ある程度の年齢になるとオムツをしなくてはいけない人もいる
基本的に私は4600gの巨大児を2度産んでいるので、可能性が高いのではないかと震える
オムツをするようになると認知症だと思う人もいる
だけど、オムツをしても頭はしっかりしている人は多いの
うちの祖母がそう
78歳で亡くなったが、亡くなる前の数年はオムツをしていたらしい
昭和30年代だから当然オムツは布
祖母は母と母の兄と3人で暮らしていたが、祖母は自分で洗っていた
オムツを見せることさえしなかった
頭と下半身の繋がりが薄れてくるのだそうだ
祖母は47歳のときに未亡人になった
つまるところ家の主人となったわけだ
男であれば独り者で女性関係などで移動もあるが、女主人はどどーんと座ったままの状態
だったのだと思う
威厳だけは維持したまま、オムツ生活に入る
言いたいことはオムツをしているのは認知症ではなく、頭だけはしっかりしている状態なのだ
そういうわけでわが村の高齢の女性陣はよく歩いている
2kmの散歩コースがあるのだがそこを1日に4回歩いている人も
ジムではひたすら歩くマシーンで歩き続ける
スペインではオムツになったら人生終わりと感じてる人も多く、オムツになるのは完全に死を間近に控えた人だけ
1人暮らしの高齢者の家には介護者が散歩をさせるために毎日訪れる
歩くことで脳と下半身のつながりを維持していくのだ
ずいぶん昔、「私の部屋」という雑誌に吉田兼好に学ぶ教育とかいうような連載があった
私は12歳の頃から子育てに大層興味を持つ子供だったのでよく読んでいた
そこにはオムツを外すためには歩かせることと。
老人だけではなく、赤子も同様に歩くことで脳と下半身が紐づけられる
うちの子供たちは3人とも、トイレトレーニングというものはしなかった
それでも1歳でしっかりオムツが外れたのは歩かせていたからだと思う
小さい子供は手を繋ぐとバランスが取れない
バランスが取れないと歩きにくいので歩かなくなる
自由に歩かせること
末っ子はスペインで産んだので歩くのが遅かったが上2人は日本で産んだので5ヶ月で歩き始めた
このくらいだと小さすぎて手を繋げない
ただし小さいから危なくなれば抱え込むことはできる
そうして自由に歩かせて1歳でオムツを外した
そして現在の私は自分自身がオムツにならないようにプールと散歩三昧の生活をしている
ちなみに母も92歳でオムツではなかった