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勃起させる ということば・フランス語

昨日のつづき・・みたいな感じで。
ペケさんからのコメント。

グラン・デカッって、バレエの用語でもあります。というかフランスでは、特に「用語」という訳ではなくて、普通の言葉なのかも…普通は横よりも縦、つまり前後に脚を開く時に使います。

バレエ用語って、世界共通でフランス語なんですが、国によって微妙にずれて伝わってたりするんですよね。元の意味がそのまま分かるフランス人、或いは語感の近いラテン語系の国の人は、エクササイズの本質を理解し易いなあと思ったりします

となると 大股開きというコクトーの題名もそんなにセンセーショナルだったわけでもないのかなーって思ったわけで。
ちょうど もともとフランス語で書かれた 翻訳本を現在読んでいるのですが
その中でちょっとおもしろい文章発見。

このうえない激しい野心でさえも、 ごく小さな数字の命題を発見したり 証明したりすることには無力なことも確かです。― それは(例えば)「勃起させる」(言語の本来の意味で)ことには無力なのと同じです。女であれ 男であれ 「勃起させる」のは 野心や目立ちたいという願望や 力を(今の適合性的な)誇示したいという願望ではまったくありません。―まさしく その逆です! そうではなく なにか強烈で 非常にリアルでかつ実に微妙ななにかについての鋭い知覚です。 これを「美しさ」とよんでもよいでしょう。


「数学者の孤独な冒険」 クロタンディーク
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Commented by naolicu at 2007-01-28 06:20
はぁ~、いきなりすごい標題で・・・^^;
Commented by npura at 2007-01-28 12:50
この題につい期待してしまった(笑)
そうか、「美しさ」とよんでもいいのか(爆)
いろんな表現があるもんだ、といまさらながら感心してしまう
Commented by りろ at 2007-01-28 17:04 x
ああ、おもしろいたとえですねえ。もしかしたら、フランス人って、抽象的なことを、こういう身体的な実感できる体験に置き換えて考えるの、好きかもしれないですね。
それを「美しさ」って呼ぶのは、わかるような気がする。それって、こちらからの働きかけではどうにもならない、「訪れ」のようなものですよね。ふいにある時、訪れる。それを知覚できる人だけが、その美を捉えることができ、それに打たれる。宗教的、と言ってもいい。
Commented by peque-es at 2007-01-28 17:53
…え~と、私が「グラン・デカッ」ってカタカナで書いたのは、スペインでバレエの先生が言ってたのを聞いた通りに書いたもので…スペイン人、何でもスペイン語読みするでしょ?(笑) 実は cazorla さんの記事を読んで、初めてその綴りが分かりました。

エカルテというバレエ用語もあって、多分この Ecart の派生語(名詞形?)ですね。で、エカルテは日本の先生たちも使うんだけど、語源が同じ言葉に「大きい」という形容詞を付けたものは余り使われてない…という事は、エカルテの本当の意味というか厳密な語感は、分かってないのかも…

で下の訳文ですが、訳者が「勃起する」と訳してしまった単語、多分フランス語の語源を辿ると、それ以外のもっと普遍的な意味があるのでは?と思ったりします。

スペイン語の coxxxes なども、スペインじゃ若い女性でも使う間投詞だったりするのに、そのまま日本語に訳すと赤面してしまいますよね。

グラン・デカッはフランス人にとってどういう語感を持っているのか、聞いてみたいものです。でも、サヨナラもアリガトーも「今日は」として使ってしまうエホバの証人に聞くのは、やめた方がいいかも(笑)
Commented by cazorla at 2007-01-28 23:06
naolicuさん 期待しましたか?
Commented by cazorla at 2007-01-28 23:06
npuraさん すんまへん 期待はずれで(笑)
はい やっぱり美ですね。
Commented by cazorla at 2007-01-28 23:08
りろさん ことばによっては 日本のもの その漢字ひとつ見て あーって 頭が白くなって内容読まない場合もありますね。 いろんな なんでも表せるジェネラルなことばがあると 考え方も変わってくると思います。
それぞれ いい所もあれば悪いとこもありますが。
Commented by cazorla at 2007-01-28 23:11
ペケさん たとえば vidaとかlifeは 生活 人生 命 だけど
la flor de la vidaということばが 物語に出た時 どう訳すか
難しいですよね。 全てのことを言いたい場合も多いと思うし。
だから ある意味 ちいさな時から ことばを 抽象的にとらえてるから 哲学書を読む時ラクだろうな と思ったりします。
Commented by もにか at 2007-01-29 20:30 x
「…陽根の運動は必ず倫理的に無法でなくてはならない。それゆゑに、恋愛といふ肉体の操作はただちに精神の場に乗り込むことができる。」という石川淳の言葉を澁澤龍彦先生の著書で読みましたが、う~む澁澤先生はタモリそっくりだなあ、と感じいった私でした。
Commented by cazorla at 2007-01-31 02:23
もにかさん うーむ どういう点でタモリそっくりなの~
解説 おねがいしまする。
あなたの感じ方っておもしろいよ いつも。
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by cazorla | 2007-01-28 06:04 | おすすめのもの | Trackback | Comments(10)