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エラスムス奨学金

娘が、エラスムスの奨学金でポーランドに留学することになりました。
ポーランドのヴロツワフのコンセルバトリーです。
ベルギーとポーランドからご招待があったのですが、ポーランドの先生が好きだったのと、
いくら商学金をいただいても、やはり、安い地域でないと負担が大きすぎるということでポーランドに。



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写真は、こちらのページから。


美しい街です。

becaということばを奨学金と訳しました。
でも、becaには返却義務はありません。
ある時、日本の新聞を読みながら、日本では大学を出た後、奨学金を返済するのが大変なんだってと夫に言うと、返済義務があるのはbecaとは言えないと言われました。
スペインでは、高校もbecaがあります。
特に低所得の家庭の子供には、年間6000ユーロ支払われます。
もちろん、返済義務はありません。
それでも、ヨーロッパの中では、一番学ぶための国の援助が少ないのだそうです。
お金持ちと言われている日本が、学びたい人たちを十分に支援できないのは、どうなのかな?と思います。

エラスムスの奨学金はEUが払ってくれます。
コンセルバトリーだけではなく、すべての大学のすべての学科の学生が、自分の学びたい先生のもとで学べます。
行きつけの肉屋さんの息子さんはドイツで経済学を学んでいます。
イタリアにバイオリンを習いに行った人。
アメリカに国際法を学びに行った人は、そのまま。アメリカの奨学金で大学院に行くことになりました。

世界へ通じる道が開かれているって素敵なことだと思います。


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by cazorla | 2016-06-05 02:23 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(16)

キスの仕方


スペインの挨拶の仕方。
ベソ つまり キスを 会った時 紹介された時 に します。
この習慣が きらいっ な場合 スペインの生活は結構辛いものになるかもしれません。
右頬 左頰の順に軽くつけて チュッ チュッ と軽く音を出します。
スペイン語表記だと mua mua。
この習慣は フランスから来たのだそうです。
確かに ちょっとキュートな習慣。
スペインに3年留学で来ていたTちゃんは この習慣をとても気に入っていました。
どんな美男子でも 触り放題。
おいおい 触り放題ってわけでは。。。
で こんなおっさんとは したくないっと思った場合 『私 日本人だから
そういうことはちょっと。。。。』
と言って断っていたとか。 

で このベソ キスの仕方にもちゃんとしきたりみたいなものがありまして。。こほん。
親しさによって 近づき方が違う。
ほっぺも あまり親しくない場合 0.01mmくらい離しておく。 そんな気持ち。
で 親しい場合はウーーーンと べったり くっついて しっかり音を立てる。
でも 唇を押し付けるわけではありません。

普通はね。

子供には ブチュってキスしてもらったりするけど。

イギリスには この習慣がないんですよね? 多分。
だからかな? ブチュって ほっぺにしてくれます。
そういうもんだと思い込んでるんだと思う。
カソルラ村は イギリス人が多くて 彼らは 基本的には ある種のコミュニティを作っていて 彼らだけの生活を楽しんでいるんですが それでも 町で出会うと 自然に挨拶して
その際 ブチュって キスされます。
たまに真っ赤な口紅が 残ったりします。


フランスから この習慣が伝わってきた時は 男女は あくまで 家族のみだったそうですが
今では 男女間でも 少しずつ男同士でも だんだん 習慣の範囲が広がっています。
毎日 日に何度も 誰かと接して キスをしてると だんだん 人との距離の取り方が上手くなるのではないかと思います。
どういう風に触るべきか 心得てるような気がします。

日本では お互いに触らないようにしているくせに レジで並んでいたり
電車に乗るときに 背中を平気で触ります。
そういうのが 個人的にあまり好きではなかったんですが ここでは そういうことが少ない。
触ることによって反対に触らないことを学ぶ。
例えば 私の日本在住日本人の友人が働いてる会社で 上司(男)が しょっちゅう 肩を触る。
それがすごく不愉快で セクハラだという。
本人ももしかしたら 触ってるという意識が少ないのかもしれません。
良い上司でありたいと思ってるだけかもしれない。

あとよく思うのは 例えば 息子しかいない家庭で 可愛いお嫁さんが来て挨拶する。
軽く 頰を重ねて ちゅっ ってする。
お父さん きっと嬉しいだろうな。

いい習慣だと思います。

これと関係あるのかないのかわからないのですが ここでは 性的犯罪が少ないと思います。
12年前にカソルラに引っ越してきた時 村の話題になっていたのが
そして 未だに語り継がれているのが スコットランド人猥褻行為で逮捕のニュース。
スコットランド人は 高齢で 当時でもすでに退職してここに住んで 子供達に英語を教えていました。
その女の子を膝に乗せて ちょっとだけ お尻のほっぺのところを触ってしまって
それで逮捕されたと。
小さい女の子だったら そういうことしちゃうかも って気もするけど
女の子が不愉快に感じたらしい。
でも それはさて置き その話題が未だに残っている。
そのくらいに 性犯罪、 特に 幼女に関する性犯罪が 少ないってことなんでしょう。

スペインでは ほっぺに二回だけですが ロシアでは 6回。
未だにそうなのか どなたかご存知でしたら 教えてください。
6回って なんとなく難しそう。
でも 世界でいちばん キスをする国らしい。
男性同士でもキスをする。

歴史に残るキス。
ソビエト連邦のブレジネフと東ドイツ(まだ ベルリンの壁があった時代)ホネッカーのキス。
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キスの本家 フランスは 何回キスをするのでしょうか。
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フランスでは何回キスをしなくちゃならないの?という記事から お借りした地図です。
赤いところが4回。
ほぼ 二回?
フランス在住のきょうたちゃんおーやまさんは 何回してるのか 聞いてみたいところです。

映画『ジャッカルの日』で アメリカ人暗殺者が ドゴール大統領を暗殺しようとしていた場面。 ウィッキーペディアから 引用
ジャッカルは松葉杖に偽装した狙撃銃を組み立て、大統領を暗殺すべく狙撃を行うも、勲章の授与とキスのために屈んだ瞬間であった為に、弾丸はド・ゴールの頭に命中する事無く路上に着弾(フランスの慣例に疎かったのか、パブリックな式典の場で相手にキスをする習慣に馴染みが無い人物、と推測される)

キスの習慣のおかげで 命拾いした大統領。

やっぱり なかなか素敵な習慣ではないかと思います。

mua mua

ちなみに うちの母は 孫にキスされるのが大好き。
特に 17歳になってハンサムになった長男にされると嬉しいみたい。



追記 フランス在住おーやまさんが ウズベキスタンに住んでいた頃の挨拶について書いています。










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by cazorla | 2016-05-07 01:53 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(20)

選択の自由

スペインという国は 理想主義的色合いが強い国だと思う。
ずいぶん前に フランスで サルコジが大統領に選ばれた時 フランスの新聞記者が
フランスは 基本的に現実的な国民性が強い国だから サルコジは嫌いでもサルコジを選ぶ というようなことを書いていた。
それに比べてかなり夢想的なところがある。
理想は理想でしかないのかもしれないし
スペインの経済が かなり傾いたのも そういうことが背景にあるのかもしれない。
それでも と 思う。
10年前に 書いた記事。

子供たちが 小学校に通っていた時書いたものです。
ダウン症の男の子が一緒に小学校に通っているのを見て なんて素敵なんだろう
そう思って書いた記事です。

ただ 中学に入ると 環境はガラッと変わるらしい。
前回の記事で 娘が 妊娠中に障害のある子だとわかったら 堕すといったのは
中学に入ってから ダウン症の子供に対してのいじめがすごかったから。
あんなにいじめられて それを見守り続けることはできないと。
うちの息子たちも (そして多分娘も、本人は あまり言わないけど) いじめがあったくらいだから。

ある日 食卓で どんな人と結婚したいかって話を 半分冗談で話していた。
その時 夫が 長男に「君は華奢な子が好きだから やっぱり日本人の女の子がいいんじゃないか?」
と言うと 『僕は 日本人とは結婚しない。 だって 生まれてくる子供が チノ(中国人)って言われるから。』
と ボソッと言った。
当時は 中学1年くらい。まだ背が低くていじめられてた。
自分の子供がいじめられるのは 本当に辛い。

娘に言わせれば 私は あんまり現実を知らない理想主義者。
それでも 問題を解決するのが 排除することだったら また違うほころびが出てくる。
私の通ってるコンセルバトリオのあるリナレスには ダウン症のヘススが経営する文房具屋さんがあります。

9年前の記事に 懐かしいマロンママのコメントがあったので引用します。

日本での羊水検査は、どちらかというと産まない選択のために使われている方が多いような気がします。(産むのだったら、他さがしてくださいよというのも聞きます。)
少し前の話なのですが、羊水検査をして、ダウンである確率が高くて、産まないことをあんにすすめられたけれど、結局産むのを選んで、正常児だったという話も(今はもっと正確なのかもしれません。)
「産むのは親のエゴ」とまで言われたそうです。(産んで、どれだけ税金使って世の中に迷惑かけるのっていうことなんでしょうね。)
羊水検査が命の選択の道具になってほしくないです…


生まない自由があるように 生む自由もあるといいな と思います。

ちなみに私もいじめられっ子でした。
その話は そのうちに書きます。
私の時代はそんなにいじめが問題になっていない頃。


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川は 流れが急な方が水が澄んでいる。








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by cazorla | 2016-05-04 07:46 | 思うこと | Trackback | Comments(0)

母の身分証更新問題も無事 解決しました。
一番 心配していた 母の外出拒絶。
三日前にお風呂に入って そのあとで お出かけしなければならい話をしました。
その時は かなりショック だったんですが
1日前は 鼻歌交じり。
歌をひとりで 歌っていたのです。
外に出るのが 楽しいんだ。

『何着て行こう?』
と 母が訊きます。
『着心地のいいのがいいんじゃない?
まだ ちょっと肌寒いよ。』
『そうね。 このジャケットとこのスカートにしようと思うんだけど。。』
『いいんじゃない? いいと思うよ。』
『でもねー 問題があるの〜〜』
『どんな問題? 入らないとか?』
『それがねー 前回と同じなの。』


同じ? 前回って 前回の更新?
前回の更新って 5年前ですよ。

『そーんなの 誰も覚えてないよ。
係りの人だって 変わってるかもしれない』
『でも 前回は 前々回の人と同じで
で 私のこと 覚えてた。』
『そりゃ そうでしょ。
日本人のばーさんなんて 滅多にいないもの。』

母は それでもなんとなく不足そう。
自分が魅力的だから 覚えていたとでも言いたいのか。
そして 魅力的であるから 服だって 覚えているにちがいない と思ってるのか。

まあ そういうことがあって 
最終的には 前回と違う服を着て 出かけました。

係りの人はニコニコ笑うおまわりさんで 全然別の人でした。

『ああ あんなに迷って損したわ』
と 母。

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今は こういう花が 野原で咲いてます。


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by cazorla | 2016-04-14 00:02 | スペイン年金生活 | Trackback | Comments(15)

母の身分証更新

母の身分証の更新 終わりました。
以前の記事で 書いたのですが
カソルラ 田舎なので 外国人事務所まで 110キロメートルくらい走らなければならない。
夫が事務所に行って 頼み 怒り 怒鳴り 説明して また 頼み
でも ダメでした。
暖かくなって 母の様子が よくなりつつあるので
むしろ これを利用して 無理やり 外に連れ出してみるか
と 思うようになりました。
まだ 新聞記者に頼んだり
体の不自由な人を守る会に頼むことも
みなさんから 教えていただいて そうしようかなーって思ったのですが
母が 倒れた時に比べて しっかりしてきたし
顔つきも違う。
外に出ることは いいことかもしれない。

書類の提出は郵送で大丈夫でした。
ただ 指紋を押さなくてはならない。
夫は もう 88歳で どんな刑事事件を犯す可能性などないのに
なぜ 指紋が必要か と聞きました。
事務所の人は 万が一のため と。
寒い時期に外に出すのは ちょっと 強かったので
4月11日まで 待っていただきました。
本当は 6日以前に行かなくてはならないのですが。

そう 今日です。
少し 雨が降っていましたが 菜の花によく似た花が 道路脇に咲いていました。
黄色いベルトを ずっとたどって 110キロメートル。
母は 窓の外を楽しそうに見ていました。
福原一笛さんの横笛のCDを聞きながら ハエンまで。

そして 指紋。

おまわりさんが そっと 手を触って もう お歳ですから 指紋はありませんね。 と。
機械が読み取れるほど しっかり指紋はないのです。
ですから 指紋を取る必要はなし。
だいたい この年齢になったら 仮に 刑事問題を起こしても
裁判は免除されるそうです。
刑事責任はなし。
社会滴に 刑事責任はなし。
ピノチェットも ボケを理由に免除されましたが。
何のために わざわざ ハエンまで行ったのか。

それでも 母が楽しそうにしていたので良かった。
天気のいい日に また 出かけたいと言っていました。




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by cazorla | 2016-04-12 02:40 | スペイン年金生活 | Trackback | Comments(12)

うちの犬のみかんは 去年の夏に来た。
ほぼ一歳の時にうちに来た。
それまではコルドバの娘の家にいたので まだ 田舎生活は 10ヶ月くらい。
まだまだ 若いので 好奇心いっぱい。
先日 初めて 近くで 馬を見た。
馬もみかんを見た。
ちょうど 食事中。
散歩道で 草を食べていた。
一瞬 食べるのをやめて みかんを見たが
(その時 口が ほんの数秒 止まった)
自分に危害を加えない生き物カテゴリーに入れて
また 草を食み始めた。
みかんは 立ち上がった。
二本足で しっかりと。
立ち上がって 馬を見ている。
四つ足。
でも猫ではない。
猫なら 追いかける。
犬でもない。 犬には 三つのカテゴリーがある。
遊べるやつ 退屈なやつ いけ好かないやつ。
そのどれでもない。
一体 こいつは何者だろう。
でかいけど 遊べるのかどうか。
二本足で ずっと 立っているみかんを見て
こうやって 好奇心いっぱいのサルだけが 二本足で歩いて
人間になったのかなーと思った。


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遊べるやつに会えた日はラッキー。

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by cazorla | 2016-04-03 04:47 | カソルラ | Trackback | Comments(4)

生きているということ

娘が連れてきた犬のみかんのおかげで 散歩に出かけることが多くなった。
もちろん 毎日のお散歩のことではなく
遠くまで歩くことが多くなった。
川沿いに歩いて行って
川の始まるところまで行く。
そこには 山の礼拝堂がある。
15世紀の建物。
ほぼ ほったらかし状態。
そこは 広々としていて みかんは喜んで走り回る。
鳥を見ると 追いかけていく。
鳥を捕まえたいのか。
鳥を捕まえるのが 人生の目標のように
走って走って 走り回る。
大きな天空の目から見れば きっと人間の人生もそんな感じ。
鳥なんて捕まえられないのは わかっているのに
いつか 捕まえられるかもしれない
そう思って走り続ける。
それでも その走っていることそのものが幸せなんだ。
走ってるみかんは 幸せ。


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これが 山の上のサン セバスティアン礼拝堂(Ermita San Sebastián)

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ほったらかし状態だから 木が生えてる?



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そう 木が生えてる。
生きてる。

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遠くに見える 我が村 カソルラ。


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途中の道にある洞窟の家。

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川の上の家。
涼しいと思う。

生きる 谷川俊太郎 
生きているということ
今生きているということ
それはのどが渇くということ
木漏れ陽がまぶしいということ
ふとあるメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと



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by cazorla | 2016-04-02 06:36 | カソルラ | Trackback | Comments(6)

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セマーナサンタも終わりつつあります。
土曜日 地元料理 ガチャミーガ試食会がありました。
娘と一緒に 散歩がてら出かけました。


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小麦粉を使った料理です。


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馬の顔飾り。

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地元の陶芸家の作品。

かごを編む人々。



ウロウロしてる間に ガチャミーガは なくなってしまいました。
娘が今度 作ってくれるそうです。







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by cazorla | 2016-03-27 02:31 | カソルラ | Trackback | Comments(6)

帰宅の列車で。

日帰りでマドリッドに行ってきました。
パスポートの更新。
別にどこにも行かなくても 外国人登録の更新にパスポートは必須。
でも そうだ そういえば うちの夫は 日本にいるとき パスポート持ってなくて
旅行に行くとき 急遽 作った。
スペインの場合 作るのはすごく簡単。
ナンバーを確認するだけで すぐ 作ってくれる。
おまけに 1000円くらい。
だから 必要なときに作ればいい。
おまけに 日本国は 外国人登録の更新はかなりゆるい。
ほぼ 自動的。
最初は すんごく 面倒だけど 一旦 受け入れたら とことん親切。
それは 実生活にも反映してますよね。
一旦 友達になったら とことん親切。
特に外国人には。

でもスペインは もう 永住権も持っているのだけど
更新となれば パスポートを提示しなければならない。
おまけに パスポートを作るのも 面倒。
一旦 切れたら もう一度 戸籍を取り寄せたりしないといけないので
どこにも旅行に行かなくても 更新する。
で 高い。
10年前 220ユーロくらい取られて ヒエーーとなった。
先日 母のときは 145ユーロで 嬉しかった。
ユーロと円の関係で値段が変わる。
今回は 114ユーロで さらに 安くなっていた。

遠くに住んでる人には 1日で作ってくれる。
新しいパスポートを受け取って 帰る。
今は セマーナサンタ、いわゆるイースター休暇なので 列車は混んでいる。
お隣は どんな人だろう と ちょっと心配。

ああ デブのオヤジ。

肘を 肘掛に しっかり置いて 脚を組んでいる。
靴の裏が こちらに向けられているので 
気をつけないと 私の脛に当たる。
小さくなって 座る。

デブのオヤジめー と 心の中で悪態を吐く。

しばらく 行くと いきなり目が覚めたオヤジ。
ああ まだ アランフエスか と独り言。
ぐっすり眠っていたのだ。

どこまで行かれるのですか と訊く。
アルカサールデサンフアンです と答える。
じゃあ 起こしてあげますから ゆっくりお眠りなさい と言う。

すると にっこり笑って
デブのオヤジの体から ちょっと美形の青年が出てきた。

本当に。

目が グレイがかった青。
ありがとう と言って にっこり笑った。
青年は 脚をもちろん組まず ひじかけから 腕を外して
少し小さくなって 眠り始めた。


デブのオヤジだって 生まれた時から デブのオヤジだったわけではない。


アルカサールデサンフアンに着くと にっこり笑って 挨拶をして降りて行った。

デブのオヤジの中に隠れた青年。
たまには 奥さんにもそのお顔をお見せなさい。



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by cazorla | 2016-03-24 21:38 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(12)

最近 この8000人しか住んでないカソルラで
おまけに 私の知ってる人の中だけで
二人のシングルマザーが 生まれた。
シングルマザーが生まれた っていう言い方も変だけれど。
一人は ヴィオラの初級で一緒だった女の子の歳の離れたお姉さん。
初級は 9年前で その時 28歳って言ってたから 現在37。
職業はおまわりさん。
なんとなく 結婚しそびれて でも子供は欲しかったからって。
で もう一人は ご近所で仲良くしてる人の高校の同級生。
年齢は聞いたことないけど 
仲良くしてるひとにはよく更年期障害について相談されるので
そのくらいの歳。
仲良くしてるひとは 独身で子供もいない。
幼稚園の時から付き合ってる恋人とずっと 同じような関係が続いてる。
その人の同級生が ある日 突然 子供を連れて来た。
40過ぎ。
一人で子供を産むために 介護士の資格と取った。
介護士は スペインでは 多分 日本より収入がいいと思う。
『介護士は 特に定年がないから しっかり子供を育てられる』
そう言いながら 目がキラキラ輝いた。
子供の洗礼式の日は お母様とおば様と3人で教会に行った。
3人だけで。
でも ピンヒールの素敵な靴を履いて
網のついた帽子を斜めにかぶって
いつもはジーパンですっぴんなのに
綺麗にお化粧して 綺麗だった。
子供が欲しいという娘の願いを しっかり母親とおばが支えている。
家族が しっかり シングルマザーを支えている風景がある。

スペインでは 毎年 1500人の女性が 人工授精によって 母親になっているそうです。


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by cazorla | 2016-03-20 07:11 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(6)