娘は現在 『
スペインの学生生活』で書いたように 音大に行って 三人の男の子と同居生活をしている。
白雪姫と三人の小人たち と 私が呼んでいる。
小人たちは もちろん ものすごくでかい。
娘はいつも 夏のような服を着ているので 毎年 風邪をひく。
かなりひどく。
家にいるときは それでも夜 部屋の暖房を入れたり
ゆっくり 風呂に入ったり
あたたかい羽布団にくるまっているし
少しはましである。
しかし 今回 独立して初めての病気。
『今日はね ダミアン(同居人 フルート奏者)は 学校に行けなかったの。
私の介護をしなくてはいけなかったから。』
しなくては いけなかった
それ 義務かい?
『そう。 大変ね。 じゃ 今日 マリアちゃんは(娘)学校に行かないのね。
今日は フルートのクラスの日よね。』
『私は行く。 もちろん。
授業は大事だもの』
なるほど。
ダミアンは 世話をしなくてはいけないけど
マリアは 学校に行く。。。
彼女 自分が自己中心的だと気づいてるんだろうか。
その後 また 電話。
『クラスでは 大丈夫だったけど
でも 今 気分悪い。
フアン(同居人 森について学んでいる大学生。元恋人)がスープ作ってくれた。』
『フアンは今週 カソルラに帰ってくるの?』
フアンは 我が村カソルラの子。
広大なオリーブ畑所湯者の息子なので だいたい毎週帰ってきて 畑を手伝う。
その時 持って行って欲しいものをことづける。
『フアンは 帰らない。
私が病気だから』
まるで 当然のことのように。
小人たちが世話をしているのであれば 私はお見舞いに行かないですみます。
娘の演奏グループ。
楽屋裏で。