ララバイ
2008年 08月 31日
目が覚めると 涙がたまっていて まわりが見えない。
そんな朝もある。
夢の中で 私は十歳の少女だった。
あなたは 29才。
非常勤の教師。
産休明けの担任が明日 戻ってくると言う日。
君が大人になったら 迎えに来るよと 言う。
そんなの嘘だと わかっていても
信じている。 そんな少女時代。
フランソワーズ・サガンは たった一つ 夢がかなえられるなら 十歳の少女にもどりたいと言った。 私も 十歳に戻りたい時がある。
そして 眠りにつくまで 泣き続けるのだ。