻先に飛ぶ。
犬は近くにいる獲物の方が可能性があると本能的に思ってしまって、ついそちらを追う。
その間に子雀は飛び立たなければならない。
でもまだ小さくて体がこわばって動けない。
みかんが親鳥が行ってしまうのを見て、また子雀の方に向き合う。
またもあともう少しで捕まえるところまで追い込む。
するとまた親雀が来た。
そういうことを何度か繰り返して、やっと子雀が飛び立つ。
親っていうのは勇敢なものだと感心する。
そして、みかんの口が血だらけにならなかったことに安堵する。

スペインの夏はまだ始まったばかり。





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by cazorla | 2016-07-17 13:04 | カソルラ | Trackback | Comments(8)

アーモンドの実

アーモンドの実を見つけた。
たわわに実ってる。
何度か残り少なくなった残骸を取って母に持って行ったことがあるが、
こんなにたくさん実をつけているのを見たのは初めてのこと。
犬と一緒の生活が始まって、世界を見る目が変わったのだと思う。
子供が小さい時は、同じように世界はこちらを振り向いていた。
しかし、ある時期から陰りが見えてきた。
成長とともに背中を追いかける。
母の介護も、口論の時代が終わった、と思う。
母は老いを受け入れられなくて、介護を拒否していた。
今は、幸せな老いを迎えようとしている。
だから、世界の空気がちょっとだけ変わった。
空が私を誘ってくれる。
癒しというのはこういうものかと思う。
実は。『癒されました。』という言葉が嫌い。
そんなに簡単に、たかだか一枚の写真で癒されるなよ、と思う。
でも、意外と簡単に癒されるのかもしれない。
心が世界に開かれていれば、簡単に癒されるのかもしれない。

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これがアーモンドの実。

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こんなにたわわに実っている。


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アーモンド畑じゃないんです。
街路樹です。
害虫に強く、寒さに強く、暑さに強く、成長が速いので街路樹によく使われます。
おまけに葉が赤っぽいので、風景にアクセントが付きます。

収穫は、たぶん、ご近所の方達がするのでしょう。

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広場で子供たちの声が聞こえる。


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by cazorla | 2016-06-07 16:44 | カソルラ | Trackback | Comments(14)

夕陽を見ながら

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時々 というかしょっちゅう、自分が無能だなーって思って

自己嫌悪。


夕陽見ないといけないんですよー。 知ってました?
脳波が正常になるんだって。
夕陽見ないと狂うんだって。
悪い気持ちがにょきにょき出てきて
悪いことしたーーいって。

なんであの人が?みたいな記事ってあるじゃないですか?
やっぱりね、夕陽見なきゃいけないんです。
スペインは9時過ぎに見えるからいいけど
日本は早い時間ですよね。
会社に勤めていると見ない。

ちょっと仕事の手を休んで見ましょうね。
私も自己嫌悪に陥らないようにしますから。


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こういう時間帯って、家も一呼吸してるように感じませんか?
ああ、1日終わったなーって。

とにかく
気持ちが落ち込んでも、家に帰ってお風呂に入って。
そしてお布団に入る。

朝になったら元気になってるかもしれないし。


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野の花です。
可愛いでしょ?
名前は知りません。


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by cazorla | 2016-05-27 01:23 | カソルラ | Trackback | Comments(18)

花の季節

今咲いてる花たち。
今年は 雨が多かったので たくさん花が咲きました。

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不思議なんだけど
野生の場所にいる野の花より
半分管理された散歩道の野の花の方が 野生的だ。
それは 雑草として 時々 市役所から 伐採に来るから
それに対抗すべく 野の花は 荒々しくなるのではないかと思う。

森の花より ずっと野性的。

その強さに時として ドッキリさせられる。


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by cazorla | 2016-05-20 22:00 | カソルラ | Trackback | Comments(4)

屋根の下には

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家々の間 写真の真ん中。
広場が見えます。
サンタ マリア広場。 プラサ デ サンタ マリア。
1920年は 新しい広場と呼ばれていた広場。
今は 古い広場と呼ばれています。


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たくさん人が立っています。
何をしているのでしょう?
観光客のグループですね。
ガイドの説明を聞いている。
ここは ナポレオンが攻めてきた時。。。。云々。

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屋根の下にはいろんな人生。
こうやって 上から見ていると ちょっとくらい 小さくても大きくても 家なんて 対して変わりはない
と思ってしまいますよね。
屋根の下 笑いがあったり 涙があったり 口論があったり



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眠っている子供がいたり。

末っ子です。
14歳ですが 眠っている時は まだまだ 子供です。



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by cazorla | 2016-04-21 03:01 | カソルラ | Trackback | Comments(25)

春が来た カソルラ



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春の持つ力はすごい。
ちょっと目を離すと次々 違う花が咲く。
それも 40センチ 50センチの高さに 一瞬にしてなる。
どういうことだ。

一週間前は どこに潜んでいたのか。
この黄色い花。


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緑色だけれど これは花?
桜のようにも見える。

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犬のみかんは 草を食べまくり。
気をつけないとイヌサフランを食べてしまう。
前 飼っていた犬は イヌサフランを食べて死んでしまった。


実は 先日 バジルを買った。
昔は 種からちゃんと育てていたんだけど
最近 忙しく ふと気づくと種まきの時期を失している。
だから ひと鉢のバジルを買った。
カソルラ村の住民は バジルを食べない。
ハエが入らないように窓辺に置く。
私はいつでも 夜食に一人スパゲティを食べられるように
台所の物干し場に置いた。
ふと気づくと 葉っぱがない。
枯れたのか?
いや 茎は とても瑞々しい。
私がバジルを見ていると
(正確には バジルの茎)
犬のみかんが じっと見ている。
目があう。
君かい?
彼女が 食ってしまったのだ。

悲しい。。。。

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今年はまだまだ 寒い日が続きます。
普段は 夏なのにね。



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by cazorla | 2016-04-19 01:12 | カソルラ | Trackback | Comments(18)
うちの犬のみかんは 去年の夏に来た。
ほぼ一歳の時にうちに来た。
それまではコルドバの娘の家にいたので まだ 田舎生活は 10ヶ月くらい。
まだまだ 若いので 好奇心いっぱい。
先日 初めて 近くで 馬を見た。
馬もみかんを見た。
ちょうど 食事中。
散歩道で 草を食べていた。
一瞬 食べるのをやめて みかんを見たが
(その時 口が ほんの数秒 止まった)
自分に危害を加えない生き物カテゴリーに入れて
また 草を食み始めた。
みかんは 立ち上がった。
二本足で しっかりと。
立ち上がって 馬を見ている。
四つ足。
でも猫ではない。
猫なら 追いかける。
犬でもない。 犬には 三つのカテゴリーがある。
遊べるやつ 退屈なやつ いけ好かないやつ。
そのどれでもない。
一体 こいつは何者だろう。
でかいけど 遊べるのかどうか。
二本足で ずっと 立っているみかんを見て
こうやって 好奇心いっぱいのサルだけが 二本足で歩いて
人間になったのかなーと思った。


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遊べるやつに会えた日はラッキー。

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by cazorla | 2016-04-03 04:47 | カソルラ | Trackback | Comments(4)

生きているということ

娘が連れてきた犬のみかんのおかげで 散歩に出かけることが多くなった。
もちろん 毎日のお散歩のことではなく
遠くまで歩くことが多くなった。
川沿いに歩いて行って
川の始まるところまで行く。
そこには 山の礼拝堂がある。
15世紀の建物。
ほぼ ほったらかし状態。
そこは 広々としていて みかんは喜んで走り回る。
鳥を見ると 追いかけていく。
鳥を捕まえたいのか。
鳥を捕まえるのが 人生の目標のように
走って走って 走り回る。
大きな天空の目から見れば きっと人間の人生もそんな感じ。
鳥なんて捕まえられないのは わかっているのに
いつか 捕まえられるかもしれない
そう思って走り続ける。
それでも その走っていることそのものが幸せなんだ。
走ってるみかんは 幸せ。


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これが 山の上のサン セバスティアン礼拝堂(Ermita San Sebastián)

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ほったらかし状態だから 木が生えてる?



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そう 木が生えてる。
生きてる。

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遠くに見える 我が村 カソルラ。


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途中の道にある洞窟の家。

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川の上の家。
涼しいと思う。

生きる 谷川俊太郎 
生きているということ
今生きているということ
それはのどが渇くということ
木漏れ陽がまぶしいということ
ふとあるメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと



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by cazorla | 2016-04-02 06:36 | カソルラ | Trackback | Comments(6)
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セマーナサンタも終わりつつあります。
土曜日 地元料理 ガチャミーガ試食会がありました。
娘と一緒に 散歩がてら出かけました。


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小麦粉を使った料理です。


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馬の顔飾り。

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地元の陶芸家の作品。

かごを編む人々。



ウロウロしてる間に ガチャミーガは なくなってしまいました。
娘が今度 作ってくれるそうです。







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by cazorla | 2016-03-27 02:31 | カソルラ | Trackback | Comments(6)

やっと春かな。

1月に すでに 春が来るという記事を書いたのに
その後 雪が降って 寒くなってしまった カソルラですが
三月も半ば 
今度こそ春になったみたいです。


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いちじくって おかしな植物です。
葉が出る前に実がつき始める。
食べられるようになるのは 9月。
まだまだ 固いです。

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花の名前を知りません。





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by cazorla | 2016-03-14 19:43 | カソルラ | Trackback | Comments(8)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla