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夕焼け

夕焼けの時間帯が好き。
夕日が 建物に色をあたえる。
燃えるように。

夕焼けを見ると 脳波が安定すると誰かが言った。
夕焼けを見ると脳波がベータだからアルファだかになる。
だから 夕焼けを見ないと 頭が狂う。

日本は夕日の時間が 比較的早いから 会社勤めをしていると うっかり 夕日を見損なう。
だから 変な人が多いの と わたしが笑った。
これを話てくれたのは いったい誰だったろう。

スペインは 夕日が 八時か九時くらい。 季節による。
のんびり 夕日をながめたあと バルに入って軽くなにかつまんだりする。
凶悪犯はいるけど わけのわかんない狂った犯罪はいまのところ少ない と思う。

わたしの夕日の思い出。


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ちょうど あなたと大阪に行ってわたしの友達の家にころがりこんで ごろごろしながら 
一週間くらいすごしたことがありましたね。 覚えていますか。
電車に乗って どこかに行って あれはどこに行ったんだ。
神戸?
そして とにかく 電車で淀川橋をわたったところで わたしたちは きれいな夕日を見ました。
覚えていますか。
あなたは 絶対忘れないと言いました。
「ぼくは この夕日を絶対わすれないよ。
君と見た このきれいな赤の色を。
いつか きっと またきれいな夕日を見てぼくは君のことを思い出すんだ。
いつまでも いつまでも
ぼくが死んでいってしまう日まで 
夕日を見るたびに君のことを思い出す。」
そう言ったあなたは 21歳でした。 覚えていますか。

あなたと 見た夕焼けをわたしは いつも思い出します。
夕日を見るたびにではなく
もっと頻繁に。
それともここは夕日を見る機会が多いために頻繁にと感じるのでしょうか。




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わたしたちは なぜ 別れることを前提につきあっていたのでしょうか。
それが一番だと思った。
ぼくは 君のことをすてきだって 思ってくれる人と結婚する
と あなたは言いました。 彼女はわたしのこと すてきだって 思ってくれてるのでしょうか。

時々 せつないくらい会いたいと思う。
誰に?
今のあなたに?
それとも21歳のあなたに?
もう二十年以上たってしまいました。 
淀川橋の夕日は 今も ときどき あの美しい色をだれかの上に 広がっているのでしょう。


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El Pensamiento という名前の店の看板。
フランス語でパンセ Penseesですね。 パスカルのお店(笑)
なにを売っていたか不明。 もうつぶれていて 看板だけ残っていた。
上のほうに おしりの小さな彫刻があって
ますます 不思議な看板です。
なにを考えているのでしょう。 
人間は考える葦である。


写真は ロンダで。
Commented at 2012-09-12 13:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cazorla at 2012-09-12 16:26
鍵コメさん
こんにちは
日本の日の出って でもやっぱりすごいです。
スペインでは 朝ずっと暗くて 知らないうちの明るくなる。
゛ても日本はまっかな朝日を「拝む」ことができる。
だから そういう信仰が生まれるんでしょうね。
でも それは やはり潔くうつくしいもので
思い出はやはり 夕日ですね。
夕日のほうがロマンチック。
恋人と見る場合 夕日はこれからーーー
朝日は おわったーーーって 感じだから?ってわけないか(笑

へんな看板ですよね。
いったいぜんたいなにを売っていたのか・・・
近所の人なら知っていたかも。。ね
今度 ロンダ在住の人に訊いてみまーーす。

Commented by sahanji_yoko at 2012-09-14 09:55
こんにちは。お久しぶりです。

どうしても昔の恋とリンクしてしまう景色ってありますね。
私は今の彼にはあいたくないかも。
昔のままで!
Commented by cazorla at 2012-09-14 10:18
さはんじさん
こんにちは
お久しぶりです。 でも 伺って瀬戸物とか見ています。 大好き。
スペインにも陶器売ってますけど やっぱり さはんじさんが 紹介されるようなものはありません。 いいなー。 瀬戸物大好き。

今 会ってもがっかりするだけかも
と 思いながらも会いたいなって
気持ち。 ゆっくり話してみたい。
変わったのかなー
変わらないのかなー
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by cazorla | 2012-09-12 08:53 | 思い出 | Comments(4)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla