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詩人と遊ぼう

先日東中野に住んでいた と書いたら意外とあの界隈にいらした方がたくさんいた。
たまたま検索で来てくださったeuripidesさんも東中野に住んであの汚い某文学学校の横に住んでいらしたとコメントを頂いた。 残念ながらその文学学校も閉鎖されたらしい。

1996年 その文学学校も改築される前で本当に汚い古い木造住宅だった。
入り口には たくさん靴が脱ぎ捨てられており 散歩の途中 しみじみと見入っていた。
その日は 特に脱ぎ捨てられた靴が多いので立ち止まってみていたのだが(一人っ子で 蟻を一人で何時間見ても飽きない子供だったのです。不思議だと思うと なんとなく立ち止まってずっと見入る変な奴でした。)中から事務局の人が出てきて いきなり誘われてしまった。
「長谷川龍生さん来てますよ。 あなた 運がいいですね。」
と 言われても 実は昭和の天才詩人長谷川龍生を知らない無学であった。
しかし ずっと 不思議と思っていた建物。 探検するチャンスと思い 入っていった。
階段を上って 行くと ・・・・
いかにも純文学の小説に登場するような人たち。 実際はあとで違うとわかるのだが その時はそう思った。 そしてそこに長谷川龍生さんがいた。
彼の話はとりとめなく 一番よく覚えているのは お巡りさんと遊ぼう だった。
その年は東京サミットの年で 東京のお巡りさんだけでは足りなくて地方からもたくさん来ていた。 
「この黒い鞄にね たーーくさん 大根を入れるの。
で お巡りさんと目があったら すぐにそらして逃げる。
走って走って走り続ける。 つかまるでしょ? 
おまわりさんは言うの 『鞄の中を見せなさい』
『だめです』って泣きながら鞄を抱きしめる。
するとね無理やり取りあげられて 開けられるでしょ?
中から大根がいっぱい出てきて
泣くのよ。『これは妻に頼まれた 大切な大根なのに~~っ』て。」
ちょっと小汚いかっこうをした詩人はリアリティがあった。

北新宿の図書館にはいかにも浮浪者という人がたくさんいるのだが 図書館の方が 「追い出すわけにもいかないんですよ。 詩人と浮浪者を見分けるのは難しいですから。」と言っていたのを思い出す。文学学校によくいらしていた阿部岩夫氏も高田馬場にいると日雇いの仕事を斡旋するおっちゃんに声をかけられると言っていた。

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ロルカの詩を訳した長谷川四郎氏が転げ落ちた階段のある新宿御苑のバーにも彼らと一緒に行った。 いろんな出来事が結局私をスペインに向かわせているようだ。

(一応スペイン関係ブログなのでここで辻褄をむりやりあわせやした。)
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by cazorla | 2006-09-18 08:19 | 思い出 | Trackback | Comments(14)

東中野発スペイン行き

ずいぶん昔のことになりますが 東中野に住んでいました。
東中野というのは新宿と中野の間 各駅停車の黄色い電車だけが止まるところです。
最近は少し 高いビルができたりしているのかもしれませんが当時は 低めのアパートと ちょっと変わったレストラン そしてプロレタリアート文学の主催する文学学校 それからたまーにマニアックな映画館があるそんな町でした。
そう言う場所というのは住んでる人たちもいかにも昔からの純文学世界に出てくるような人たちで 私の通っていた歯医者さんとお医者さんはほんとうに優しいいい人でした。 仕事柄もう少しお金持ちになってもよさそうなのにがたがたの診療所でいつもお金がなさそうなのでした。 東中野から少し行くとそこは北新宿。 北新宿は 大久保とか 昔はお金持ちのお屋敷街でしたが 当時から沢山 移民が住んでいました。たいていが不法移民なのか 健康保険を持っていない人たち。 私の行く 歯医者さんとお医者さんは彼らを秘密で診察していたのです。 歯医者さんは いつも タイ語と中国語を勉強していました。 全然儲からない患者さんなのに 診察をスムーズにするために 熱心でした。
 健康保険の点数はほかの患者に適当にうわのせすればなんとか損はしないですむようでした。 それは違法ですが 違法だからと言って病の人を目の前にして帰すわけにはいかなかったのです。
 以前に スペインの違法滞在者のための保険証のことを書いたら 違法滞在者をみとめるということか という質問をいただきました。 違法滞在者をみとめるわけではないけど 実際にそこにいて 病であれば 診察せざるおえません。 スペインはほとんどの病院が公立なので 「秘密」で診察するわけにはいかないのです。 日本の場合 法を犯しているのは医者個人です。 どちらにしてもだれかが 移民の病をなおさなければならない。 それならば 医者に法を犯させるより国がシステムを少しやわらげれば済むはずです。
世界を善と悪に分けるて考えるのは簡単な物の見方です。
でも 善と悪に分けると 矛盾が沢山でてきて 善を追求するために その矛盾を無視してしまう場合があります。 

話は変わりますがよく女性誌のアンケートなんかで 「夫が浮気したらどうしますか」というのに対して「許せない」という答えをする女の人がいますが 許すとか許さないと言う問題ではないのではないかと思うのです。 たぶん 契約違反だから それは「悪」なのかもしれない。 でも 許すも許さないも ないと思うのです。 
今日はネットで BBCのビデオを見ていたのですが アメリカ兵がイラクの普通の人たち 女の人や赤ちゃんを殺した その惨殺死体を見てしまって どういうふうに何を書いて良いのかわからなくて だらだら書いてしまいました。  たぶん 彼らも「許せなかった」のだと思います。怒りがとんでもない方向に飛んでいってしまった。 
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by cazorla | 2006-09-13 09:01 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(16)

女のプロになりましょう

あんつぁんが遊廓を復活しませんか。という記事を書かれていましたが 現在はプロの少ない時代だな と思います。 もちろん性産業だけでなく。 ウェイトレス然り 建築業然り。  家族の崩壊 というか 母親の子殺しなど 育児放棄も基本は このプロ意識のなさだと思います。 愛情だろ と怒られるかもしれませんが 基本はプロ意識のない社会のなかのゆるさみたいなもの 安易な結婚と安易な出産。 売春だって安易に始めすぎる。
そして 男達も安易に買いすぎる。 遊郭に行っていた男性諸氏は ちゃんと「遊び」を心得ていたのではなかったか。 そのあたりは文学の範疇でしか知らないので言及しませんが。

十年も前の話になりますが 後輩の男の子が離婚しました。
彼は 美人好きでしたが ほんとうにすごい美人と結婚しました。
ミス なんとかで たぶん ミス東京かミス着物。 どんな人と結婚するのと聞いたら ミス東京だったんだ と言う答え。 それでは どんな人という質問の答えになってないと思うのだけど彼にとってはそれが全てだったのでしょう。 でも 三ヶ月もしないうちに離婚していましいました。 彼女は料理を作るのが苦手だった。 苦手というより 作ろうとはしなかった。 毎日 友達と 六本木や麻布のイタリアンレストランで食事し 夫のためにはスーパーで買ったできあいのおかずをプラスティックトレイのサランラップも剥がさないまま テーブルに置いていた。
彼は 帰りが遅く 妻はいつも眠っていた。
「それでさ 僕 やっぱりあんまりじゃないかと思って次の日の朝 怒ったんですよ。 値段札くらいはずせって。 そしたら その夜かえってみたら やっぱり そのできあいのおかずがトレイにのったまま 値段札だけはずしてる。 こりゃ もうだめだ と思って それで 離婚したんです。」と かれは 語った。 離婚が決まるとあちら側の弁護士が来て 結局慰謝料として六百万払った。 彼女が自分で 彼の実家まで取りに来て 片手で受け取り 「さ これで車の頭金ができた。」と言って 去っていったそうです。 
これは 知人間でも なんてひどい女だ と非難と 彼に対する同情が集まった。

でも 男の子ももう少し上手に彼女と接することもできたのではないか と思う。 基本的に「美人」と結婚したかった そして相手のことを何一つしらずに結婚したってこと自体相手に対して失礼だったし 結婚という物を甘く見ていたんだと思う。
それから 最近の女の子は と おばさん的にいわせてもらえば プロ意識がないと思う。 べつに プロの主婦になれ もっと料理を学べ とか言っているのではない 。 女のプロになれと言っているのだ。 女のプロとは 男をだませる 女のことです。
別にできあいのものを毎日買ったっていい。でも ちょっと 取り出して盛りつけにくふうしたり ちょっと 木の芽とか ちょっとプラスアルファをして ぜったいに できあいであることをさとられない。 夫はそれだけで 幸せな気持ちになるのだ。 かりに 君みたいな料理の名人と結婚してよかった なんて言っても罪悪感を感じる必要はない。 すぐに料理なんて覚えられる 特にあなたみたいに 食べ歩きして口のこえてるおじょうさんは。 
ずっと昔 くれない族の反乱とか言うテレビドラマがあったけど 夫はなになにしてくれないとか 不満に思って ますます夫にとって煩わしい存在になってる女性は多いと思う。 でも 女のプロであれば 不満を口にすることなく 夫の行動を変えるだけのスキルは持っていなくてはならない 思う。 

アッシー君とかミツグ君とかいうことばができて 女のプロが減ったな と思う。
プロっていうのは粋でもあると思う。 それは遊ぶ男も含めて。
遊郭復活というあんつぁんのつぶやきは こういう粋でもない覚悟もないプロ意識もない そういう社会現象にたいするものであると思います。
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by cazorla | 2006-09-05 03:19 | Trackback(1) | Comments(14)
ドイツ人のバルバラに共同購入を誘われた。
日本食材もあるわよー って。
自然食品満載の通信販売。
イギリス人のヨガの先生 フランス人の同性愛のアーティストと ドイツ人元ヒッピーと 共同購入。 食材の共同購入ってどうしても生協さんのイメージがあるから このメンバーと 生協さんというのがどうも結びつかない。 でも 考えてみれば 自然食品食べるタイプの人たちばかりである。 私は 健康オタクではないのだけど けっこう自然食品屋さんで売ってる食材ってすきだった。 西荻に通ってました。 おつけものとか ごまどうふとか 自然食品屋さんのほうが 昔の味 というか 子供時代を思い出すのです。
でも スペインの自然食品屋さんの 日本食材・・・・
結構疑ってる。 でも 母はカタログ見て 結構乗り気だし ブログのネタにもなるのでとりあえず参加することにしました。 
お醤油もたまりもある。
でも ハインツのお醤油ってまずいから なんとなく疑う・・・
「お醤油はすごくおいしかったよ。 ハインツ? アメリカ人のつくるものなんてまずいに決まってるでしょ? これは本物のお醤油 すごくおいしい。 私ね ヒジキも炊くのよ。」
ドイツ人バルバラ 太鼓判。

紅茶もある 紅茶はどうだろう~?

なんせ スペインには美味しい紅茶がなかなかない。
マドリッドにティ・ハウスとか 外国人が経営しているお茶屋さんがあるけど 田舎にはない。
トワイニングしか置いてないけど それはすごく高いし 好みの味ではない。

ドイツ人バルバラ
「紅茶はね わかんないな 買ったことないの。だってドイツの紅茶がおいしいからドイツかえった時に たくさん買って持ってくるのよ。」
「イギリスの紅茶 安くておいしいよね(ボブに教えてもらったタイフーン・ティがドイツにもうってるかちょっと聞きたかったので 話題を変えてみる)」
「うーーーん イギリスね イギリス人て あんまり紅茶を理解してないと思う。 紅茶の葉が黒すぎるし・・・・云々」
でも でも イギリスで唯一 誰もが認めるおいしいものって紅茶ではなかったの?
インドでも 一番美味しい紅茶は全部 イギリスに行っちゃうって言ってたけど。
それに ヒースローで飲んだ ただのティパックで出した紅茶なのに すっごくおいしくて 空港の紅茶でこれだ と感動してしまったのに・・・・

で ふと マドリッドのバラハス空港のハム屋の女主人のことばを思い出す。
「ドイツ語のできる人はいらないわ。 英語のできる人だけで充分。
イギリス人は自分の国においしいものがないって知ってるけど
ドイツ人は 自国のハムのほうが美味しいと思って ぜったい買わないの」

まあ ハムなんかは 好みの問題もあるけど
でも 確かにイギリス人は 結構色んな物を食べてみようかな と思うようだ。

醤油のバルバラの意見 またまた疑ってしまう。
もしかしたら 日本人は醤油の作り方も知らない やっぱり 醤油はドイツ製が一番 なんておもってるかもしれないから。
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スペイン在住でこの自然食品 ご興味のある方のために
ホームページ Luz de Vida 

C/Marques de Caldes de Montbui 114 de Girona
tel 972 20 15 94 fax 972 20 19 84

セミナーがあったりして ちょっと宗教?みたいな雰囲気もありますが・・・
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by cazorla | 2006-09-02 08:45 | スペイン 文化 言葉 | Trackback(1) | Comments(26)
最近 テレビを見ても新聞を見ても イスラエルの問題。
泣いてる子供の写真とか 読んでるほうは 誰が悪いの いい加減にどうの と言う話をしたり そして 少しずつ飽きてきて あまり話さなくなったり。
でも 誰も 歴史の昔 むかしの話はしない。
第一次世界大戦 オスマントルコの勢力が強かった時 イギリスは アラブとユダヤ 両方に助けを求めた。 がんばって オスマントルコをやっつけよう。 オスマントルコを負かしたら 君たちに国をあげよう。 イギリスは 永遠に自分たちが全てを支配する予定だったから 約束はだれにでもした。 
当然 あの土地は アラブのものだと思っている。
ユダヤは やっぱり自分たちの当然の権利だと思っている。

歴史はモラルで語られるべきではない。
原因と結果の絡み合いを科学として見るべきだ。

ねえ ヘンリー王子 今はおっぱいを触っている時ではありません。
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by cazorla | 2006-09-01 02:21 | Trackback | Comments(12)
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なんとなく 秋かなーという感じです。
西のせいか 朝日より夕焼けのほうがきれい。
いつも 朝日を見たいと思うのですが しらじらじらっと朝になります。
夕焼けには脳波を整える作用があるらしいです。
脳が正常にうごくために たまには夕日を見ましょう。
会社の時間帯も 夕日が見られるような時間帯だといいな と昔思ったことがあります。
スペインは 時間帯がずれていて 夕日はだいたい八時から九時くらいに見られるので みなさん 夕日を見ながら 手を繋いで夫婦でお散歩に行ったりします。

ずっと前に友人が遊びに来ていてデパートの下着売り場で どう見ても女子プロレスラーにしか見えない奥さんに セクシータンガとブラのセットを夫が熱心に つまり全然おつきあいとか義務とかではなく 幸せいっぱいで 選んでるのを見て スペインの夫婦ってすごい とぽつりとこぼしたのでした。 
やっぱり家にいる自分のパートナーが一番 と思えて生活しているのは 幸せなことだと思います。
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by cazorla | 2006-08-27 06:24 | カソルラ | Trackback | Comments(18)

カトリックと村の宗教

ずっと以前にコメントの中でセイロンベンケイさんに スペインの宗教観についてご質問があったのですが 宗教観 観ですから なかなか無宗教の私にはことばで説明することはできません。 で ずっと宿題として ほったらかしにしてました。
それにスペインの となると 全ての場所についての知識もないし うちの家族ってあんまり信仰深くなさそうだし。でも カソルラというスペインの昔ながらの雰囲気の所に住んでいると カトリックって言っても 基本は土俗宗教だ というか村の宗教 どう言えば一番 誤解なく受け取って頂けるかわからないのですが つまり生活の一部を形成している そして 生活の土台になっている その一方で 神とは何か 的なこととは すごーーーーく遠いところにあるなと そんな感じを持っています。 基本は どこでも形はかわってもタブーとか習慣が少し違っても基本にある人間の営みは同じだな と思うのです。 
ずっと前に 大阪にフランス資本のカルフールができた時 ニュースでおばちゃんたちが「おフランス おフランスいうたかて ダイエーさんと一緒でんな」と コメントしてましたが まさしくそんな感じです。
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村の至る所にこういうものがあります。
スペイン版おじぞうさん というか スペイン版お宮です。
日本のと違う点は普通の家の壁に埋め込まれているところです。
歩いている人が立ち止まってちょっとだけお祈りしたりしています。
壁に食い込まれてる家の持ち主は とっても自慢に思っています。
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左の山の中腹にある建物 エルミータと言われる 山の礼拝堂です。
そこに マリア様の像がしまわれていて 年に一度 御神輿で地上に降りてきます。
エルミータは三つあって 村を守ってます。
この御神輿が回るルートというのがあって そのルートに住んでるっていうのも自慢だったりします。 うちも そう。 自慢します。
その御神輿が通るとき その後ろを裸足で歩く人の姿も見られます。
この人達 たいてい女性ですが 何か願い事があって それが成就するために裸足で歩くのです。
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こういう絵がたいていの家に飾られています。
これって やはりプロテスタントと違うところですよね。
イスラムが偶像崇拝を禁止してますが カトリック世界というのはまさしく偶像崇拝の世界ですね。 偶像崇拝のいいところは 信仰をやめる時に 目の前の偶像を破ってしまうと気持ち的にすっきりした改宗が(改宗でいいんでしょうか。変宗というの?)簡単なのだそうです。
それにひきかえ 偶像がないと 世界は神にみちていて 逃れられない。
だから 改宗率はイスラムのほうが遙かに低いらしい。

人間って本質は結構シンプルなんです。
だから 私は宗教に行かないようにしてるんですが心の奥で輪廻を実はすごく信じていて 次の人生を夢見たりしています。
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by cazorla | 2006-08-24 04:25 | カソルラ | Trackback | Comments(13)

山火事とナショナリズム

77,000ヘクタール焼き切ってしまったガリシアの山火事。
精神異常者 アルコール中毒 そして 消防士。
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この女性は72歳で 33ヶ所に火をつけました。
孤独が原因なのでしょうか?
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彼は消防士でした。
最近は スペインは 「ナショナリズム」が流行です。
流行と言ってよければ。
バスクはバスクの文化 ことば
カタルーニャはカタルーニャ
そして ガリシアはガリシア語
そして ガリシア語を話せない消防士はみんな首になってしまいました。
そして 職を奪われた消防士たちが 火をつけていたらしいのです。
カスティジャーノ いわゆるスペイン語が公用語のスペイン
国としては 全ての国民が働く権利がある。
ガリシア語を話せないから解雇というのは憲法違反ではないのでしょうか。
そしてその土地のことばをしゃべれなくても 解雇されるというのはおかしい。
もちろん 火をつけるのは 行き過ぎですが。
ナショナリズムのゆがみがこんな所にまで出ているのだな と思いました。

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今日の新聞にはこの写真も載っていました。
ナショナリズムと関係なく 遠く離れた国で母国の皇室の方のニュースが新聞に出ているととても嬉しく感じます。
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by cazorla | 2006-08-18 04:11 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(18)

暖炉の形

つばめが巣立つと本格的な夏でうちの暖炉の写真出したら nanateaさんから「暖炉の上にテレビらしきものが見えるのですが、熱が伝わったりしないのでしょうか」というコメント頂いて 最初 どこにテレビが と思ったのですが なるほどあれをテレビだと思われた方もいるかも ともういちど ここに暖炉の写真出します。 このテレビに見えるかもしれない物 これが暖炉です。
元々大きかったのを小さいのに変えて 火を起こすところを全面的に市販の鉄製品にしました。 古い物はれんがの手工事品ですが。 その方が火起こしの素人にはラクです。
ガラスの扉があるとその下の空気穴を開けたり閉めたりして ふいごのように使って火を調節できます。 で その下の nanateaさんが暖炉だと思ったのは 薪を置くために作ったところです。
 



これをご覧になって これがスペインの典型的な暖炉と思われた方もいらっしゃるかも と思い 色んな暖炉アップしました。
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この暖炉は鉄で風情に欠けるのですが下の図のように 暖房機に暖かい空気を送って ほかの部屋を暖め そして 水を温め シャワーにするという画期的に省エネタイプなんです。
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そしてこんな現代的デザインの暖炉もあります。
次回は 友人宅の暖炉レポートもしてみたいと思いますが 暑いので 冬になってから。
今日の記事だけでも暑かったですね。
でも 中にはニュージーランドで どんな暖炉にしようかな と考えてくださってる方もいるかもしれないですね。

でも 事実を伝えるのは難しいですね。
うちの家を見ても典型的スペインの生活を見ることはできないし 私が間違って解釈して嘘を伝えることもあるし 間違ってないけど 間違って解釈されたり。

ずいぶん昔2年間スペインに住んでいた友人が突然夫に 「スペイン人って犬の肉 食べますね!」と自信たっぷりに言うので 「いや 僕の知る限りでは普通には食べてないよ」と答えると 「だってスーパーで普通に犬の肉 カルネ・デ・ペロ 売ってましたよ」 「いやーーそれはね 犬に食べさせるための肉だよ。 闘牛なんかで死んだり 年取った乳牛とか 固くて食べられない肉をやすく 犬用に売っているんだ。」
「えっ どどどうしよーーーーー 友達みーーーーーんなにスペイン人は犬肉食べるって言っちゃいましたよ。」

これはセイロンベンケイさんの 象をさわる のTBとして書いたのですが でもTBとして セイロンベンケイさんの文章の深みに対してバランスが取れないのにTBしては失礼だと 後で思い 下の文章を続けたのですが 長いだけで深みに欠けます

人間には感情がある。 事実を見る時に時としてセンチメンタルな感情をかぶせながら見てしまう。 だから反対に言えばセンチメンタルな部分を必要以上に揺さぶるものを信じないようにしている。 ETAというグループがある。 バスクのナショナリストのグループでテロ行為を繰り返している。 そのETAの元メンバーが 過ぎ去りし日々のことを書いている。 メランコリーとナショナリズム。 これは 三島由紀夫の「田園の憂鬱」を思い出させる。 メランコリックな感情は その切なさ故に 自己の正当性を思考することなしに受諾する。 
9.11のあと テレビでは イスラム教徒を扱った番組が多かった。その多くは たとえば不義密通をした女性を穴の中にすわらせ みんなで石をなげつけるというものだった。 頭を白い布で覆った女性が 最後には倒れる。 その同じ映像を何度も何度も繰り返すのだ。
それは映像だから 事実かもしれない。しかし切り抜かれた事実は イスラムに対する嫌悪を増大するために 利用されているだけだ。 イスラム教徒の女性を助けてあげなければならない。その言葉にこめられた優越感が私はどうしても好きになれない。 助けようとする前に彼女たちに近づくべきだと思う。 理解しなければならない。 しなければならないのは 「頭に布を置くのは間違いだから それをはずして 改宗しなさい。」ということではない。 もう少し乾いた感情が必要だと思う。 
子供が百円硬貨を飲み込んだ。顔がドンドン青くなっていく。そのときに「かわいそうに」と思うだけでは死ぬだけだ。 足をつかみ逆さにして 背中を叩く。 ある公園て゛しりあったママさんが言った。彼女はおろおろしているだけ でも彼女の姉がいきなり足をつかみ逆さにした。子供は助かった。にもかかわらず彼女は姉のことを怒っている。 大事な息子の足をつかんで逆さにしたからだ。 
なぜ日本は 敗戦の後 急成長したのか。 国民が優秀だったから? 石油がなく搾取するモノは何もなかったから アジアの入り口としての位置的なものにアメリカの興味があったからだ。今 インドが急成長している。 アメリカの天敵中国とのアジアの中でのバランスを取っていくのはインドだから。
スペインにはアルメリアという砂漠地帯がある。 昔はスペインで一番貧しい地域だった。 ほとんどの人が移民したり出稼ぎをした。今 潅漑設備とビニールハウスで 収穫が増えた。 今まで 何も栽培したことのない土地なので 豊かだ。冬に売られている野菜類のほとんどが アルメリア産。 今では 反対にビニールハウスで働く移民がやってくるほどだ。
アフリカにも潅漑設備が入ったらどれだけかわっていくだろう。
しかし 経済成長を誰も実は望んでいない。 この地球は 全ての人間が アメリカの中流以上の生活ができるようにはなっていない。 ナイキの工場で働く小さな貧しい手が必要だし わがままな日本の子供達が美味しく魚を食べるために骨を抜く作業をする中国人の手が必要だからだ。 
エチオピアに行った友人が言う。 貧しいと言われているエチオピアには貧乏な人がいない。 これは例えば 私の住んでいるハエンでも言える。ハエンは貧しい地域だ。工業もないし観光も特に盛んなわけではない。 しかしここにも貧しい人はいない。 オリーブを持ち 豚を持ち ほしいモノはそこそこ変える生活をしている。
矛盾してるが これは真実だ。
真実は見つめなければならない。 覚悟が必要だ。
もしも地球全体が今より貧しくなったら そこには貧乏な人はいなくなる。
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by cazorla | 2006-07-17 11:46 | お家の中 | Trackback(1) | Comments(10)
スペインのことを書くに当たって良く思うのは私たちは日本のことをどの程度知っているだろうかということです。 日本に住んでいても スペインに住んでからとは年齢的にも違うし同じ状況が設定されるわけではないから比べるのがすごく難しい。 たとえば 日本には邦人として住んでいるのだから外国人としての生活はわからない。 日本に住んでいる ビザを持っている外国人 永住権を持っている外国人は 日本から外に出るとき再入国(リエントリー)税を払わなければならない。 在日韓国人も同様。 移民局まで行って五千円くらい払う。 移民局が開いてるときに行かなくてはならないから当然普通の時間に働いている人は特別に休みをもらうか遅刻するかして勤務時間中に行く。 これってめんどくさいし なんでお金払わなければならないの?と思ってしまう。 リエントリー払っている国っていくつあるのだろう。
なぜこういうことを書き始めたかというと 偶然 羊水検査をスペインで受けるかどうか迷っている人の記事を読んだから。 私は三人とも高齢出産で 上の二人は日本(東京)で産んだ。 二人目の時はもともと日赤病院で働いていたお医者さんだったので 羊水検査をしますか と訊かれた。 高齢だし ダウン症の子供が生まれる可能性ははっきり言って普通よりはかなり高いです。 日本ではたぶんちゃんと羊水検査ができるのは そんなに多くの病院ではないらしい。 少なくとも小さな普通の産院では無理。 費用が十六万円。 小さな針を刺して 羊水を取り出し 染色体を検査する。 もしも針が胎児にあたったら 脳に傷を付ける可能性があるし 流産になる可能性もある。 だからかなりの技術を持った助産婦さんが必要だ。 結局 迷ったあげく 十六万円は わが家の家計ではかなり無理だという結論に達した。たとえダウンとわかっても産んでしまうだろうし それはそれて゜しょうがない。 ただ ダウン症というのは きちんとした対応を知ってきちんと育てれば 普通の子供と同じように育てられるので できれば妊娠中にダウン症児であるならば それについて勉強していた方が 良いと言うことだった。 確かに産まれてしまってからでは勉強する暇がないだろう。
そう言う意味で スペインでは というよりヨーロッパでは 高齢の場合など可能性があると思われる場合は必ず 羊水検査を行う。 費用は無料だ。 スペインの場合 カトリックだからかもしれないが ダウン症だとわかって中絶する人は少ないらしい。 きちんと決心して ダウン症の子供の育て方を勉強する というのは すごい精神力ではないだろうか。
そういうわけで 私は三人目はスペインで妊娠したので喜んで 羊水検査をしてもらった。 三人目なのでやはり準備はきちんとすべきだと思ったのだ。 
針を刺したとたんに 突然胎児が動いた。 その時助産婦さんが言った「待って。 頭がこっちに来たから 針はそのままにしていて。」 そして胎児に向かってあやすように話しかけながらそっと私のお腹を動かし 胎児の位置を変えてしまった。 見事な物である。 おなじ 助産婦さんが産まれるときも取り出してくれたのだが あっという間で 分娩室滞在時間はたった十五分だった。 
私は日本での経験があったから この羊水検査の件はすごく感謝したのだけれど たぶんいきなり初めての妊娠がスペインで 羊水検査を勧められたら ビックリしてショックだっただろうと思う。 どうか スペインの病院を信頼して 気持ちの良い妊婦生活を送ってもらいたいものです。スペインは子供をだいじにしているから少なくとも子供に関することはきちんとしていると思いますよ。
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by cazorla | 2006-01-15 08:37 | スペイン 文化 言葉 | Trackback(1) | Comments(6)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla