ただの慣用句でしかないのかもしれないけど、スペインでは必ず言う言葉なのだけど、それでもやっぱり言われると嬉しい。
そろそろ夏休みで、スペインでは(というか欧米のどの国でも9月が入学の季節だから)学年が終わってホッとした学生たちが地元に戻る。
3人も子供がいると見慣れた顔にヒゲが生えたり、メイクアップでちょっと大人びたりした若者の子供達の元同級生をたくさん見ることになる。
そして「あらあらこんなに大きくなって」なんてついつい話しかけてしまう。
どうしてるの?
元気?
そろそろ就職?修士?博士?
などと話をしたあとに、別れる時必ず言う言葉がこれ↓。
Me alegro mucho de verte. 君に会えてすんごく嬉しい!
慣用句だとわかっていても嬉しいものです。
3歳程度の子供でもこの言葉を連発する。
ずいぶん昔、義妹の息子くんに初めて会った時も、そう言っていっぱい抱きしめてくれた。
私は基本的にスペインの子供達や青少年はきちんと育ってるなと感じる。
まあ、どこの国も同じように不良もいるし、いろいろだけど、少なくとも大人に対してはきちんとしている子が多いというのが肌で感じた感想。
スペインに来てすぐに末っ子を生んでしまったので、どこに行くにもベビーカーを押して歩いてた。
学校に入るとどこからともなく子供が走って来て、入り口のドアを開けて待っている。
私が校舎の中に入ると、またさっさと走って遊び始めるのだ。
それが何と言っても自然で心地よかった。
知ってる子供に会うと私の子供がどこにいるかを教えてくれる。「セニョーラ、マリアはあっちで遊んでます!」
大人と関係を持つことに慣れているんだなと感じた。
社会の中で社会の一員として育って行く子供達。
スペイン語にも日本語ほど複雑ではないが、『敬語』がある。
末っ子が2歳になった時、自然に敬語を使って知らない女性が落としたものを拾って渡していたのには驚いた。
敬語は接続法という、文法世界では中級の少し上程度の知識を必要とする。
それがやっと話し始めたばかりの2歳児でも使えるのだ。
私との会話ではまだ日本語が主流であったから、これは社会から学んだということだろう。
少しずつ言葉というのは変化して行くが、それでもスペインの伝統はそこそこ守られて行くといいなと思う。
10年前のこの子たちも、今は立派に大人になっている。
縞模様着てる子がうちの長男です。
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