鴎の時間

私たちは あまり人のいない海が好き。
だから マヨルカ島よりメノルカ。
テネリフェより フエンテベントゥーラ。
8月より7月。
できれば 6月。
そして よく行くのは カボ・デ・ガタ。
アルメリアのカボ・デ・ガタ。
ここもさすがに8月は人が多い。
でも 朝一番なら
そして平日なら。

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鴎たちが 一列に並んで水浴び。
なぜ 並ぶのか不明。
でも 並んでる。
そして 一通り 水浴びをしたら そのまま やっぱり
列のなして 山に向かって歩いて行った。
そう 歩いて行った。
よたよた と。
歩くことに意義がある。
普段 人が多いと 歩けないし。
いきなり飛び立とうとして 羽が人にあたって
炒めるかもしれないし
(たぶん そういうことがあったのだ)
かもめは 鳥のなかでも頭がいい と思う。
小型犬を からかって遊んだり している。

しばらく 歩いて 人が 来たら いっせいに飛び立ってしまった。

多分 今日の鴎の時間は終わり。

gaviota スペイン語でかもめは ガビオタ。

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by cazorla | 2015-08-08 23:45 | アンダルシア | Trackback | Comments(0)

アルメリアに行ってきました。 
朝 四時起き。
夫と2人だけの 遠出。
海にたどり着くのが 9時。
一時に早めの食事をして帰る。
浜にいるのは たった 三時間。

カボ・デ・ガタは 自然公園に指定されている場所だが
そこには 二つ 有名な浜辺がある。
ヘノバとモンスール。 その間のモンスールにかなり近いところに 小さな浜辺があって
比較的 人が少ない。
外国人に人気があって ナチュリスト海岸でもある。
ナチュリスト というのは ナチュラリストとは 違う。
ナチュリストは 基本的には 自然愛好家だが ヌーディストを意味することが多い。

うちの夫は生物学専攻であったから ナチュラリストであり 同時にナチュリストでもある。
1978年 イビサで 自然を謳歌し 
その後 インドのゴアで 充実させる。
つまるところ 筋金入りのナチュリストとも言える。




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朝一番は 静かで ドイツ人らしき3人組 およそ六十才くらいのグループがいただけだったが
三十分もしないうちに あれよあれよと やって来て あっというまに 五十人くらいの ナチュリストに
取り囲まれる。
タルコフスキーの映画の場面みたい。
タルコフスキーは ここで どんな音楽をかけるのだろうか。
バッハのトッカータなんて よいかもしれない。 
なぜだか わかんないが 私たちの寝そべっている すぐそばに やって来る。

夫はだいたい 人がそばによるのを好まない。
なんで こんなにそばに来るんだろう ともぞもぞしている。
やっぱり なんとなく シンパシーを感じるんじゃない? とわたしが言うと
そんなもん 感じないで欲しいと 

タオルを移動。
もっと 波打ち際のそばによる。

しばらくして いきなり 水が高くなって
・・・・・
びしょ濡れ。

日焼け止めクリームの匂いがすごいグループとか
日焼けオイルの匂いのグループ
パラソルを持ってきているグループ
パラソルの下で椅子を置いて 雑誌を読んでいる
クーラーにたくさん飲み物を入れて持ってきて コカコーラを飲んでいる
そして なんといっても よく歩き回る。

タルコフスキーのノスタルジーを思い出してしまう。
ただひたすら 浜辺を往復している。岩に辿り着くと そこに軽くタッチし
また引き返す。

1978年のヌーディストは ああじゃなかった。
クリームの匂いのするヌーディストなんて ふざけんじゃねえっ。

肌が弱いんじゃないの と わたしが言う。

パラソル 椅子 なんだなんだ いっぱい持ってきて。
何も持たないことを希求するのが ヌーディストの本来のあり方だろう。
と 夫は 機嫌が悪い。

その上 肥りすぎだっ。 と 夫は付け加える。

はだかでいる というのは 気持ちがよい。
村上春樹氏も 書いている。
なんとなく まねして 裸になってみると なかなか よい気持ちで
癖になる。
だからって 日常を切り離して クリームを塗ることをやめるわけにもいかない。
今は 1978年じゃない。
あの時代 ものを持ちすぎ青年達が自由をもとめて イビサに行き
そして ゴアに行った。
今は 物を持つことと裸になることは 矛盾しない。
哲学なんて はるか昔に消えている。

だからこそ サルコジの奥さんの元夫が 哲学者なんて言うと 感動してしまうのだ。

十二時になると ますます 人が増えて
まるで 流行っている銭湯状態。

そういうわけで 海をあとにしました。




佐藤春夫  海辺の恋
こぼれ松葉をかきあつめ
 をとめの如き 君なりき、
 こぼれ松葉に火をはなち
 わらべの如きわれなりき。

 わらべとをとめよりそひぬ
 ただたまゆらの火をかこみ、
 うれしくふたり手をとりぬ
 かひなきことをただ夢み、

 入り日のなかに立つけぶり
 ありやなしやとただほのか、
 海べのこひのはかなさは
 こぼれ松葉の火なりけむ。

ひさしぶりの海辺の恋 でした。

おまけ
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by cazorla | 2010-09-11 09:09 | アンダルシア | Trackback | Comments(10)

森瑤子氏が 具体的にイメージした未来は必ず実現すると言った。
だから 予言のような近い未来の祈りは イメージ通りにやって来るのかもしれない。

疲れて帰る午後11時新宿駅の構内に 11時7分発村上行きは なかなか魅力的だった。
この列車に乗れば朝5時に新潟の海を見られる。
いつももう少しでその列車に乗りそうになる。
でも いつかこの列車に一緒に乗った人と結婚しよう だから 今は乗らない。
そう思わないと 明日は仕事に行けず もう戻ってこれなくなるかもしれない。

いつも恋人にささやいた。
この列車に乗って朝の日本海を見たくない?
うん 素敵だね。
彼はニッコリ笑う。
でも 誰でもそんなに暇ではない。 仕事も忙しい。 疲れている。
各駅停車の夜行に乗るほどもう若くはない。
ある日 恋人は 車で新潟に連れて行ってくれた。
朝の海を見た。
違うのだ。私の行ってる意味と。 新潟に行きたいのではない。
あの列車に乗りたいのだ。 夜を通って朝に続く その扉の向こうにあるものを見たいのだ。

海が好きだと彼は言った。
彼はスペイン人である。
新潟大学の新校舎のそばの海はきれいだよ 行ってみる?と私が言う。
どうやって行くの?
11時7分 新宿発村上行きに乗れば 朝にはつくよ。
じゃあ 今から乗ろう。

1994年6月のことだ。
1994年の夏 覚えてらっしゃる方も多いかもしれないが 信じられないくらい空の青い年だった。 彼はスペインの空を思い そして私を思った。

運命論者 それは存在そのものが矛盾である。 
と だれが言ったことばだろう。
それでも運命を感じる時はある。
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by cazorla | 2006-09-17 07:34 | 思い出 | Trackback | Comments(33)

e0061699_65963.jpgアルメリアの海に行ってきました。アルメリアの場所は アンダルシアの地図をご覧ください。 右下の緑色のところです。 ヨーロッパで唯一の 砂漠地帯。 自然公園が広がります。 その中でいちばんきれいなカボ・デ・ガタ。 アルメリアの西にあります。
もともと アルメリアの中で一番有名だったのは モハカ。 ここはヒッピーが集まった美しい村のあるところ。 ゴアにしろモハカにしろ ヒッピーはいつも一番きれいな場所を知っています。
最近 ヒッピーが一番愛した本のひとつ 指輪物語が映画化されてヒットしましたが もしかしたら世界が少しヒッピーに近づいてきたのかもしれません。
ただ 残念なことにモハカは ホテルが乱立して昔の面影はなくなっています。

だからでしょうか アルメリアはカボ・デ・ガタの自然保護に力をいっそう入れているようです。
今年は 7月・8月の間は浜に自家用車で行くのを禁止されました。 公営バス(無料)か徒歩 または自転車。 これで ゴミの量がずいぶん減ったそうです。 公営バスは無料にせず わずかでも有料にして自然公園の保持のためにつかうべきでは とは思うのですが こういう試みはほんとうに嬉しいことだと思いました。 どこの地域も観光客の減少を恐れて 決断がくだせません。結果 ほんとうに自然を好きな人たちが来なくなってしまいます。

1日目の浜はここ。 死の浜 プラジャ・デ・ムエルトと呼ばれています。
かなりの距離を歩かなくてはいけないので 以前はそんなに人がこなかったのですが ビスバルがここで歌ってからは けっこう人気スポットになっています。
とは言え やはり 歩かなくてはいけないから 満員 というわけではありません。

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e0061699_7102055.jpg砂ではなく こんな小石がたくさん。 ぬれるときれいに光ります。 この日は お水もあたたかく 寒がりのスペイン人 我が夫もかなり水の中で過ごしました。
2日目は カボ・デ・ガタで一番有名な浜 ヘノバとモンスーンの間の 秘密の浜辺。
ここも結構歩きます。



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e0061699_7151466.jpg大きな蟻塚を見つけたり 山羊が草を食べるのに遭遇して。
ここはナチュリスタが多いです。
natura自然・本質の派生語で naturistaと naturalistaとがあるのですが ナチュラリスタは きちんとした自然科学の知識を持って 自然を愛し 観察し 自然とともにいる人ですが ナチュリスタは 知識がなく 自然を愛している人。 
e0061699_7153054.jpg頭ではなく 身体ごと自然を感じてる ということで ヌーディストのことをこう呼んでいるそうです。 私は自然が好きよ と言う意味でうっかりナチュリスタです なんて言ったら誤解されるのでしょうか。
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カボ・デ・ガタに一番近い町 サン・ホセにはなぜかイタリア人がたくさん住んでいます。
イタリア人のやってるイタリアン・ジェラードのお店もあります。
娘は イタリア語聞いてちゃんと意味がわかる。
スペイン語ネイティブだと そう言うメリットがあるのね。
ポーランド語わかるとスラブ系のことばがだいたいわかるって言うし 日本語だけ ほかのことばが理解できないのは。 中国語 弱冠読める程度ですな。
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by cazorla | 2006-09-16 07:36 | アンダルシア | Trackback | Comments(30)

タヒチに住むとして 
たくさん 島がありますが
マウピティ にしようということになりました。
すごく もう具体的になっている。
理由 ホテル建築が禁止。 ペンションしかない。 →自然を大切にする人だけが来る。
もう ボラボラとかは かなり観光地化しているようです。
だから当然家も高い。
私たち夫婦 こういう計画を立ててる時とっても幸せなのです。
ネットで調べたり 本を見たり Maupiti ここを見るとあなたも行きたくなる ★くりっく★
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やっぱり現地の人の交流 たぶんフランス語だけでも大丈夫だけど やっぱり現地の人のことばも少しは覚えよう ということになって

発音の仕方と意味は 英語の説明になっております。かっこ内が発音の説明
beautiful → hehenehe(hay-he-ne-he)
thank you → maruru (mah-rhu-rhu)
やっぱり きれいって言われたら ありがとうくらいいわなくっちゃね。
それに せっかく きれいって言われても気づかなかったら残念よね。
それに 男性はこれで ナンパもできます。
夫いわく タヒチのなかでも マウピティの女の子が一番美人なんだって(あら だから行きたいのかしら?)

good morning,good day. → ia ora na(your-rah-nah)
no → aita (eye-ta) アイタって覚えやすい。
good → maitai (my-tye)
no problem →aita peapea(eye-ta-pay-ah-pay-ah)

(参考 lonely planet Tahti & French Polynesia a travel survival kit)

ヘヘレヘ ヘヘレヘ ってそれだけで唄ができそうですね。

と 経済的なことを考えず 勝手に計画建てて盛り上がってる私たちに娘がひとこと。
「ママ 私 有名なフルート奏者になって お金送ってあげる。」
ありがとう。
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by cazorla | 2006-09-05 07:56 | おすすめのもの | Trackback(1) | Comments(22)

Zahara de Atunesと言う名前の浜。
マグロたちのサハラ。
ここの浜は15㎞も続き まるでサハラのように長い広い砂場
ここではたくさんマグロがとれます。
日本で食されているマグロは スペイン産がほとんどです。
こことカナリア諸島に買い付けに来ます。

スペイン語はz音は濁りません。 ですから日本語表記する時はさしすせそです。sもそうですが 実際には sとzは発音が違います。
ところでカディスはCadizとzで終わります。 だからと言うわけでもないのでしょうがカディスの人たちはzの音は正しく発音できます。ところが sの発音ができない。
一方 セビージャはSevillaと s音ではじまります。 そして s音は発音できるのに zができない。 sもzも同じに発音してしまいます。
きっと自分たちの街の名前に誇りを持っているのでしょうね。
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ひたすらサッカーをする少年。
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スペインの男の子ってボールで1日遊んでます。
一人でも 足を交差させながら 1日 飽きずに。
うちの息子です。
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そしてここでも遠くに風力発電機が見えます。
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by cazorla | 2006-07-15 07:29 | アンダルシア | Trackback | Comments(16)

スペインの海岸では ドラッグが運ばれたり 違法で入国したい外国人を運ぶ船が近づいたり それを二十四時間 ヘリコプターや船で見張ってます。 
モロッコ人達も やくざにお金を払って運んでもらってました。
それでも騙されて 海の上に捨てられたり 全然違うところに連れて行かれたり。それで最近では同じ村に住む同志がZordiacのボートを一緒に購入し やくざの手を借りず スペインに来ると言う方法が増えました。 これはちゃんと海の状況を把握すれば かなり成功率が高い。 ボートは 置き去りに 大急ぎで街の中に入ってしまえば 見つかるのは困難になってきます。 そこで 海岸に関する法律が改正されました。 海岸で見つけたボートは 見つけた人のもの。 それで 人々は海岸近くを注視し ボートが来たらさっそく取りに行きます。 そしてついでに通報。 先日も 47人のモロッコ人が捕まってしまいました。
そこまでしてはるばる来たんだから入国させてあげるべきかどうかは置いといて ボートほしさにずっと見てたら ボートが手にはいるくらい頻繁に来るのか それとも暇な人が多いのか それはわかりませんが かなりこの法律が効力を発しているようで 人手不足のスペイン さすがだな と思ったのでした。

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写真はあくまで参考まで。 注釈の必要はないと思いますが モロッコの人たちではないです。
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by cazorla | 2006-07-12 18:45 | スペインの新聞から | Trackback | Comments(0)

キャンプ場 カニョ・デ・メカの直ぐ近く でも 秘密の浜辺 舗装されていない道路を歩いて15分くらいのところにあるので 人が少ない。
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人が少ないから馬を連れた人がよく来ます。
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by cazorla | 2006-07-05 03:24 | アンダルシア | Trackback | Comments(3)

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ボロニアは紀元前二世紀にローマ人によって建てられた街。
その後地震で壊れてしまいましたが 遺跡が残っています。
上の写真は寺院跡。
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ここはソースを作る工場跡。
マグロの内臓に酢・塩などを入れてつくられていました。
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床はオリジナルなまま。
こんなにきれいに舗装していたんですね。
ローマ風呂あともあって 熱い湯 ぬるま湯 冷たい水の部屋を順番に通っていたそうです。
もうこんな時から そういう考えがあったんですね。
また下水設備も残っています。

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そしてボロニアにはこのきれいな浜辺があります。
ローマの遺跡を見ながら海水浴。

ご近所の中学の先生の奥さんであり共産党員のファニータに会ったので ボロニアに行ったと言ったら にこにこして
「あら 私は小さい時 パパに連れられていつも行ってたの。 私はマラガの出なんだけどね。 パパはマラガが嫌いで 毎年夏は ボロニアよ。あのころはレストランもバルも何もなくて ただ砂浜と遺跡だけ。 そして少し大きくなってからはボーイフレンドと一緒。 だれもいないからはだかんぼよ。 完全にはだかんぼ。 そりゃあ気持ちよくって。 もちろんパパと一緒の時は だめよ~ ボーイフレンドと一緒の時だけ。」
と かなり長い間思い出にふけっていた。
二十歳になるお嬢が 「やれやれ またママの思い出話」という顔で ぼんやり母親を見つめていた。
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by cazorla | 2006-07-04 06:51 | アンダルシア | Trackback | Comments(10)