「ほっ」と。キャンペーン

<   2006年 01月 ( 23 )   > この月の画像一覧

私たちがスペインに引っ越してきたとき 2000年9月 長女マリアが4歳 長男1歳11ヶ月のときでした。 もしも 子供達が完全に日本人であったらスペインの学校に行くための用意を滞りなくしていたでしょう。しかし 国籍がスペインだから 行けばその日から入れると安易に考えていたのでした。 事前に実は 小学校の秘書室で質問しておいたのですが 海外で生まれた子の前例がなかったので 来ればその日からクラスに入れます と言われたのでした。 ところが 出生証明書が必要なのでした。 スペインで生まれていたら そしてたいていの場合 生まれた所に住み続けている子が多いので 市役所に行けば 必要書類がだいたい揃うのです。 ところが マリアは東京で生まれているので 書類はその時点でまだ 東京にあるスペイン大使館。 市役所に行ったけど その時点ではどうしようもなく家にもどりました。
 ところが二日後 朝七時に電話がありました。 市役所からです。 女性の職員の人が朝 まだ 仕事の時間でもないのに電話をかけてきてくれたのでした。 
「ごめんなさいね こんなに朝早く。 仕事の時間になると 忙しくて電話どころではなくなるの。 だから今日は早くに来て 書類をそろえて 電話をしているの。 マリアのことなんだけど もう今日から学校に行けるようにしてあるから。 今日 連れて行っても大丈夫よ。 必要な物は あとで こっちに取りに来て。 いつでも大丈夫だから。マリアは学校に行きたがってる? そう よかった。 じゃあ 今日さっそく連れて行って。じゃあ またね。」
と かなり一方的に話して 切ってしまいました。 一体何が起きたのか 半信半疑でしたが とりあえずお役所仕事が遅いと評判のスペインであっという間に問題が片づいたのですから 嬉しくないわけがありません。
その後も 市役所に他の用事で行くと いつも彼女がどこかから出てきて キスの嵐のあとに「マリアはどうしてる? 学校が好き? よく勉強している?」と立て続けに質問していくのでした。 私の方はすっかり彼女の顔や名前を忘れているのに 彼女の方は 良く覚えていてくれて おまけに私の名前も子供達の名前も覚えていて 色々心配してくれるので スペインの市役所職員は なんて親切で 優しいのだと感動しておりました。
それから 二年くらいたったとき またまた用事で市役所に行くと 彼女がまた微笑みながら近づいてきます。 
「ねえ クミコ 私があなた達のことこんなに良く覚えているのって 変に思ってない?」
「実は そうなの。 もしも 職員の人たちが全ての利用者のことを覚えているとしたらそれってコンピューター以上の仕事よね。」
「もちろん 全員のことを覚えてるわけではないの。 実はね あのとき あなたのご主人からeメールをいただいて。 あの時確かまだ東京にいたのよね。 東京からマリアのことを心配してeメールを送ってくれたのだけれど それが本当にすばらしい文章。 もちろんあなたはよく知ってると思うけど 本当に正しいスペイン語の文章を書くのね。 私はね 感動して こんなちゃんとした文章を書ける人の娘さんを学校に行かせないわけにはいかない、なんとかしなくっちゃ と思って 入学許可取るために紛争したの。 あのメールまだちゃんととってあるわ。 正しい文章を書ける人がいるなんてすばらしい。 こんな文章を書ける人になりたい 本当に心からそう思ってるの。」
なるほど そういうことだったんだ。 確かに スペイン人でも 間違った話し方をしている人は多いし 小学校の先生だって 時々間違った文章でお手紙をくれたりする。 スペイン語って本当に難しいんだな。 そして やっぱり きちんと話したり書いたりすれば それに応じた待遇をしてくれるんだと思いました。 そして正しい文章に感動してくれる人がいる。
私も外国人ながらなるたけ正しくきれいな言葉で話すようにしたいなと思います。
確かに 話し方1つで 頼んだことがスムーズにいったり 気持ちよくすごせたりするようです。 これはスペイン語を話すときにかぎらないとおもいますが。
[PR]
by cazorla | 2006-01-30 15:30 | スペイン 文化 言葉 | Trackback(1) | Comments(11)
お気に入りのスーパーってありますよね。
私はマドリッド郊外に住んでたときは Champion カソルラに引っ越してからは MasyMasです。 どちらも配達が無料なので気に入ってます。
私は運転しないので やはりお買い物はたいへん。
持ってきてもらうとうれしい。
おまけに 出かけることも多いし 二時に子供達をおむかえに行かなければならないので
1時から1時半の間 と言う細かい時間割で持ってきてくれる スーパーでないといやなんです。  配達してくれるスーパーはいくつかあるけど 時間がおおざっは゜にしか指定できない。たとえば十時から十二時 みたいな感じだと なんとなくせっかちな私は落ち着かない。
Championの場合は四十ユーロから配達 MasyMasの場合はいくらからでも配達してくれます。 お婆さんの中には 一瓶のビネガーを頼んでる人もいるくらい。 おばあさんにとっては 小さな瓶ひとつでもたいへんですから。

メルカドーナというスーパーの便利な所は 電話で 配達してくれる所。 今日のおさかなはなにがいいか とか どういう料理にするからどういうふうにさばいてくれ とかいろいろ 指示できます。 赤ちゃんが生まれたばかりとか 年を取ってる方で 出かけるのが億劫なときなんか 便利です。

Diaはギリシア資本のスーパーですが なんとお財布を忘れたり お金がないとき150ユーロまて゛貸してくれます。 おまけに何でもすごい安い。たいていの街に一件あります。
e0061699_21373273.gif

[PR]
by cazorla | 2006-01-29 21:38 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(16)

またもや 雪

e0061699_2359568.jpg
e0061699_23592332.jpg

春が来たと思っていたら 
雪です。
そんなに寒くなかったのに
日中は12度以上だったのに

ドイツ ポーランドではかなりの方が亡くなられたようです。

早く本当に春が来ると良いですね。
[PR]
by cazorla | 2006-01-29 00:02 | カソルラ | Trackback | Comments(10)
e0061699_154388.jpg

今日の新聞は 可愛いって感じる物ってなにか というテーマで書かれていました。
これはたぶんスペインにも少しずつだけど確かにかわイズムが入りつつあるからだと思う。
20年前 アニマという雑誌にも一冊全部通して 可愛いとは何かについて特集されたことがある。 あのときも 丁度キティちゃんが売り出されたりして かわイズムの走りだったような。
かわいいとかわいそうというのは語源が一緒で なんとなくのろま 丸っこい顔 からだつき 柔らかい毛の質 などが  かわいい という感情というか かわいいと感じる物。 そして可愛い物を見ると セックスや おいしい物 コカイーナが刺激する脳の部分と同じところが刺激をうけるんだって。 
可愛い物見ると 顔がうふふ になるものね。

何年か前 絶対スペインにはかわイズムは侵略しない と夫は言ったけど 私は平和な時代が続いている場所には絶対かわイズムが入ってくると思う。 
[PR]
by cazorla | 2006-01-26 01:22 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(8)
e0061699_20364331.jpg

スペインの日本大使館から送られてくるカレンダー。
今年のテーマは生け花。 大きくてとってもきれい。
私は何も感じないんだけど 娘が「あれれれ」とびっくりしている。
一週間が日曜日から始まっているから。
そう 日本のカレンダーって 日曜日から始まるんでした。
キリストの国は 神様が月曜から土曜まで 地球をつくるために一生懸命働いて お休みするということからはじまってるから 日曜日は週の最後に来るんですね。
でも 考えてみれば週末の予定書き込むのに 土・日が一緒になってる方がらくかな。
ビジネス手帳はたいてい 土・日が最後にちっちゃくついてますよね。

でもこのカレンダーの良い所は 赤い丸のシールが付いていて 祝日に張れる所。
だって スペインの祝日は 地域によって違うので。
そういえばアルカラ・デ・エナーレスは「先生の日」というのがあって 学校がお休みでした。
先生が自分の勉強に集中してよい授業をする のが目的だったけど働くお母さんたちはとってもこまってました。
[PR]
by cazorla | 2006-01-25 20:43 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(6)

スペインのジプシー

アンダルシアはジプシーがたくさん住んでいます。 スペインではジプシーをヒターノ ジプシー以外のスペイン人を パジョと呼びます。 ジプシーは 色んな説がありますが インドから来たと言う説が一番 強いようです。 確かに顔の感じ 特に美しい女性の場合は インド美人みたいです。 マドリッドのジプシーは マドリッドのまわりの壊れかけた小屋に住んでいるのですが 少しずつ新しいピソ(マンション ・プロテクシオン オフィシアル といって公団住宅のようなもの )を 無料で与えて 少しずつ 普通に生活できるように援助しています。こどもたちも少しずつ学校に行くようになっていますが まだまだ小学校でやめてしまうケースか゜多いようです。 無料のピソを与えても バスタブとか湯沸かし器をはずして売ってしまったり ジプシーの人たちが ほんとうに普通の人と同じ生活感を持っていくためには長い道のりのようですが それでも十年前と比べれば 学校に行く子供の数も増えているし ドラッグを売る替わりに ペンキ屋として働いたり 少しずつ 変わって行ってます。
アンダルシアの場合はもっと生活の中に入り込んで 文化も(例えばフラメンコのように) ヒターノとの融合があると思います。 カソルラのヒターノの一家族は大金持ちで 60頭の馬を所有し 観光客に乗せるという仕事をしています。 
ところで カソルラの村の中を通る川には アヒルが住んでいます。
川にゴミを捨てないように 村役場がアヒルをだいたい十羽くらい放しています。 それをヒターノが取って食べるのです。 バケツにパンを入れて 綱でくくって しばらく待っていると バケツの中にアヒルが入ってきます。 その瞬間 綱を引っ張って とらえる。
でも 昨日紹介したみにくいあひるだけは どうやら食べる気が起きないらしく 全然減りません。減らないどころか 増えていきます。そして すこしずつ 混じっていって 頭のてっぺんだけ みにくいアヒル風 (身体はふつうに白)というのも産まれてきています。
全部 がみにくいアヒルになったらいやだな と ちょっと心配しています。
[PR]
by cazorla | 2006-01-23 20:52 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(6)

みにくいあひる

e0061699_0562176.jpg

うちの裏の川 グアルダキビル川上流なんだけど そこになぜかすんでいるアヒル。
他の普通のアヒルといっしょにいるからアヒルだと思う。
みんなアヒルって呼んでるし。
でも なんとなく食べたい気分にならないあひるだよね。
[PR]
by cazorla | 2006-01-23 00:58 | カソルラ | Trackback(1) | Comments(8)
e0061699_314996.jpg

春が来たのか ここ数日暖かい。
春が来たら おじいさんが大量に 広場に繰り出してくる。
山の上に住む イギリス人夫婦が籠を下げてお買い物に出てくる。
みんな 冬眠していたかのように 冬の間はお見かけしませんでした。
春なのかしら?
[PR]
by cazorla | 2006-01-22 03:16 | カソルラ | Trackback | Comments(4)

私には姑がいません。 夫の母親は 彼が12歳の時亡くなったのです。
そういうわけで舅だけ。 スペインの嫁のばあい 絶対姑がいた方がいいらしい。スペインにはほとんど 嫁・姑問題がなく 姑はよく手伝ってくれて お掃除もしてくれて 子供の世話もしてくれて 夫婦そろって二人っきりで旅行もできるらしい。 姑のいる人が羨ましい限りです。
舅 我が愛する義父は まったく手伝いなんてしてくれないし 自分の生活を楽しんでいる。
現在七十六歳 らしいが 毎日テニスをして若々しい。
最近 ベンツを売り払って ジャガーにしたのは ベンツだと年寄り臭いから だそうです。

夫の家庭は長男はみんな同じ名前 うちの息子も含めて みんなエンリケです。
義父からの電話。
「もしもし ぼくだ。 エンリケだが。」
「あーら こんにちは」
「だが 君の夫ではなく。君の夫の父親だ」
「・・・・・」
そんなの声聞いただけでわかりますよ。 彼は冗談で言ってるのか?
ノー 彼はこれが普通なんです。
「エンリケはいる? もちろんぼくではなく君の夫のエンリケだが・・」

彼の家には 五匹のハスキー犬と一匹のマルチーズがいるのだが マルチーズがやたら汚い。 一度などおしりにうんちがついたまま。 義父も それに気が付いて ちょっと恥ずかしげ。
「この犬汚いな。 でもこれは僕の犬ではないよ。 君の夫の妹の犬だ」
それって 「僕の娘の犬」と言った方が早いのではないの。
でも 汚い物は自分の所属から完璧にはずしたいらしい。

そして極めつけは レストランとかバルで ウエイターを呼ぶとき 手をたたく。 まるで大阪の旦那衆のように。 思わず私は恥ずかしかった。
彼の行きつけのところではそれでもウエイターは大急ぎで来る。
しかし アルカラ・デ・エナレスの私の住んでいる地域では 「このおっさん なにしてんのや」と言う感じで 誰も来なかった。
「なんだ ここはすぐに来ない」とご機嫌が悪いので 私が後ろからそっと合図を送ってきてもらった。
この手をたたいて ウエイターを呼ぶ というのは 「フランス式」と呼ばれるらしい。
六十年近く前 パリでは パンパンと手をたたき 「ギャルソン」と叫んでいたとか。
つまり 大阪の旦那衆的ブルジョアのしぐさなんですね。 フランス革命が来なかったスペインではしないしぐさ。 それをなぜ義父がするか それはなぞです。 だって義父だけなの。 叔父も大伯父も誰もしないんだから。

こんな感じですが 私は義父のこと 大好き。
アンダルシアの田舎に住んで一番 さびしいのは マドリッドに住む義父にあえないこと。
お元気で 素敵な彼女見つけてくださいね。←義父は三十以上の女性には興味がありません、これも困ったことです。
[PR]
by cazorla | 2006-01-20 04:22 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(8)

戦おう!

スペインに住んで もちろんいやなこともいっぱいある。
どこにだって失礼な奴は住んでるし 
それでもスペインが好きなのはここは戦える場所だからだと思う。 私は四月生まれの牡羊座 だからって訳でもないけど 私は戦うのが好き。 いやだなと思ったり それは違うな と思ったらいつも戦ってきた。 日本でも戦った。 学校時代からいつも戦っていたから いつも傷ついてなかなか大変だった。 無力な自分が悲しくなった。 多くの場合 戦いはほとんど無意味だった。 大きくなるにつれて 戦おうとしても相手が全然相手になってくれないことも多くなった。
スペインでは いったら言い返してくる。
論議は白熱する。
論理的に1つ1つ 返して 相手を納得させる。
勝った と 感じる。 相手が黙る。
今のところ負けたことはない。論理的に押さえ込めるというのがいいね。
日本にいたときは勝つ前にあいまいな状態でおわり暗黙の取り引きのような勝ち負けではない所に行くしかなかったからね。
[PR]
by cazorla | 2006-01-19 00:48 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(13)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla