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カソルラの煙突 

ヨーロッパの風景がきいれだなぁって感じるのはたぶん建築基準がきびしいからだと思います。
屋根も統一しているし 煙突の形も。
私の住んでる居る アンダルシアの北部 ハエン カソルラの煙突はこんな感じ。
小さな屋根に瓦がついてます。
サンタクロースははいれません。
だから クリスマスは サンタではなく 三賢人が贈り物を持ってきます。
あのおおきな煙突 サンタの入れる煙突は 家全体を暖めるくらい火力も強いのでしょう。

暖炉なんて言うとちょっと贅沢な ちょっと すてきな生活を想像しますが
これは けっきょく西洋の囲炉裏。
ここで ちょっと前まで煮炊きをしていました。
今でもちょっとソーセージを焼いたり お茶を暖めたりして楽しんでる人もいます。

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でもいくら規制があってもちがう煙突をつけてしまう人もいます。
ちいさな 家だと なかなか きづかないし ちょっと古くなると 誰がつくったかわからなくなる。
おばあさんが一人暮らしだったりすると 強制的に作り替えとか 罰金も取れないし。

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みんながみんな好き勝手でもこまるけど 少しだけ ちがうものがあると
風景がなごんでくるような気がします。
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by cazorla | 2013-07-30 16:37 | カソルラ | Trackback | Comments(2)

ハエンの風景 

どこの国でもそうだけれど 町を歩くと これはどういう意図でつくられたものであろう と思うものがある。
町を代表する美術家が 故郷に錦を飾るという感じで作られた彫刻があるけど
でも だれも知らない人の作品も

たとえば 記念に
大きな聴診器を作って飾ってあったり (医療福祉の日とかなんとか)

これは 識字率向上を祝って作られた作品。
それなりに考えてるとは思う。

こういう感じで 税金は がんがん使われていた時代のなごり。
そういうわけで どの自治体も借金を抱えている。

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それでも これは 一応 アートの域なんだけど

あれれって思ったのはこれ。
遠くから見たら 木に花らしきものが咲いてるので近づくと


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街灯だったんですね。
ひとつひとつの電球が花になってるけど
今まで 夜歩いていても気づかなかった。
もしかしたら夜 電気つけるのは予算外なので 機能していないのかもしれない。

そういうわけで 今は奨学金もかなり削られています。
音楽学校の定員も削られたので
先日 ハエンの子供達が抗議のために
広場で演奏会をしました。

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もちろん コンセルバトリーの存在そのものが贅沢といえばそうなんだけど
でも どんな子も 音楽が好きであれば 音楽が学べる環境って すてきだと思う。
そして 音楽は その子の成長過程で 精神的な意味合いにおいても
助けてくれると思う。

少なくとも 政府や自治体と コネがある芸術家が作る作品よりも 大事だと思います。
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by cazorla | 2013-07-04 16:20 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(10)

新しい友達

私は方向音痴です。
あんまり 自慢できることではないけど 
方向音痴のおかげで たくさんの人に助けて頂いた。
三十くらいまでだと ヨーロッパの人から見れば十代にしか見えないから
どうどうと おじさま 私 ここに行きたいんだけど わかんないのよね
と 言えたけど さすがに おばはんになってしまった今は たまに躊躇する。
特にこれはわかりきったことでんがなって言う場合 かなり躊躇する。
考えてみれば そんなに躊躇する必要もないのだけど 年のせいか 知らない人に声をかけるのが
億劫になった というのもあると思う。
だって昔みたいにかわいくないし 笑
ある日 息子のコンセルバトリーに行ってる時に お金をおろす必要があった。
たしかあのへん とあいまいにわかっている。
でも そんなことを訊くのもめんどうで
ちょうど ツーリストインフォメーションが目についたので 入った。
地図にマークしてもらえば 簡単。
入ると アジア系の女の子。
美人。
でも あきらかに日本人ではない。
おたがいに 「中国人でしょ」「あなたは日本人」と 同時に質問。
わかるものである。
北京大学からアテネ大学に そして 今 スペインのハエン大学で 旅行学を学んでいる。
ギリシア語と英語ができる才媛である。
中国人と日本人の違いは 最初に会った瞬間からジョークをがんがんとばすということ。
げらげら笑ってあっという間に1時間。 あ たいへん お金下ろしに行くのよ。
で 電話番号とメールとフェィスブックの交換をして 別れた。
地図に銀行の場所をマークしてくれて。
方向音痴のおかげで 一人 友達が増えた。

最近は とてもうれしい。
ずっと昔。 三十年くらい前は 海外で中国の人たちに会うと戦争責任について
話しかけられるので かなり緊張していた。
でも 最近は 気軽に いろんな話ができる。
中国もかわりつつあるな と思う。 日本もかわっていかなくっちゃ と思う。

同じ ハエン大学の 男の子に話しかけられたこともある。
日本語で。
あ 日本語できるの。
はい 少し 3年間 勉強しました。ほんとは 日本に留学したかったけど
日本は高いからエリートだけ。僕はスペインに来ました。 あむろが好きです。
あ でも ぼく初めて 日本人と日本語話せて 幸せです。
ぼくの日本語 通じますね。 わかりますか。
ああ よかった。 もっと勉強します。
ありがとう。

すごく 気持ちのよい青年。

以前 インドに言ったとき インド人に 日本人と中国人の見分け方を教えてもらった。
目があって 目をそらすのが 日本人
にらむのが 韓国人。
にっこり笑うのが 中国人。

お店に入って 目的のものに直進するのが中国人
なにを買おうかしら ふわふわ してるのが日本人。

飛行場では 私はたいてい一人だった。
母をこちらにむかえるために何度も日本へ行った。
一人で旅をしていると 時として疲れる。
座りたいな と思っても いすがない。
日本人の団体客がいる。
いすの上に荷物が置いてあるから もしかして こちらに気づいて のかしてくれないかな
と ちょっと期待。 でも 彼らは私の存在なんて無視。

ここに座れば って英語で声をかけてくれるのはたいてい中国人。
日本人なの? どこに住んでる?
少しだけ 旅の情報など交換する。

だから 私は 中国人に間違えられることそのものは特にいやではない。
いやなのは 言下にこめられた 憎しみ と言えるほど強くないのかもしれないけど
そういう悪意みたいなもの。

マドリッドに住んでいる時 娘のクラス 幼稚園のクラスの友達のおかあさんに話しかけられた。
二ヶ月くらい 会っても 挨拶すらしたことのない金髪のポーランド人。
「今度 うちにも遊びにいらしてね。
日本人なんですってね。
ずっとご挨拶しなくて ごめんなさいね。
中国人だと思ってたから。
おまけに あのすてきなマンションに住んでいるのですって。
あすこには 私 掃除の仕事で行くのよ。
ほんとにすてき。」

こういうのって うんざりする。
スペインに住み始めたとき 最初 すっごく 嫌な感じの人たちがいて
いかにも 差別的視線を感じていた。
そのころは スペイン人とほかの国の人たちを区別できなかったから
いやな人もいっぱいいるんだな と思った。
しばらくして ポーランドの人たちだとわかった。
そして しばらくして 彼らも私が日本人だとわかった。

でも 私は 私なんだ。


追伸
中国人の美人の友達は 6月で大学卒業だから中国に帰るのかなって すごく心配していたけど
スペイン人の彼ができて スペインにいるって決心したみたい。 うれしい。
彼のママとパパが特に 喜んでいて 娘みたいにかわいがってる。

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伊東忠太画。
なんとなくこんな感じだから。
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by cazorla | 2013-07-01 02:35 | 思うこと | Trackback | Comments(12)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla