ビデを使いましたか?
2006年 11月 29日
どうして ヨーロッパの人たちは お風呂に入らないのか の記事で gyuさんから アングロサクソンの国にはビデがないですね というコメント頂いたので ビデについて書いてみたいと思います。
まず ビデは ウィキーペディアの このページて゜説明しています。 ビデ
でも この説明 現地人の必須の設備 とあるけど 必ずあるけど 必ず使ってるわけではないのですよ、たぶん。
スペインのたいていのバスルームにはついているのですが それを実際に使ってる人はいるのか? そのあたりはよくわかりません。 夫の家族については 普通のスペイン人と言えるかどうかわかりづらいので(教会にもいかないし 宗教きらいな義父の家族なので)どうだかわかりません。 わが家は 私がデザインした家なので ビデはついていません。
母のピソ 今建築中で 何カ所かデザインを変えたのでビデもはずそうかと思ったんですが
ビデをはずすと バランスがくずれるので まったく新しいデザインにしなければならない。
だから 結局 ビデはそのままにしてしまいましたが 大半の人が だからビデをはずさないで そのままにしているのではないかと思いました。
スペインの浴室はたいていこんなふうにビデと便器が並んでいます。
使い方ですが こういうふうにつかいます。 →ビデを使っている写真
でも実際にこうやって使ってる人がいるのか?
だって シャワー浴びれば簡単なことなんですから。
で ウィキーペディア スペイン語版を見ると 何に使うか書いてありました。
1 ぬれた傘を置く
植木の水やり
2 足を洗う
軽くお洗濯。
3 足の爪を切るときに足を置く
4 猫またはちいさな動物を洗う
5 雑誌やその他の本を置く
五番目の使い方最高!
私も湯船に浸かって 本読むの好きだから たぶん同類と判断。
夫に言わせると 変な奴。 まねはしてほしくないそうだけど ご心配なくうちにはビデはありません。 でも さすがスペイン語版 日本語版と使い方が全然違う(笑
スペインでのアンケート調査によると 参考 Deducción: el bidé morirá
ビデを使う 女性 34.6%
男性 26.8%
ますます 少数派になったようです。
で いろんな写真集です。
ご注意! これはあくまでパロディ写真です。
ほんとうにこうやって使う人はいない・・・・と思います。(自信なくなってきた・・・)
でも こんな写真がたくさん出てくるってことは やっぱり ビデを使わないけど なんとなくあるというのが 自然な日常 の人が多いってことなんではないかな と思います。
ビールを冷やしたり・・・
疲れたら足を冷やしながらリラックス
赤ちゃんを洗う。
猫の水飲み場。
で まだ こういうシステムになる前 18世紀はこんな形でした。
普通のお土産やさんではなく 自分で陶器を作ってる人のお店に行くと 売っています。
地域によっては もう少し花瓶に近い形のものもあります。
これに水を張って 使います。
ちょっと変わったお土産にいかがでしょうか。
で こういうのを使っていた時代は ベッドの下に置いてあって 即使っていたようです。
では なぜアングロサクソンの国にはないのか。
ビデは フランスで発明され イタリア スペイン ポルトガルと カトリックの国でつかわれています。 あとはアルゼンチン ウルグアイ といった ラテンアメリカの国。
これは十八世紀に発明されたことと鑑みて やはりピューリタンな世界では受け入れられなかったのではないかと思います。 たとえば 自転車に乗る という行為が お転婆だからではなく 女性の性器になにかがあたるというのが ゆるされなかったというのと同様に。 。
上野千鶴子の「スカートの下の劇場」によると パンティが 今のパンティの形を取ったのはかなりあたらしいことだと書かれています。 つまり 性器に布があたることは ゆるされないことだったと。 で ドロワーズという 足をひらくとそのまま 用をたせる 下着が使われていました。
ドロワーズは ズロースの原語です。
1950年代までズロースという言葉が使われていました。
余談ですが 文化服飾学院の衣服美術館(名前はちょっとわかりませんが)イギリス女王のドロワーズが 展示されているとか。 なんか ちょっとびっくりしたのですが・・・
興味深いのでりろさんのコメントもこちらに紹介します。
cazorlaさん、私、フランス人の歴史家が書いた、「清潔の歴史」っていうの、翻訳で読んだことがあります。今手元にないので、詳しくは忘れたけれど、それによると、ヨーロッパ人は、ルネサンスの頃までは、それなりに体を洗っていたんですって。中世の頃なんて、特に若い男性の場合は、共同体の周縁地域に娼婦付きの共同浴場があって、こまめに通っていたみたいですよ。ところが、ところが、その後、病気の原因は空気の淀みが原因で、窓をあけて空気を入れ換えるほうが、体を洗うのよりも大切だ、と思われるようになったんですって。おそらく、ペストが空気感染すると思われたからでしょうね。もちろん、それは、裸体になることへのタブーが強くなったこととも絡んでいるのですけれどもね。体を洗うのって、すごくエロい行為だと思われていたみたいです。
で、19世紀になって、都市に農村から移住してきた人たちのスラムができたりして、住環境が不潔になってきたこと、軍隊で伝染病が広がったりするのを防ぐ必要が出てきたこと、何より、病気は菌によってかかるのであって、体を洗うことが健康のために有効なこと、そして、せっけんが普及したことなどもきっかけになって、新しい「浴室」というものがデザインされて、住居に取り入れられるようになったんだそうです。もちろん、水道の普及もそれに関連があるわけですけど。それから、水につかったり泳ぐことが健康にいいんだ、ということで、海水浴やプールのある社交場ができるようになったんですって。でも、ヨーロッパ人、お風呂に入らなくても、顔と一緒に脇の下だけ洗ったりしますよね。あれは体質の違いからくる習慣ですね。
で、私は、何に使っていたかというと・・・
1.シミのついた洗濯物の漬け置き
2.そのままそれを洗濯
3.お買い得ワインまたはビールの置き場所(冷やしはしなかったです)
4.上に台を置いて、脱いだ衣服を置く
5.さらに浴槽で読む本を置く
6.さらに浴槽で飲むワインまたはビールを置く
でした。
本来の用途に使ったことは一度もありません。
なお、旅先で泊まった宿にあるときも、同様の使い方をしていました。
あることに慣れると、ないと不便に感じました。
今もときどき、浴槽で読書をしたり、飲み物を飲むのですが、日本のお風呂なので置き場がなく、浴槽のフタの上に置いています。
「名探偵ポアロ」のドラマで、イギリス人警部がポアロ(ベルギー人)の自宅のビデの使い方を知らず、いきなり水を出して顔に浴びてしまったシーンを思い出します。
宿屋のビデでは、どうも食品は抵抗がありますが、自分の家にもしあったら、いいかもと思いました。
私の過去の記事に、貼り付けたいようなビールを冷やす写真…(笑)URL を貼り付けたので、よかったら見てくださいね。
ちなみに、私がイタリア在住の方たちのブログで読んだところでは、大きい方をするたびに、必ずビデで洗わないと気が済まない人たちがいるようです。で、大きい方をする時は、必ずおうちのビデで洗いたいので、便意をもよおすと、そのために会社からおうちへ帰ってくる人たちもいるんですって。そういう、会社のトイレでは大きい方はしない、という人は、職住接近の田舎のほうには、かなりいるんだそうです。そして、そういう人たちは、旅先でビデがないと、とても困って、大きい方をするたびに、その後、服を全部脱いでシャワーを浴びるんだそうです。
私としては、ビデがあれば、ちょっとさっぱりしたい時にこまめに下半身を洗えるので、便利ではないかと想像しています。中高年になると、尿漏れの問題が出てくる人たちも多いですしね。痔主の方たちにも嬉しいのではないか、と。もちろん、アレの前後にも便利でしょうが。
局部を洗うものとしてあったようですが、それとは別に、長いホースも用意されている場合がありました。
また、そのホースがない場合は水差しみたいなもので洗う習慣もありました。インドの田舎の方でも、それは見受けられましたが。
水も紙の貴重なイランでは、より資源の少ない紙を使わないで済むように、ホースで局部を洗う習慣が昔からあり、いまも、場末のレストランや一般家庭では見受けられます。
必要に迫られた選択といえます。
日本では最近、ウォシュレットがあるので、便器で普通に用を足した後、そのままビデ的作業も出来る仕組みになっていますが、それも、イランと同じように場所のない国にとっては苦肉の策だったかもしれませんが、すっきりした設備ともいえるので、結果オーライなのかもしれませんね。
何せNYヤンキースの松井もやっとのコトで部屋につけた。 嬉しそうにしていましたよ。
akikonodaさん インドの田舎では オケは置いた有ったのですがドアが無かった。
私いっぺん九州から車で戻ってきたとき(一日1200km走った)、痔が出ました。そん時痛くって洗浄装置使いましたが、あれ使うとトイレがビショビショになることを知りました。太股の内側とかもビショビショになって、それを拭くためのタオルなんか用意されてないからもう大変でした。
で、本来のビデですが、写真にあるような正式な使い方されたらエロい気がするのですが。ラブホテル(またラブホ!)では室内から見える開放的?なトイレがありますが、ビデの目的にもそういうものが含まれてると思うのは私が男だからですか?
>白人の男の人は大きい方の用を足す時小の方は出ないので
これ私も聞いたことあります。ホント?
スペイン旅行中ビデはありがたい存在でした。
でも、だいたいがピカピカだから使うのがためらわれたし、
ウォシュレットの様に直接水が当たってくれないんですよね(汗)
今の家はなぜか便器とビデが3メートルくらい離れてます。3メートル離さなきゃつけられない洗面所のつくりって無理あるんではと思うけど、それでもやっぱりビデはあるんですね~。
もちろん、あのあとや、足を洗ったりするのも便利かな、と。無いと困る!
アメリカって 薬局に携帯ビデ売ってるんですよね?
スカンクにやられた犬を洗うのに 携帯ビデの水がいいとありました。
それなのに ビデ普及しないんですね。
息子のオムツあらうのに使ってたから食品は・・・
よくオムツ洗うのに使ったり うんちのついた子供の洋服洗ったりする人は多いみたいですよ。 土つきのジャガイモはおいしいですよね。
イラン インドにもあるのですね。 インドは イギリス領だったので あるとは思いませんでしたが それは また ヨーロッパの影響ではなく独自の物なのでしょうね。
確かに 紙の節約にはなりますね。
ウォッシュレット 確かに場所をとらないし 寒くないので 脳溢血の可能性のある人にはいいと思います。 外国のテレビでもよく紹介されているようですね。
だから カトリックのほうが 風通しがよくなったのか・・・
でも また ちょっと過去にもどりつつある そんな感じです。
どこの国も同じような
よどむと もどります。
と思うのは私が女だから?
ナショナルの新入社員男性は 宴会で あそこをうしろにはさんで
おせんたくー お洗濯ーというのを
しなければならなかったそうですが・・・
お洗濯 と言う芸ごぞんじでしょうか。
大と小 見たことないので知りません。
日本のウォッシュレットは すごく研究して 当たる確率を高くしたそうですよ。←「読む薬」による
彼 20㎏は もう止まってるのでしょうか
それとも 継続増量?
ネナさんお料理上手すぎなんだって。
浴室最低二つとして32・・ 大邸宅。 あの外回りの雰囲気からしてそうだもんね。
でも 3メートルの空間には何が・・・って 想像できない浴室。
ビデのところに洗濯機置く というのも いいと思うのですよ。
その分テンデデーロ広くなるし 脱いだ服直接 入れられるし。
日本のお風呂は 部屋自体が 乾燥室になってるから 脱衣室で脱いで洗って
そのまま お風呂に干して 乾燥機をセットすればよかったからラクでした。
お湯で洗う必然性がないタイプなので。
痔もスペインよりはるかに多い日本では必需品なのでしょうか。
どうも夫婦で好みが同じでよかった と思ってます。
たしかに ビデ地図見ると アルゼンチン ウルグアイはあるのに
メキシコにはないんですよね。あれはやはり合衆国の影響?
18世紀の発明だから スペインからの影響はなかったんですね。
英語版ウィキーペディアには 合衆国とイタリアのビデのお値段比較が出ていましたよ。
うちの子供達も 三回ありますから gyuさん お若いのだわ。
私も夫も使ったことないです。
使ってるスペイン人はいない というのが夫の意見ですが
彼は偏っているので・・(笑
もうひとつのトイレは入るとき、壁に背中をするくらいですってばー!
今度ブログにお風呂のっけますっ!
あとは大掃除の時に雑巾を洗うとか・・・。
普段は浴室のお掃除道具を入れてるんですけど、義母が来るとビデを使うので(トイレの大きいほうの後だけ)、移動が面倒くさいです(笑)
確かに赤ちゃんを洗うのに、ちょうどいい大きさかもしれませんね~。
しらなかった!!
この間TVを見ていたらPLAYBOYの女の子たちが
ロンドンへ行ったときのをやっていて
ホテルの浴室チェックして、こんなトイレやだ!どうやって使うのよ!!!
って跨いでたから
変なトイレだなあ・・・と思ってたら
違うんですね!
これ、ビデじゃないの!!
うーーん 想像できません。 うちのお風呂 狭いから 真ん中にいたらどこでも手が届くくらいですよ。
ここは靴の洗い場です と教えてあげましょう。