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音楽留学

スペインは たぶん コンセルバトリーがヨーロッパで一番多いのではないかと思う。
音楽教育というコンセプトが 日本とはちがうから。
もともと音楽というのは 教会のために発展した。
もちろん 日本だってそうだと思う。
まず 宗教的なところから ブルジョアのために 発展。
それが世界で一致している音楽の歴史。
ただ 日本においての洋楽というか 西洋のクラシック音楽は
選ばれた人が 習うもの。
そして 経済が急成長して だれもかれも ピアノを習うようになった。
それでも ちゃんと 音大に行ける人は一握り。
たぶん 才能があっても 家族の後押しがないと難しいと思う。
そして 無事 音大を出てもそれからが 大変 というのが現実だと思う。
自宅でピアノを教える。
そういう人生。
それも悪くないと思う。
こどもにピアノを習わせたい という親は いつもいつもたくさんいる。
だから ちょっとしたサラリーマンよりはるかに稼ぐ。
それでも
それでも 音楽の人生。音楽家としての人生を夢見て
音大の卒業証明は ヨーロッパでは ほとんど価値がないそうで(もしかして間違いかも)
だから 日本人は コンクールに参加する。 その数が断然多い。

スペインはなぜ コンセルバトリーが多いか
という最初の疑問にもどります。
宗教的意味合いが高いから。
教会に音楽は必要だから。
そして 貧しい家のこどもたちは 教会に入って 歌を歌ったり演奏したりする
というのが ひとつの貧しさからのがれる方法だったから。
それは 中世の物語だけれど。
多くの子供達は ついこの間まで 修道女に習って ピアノを始めていた。

だから アンダルシアは特に コンセルバトリーが多い。
そして ハエンは その県のなかでも一番コンセルバトリーの多い県。
ハエンはもともと貧しい県だから。

音楽を学んでいれば 中学に入った時点から 奨学金がもらえる。
だから 音楽は かならずしも お金持ちの趣味的な習い事というわけではない。

そして 大学に入る年は コンセルバトリオ スーペリオールになる。
スーペリオールを出れば ヨーロッパで 学位として認められる。
オーケストラに入りたい場合 第一次試験もそれですむし
各地のコンセルバトリーの教員試験を受けられる。
だから 外国人の先生が多いのもコンセルバトリーの特徴。

それで わたしは クラシックギターを勉強している20になりたてのAちゃんに受験を勧めた。
せっかく ギターを弾いているのだったら
いくら上手になっても 日本だと 学位がとれない。

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スペインだったら

まず 授業料が安い。 だいたい 年間500ユーロくらい。
入学金もなし。
生活費も安い。
マンションを 3、4人でシェア もちろん 寝室は個室で 200ユーロ未満。
運がよければ 奨学金がもらえる。
だいたい 年間3500ユーロ。 この場合 授業料免除。
そして 成績のいい子にはまた別のご褒美が。

そして 三年目に エルスムス奨学金の選択があり 好きな国の好きな先生と学べる。
Aちゃんは フランスかイタリアに行きたい とおもっている。


受験資格は 高校卒業していること。
日本の高校卒業証明書を翻訳して 外務省にこちらのバチジェラートと同じ資格であるむねを証明してもらい
スペインの外務省(スペイン大使館)に Sokucutyd de homologación o convalidación de títulos o estudios extranjeros no universitario の書類を提出する。

これだけです。

試験は 毎年6月。
アナライズ だいたい 古典主義のソナタ マドリッドは ロマン主義のソナタが出ます。
プリメーラ ビスタ は 日本語で何ていう? 楽譜を見せられてその場で演奏。
そして 一番大事な演奏の試験。 三曲 ちがう時代の曲を選んで弾きます。 だいたい30分くらい。

受験に関しては語学力は そんなに必要ないと思います。
日常会話ができれば大丈夫。
わたしは 1990年に3ヶ月の旅をするにあたって 1週間で 頭に無理やり詰め込んだことばで生活しました。
スペイン語は 日常会話レベルは ものすごく簡単です。
それ以上になると よくわかんないジョークとか 皮肉やらがありますが。

Aちゃんは 10月から グラナダのコンセルバトリーの学生です。






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by cazorla | 2015-09-19 22:35 | スペイン 文化 言葉 | Comments(0)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla