私の椅子
2007年 08月 25日
すると 他のセニョーラが 言った。
「この村じゃ だれもそんなことにお金をださないよ。
せいぜい 十ユーロ。」
「たった十ユーロなら 働かない方がいいわ」
ちなみにパーティ用の結い髪が 120ユーロだそうだ。
私のお気に入りの椅子。
74ユーロ。
近くに住むおじいちゃんが作ってくれた。
おじいちゃんは 山に蔓を探しに行く。
探してきた材料で 作る。
すこしずつ編み込みながら
どのくらい時間がかかるのか知らない。
ちょっと彩色しているのは タイの影響。
息子さんは タイで結婚して タイに住んでいる。
孫がハーフだから かわいい と自慢する。
うちの子供達と同じくらいかわいいよ と 言ってくれた。
おじいちゃんが亡くなった。
この椅子は いつまでも 私と一緒にいる。
少しつやを増やしながら 彩色の所は少し 色が抜けながら。
値段というのは不思議なのものだ。
パーティ用の結い髪の値段と 椅子の値段を比較すると
なんだか もうしわけないような気がして 大事に使っていこうと思う。
なんか、もうじきお兄ちゃんが座って壊しちゃいそうですね。私の大事にしていたものは大抵子供たちに壊されてしまいました。
ついでで申し訳ありませんが、昔のフランスの水兵さんのところへリンクさせていただきました。宜しくご了承下さい。
今使ってる折り畳みテーブルは、会社の同僚の元クニャード…みたいな関係の人に作って貰ったの。本業は農家で、暇な時に好きで作る。急ぎの仕事は頼めないけど、待つ気があれば作ってくれるよって紹介してもらって、思うようなものが見つからなかった家具を幾つか頼みました。トータル2年くらい待ったかも(笑)…でも手頃な値段で、希望通りに作ってくれました。
パーティ用の髪結いに120ユーロ…よっぽど大事なパーティでなきゃ頼まないと思う…でも、そんなパーティないし!(笑) 美容院の予約とかめんどくさくいし、やっぱり頼まないな、私は…(笑)
思えば工業製品に囲まれて暮らしている気がしますもの・・。
家具に限らず、最近、この辺り(武蔵野界隈)は、八百屋さんとか魚屋さんとかパン屋さん、あるいは町の定食やさんなど、昔から家族で経営してきたようなお店が年々減って来て、代わりに、大型スーパーのチェーンとか、ファミレス、あるいは個人経営っぽくみえてもチェーン店だったりする飲食店が増えています。
最近わざわざ、そういったものと対極にあるものを探して歩いている私です。・・農家の庭先の野菜売り場とか・・(笑)
店員さんの対応とかセリフもマニュアル化されていて、お皿に載ってでてくるのはレトルトの温めたものだったりして・・システム化された感じがとても寂しいですね。もちろん、それに逆行するような個人が頑張っているお店もありますが・・。
だから、作り手がわかっている家具なんてとても贅沢で素敵な事だと思います。どうぞ長男くんと次男くんに「飛び乗らないように!」言ってあげて下さいね! ^ ^
私の美容院で、髪のセットは7000円でした。
結婚式が続くとそれはそれは大変でした。
自分でするよりやっぱりとてもきれいになって、自己満足ですが、ドレスを着て、素敵な髪をしてパーティーに参加するのはとても楽しかったです。
おじいちゃんが丁寧に作った素敵なイスは、cazorlaさんのもとで大切にされて、とても幸せでしょうね。作り手のおじいちゃんもとても喜んでいるでしょう。
お気に入りのイスが1脚あるのって、すごく生活が潤っている感じがしてすきです。今までそういう感覚ってなくて、イスというと勉強机とセット、とか食卓テーブルとセット、というイメージだったので。
私もお気に入りのくつろげるイスが欲しいなぁ♪
もしかしてページがわからなかったのかと思い トラバしてしまいました。
ご了承ください。 水兵さんの服って マッチョだから似合うというのもありますね。 そうでなかったら ドナルドになる?
小さい子供もかわいいのです。
ごみのようで大事なもの 私もたくさんあります。
捨てられないように 取られないように気を配ってないと たいへんです。
女の子も なにをするかわかりません。
いろんなものがドンドン壊れていく・・・
やはり自然素材の手作りのものですよね。
プラスティックだと こわれたらただのゴミ。
そういう意味でさわっていて暖かいものを そばに置いておきたいなと思ってます。
民芸ももう少し政府は大事にしていかなくては・・と思います。
陶器なんかで有名な人は別にして それで゛せいかつしている人が
だんだん減って 大量生産のものばかり だとつまらないですよね。
アルカラ・デ・エナレスのメルカディージョは 手作りのこぶりの家具があって好きだったんだけど カソルラは反対に田舎のせいか 大量生産的なもののほうに価値を置く傾向があります。 ほんとは 隣のおっちゃんの作るもののほうがずっといいのに・・って。
アクセサリー作ってるおにいさんがいたり・・
なつかしい。
カソルラには 元ヒッピーの アクセサリー作ってるスコットランド人が住んでいます。 そういう雰囲気っていいですよね。
ずっと座っていても疲れないし 座っていて 気持ちがいい。
買っといてよかった と思います。
おしゃれして おでかけ いいですね。
私もたまには・・と思いますが・・・・
値踏みって言葉がありますが、なんにでも値をつけちゃいけないと思います。
なのに、なんにでも値をつける社会になっちゃった気がします。
例えばマクドナルドのスマイル0円ってなんだよ!
笑顔はそんなに安っぽかねえやね。
って書くと、「あれは誰にでも公平にって意味なんだよ」とかしたり顔でいう人が現れそうですが、笑顔は誰にでも公平に向けられるもんじゃないよね。
おじいちゃんの笑顔、見たことないけど、100万ドルの笑顔なんだろうな。
あ、ドルじゃなくてユーロか(笑)
今、家具屋さんで直してでも、おいとけば良かったと思ってます。
ものを書く時の椅子です。
エマニエル夫人の座ってるタイプが
カソルラの独自のタイプらしいです。
おじいさんは 新しいことに チャレンジするタイプだったようですね。
>最近ユーロが滅法高いので、欧州旅行が遠のきがちです(泣)
この間 マルタに行かれたばかりなのにっ(笑)
最近 ヨーロッパから日本へ行く観光客も増えたようですね。
その瞬間 デザートに●●はいかがですか と訊かれると うっかりはいと答える。 だいたい 笑顔で10%以上の売り上げ増だそうです。
だから もちろん スペインはスマイル〇ユーロはありません。
それって 違法なんだよね。
意図されていない 笑顔でないと
私は竹製のちいさな子供椅子を持ってましたが
父が誰かにあげたようで
あれ あったら よかったーって思います。
自然素材のものってずっと 持っていても
少しくらい 壊れても 修理可能で 思い出もいっぱいですね。