天の割れ目からひらひらと
2007年 08月 12日
彼は静かに話した。
「実はね 僕 絵なんて全然興味がなかったんですよ。
もっぱら 野球少年でね。
僕には 双子の弟がいたんだけど かれは ほんとうに絵がうまかった。
芸大に入りたくて 絵を毎日描いてたんだけど ある日事故に遭ってね
死んじゃったんですよ。
ぼくはぜんぜん絵なんか興味なかったのに
急に 描きたくなって。
そして 芸大に入ったんです。
だから これは 僕が描いてるのではなく 弟が描いてるんです。
だからね 僕は 弟の名前をサインするんです。 いつも」






死んでいった人たちの声を聞きたくなったら 山に行って耳を澄ます。
けっして 信仰はないのだけれど それでも 魂 というものを 信じている。
写真はカソルラ 五角の城 カスティジョ・デ・シンコ・エスキーナ
と そのまわりの風景。
静かな海岸で聞く波の音が慰めにも励ましにも聞こえて・・・
やがて元気になれるんでつ
いまでは海まで行こうとする気力もなく
ただなんとなく自らを正当化すべく理由を見つけては
明日になればなんとかなるさと・・・歳はとりたくないもんでつ^^;
でも ここに帰るんだ って感じられるし
ここから来たんだ と懐かしい気持ちになります。
ひとさんのブログ すごく慰められます。
きっと たくさんの人が そうなんだと思います。
事故で亡くなった弟の代わりに、お兄さんがピッチャーのマウンドに立つ・・・。
本当にそういうことが、あるんですね。
今日は、お墓参りに行きました。スペインでは、お盆のようなもの、あるんでしょうか?
あっ、それから 「きらきらピアノ」がとっても長いので、ネームカードは「ふうが」にしておきました。よろしくお願いします。
自分で思いこんでるんだ という解釈ももちろんできるんですけどね
でも だれかと 命を共有して一緒に生きていこうって気持ち それが不思議を生み出すのかもしれません。
スペイン というか カトリック世界のお盆は
11月の最初です。 10月31日のハロウィンって 基本的にそういう死のお祭りがアイルランドで発達して そしてアメリカで メキシコの宗教とミックスしたんだそうです。
オレゴンの冬は日本の冬と同じくらいですね。冬は長い雨季にあたります。毎日どんよーりです。
きっと 私 セロリさんのお母様と同じくらいの年だと思います。
私のこと ちょっとたよりない母ですが
母と思ってくださいね。
冬が雨期なんですね。
北スペインに似てるのかな?
あそこも 夏は とてもきれいだから。