<   2009年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

わが家の家の前の坂をすこし上ると
この風景です。
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これは 画家 サバレッタのバルコンと呼ばれています。
これが表示。
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ミロとかと同時代の人で 風景画だけでなく いろんな方面の絵を描いています。
隣村のケサーダという所出身で そちらに美術館があります。

美術館のホームページ 

2008年 新装開館だったので ずっと行きたいと思いつつ
やっと 先日 母と 行ってきました。
開館は 水 木 金 土 日曜日
      朝 10時から14時 夕方 17時から20時(夏時間)
      朝 10時から14時 夕方 16時から19時(冬時間)
入場料 一般 6ユーロ
     ケサーダ出身者および住民 2ユーロ
     16才以下  3ユーロ
     8才以下   無料
     退職者    3ユーロ
    
    20人以上の団体 4ユーロ

母は 退職者あつかいなので 証明書はいるか と訊くと
見ただけでわかります。。 だそうで 母 81才 が「失礼ね 退職者って いくつから?」と訊く。
65くらいじゃない? というと ふむふむ 65くらいなら まあしゃあないわ・・。

中に入ると 平日だったので 誰もまだいなくて 電気をわざわざ 私たち2人のためにつけてくれました。

三階の建物に 本人の作品だけではなく お友達の寄贈した作品も置いてあり
ビデオで 作品をコラージュしていくものも紹介して(これは 母が大変気に入って
これだけで 3ユーロの価値があると 満足でした。)いました。
帰りに 美術館の売店で 画家の絵を焼き付けたタイルを買いました。

ところで
 
自画像
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お友達の描いた肖像画
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これだと フォレストガンプ風。
仲間内できっといい奴なんだという雰囲気。
目が離れている特徴は隠せんぞと 思うのだけど

で 真実はどうなんだろうと 考える。
だいたい本人の見る自分自身の顔なんて 本人が見たいようにしか見られないもんね。
うっかり ビデオに映ってる自分を発見して 愕然とすることも多いような。

だから 自画像よりも友だちの描いたもののほうに 真実が と思うのだけど
写真を見ると・・・

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自画像のほうが近い とも言える。
ニヒル系。
でも こういう写真を撮る人って ナルなんだろうなー。

この時代の写真の修整技術はかなりのものだったはずで
ナルシスのダンナには 写真やさんも一生懸命取り入っていたと想像。
一生懸命 自画像に似せて 修正したとも想像できる。


というわけで 真実にたどりつくのは なかなか難しいな と言う結論です。

でもほんと あんな写真撮ってもらうのって すごいな と思います。
正直な所 ナルシスの男性は 好きです。

で 美術館の感想ですが
かれは 作風がずいぶん 時代によって変わっています。
やはり すぱらしい本来の自分は どうなんだ という迷いみたいなものが あったように感じました。
ですから 作品になっていない 鉛筆画により彼の才能が見られたと思います。
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by cazorla | 2009-04-30 23:35 | カソルラ | Trackback | Comments(4)

El お姫様 

次男をお人形のごとく あつかっている長女です。
五才年が違うと けっこう 好きなことができる。
長男が 二歳のころは 長女 マリアは 好きなように彼を着せ替え人形にしていた。
赤ちゃんごっこ と称していたが 
赤ちゃんは 女の子の赤ちゃんで
いつも 髪にリボンをつけ かわいい 服を着せていた。

あかちんごっこ ちよーーう (よー のところが とても高音になってひっくりかえるように発音します。)と よく弟は 姉のご機嫌をとっていた。
それも幼稚園に入る頃には 終わった。

次男 末っ子であるアルパロは 小学二年になってもしっかり 姉と遊ぶ。
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かつらは マリアがカーニバルでピエロになった時のもの。
どう見ても お姫様の髪には見えないが
これは お姫様と王子さま。
胸を隠しているのは マリアが踊りを習っていた頃 八年前に使っていた ストール。
まわりにあるものは なんでも利用します。

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そして お姫様と王子さまは くちづけをして むすばけました。
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by cazorla | 2009-04-28 19:35 | こども | Trackback | Comments(20)

色 色々

春はお祭りの多い時期です。
子供達もカソルラの地方色の強い衣装をつけて 踊ります。
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色とりどり。
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演奏は公立鼓笛隊(バンダ・ムニンシパル)。
うちの娘もすこし大人びてきました。

色 色々。
同じ 色の名前でも きっと それぞれの国で 意味も違ってくるのだろうなと思います。
スペインでは すけべじじぃを表す色は ベルデ 緑色です。
緑のおばさん って 日本では こどもを守る象徴みたいなのに
ずっと どうしてかな と思っていたら
夏になると 太陽が強すぎて 野原が黄色になってしまうのだけど
秋になり 涼しくなると 緑の草が出てきて
秋のイメージも 色のイメージも 全然 違います。

そうやって考えると バルがス・リョサの「緑の家」が 売春宿の話なのだというのは
なるほど と思います。

緑の家 (新潮文庫)

マリオ バルガス・リョサ / 新潮社



そして ブルー。
ピカソの青の時代の作品。

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Viejo con Guitarra  老人とギター
つまり Old Man with a Guitar
という題名が本当なのだけど たぶん 英訳するとき だれかか゜ ブルーギター にしたらしい。

そして 

イギリスの詩人 ウォーレス スティーヴンスが 詩にしている。

The Man With the Blue Guitar
Wallace Stevens
One
The man bent over his guitar,
A shearsman of sorts. The day was green.

They said, “You have a blue guitar,
You do not play things as they are.”

The man replied, “Things as they are
Are changed upon the blue guitar.”

And they said to him, “But play, you must,
A tune beyond us, yet ourselves,

A tune upon the blue guitar,
Of things exactly as they are.”

Two
I cannot bring a world quite round,
Although I patch it as I can.

I sing a hero’s head, large eye
And bearded bronze, but not a man,

Although I patch him as I can
And reach through him almost to man.

If a serenade almost to man
Is to miss, by that, things as they are,

Say that it is the serenade
Of a man that plays a blue guitar.

Three
A tune beyond us as we are,
Yet nothing changed by the blue guitar;

Ourselves in tune as if in space,
Yet nothing changed, except the place

Of things as they are and only the place
As you play them on the blue guitar,

Placed, so, beyond the compass of change,
Perceived in a final atmosphere;

For a moment final, in the way
The thinking of art seems final when

The thinking of god is smoky dew.
The tune is space. The blue guitar

Becomes the place of things as they are,
A composing of senses of the guitar.

Four
Tom-tom c'est moi. The blue guitar
And I are one. The orchestra

Fills the high hall with shuffling men
High as the hall. The whirling noise

Of a multitude dwindles, all said,
To his breath that lies awake at night.

I know that timid breathing. Where
Do I begin and end? And where,


As I strum the thing, do I pick up
That which momentarily declares


Itself not to be I and yet
Must be. It could be nothing else.

そして それを読んだ デーヴィッド ホックニーが エッチングにした。


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Blue Guitar

David Hockney / Rizzoli Intl Pubns



昨日 この記事を読んで ふと というか なるほど 英語というのは詩的なことばであるなと 思ったのです。
わたし自身は フランス語の歌を聴くことのほうが 多いのですが
それでも たまに ふと 街角で イギリス婦人達の会話を耳にして 
とても ここちよい気分がする時があります。

眠れる森の美女で 2人の要請がオーロラ姫の服の色で口論し
ブルー ピンク ブルー ピンク と 魔法を掛け合っている場面は 印象的です。

もし ピカソの絵に ブルーギターという題名がつかなかったら
詩人は 詩を書かなかったかも知れない。
そして 画家は あらたなエッチングシリーズを描かなかったかもしれません。

スペインで 青 というときよりも イギリス で 青というときの
その切ない あこがれのような 甘い気持ちが 詩になったのかな と思います。
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by cazorla | 2009-04-27 22:48 | カソルラ | Trackback | Comments(7)
今年はヨーロッパ全体が寒かった・・・らしい。
アンダルシアとはいえ ここも 寒い冬でした。
春になったかと 思いながらも
サクランボのなる 桜の木の花の時期も終わって
菜の花が咲き誇っても
まだまだ コートを もちろん薄手のコートですが
手放せません。

電気代が 40%あがり
なかなか厳しい冬でありました。
もともと電気は 日本よりずいぷん高いと思っていたのですが
今年は一段と 高くなりました。
水だけは 安いと思っていたのに
これもあがり 夫が 12月 体調をくずし 風呂にばかりはいっていたら
水代が いつもの4倍。
日本式の追い炊きできる風呂が懐かしいこのごろです。

で 夜は いつもぬくぬくと ふとんにはいり ブログも更新せず
そういう冬でした。
書いている状態がなつかしかったりもしたのです。
書くことで 自分と対話していた時分がなつかしかったり。
たぶん 書くことで 自分を確認していたのだと思います。
で 書けないのは 寒いということと もう一つ 確認できない自分がいた と言うことかもしれません。

人間って 自分で この自分の目で見ているのだから 確かに これは 現実だと
信じてしまうけれど 実は世界は自分の感じたいようにしか感じられないのだと思う。
妊娠していると どういうわけか 世界が妊娠している人であふれてしまう・・・
そういうふうに 自分の状況で 環境が全然違うようになってしまう。

脳腫瘍なんて 他人ごとと思っていたのに ねっ ガーシュイン
自分にできてしまうと 実は ●●さんちの奥さんもね って 情報が入ってくる。
あら あなたもだったんですねー
なんて 話に花が咲いて
実はね 中学の★★先生は 二回 除去してるそうよ
と 思いのほか 抱え込んでる人が この小さな村にも あちらこちらにいて

そうこうしているうちに わたしも 除去しました。
今のところ 頭が 少し しびれていて
さわっている自分と さわられている自分が どうも一致しない。
頭を洗っていると 手は 頭をごしごししているのだけど
だから 脳みそは わたしはわたしの頭をさわっていると
文法的に理解しているのだけど
わたしの 頭はしびれていて 
そのために わたしの掌は さわってるものを 客観的に評価している
いびつ
でかい
こんなにわたしの頭はでかくて いびつであったのかと
自分の頭だから 評価が昔は甘かったのだよ。

自分を見つめる良いチャンス。

カソルラの散歩道。
サン・セバスチャン礼拝堂は 村のはずれ。
少し歩く。
観光客がわさわさ行く所ではなく
こういうところを探して わけいっていく イギリス人の(そう 典型的イギリス人)観光客
というより 旅人が たまに 行くような場所です。


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田舎の子です。
子供らしいです。
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これが礼拝堂。
アラブが入る前のビッシゴード族による建築なので シンプル 大胆。

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by cazorla | 2009-04-26 23:13 | カソルラ | Trackback | Comments(31)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla