風力発電所とバロック
2006年 07月 11日
原子力発電所を 日本のように作れないスペインでは 昔から風力発電が盛んです。
これはカディスの風景なんですが サラゴサは風の強い地域が多く スペインでは一番 風力発電機の設置料が多いです。
母がこれを見て これって一個2億円って書いてた と言ったのですが スペインでは国産品なので安く作ってます。 夫は あまり美しくはないけどね と言ったのですが これはこれで なかなかシュールな風景だと思いますがいかがでしょうか。
ひまわり畑の向こうにも
このくるくる回っている物を見ていると スペイン二大発明のことを思います。
二大というのは 歴史的にそういわれているのではなく 私が勝手に命名しているだけなのですが・・・
ひとつは モップ絞り器 もうひとつはヘリコプターです。
ヘリコプターの方は今の形になったのは たぶんアメリカかイギリスだと思いますが プロペラで空を飛ぶ と言う発想がスペイン発だったのです。
バケツについた モップ絞り器 あそこにモップを入れて回せば絞れます。
スペインの代表的な飲み物 オレンジジュースも オレンジをぐるっと回して ジュースにするし
こうやって見ていくと たとえばガウディの建築の中でもよく見る螺旋階段を思い出しませんか。
これはコルドバの郊外 プリエド・デ・コルドバの15世紀のお肉屋さんの階段です。
螺旋は縦方向に円の中心点が少しずつずれて行く形です。
円の中心点が 平行方向にずれると 楕円になります。
楕円はバロックのシンボル。
スペインはナポレオンが攻めてきた時 果敢に戦って結局 ナポレオンは敗退しました。
それで工業化がおくれ ロマン主義の時代を迎えることができず バロック文学 バロック音楽の時代が続きます。
だから スペイン人って ぐるぐる回る物が好きなのかしら?
そして 私は毎日モップをぐるぐる回してお掃除してます。
バロックな生活だな。
お肉やさんの階段 美しいですね 体の動きにもかなっているし
cazorlaさんのバロック考察 楽しいです
モップ絞り器がスペインの発明とはしりませんでした! 簡単だし
ドイツの我が家も これしてテラコッタの床を拭いて涼しさ呼んでいます
あたくしもMM好きです! フレッシュで何か全然知らない人と思えない
カーキのセーターを羽織って階段にしゃがんでいる写真(真面目な目の)をオフイスに貼っていました 物理ぃ~な若い男共にすごく好評でした
2時間にも及ぶ長い放送でした。
cazorlaさんの写真のままでしたよ!(それはあたりまえですね、笑)
乾いた風土、それぞれの地域でまるで国が違ったように思える素顔。すごく素敵でした。濃い顔の人もいて(僕に似ている)、親しみを持ちました(爆)
下の記事を読んでも思うのですが、日本人て自分の狭い世界しか見えてない、又見ようとしてない人が多い気がします。生活のあらゆるレベルで、ほんの些細な事でもそう感じることがあります。
資源の少ない日本では、風や火山の地熱を利用した発電がもっと低コストでできるように考えて欲しいです。
又ムダなエネルギーを消費しなくていいように、住まいや町のインフラを改善して欲しいです。
風力発電の風車が景観を損なうというなら、全国津々浦々にある電柱や電線の醜さは気にならないのでしょうか?
モップとモップ絞り付きのバケツはねえ…よっぽど持って帰ろうと思ったんですよ!(笑)
でも住環境の変った今なら日本にも同様のものが何かあるんじゃないか? と思ってやめたんですが…帰ってみたら、やっぱりなかったです。
外国のいいもの(いい事)、意外に真似してません、というか知らないんですよね、日本人。話が元に戻ってしまいますが(笑)
スペインは 台形の地形なので 標高があっても ずっと平地が続いて そこにこういう機械が回ってると それはそれで アートな感じがします。
(スペイン人は必ずしもそうではないですが) 是非時間限定で写真アップしてください。 うわっ どきどき。
スペインももっと各家庭で太陽発電するといいかなと思うのですが(あれだけ太陽サンサンなんですから) でも 今のところ国産ではないのでかなり高くなるみたいですね。 ドイツのようにもう少し 取り付け時の経済援助があれば と思います。
なかなか 何かを変える というのは難しいです。
日本は 今をときめくアーティストに(日比野以降知らないので)おーこれぞアートだ といってもらって 風力発電所をおしゃれスポットにしちゃう というのはどうでしょうか。 場所によってはほんとにきれいな感じに鳴ると思うので。 日本の原子力発電所の問題の方は最近どうですか?
スペインのモップ 最初は えが太くってなかなか重労働だったんですが 最近は 素敵な発明だと言う夫の意見に賛成せざるおえません