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ことばの誘惑

「ことば」に弱いタイプて いますよね。
私はそうです。 
たとえば 何かを買う時に 雑誌なんかの情報を重視したり 友人の薦めとかありますが
名前が気に入るとつい買ってしまいます。
今日は チーズを買いました。
Abuelo Chatoです。
Chatoて 英語では ネットを介しておしゃべりすることですが
スペイン語では 鼻の小さい人のことです。
もちろん チャットのこともチャットと言います。
だから きっと 鼻の小さい人 しようっと と思ってコンピューターを立ち上げているのでしょうか。 
だからこのチーズの名前は鼻の小さいおじいちゃんです。
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ずっと昔 26才の時 一人暮らしをしていました。
私はなかなか眠れないタイプで 眠ると深い深い眠りになるので 夜中に電話なんかくれたら怒り狂って切ってしまいます。
ある日 三時 午前三時に電話がありました。
「オレンジジュース 飲みに行きませんか?」
相手は18才の男の子。 ピーター佐藤の絵にそっくりの美しい男の子。
さすがに頭ごなしに 怒り狂うわけにはいきません。
「今 三時だよ-」

「はい だから・・・ビールには遅すぎるし コーヒーにはちょっと早すぎる。」

もちろん 行きました。
ことばにはよわいのです。
赤いジープは 静かな町を走りました。

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今ではオレンジジュースの美味しい国に住んでいます。
こういう機械がたいていの バル(喫茶店でもあり お酒も飲めて 軽い食事もできる)にあって
オレンジジュースを頼むと絞ってくれます。
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by cazorla | 2006-10-26 07:00 | 思い出 | Trackback(1) | Comments(30)

パレスティナで 誘拐されていたスペイン人新聞記者Emilio Fernández Morenattiエミリオ フェルナンデス モレナッティが今日 ガザで解放されました。

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て かっこいいからのせました。
すみません。不真面目な記事で。

パレスティナでは ここ2年間 欧米の新聞記者等の誘拐が頻発しているが 肉体的な暴力はなく たいてい数日で解放されている。 
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by cazorla | 2006-10-25 07:41 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(6)

El Paisの見出しでは 妊娠としらずに赤ちゃんを産む になってたんですが
いくらなんでもそんなアホな人はいません。
読んでみると 本人は 妊娠だと思っていたのに 女医さんが 「更年期障害 ガスがたくさんおなかにある」などの治療しかしてくれなかったのだそうです。 ひどい。
その後 お医者さんを変えて またもや女医さんですが 更年期障害 と言われたのだそうです。 女の人なのに 女の人の気持ちを汲んであげなかったんて。
結局 お産は家で。
Griselda Navarroさん 42才 チリ人 スペインのアルカラ・デ・エナレス在住。
私が昔住んでいた所です。
私の場合は3番目をアルカラ・デ・エナレスで産んだのですが 私自身は妊娠だとは思わず 体調が悪くて相談に行ったのです。 すると すぐに 妊娠しているといわれ その可能性は薄いです と答えると まあとりあえず検査をしなさいといわれました。 さすが 国境のない医師団スペイン支部長アンヘル・ペレス。 運の良いことに私の主治医は アンヘル・ペレス 国境のない医師団スペイン支部長でした。
妊娠の検査なんてあっというまに終わるのですから このGriselda Navarroさん本人が妊娠って言ってるんだから 気が済むようにしてあげればよかったのに。

最近 女性の思いこみの激しい人が多いな と スペインにいて思います。
たぶん 急成長のフェミニストのせい?
小児科の先生が 以前女医さんだったんですが 末っ子小さいのは からだを押してみて 固すぎるからとおっしゃる。 うちは夫も子供時代小さい方だったし 両親ともに まあ大きい方なのでいっこうに心配していないのですが 小児科医さん 心配しろって ・・・やれやれ。
カソルラに引っ越してきて 小児科の先生も替わって 丈夫で筋肉質(だから固いのです。)で なにも心配はありません と言われました。

学校の先生もね ちょっとヒステリックに 悪い点ばかりあげる。
年取った女の先生のほうが ゆったりと悪い点も いいこととして見てくれる。
「あなた 字が雑です。だめです。」て 言われるより 「頭の回転がはやいから 早く書きたいのね。でも ゆっくりきれいに書くと 先生も読みやすい」という感じで指導している先生にあたるとほっとします。  私もついヒステリックに怒ることがあるので 反省ですが。



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でも 無事産まれてよかった。
ただ たくさんお薬を飲まされていたので 赤ちゃんもぼーっとしているそうです。
これから この一年の嫌なことの分 何倍も幸せになってほしいです。
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by cazorla | 2006-10-22 07:44 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(22)

権利

フリーライター木村嘉代子さんのブログの記事 権利って何だろう?を 読んで最近権利について考えていました。
彼女の記事の中で 「(前略)人権(human rights)だとしたら、「与える」とか「獲得する」ではなく、「認める」「認めない」の問題だと思いますが。」と書かれています。
私も 権利は守るべきものであって 獲得したり与えられたりするモノではないと思います。
獲得する という表現を使う時 そこに隠れた意味として 弱者は獲得できないのであるから 権利も少ない と考えるのは 考えすぎでしょうか。

たとえばこどもにも権利はあります。 人権があります。

娘が小さかった時 アレルギーがありました。
血液検査をするため 東京のTJ医大病院に行きました。
普段は 母親がいつもそばについていなければならないのに 外で待つようにと言われました。
ちょっと変な感じがしました。 すると部屋の中から悲鳴が 聞こえたのでびっくりしてドアをあけると なんと 体中 ぐるぐるまきに 縛られていました。 3人がかりで 縛っていたのです。
お母様は外で と言われ しょうがなしに外に出ました。 娘が 母をうらめしげに見ていました。
血を採る時に動くと危ないのでと説明されました。
スペインに来て 小児科の入り口に書いてあるWHOの宣言で 子供を縛るのは禁止されているということを初めて知りました。  そのあと末っ子が産まれ なんといっても 年老いた私から産まれたので 産まれてすぐは 肝臓に問題があり しばらく血液検査に通わなければなりませんでした。 小さな ことばで説明しても わからないような赤ちゃんです。 でも二人の看護婦さんが 一生懸命説明して すると 不思議なことに じっと我慢していました。
針を刺した瞬間 痛そうに顔をゆがめるのですが 看護婦さんの顔にむかって にっこりと笑います。 こどもだって 自分に危害を加えるのか それが必要な行為なのかはきちんとわかるのです。 

父が入院している時も 縛られていました。
惚けているとは言え 時々 正気にもどります。
手術の一ヶ月後になくなったのは 手術のせいではなく
しばられたことによる 絶望感 だと思います。
なぜならその手術はまず死ぬことはないと言われたし
事実 良くなっていたのですから。

もちろん 縛るのは 人手不足とか色んな理由があると思います。
私は 父や娘の人権が侵害されたとだけ言っているのではありません。
縛った人たち 看護婦さんだって ひとりの人間として 他人を縛る というのは 不愉快な行為でできればしたくないと思います。 それを仕事だからしなければならない というのは 看護婦さんの人権も侵害されていると思うのです。

人権を守るのは国の仕事です。
国家は国民の仕事を守るのが仕事です。
ですから もし 人手不足で 無理な仕事を強いられる環境であれば国はその職場に何らかの形で援助するべきなのではないかと思うのです。
たとえば 私は出産した時 分娩台からベッドに移すのは 日本では看護婦さんや助産婦さんがしていました。 でも スペインでは 元プロレスラーと言っても良いおっさんが軽々と 抱えて移してくれました。 これはやはり看護婦さん達の仕事ではないと思います。重い物を持って 身体を崩す方が 日本では沢山いらっしゃると聞いています。
日本では健康保険料 かなり高額ですが いったいそのお金はどこへ行くのでしょうか。



海外に住んでいる人たちも最近やっと選挙ができるようになりました。

やっと です。
選挙も選挙権 というだけに 権利です。
権利を守るのが国家の仕事ですからたいていの国は だまっていても 選挙のお知らせがとどきます。 日本のように 投票したいから と 申し込んだりしなければならない国は少数派だと思います。 郵送で投票すれば たいていの国では 切手代を払ってくれます。
わずかな金額ですがそこに国家のあり方が見えてくると思います。

海外で子供を産んだ日本人が こどもに日本国籍を持たせたいと思えば 三ヶ月以内に出生届けを 提出しなければなりません。 国籍は 産まれた時に 当然持っている権利だという考えが 一般的な ヨーロッパとは 反しています。
たとえば 親がのんびりしていて 何もしらず 日本国籍をえられなかった。
しかし子供は 日本人の 母親もしくは父親をもち 将来日本に住みたいと考えた時 国籍をあたえられないのは その子供の 権利を尊重していないということにはならないでしょうか。
日本では ほんの二十五年前 日本人女性と外国人の間に産まれた子供には 日本国籍を与えませんでした。 それは 外国人に対する差別ではなく 女性差別です。 女性には 子供に対する権利がないということではないでしょうか。

とりとめなくなってしまいましたが 平均的ではない生活をしていると ちょっとへんだな とおもえるものが見えてきます。でもそれは少数派の問題ではなく 全体の問題に反映していくものなのではないかと思うのです。
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by cazorla | 2006-10-21 23:22 | スペイン 文化 言葉 | Trackback(1) | Comments(35)

オーガニックハピネス

私は自分に子供ができるとは思っていませんでした。
長い間おつきあいしていた人と 子供ができたら結婚 ということになるかも と思いながらだらだらと友情のようなお茶のみ友達のような関係が続いて。だから子供のできない身体なんだ。でもそれはそれでいいと思っていました。
私は慢性腎炎で そんなに長くないよ と言われたのが17才の時。
入・退院を繰り返しながら 28くらいまで生きればもっけもんだから好きなことして暮らしなさい。 ストレスが最大の問題だから て そんなこと言われたらそれがストレスやん と思いましたが。
慢性腎炎のほうは少しずつ良くなって ずっと漢方薬は飲んでいましたが。
出血のひどい時はかなりきつめの薬を飲むので そのせいで子供ができないのかも と思っていました。
でも かなり高齢になって 妊娠してしまったのです。
三十五才でした。
病院では 中絶を勧められました。
まず 最後の月までもたないだろう。
もったとしても 出産で死んじゃう
と言われた。 まず 出血できない身体なので 出産はきつい。
妊娠中に妊娠中毒になるかもしれない。
などなど。
その時に夫が言ってくれたのです。
君は死なない。
なんの根拠があってそんなこと言ったのか
カトリックだから?
生物学の学士だから?
私の骨をさわって 君は生命力があるから大丈夫だ。
でも もし死んだら?
大丈夫 僕が育てる。 だから安心して。

実は私はすごいこわがりだから 夜中にどうしようもなく死ぬのがこわくなる。
彼は夜中に公園に連れて行ってくれました。
木を抱きしめると 心が静まる。
土にうつぶして 土の中から 力をもらう。
新宿の中央公園のしずかな木の匂いをよく思い出します。

そして無事産まれました。
産まれた瞬間 血圧が20以下まで下がって 酸素吸入したりしたけど
一瞬 もう産まれたからいいや と思ってリラックスしすぎてしまった。
そしてその後 さらに二人も産んでしまった。 

オーガニックハピネスということばが好きです。
いきものが死んで それが土にもどり 植物をうるおす
肉は死肉を食べる鳥たちが食べる
その回っていく生物の環に入っていく。
オーガニックハピネス 有機的幸せ 生物学用語だけど 生物学者ってどうしてこんなに詩人なの。

だから私は火葬より土葬のほうが好きだったりします。
子供が生まれた瞬間 永遠の中に子供を放り込んだという
感覚を感じました。
自分は死んでも 彼女がここにいる。
それは素敵なことです。
だから 死んでもいいから 子供を産めと言ってくれた夫に感謝してます。
彼は 中絶したら 私の肉体は死ななくても魂は死んでしまう ということを知っていたのだと思う。 私の身体を優先しろと言わなかった夫の強さが好きです。

で 子供を産んで思うのは自分の子供だから愛情を感じるのではない ということ。
自分の中にいたということは大事な思い出ではあるけど
それだけではない。
毎日 一緒にいて
毎日 昨日よりもっと好きになっている。
それは父親ならなおさらそうだと思います。
以前 書いたイベリア人の生活で紹介したコバダという風習。
父親のほうは特にそういう接触のなかで愛情を培っていたのでしょう。

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娘 生後一週間の時。
いつも 娘に感謝です。 こんな中途半端な母を愛してくれて。
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by cazorla | 2006-10-16 04:43 | 夫のことば | Trackback | Comments(54)

イベリア人の生活

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昨日の続きですが この像の髪型がバレンシアのファジェラに通じると言う説明を聞いて見ても今ひとつ ふーーーーん という感じの 私はちょっと想像力に欠ける人なのかもしれません。
でも そうかな という感じはします。
紀元前4世紀から 同じ髪型 というのもすごい。
この像が発見された時 彫刻技術の高さから アメリカの学者によって ニセモノであると判断されました。 というのも イベリア人の風習 (これはローマ人の歴史学者による。 イベリア人も文字を持っていたがまだきちんと読解されていない。) たとえば 口を尿で洗う など どう考えても 「野蛮」なので その時代にちゃんとした文化が存在したというこに疑問が持たれました。
しかし 少量残る 塗料を分析して 紀元前4世紀のものと確定したそうです。
口を尿で洗うのも きっと当時いた何か虫のようなものがアンモニアに弱かったのかもしれないですね。 人間って 自分の生活風習をものさしにして ほかの文化を劣っているとか 遅れているとか言いがちです。
たとえば インド人が手で食事をすると聞くと なんだか 野蛮な風習のようですが 実際に 彼らが食事をしているのを見ると なんて美しいのだと感嘆すると思います。手も全然汚れないのです。 要は その人たちが 背筋を伸ばしてきちんと食事しているかどうか その人達の品であろうと思います。
ディズニーのアニメの「ポカホンタス」で (私は見ていないのだが子供達が友人宅で見た)ポカホンタスが フォークの使い方を知らず 変な食べ方をして 笑われる場面があるそうですが たとえ知らなくても酋長の娘の食事の仕方がまずいわけがないと思います。 それより イギリスの船乗りのほうがよっぽどひどい食べ方だったと言う可能性だってありますね。
人間はいつも 先入観に邪魔されて判断を誤りやすいと思います。

イベリア人のもうひとつの風習 La Covada。
コルシカ ラテンアメリカ インドなどでも見られそうです。
母親が子供を産んですぐ父親が母親に替わってベッドに入り 子供の面倒を見ます。
母親は起きて 日常の仕事を始める。(はっきり言って 私この風習嫌いやわ~)
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ドラクロアEugene Delacroixの作品。 ラテンアメリカのla Covadaを描いています。
この風習の意味はまだ解されていないそうですが たぶん この儀式でしっかり父親が父親としての認識を高めることができるのではないかと思います。
現代社会でも 父親の育児休暇で もう少し子供とのふれあいの時間が父親にも必要なのではないかなと思います。
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by cazorla | 2006-10-12 02:07 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(16)

一人っ子

eagleiさんが 思い出を書いてらっしゃる。
一人っ子だそうだ。 セイロンベンケイさんも一人っ子。 実は私も一人っ子だ。
この年で一人っ子は珍しいので たまたま よく伺うブログを書いてらっしゃる人が一人っ子というのは やはり なにかシンパシーを感じてしまうのかもしれない。

ずっと昔 当時の恋人とかれの大学のゼミのメンバーで横浜ボートシアターの劇に見に 青山に行った。 劇が始まる前に みんなで喫茶店に入ったのだがたまたま一緒にテーブルに座った2人が今思えば 一人っ子であった。
3人の一人っ子が 一緒になった。
一人は 恋人の親友でSちゃん どらえもんののび太に似ていなくもない。
女の子の電話番号は一瞬にして覚える天才的暗記力をほこる。
しかし ひとりでは 寒いとか ジャケットを着なくてはとかそう言う判断力が鈍く ジャケットを着ないでいつも寒そうにしていた。
そしてもうひとりは成城に住む 美人のK。
かなりの英語力で そのあとも 一流企業に就職して 社会人としては私より遙かに一流なのに スペインはアマゾンのどこにあるの と聞くくらい とんちんかん。(でもそのとんちんかんさが大好きだった。)

喫茶店で おもむろにSちゃんが言う。「俺さぁ すっけ゜えいいおやじになると思うんだ。 こどもいっぱいほしいな~」
「自分の世話も出来ないのに 父親なんて無理よ。」とK。
そんなこと聞いていないSちゃん。「俺さぁ いっつも遊んでやるんだ。 肩車して 野球して 一緒に本を読んで。 ぜったい 良い父親になると思うんだ。」

一人っ子って 親との関係だけだし 実際の兄弟の状態とかわからない。
母親も いつも子供相手にはそんなに疲れてなかったりする。
だから 往々にして一人っ子は 自分が良い親になれる と確信する。

その後 Sちゃんは 死にました。
司法試験の勉強をしている時に。
お葬式で おとうさんとおかあさんが ひっそりうつむいているのを見ました。
だからかな?3人も産んでしまったのは。 一人の時 彼女を失うのが怖かった。
でも 今でも だれか一人でも欠けるのはすごく怖い。
増えてますます 心配の種が増えたわけです。
それでも やっぱり3人を産んだのは Sちゃんの分も良い母になりたいな と思っているせいでしょうか。 

3月の花の季節に いつもあなたを思い出します。
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by cazorla | 2006-09-24 07:37 | 思い出

別れた理由(わけ)

ドラちゃん問題にたくさんコメントありがとうございました。
でもね サナエさんがおっしゃってるように原因と結果が反対になっているんですよね。
よく群れで生活している犬とか狼って 誰かが死ぬとき 遠吠えしはじめるんです。
何時間も死ぬまで遠吠えして 死んでしまうとぴたっとやんで 何事もなかったかのように日常が始まる。 彼らにとって死体はほとんど意味がなく 死にゆく肉体が 悲しみを醸しだしどうにかして 死なないでほしいと 思うのだと思います。
だから 原因は死で結果が遠吠えであって 遠吠えが原因で 死ぬわけではない。
でも こういうことって日常では実はすごく多いのだと思います。
なにが原因で何が結果か。
それが見えてないために うまい具合に言いくるめられたり
新興宗教に入ってしまったり・・・

出だしでちょっと哲学的なことか または 政治か そういうところに話を持っていきそうだったしできればそうしたいのですが ちょっとそう言う話にいきません。
恋愛の話にいきます。

ずっと昔 友人がつきあっていた男の子。現在の彼女の夫ですが つきあい始めた時は恋人がいたそうです。 私の友人 カルーセル麻紀に似ているといわれ本人いわくオードリー・ヘップバーン まあそう言う顔なので 彼は 「こりゃちょっと遊べる」と思ったらしい。(まったく だから男って嫌よね) で つきあい始めて時々彼の家にも泊まりにいったりしていた。 彼の家は両親と一緒だけど 彼の部屋が独立している作りになっています。 ある日 雨がざーざー降っている夜に その当時の恋人 私の友人よりも遙かに若く 初々しくかわいい恋人が訪ねてきた。
裸足でずぶぬれ。 涙が目にあふれているけどそれをぬぐいもせず ただ黙って彼を見ている。
それを見て 彼は彼女と別れようと決めたそうです。
いくらなんでも 裸足って 作りすぎだと思った。
なんだが テレビ・ドラマの見過ぎみたいで興ざめだった。
でも 同じことをして 男が浮気の彼女と別れる場合もある。
だから ほんとは 裸足でドラマチックに登場が別れる理由にはならないかもしれない。
たぶん 彼はその時点で 私の友人に強くひかれてしまったのだと思う。
でも 別れる理由がない。 男って ずるいわ!
余談ですが 友人は結婚して四人の子供を出産 今も何の問題もなく 幸せです。

原因究明て よく言われるけど無理矢理見つける原因なんて意味がないのかもしれない。
原因なんて 今起こってることを自分に都合良く処理するために 作り出される物かもしれない。
結果をよく見て そこから始めるしかないのかもしれない。
テロの原因究明より 今そこにあるものを見なけりゃならないのだと思う。
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by cazorla | 2006-09-22 02:36 | 思い出 | Trackback(1) | Comments(12)

詩人と遊ぼう

先日東中野に住んでいた と書いたら意外とあの界隈にいらした方がたくさんいた。
たまたま検索で来てくださったeuripidesさんも東中野に住んであの汚い某文学学校の横に住んでいらしたとコメントを頂いた。 残念ながらその文学学校も閉鎖されたらしい。

1996年 その文学学校も改築される前で本当に汚い古い木造住宅だった。
入り口には たくさん靴が脱ぎ捨てられており 散歩の途中 しみじみと見入っていた。
その日は 特に脱ぎ捨てられた靴が多いので立ち止まってみていたのだが(一人っ子で 蟻を一人で何時間見ても飽きない子供だったのです。不思議だと思うと なんとなく立ち止まってずっと見入る変な奴でした。)中から事務局の人が出てきて いきなり誘われてしまった。
「長谷川龍生さん来てますよ。 あなた 運がいいですね。」
と 言われても 実は昭和の天才詩人長谷川龍生を知らない無学であった。
しかし ずっと 不思議と思っていた建物。 探検するチャンスと思い 入っていった。
階段を上って 行くと ・・・・
いかにも純文学の小説に登場するような人たち。 実際はあとで違うとわかるのだが その時はそう思った。 そしてそこに長谷川龍生さんがいた。
彼の話はとりとめなく 一番よく覚えているのは お巡りさんと遊ぼう だった。
その年は東京サミットの年で 東京のお巡りさんだけでは足りなくて地方からもたくさん来ていた。 
「この黒い鞄にね たーーくさん 大根を入れるの。
で お巡りさんと目があったら すぐにそらして逃げる。
走って走って走り続ける。 つかまるでしょ? 
おまわりさんは言うの 『鞄の中を見せなさい』
『だめです』って泣きながら鞄を抱きしめる。
するとね無理やり取りあげられて 開けられるでしょ?
中から大根がいっぱい出てきて
泣くのよ。『これは妻に頼まれた 大切な大根なのに~~っ』て。」
ちょっと小汚いかっこうをした詩人はリアリティがあった。

北新宿の図書館にはいかにも浮浪者という人がたくさんいるのだが 図書館の方が 「追い出すわけにもいかないんですよ。 詩人と浮浪者を見分けるのは難しいですから。」と言っていたのを思い出す。文学学校によくいらしていた阿部岩夫氏も高田馬場にいると日雇いの仕事を斡旋するおっちゃんに声をかけられると言っていた。

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ロルカの詩を訳した長谷川四郎氏が転げ落ちた階段のある新宿御苑のバーにも彼らと一緒に行った。 いろんな出来事が結局私をスペインに向かわせているようだ。

(一応スペイン関係ブログなのでここで辻褄をむりやりあわせやした。)
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by cazorla | 2006-09-18 08:19 | 思い出 | Trackback | Comments(14)

東中野発スペイン行き

ずいぶん昔のことになりますが 東中野に住んでいました。
東中野というのは新宿と中野の間 各駅停車の黄色い電車だけが止まるところです。
最近は少し 高いビルができたりしているのかもしれませんが当時は 低めのアパートと ちょっと変わったレストラン そしてプロレタリアート文学の主催する文学学校 それからたまーにマニアックな映画館があるそんな町でした。
そう言う場所というのは住んでる人たちもいかにも昔からの純文学世界に出てくるような人たちで 私の通っていた歯医者さんとお医者さんはほんとうに優しいいい人でした。 仕事柄もう少しお金持ちになってもよさそうなのにがたがたの診療所でいつもお金がなさそうなのでした。 東中野から少し行くとそこは北新宿。 北新宿は 大久保とか 昔はお金持ちのお屋敷街でしたが 当時から沢山 移民が住んでいました。たいていが不法移民なのか 健康保険を持っていない人たち。 私の行く 歯医者さんとお医者さんは彼らを秘密で診察していたのです。 歯医者さんは いつも タイ語と中国語を勉強していました。 全然儲からない患者さんなのに 診察をスムーズにするために 熱心でした。
 健康保険の点数はほかの患者に適当にうわのせすればなんとか損はしないですむようでした。 それは違法ですが 違法だからと言って病の人を目の前にして帰すわけにはいかなかったのです。
 以前に スペインの違法滞在者のための保険証のことを書いたら 違法滞在者をみとめるということか という質問をいただきました。 違法滞在者をみとめるわけではないけど 実際にそこにいて 病であれば 診察せざるおえません。 スペインはほとんどの病院が公立なので 「秘密」で診察するわけにはいかないのです。 日本の場合 法を犯しているのは医者個人です。 どちらにしてもだれかが 移民の病をなおさなければならない。 それならば 医者に法を犯させるより国がシステムを少しやわらげれば済むはずです。
世界を善と悪に分けるて考えるのは簡単な物の見方です。
でも 善と悪に分けると 矛盾が沢山でてきて 善を追求するために その矛盾を無視してしまう場合があります。 

話は変わりますがよく女性誌のアンケートなんかで 「夫が浮気したらどうしますか」というのに対して「許せない」という答えをする女の人がいますが 許すとか許さないと言う問題ではないのではないかと思うのです。 たぶん 契約違反だから それは「悪」なのかもしれない。 でも 許すも許さないも ないと思うのです。 
今日はネットで BBCのビデオを見ていたのですが アメリカ兵がイラクの普通の人たち 女の人や赤ちゃんを殺した その惨殺死体を見てしまって どういうふうに何を書いて良いのかわからなくて だらだら書いてしまいました。  たぶん 彼らも「許せなかった」のだと思います。怒りがとんでもない方向に飛んでいってしまった。 
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by cazorla | 2006-09-13 09:01 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(16)