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曼荼羅とクリスマス

ネズミがチーズを好きというのはほんとうなんだろうか。

と ふと思う。

チーズが好きで ロケットに乗って 月に行ったネズミの話。

うれしくて 毎日 食べて食べて 食べまくって

とうとう月がなくなってしまいました。

そして ネズミは 地上におっこちて来ました。


日本のネズミは チーズがなくて不幸なんだろうか。


そういうことを考えながら眠った。


馬はにんじんが好き。

でも ほんとは りんごのほうがもっと好き。

でも もっともっと好きなのは 角砂糖。

でも あんまり食べると体に悪いね。


スペイン人は陽気なんだろうか と思っていると暗い人が多い。

イギリス人は みんな紳士と思っていると 朝からジンを飲んで

刺青しているフーリガンがいっぱいいたり。



太極拳といえば 中国。

でも 太極拳くらい まったく中国的でないものはないとおもいませんか?

もちろん 太極拳を見れば 中国を思い出す。

象徴的にも そのイメージは中国を思い出させる。

私が住んでいた新宿のせせらぎの里という公園にも毎朝 何人も集まって

太極拳をしていた。

かれらは たしかに中国人で

私が通るといつも声をかけて誘ってくれた。

日本人だったら多分誘わない。

そういう意味でとても中国的。

太極拳にイメージは 象徴的に中国であるにもかかわらず

反中国的。

ゆったりした 動き。

喧騒から遠のいた フィロソフィックな動き。


それは たぶん龍安寺の石庭が日本の象徴的存在であるにもかかわらず

反日本的だというのと同じだと思う。

あの何もない空間。

石が 水を想像させる。

禅的空間。

スペインにもミニチュアの石庭が売っている。

日本といえば 龍安寺。

そして 龍安寺にインスパイアして作られた現代建築。

日本の家でこんなになにもない空間を 大事にしている家がどのくらいあるだろう。

飾り棚に所狭しと飾られた旅行のお土産の人形たち。

台所にかけられたクリーニング屋さんの広告付きカレンダー。

センスのいい美大出の友人が 5センチ角の刺繍の額を 家の壁の空間に飾っていた。

お姑さんが どうしてもっと大きい額を飾らないのかと 来るたびに言う。

お姑さんの家の台所はクリーニング屋さんのカレンダーがかかってるでしょう と私が言うと

どうして そんなことがわかるの と目を丸くする。

それが日本の平均的な 1940年生まれの人の家。

そう言うと またまた目をまるくする。


上野のアメ横に行った時 一緒に行った女友達が

このごちゃごちゃ感が やっぱり日本もアジアだって思い出させるよね

と言った。

アジアというのは 比較的カオス空間なんだ。

私が 机の周りに 読みさしの本10冊くらいとメモやらなにやら

置いていると スペイン人の夫が ここに アジアのカオスがある と言っていた。

今は言わない。

もうあきらめている。

じつは 石庭より カオス的空間に安らぎを覚える。


カオス的空間とは曼荼羅である。


曼荼羅とクリスマス_e0061699_05191315.jpg





曼荼羅とは 本質という意味だそうだ。

私たちの本質はどこにあるのだろう。


スペインの話をするとき アラブ文化の混じったというような 

ちょっとヨーロッパ的ではない言い方をしたりしますが

同時に キリスト誕生以前200年の歴史があるわけで 

イタリア同様 まさしく ヨーロッパ的でもあるわけです。


ものごとの本質を見る

というのは ほんとに難しいです。

本質というのを みなもと ということばに置き換えると

つまり 誕生の物語 

クリスマスになるのかな と思います。

クリスマスに飾る ベレンは スペインの曼荼羅とも言えます。



季節はずれの メリークリスマスペツレヘムの物語もうすぐクリスマス
Commented at 2014-12-20 22:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cazorla at 2014-12-21 06:15
鍵コメさん

こんにちは。
ほんとに 感動したの。 きれいで。
私 掃除苦手。。。
最初は 読んでくれる人がいるかな て 不安ですよね。
でも 意外といるものです。
がんばりましょうねー。
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by cazorla | 2014-12-18 05:26 | 思うこと | Comments(2)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla