窓
2007年 02月 01日
窓に船がはいってくる
白いかげを灼きつけながら 海から
窓に手をかけて
僕の部屋に 船がはいってくる
波立てながらゆっくりと
その帆柱を 窓枠に引っかけぬよう
天までのばした手を 小さく 縮ませ
そして今 空と
僕の部屋の間で 行きまどいして
刻々 船は
海に姿を変えてゆく
僕等が 刻々失くしているように
広がる天の窓のした
波うつ都会の部屋で
蒼ざめた額を 俯向けて
(詩集 『魚のなかの時間』・中江俊夫より)
詩は時として ことばの論理をぶちやぶり 絵画として身体に入ってくる。
だから 好き。
人の気持ちをワクワクさせるような詩ってありますか?
妹の日本語の勉強のために、日本の詩を紹介したのですが、萩原朔太郎だったので旧仮名使いだし、表現も説明しづらいくてミスチョイスでした。
詩って、言葉って難しい。でも楽しい。
“詩”すきです。文章でツラルラ書くよりも、的確に自分の気持ちを表せる時がある。
やっぱ、「理論」に弱いからか?
私は性格が素直でないせいか、つい斜めから見てしまう
つい作者の性格を読み取ろうとしてしまう・・嫌な性格ですね(笑)
でも読むのは嫌いじゃないし短歌もすきです
ところでseilonbenkeiさん、読み逃げ出来なくて寂しいです
日本語の勉強なら もっと散文に近い 藤村あたりのほうが わかりやすいかも。
それとも ことばの練習みたいに 谷川俊太郎のことば遊びみたいなの。
それと 詩人ってやっばりかっこいい人が多いと思う。
だって それでは 生活していけないわけだし。
それでも書く というのは 魂の叫びみたいな
ちなみに海外旅行で 「詩人」というと とても扱いがよくなるそうです。
それともてます。
しがない詩人が オーストラリアに行って 美女2名が追いかけて来たというエピソードが。 清水昶氏ですが・・・ セーターの袖口がのびて だらりんこでももてる とおっしゃってました。