2013年 10月 03日
ハエンを歩く
村と言うのは 共同体だから 全体にやんわりと 包み込まれている。
街とは 基本的に成り立ちが違う。
基本的に 混在している。
今日 久々に街を 県庁所在地 ハエンを てくてくと歩いて
村とは まったく違う世界なのだとしみじみ思いました。
知らない道を 歩いていくと だんだんと 貧しい地域にたどり着いた。 村にも 基本的には 貧富の差はあるけれど それが特に目に見えて そして そこに行くと空気まで変わるということはない。
だから 急に家がみすぼらしくなって そのうち 住民のほとんどがジプシーになったとき 正直 足がすくんだ。
怖い と 思った。
村にいては 普通にお付き合いしているのに
ここでは 異形なのだ。
異形
異質
異世界
異邦人
異物
異界
それは私にとっての彼らであり
彼らにとっての私でもある。
この恐怖の感情は 理性のずっと外にあって
本能的に自分を守るための 保守的な意識だ。
それが 差別の根源にあるものなんだと
都市にある 理性をこえた非倫理 そんな感じのもの。
いろんな人達が ごちゃごちゃと 適当に 混ざっている世界が
実は居心地がいいのだと 思いました。





理性では どうにもならないことがあると 頭ではわかっていても
実際に経験すると 自分が なんて無能なまま 年を重ねるのかと思う。

レンガが素敵、空気が素敵、建物の飾りが素敵、、、、
異国を感じる写真ばかりです。
カソルラさんは、、、、、お元気ですか?
あまり無理をなさらないでくださいね。
素晴らしい。
こちらは毎日放射能測定器を持ち歩いています。
これも見えない、理性を超えた恐怖です。

日本は地震が来て壊れることがあることを前提にして木で家を作ってきたんでしょうか?
家の耐久年数の考え方の違いが、ヨーロッパと日本の考え方の違いの要因の一つのように思います。
