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スペインの学生の生活費|バイトができない学生たちの奨学金

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Foto de Escuela creado por standret - www.freepik.es
基本的にどの国でも欧州やアメリカ(多分、その他ラテンアメリカなども?)ではバイトする時間がないほど勉強が忙しいというのは聞いていると思います。
レポートを出さなくてはいけないし、大学の授業以外に大学が企画した講座などがあってバイトをする時間はほぼありません。
夏休みにじゃっかんアルバイトをする人もいます。
夏休みのバイトは観光地のバルのウェイター(ウェイトレス)や皿洗い、ロックなどの音楽フェスティバルの係員など。
フェスティバルがあるときのフェスティバル会場周辺のバルなどは、普段より高給で雇い入れます。すごく忙しいから。
ロックの音楽フェスティバルはかなり割りの良い仕事だそう。ただしマリファナを吸う子達も混じってるのでそれなりに危険。
だから体力のある男子が主に働いてますが、稀に女子もいるそう。
1日で600ユーロくらいになって数カ所のフェスティバルで働いて1年分の住宅費を稼ぐ学生もいます。

とはいえ、バイトしないで全部仕送りだと大変ではないかと思いますよね。
奨学金は年間3000ー6000ユーロ程度。
これは下宿して通っている人の金額です。
学生の住宅費は大体マドリードなどの都会で300〜700ユーロ。
セビージャ、グラナダ、マラガあたりで150〜250ユーロです。
で、ハエンあたりの田舎ならもっと安いのではないかと思うかもしれませんが、競争が少ないエリアなのでやはり同じくらいです。

奨学金年間3000ユーロとして、10ヶ月で割ると1ヶ月300ユーロ。
これでほぼ住宅費をカバーできます。
スペインやその他の国々では奨学金は返済義務がありません。
奨学金は大学だけではなく、高校や大学院でももらえます(ただし公立のみ)
高校生でも2000ユーロくらい受け取れるので、その間に大学のための資金を貯金している人もいます。ひとり親家庭ならアンダルシアの場合、高校生で6000ユーロ渡されるので(授業料は無料)やはり大学資金として貯めるというのが一般的。
3人以上子供がいる家庭やひとり親の家庭なら必ず奨学金を受け取れます。
また成績が良いと、成績に合わせてプラスアルファがあります。

ただし、収入が多い家庭、公務員の家庭は奨学金を受け取れません。
その場合は銀行でローンを組みますが、利子は0%です。

日本の奨学金。利子があると聞いています。国が勉強資金を持たない学生をフォローするのは当然のことなのに、利子を取るのは変。
できれば返済義務のない奨学金にすべきだけど、少なくとも利子は0%にすべきなのではないかなと思います。



Commented by 前川 久仁子 at 2021-08-19 12:45 x
奨学金、15年かけて返済しました。日本では完全なる借金なので、今は賛否両論ありますが、私は借りたお金で大学に行けたし、借りたなら返すのが当たり前だし、良い制度だと思っています。国の違いがわかって面白いです❗
Commented by cazorla at 2021-08-19 20:06
> 前川 久仁子さん
よくね海外の留学生には返済義務のない奨学金を与えてって文句言ってる人がいるじゃないですか?
日本から海外に行っても、その国の奨学金をもらってるんで、対等になるために日本でも外国人の奨学金を渡してます。
ヨーロッパからは毎年30人くらい。月15万円です。
それを考えると日本はやっぱり奨学金返済義務を外すべきと思います。
どうでしょう?
どうでも良いことに(バッハの接待など)お金をたっぷり使ってるんですから、学生の援助くらいしてもいいんじゃないでしょうか。スペインの銀行は銀行でも利子0です。少なくとも利子を援助する程度はしてほしい。

ちなみに友人はインド留学をインド政府に支払ってもらって博士号をとりました。
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by cazorla | 2021-08-19 07:27 | こども | Comments(2)

あなたに会いたくて・・・・


by cazorla