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スペインにはメルカドーナ(Mercadona)というスーパーマーケットがあります。
市場(mercado)と聖母(madonna)をミックスしたような命名です。

私の感覚でいうと田舎の人と外国人が好きなスーパーマーケットというイメージ。
マドリードに住んでいたのがすでに15年も前なので、もしかしたら今ではマドリードでも人気なのかも。
それでも思うんですよね。マドリードは外国人と田舎の人が増えたから人気なだけで、昔ながらのマドリレーニョは相変わらずアオラマスに行ってるに違いないと。

なぜ、私がメルカドーナを嫌いか。

まず、どこに行ってもメルカドーナってほぼ同じなんです。店員教育がきちんとしているのか、おしゃべりがない。
つまんない。
カードで購入すると、各支店ではなく、受け入れ先は本店のバレンシア。絶対的中央集権。
メルカドーナマークのものしか売ってない。ホワイトマークとか言って有名メーカーが作っているけど、メルカドーナのマークにしてるから同じものがずいぶん安いんだという触れ込みだけど、私はそれぞれ好みのものを買いたい。
切った人参が売っている。
人参を切って袋に入れて売っているなんて倫理がないと思う。

そんなものを売ってるくせに、エコロジーということで袋を有料にして、何度も使いましょうという。
基本、スーパーマーケットなんてエコロジーと反対のところにあるのだから、エコロジーなんて言って欲しくない。
袋を有料化して袋を利用する人が減ったか?
袋を捨てることが減ったか?
っていうと全く効果はないと思う。
何となく慣れてくるんです、人は。2センチモ程度なら払いましょってことになって昔と変わらない。
それより問題は、出来合いの食料品、冷凍食品、袋菓子など、ゴミがたんまり出るアンチ・エコロジーな食材を売らないことにすれば?と思うのです。
そうじゃなきゃ、エコロジーなんて言って欲しくない。
そういうのを偽善者って言うんじゃなかったでしょうか。

スーパーのプラスチックのお皿にのった肉類はだいたい薬で変色しないように処理されているし。
少なくとも日本の場合は、スーパーは小売店より安い。
でもメルカドーナは、そんな薬漬けにした肉類を小売店より高く売ってる。

そう言うことで私はメルカドーナが嫌いです。
エコロジーと言って、原子力発電所をさっさか閉じた人たちと同様、偽善者だと思う。
スペインはフランスよりはるかに高い電気を使って生活している。
年金暮らしのおじいちゃんが寒いからちょっとだけ暖かくしたら月600ユーロ(1ユーロは130円くらい)になったよって悲しんでた。
それは2年前。
その頃よりさらに値段は上がってます。

移民はかわいそうと言ってどんどんスペインに入れましょうって言った人たちが住む場所には外国人なんていない。
お手伝いさんもスペイン人で、平和な街は昔とちっとも変わらない生活をしている。

そうです。
私が嫌いなのは、偽善者。

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by cazorla | 2019-01-31 00:25 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(2)

スペインでの多くの誤解

日本の外務省の人って立派です。
世界中のほとんどの外務省の人は外国で仕事をするにしても英語とフランス語のみというのが一般的。
ところが日本の外務省の人はきちんと現地の言葉を勉強します。(おかげでうちの夫も日本で仕事があったわけですが)
それは日本という国がとても特殊な文化を持っており、外国のことを理解するために言葉からのアプローチが近道だと判断しているからだそうです。
大使として赴任する場合は、奥様もちゃんと個人レッスンを受けて出発します。

スペインの場合、都市部であれば英語だけでも大丈夫かもしれません。
最近は観光地では中国語も普通に話す人が増えてきました。(中国人は良いお客様です)
それでも長期滞在をするなら、やはりスペイン語は多少できた方がいいかもしれません。

最近はワーキングホリデイでスペインに来る人も増えてきてツイッターでスペインのことを呟いています。

一番うんざりするのは

「スペインの洗濯機はー」
というやつ。

スペインの洗濯機はプログラムが28種類あります。これはうちのですがもっと上等の洗濯機ならもっとかもしれません。一般的に20〜30というところでしょう。
そして温度調節が、常温から35度、40度、50度、60度くらいまで小刻みにあり、90度を選べるのはどれでもかはわかりませんが、これも大丈夫。
90度は丈夫な白いシーツなどでしょう。

手洗いモードというのもあって基本絹でも洗濯機で洗えます。

ところが多くの日本人はよくわからず、洗濯します。
そして「スペインの洗濯機は衣服が縮む」というようなつぶやきをするわけです。

説明書はたいていの賃貸の家では大家さんがちゃんとわかる場所においてくれているはずです。
もしなかったら大家さんに頼めば見せてくれるし、大家さん自身が説明してくれます。
シェアメイトでも教えてくれるでしょう。

家電製品はたいていの場合、ヨーロッパ各地で共通に売られているため、説明書は分厚く各言語で書かれています。ロシア語まであります。
稀に日本語もありますが、稀です。
それでも英語の説明があるので理解できるはず。
英語が苦手な私もわかる程度の英語です。
スペイン語よりわかりやすいというか、説明がシンプルなので私は大体英語の説明書を読みます。
実は夫も説明書は英語です。修飾語が少なくて良いらしい。



ずいぶん前にやはりワーホリで住んでいる人がピソ(マンション)をシェアしているんですが、シェアメイトがいつも出かけないのかと聞くとうんざりしていました。家に自分だけ残ることが不愉快なんだろうかと、不快に思っているようです。

しかし、彼らはそういうことを言っているのではありません。
20代の男性が女なしに何ヶ月も生活するというのが信じられないのです。(大丈夫かな、こいつ)
と実は心配しているのです。
もちろん、うざい。
でもそれぞれの価値観は変えられない。
スペインの男性なら、週末は彼女と、またはその日の気分の相手と楽しむのが普通だから。

まあ、どちらにしろ、少しだけコミュニケーションをとった方がいいのではないかと思います。

うちの娘が夏休みに2ヶ月間コルドバのおみやげ屋さんで働いていました。
日本人とも話せるとすごく楽しみにしていたのです。
アメリカ人はニューヨークのオーケストラについて話しました。
ドイツ人はもちろんワグナーについてしっかり1時間おしゃべりをしました。
イタリア人は別荘に招待してくれました。
それぞれがいろんな話をしてくれる中、日本人だけ無言で入ってきて無言で出て行きました。

ちょっと寂しい。

旅行ってもっと違うものじゃないですか?
そこに行って風景を見て写真を撮っておみやげ買うだけ?
それじゃあつまらないよ。

結局多くの誤解は、黙って胸に仕舞い込むことから始まります。
変だと思ったらどんどんいろんな人に話してみようよ。

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by cazorla | 2019-01-29 23:01 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(4)

娘が週末、ホルヘ・パルドのレッスンを受けた。
ホルヘ・パルドは、ジャズフラメンコのフルート奏者です。
パコ・ルシアとも共演している、この世界では第一人者。



娘はフルート科を卒業し、今年は私立の音楽アカデミーで働きながら来年大学院を目指しています。
基本、クラシックなんだけど、クラシックで括る必要はないと思っています。
好きならジャズとかフージョンとか
卒論は、尺八の曲をフルートにアレンジしているウィル・オッフェルマンについてで
日本の音楽の歴史から尺八のあり方、日本のアート全般の哲学などを総括して主に「鶴の巣篭もり」についてまとめました。

ホルヘ・パルドには、レッスンの後食事を招待していただき才能があるという褒め言葉をいただきました。
9月から大学院は学長に内定をいただいているので多分1年。
その後、カリブのクルージングでフルート奏者として働きたいらしい。これは1年間だけの契約。

どこに行くのか

今23歳
もう23歳なのか
まだまだ23歳なのか

満足いく人生を歩んで欲しいなと思います。

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by cazorla | 2019-01-29 02:06 | こども | Trackback | Comments(4)

火傷にはアロエ

今年はがんがん書くぞーと思いつつ、まだ数記事しか書いてないやん。

先日、火傷しました。
フンワカぶかぶかパジャマを着ていて、ガスストーブの前を通った時、引火してしまったのです。
引火でいいんだっけ?
ガスストーブが古いから、火がはみ出てたのね。

未だに痛い。

小さい時、火傷をして
肩に火傷をして
すぐ病院に連れて行ってもらったんだけど
その時ガーゼに薬をつけて貼り付けたら
家に帰って、ガーゼを変える時、くっついたものが取れる。
母がこんなことしてたら、跡が残るって言って
ガーゼをつけるのをやめてアロエだけ。
アロエの絞り汁を1日に数回。

左肩から背中がかなりただれてたんだけど
おかげで跡もなく。

今回はどうだかわかんない。
ズボンはいてないと寒いし
ズボンにシミがついてるし。

まあ、跡になって困るっていう歳じゃないからいいんだけど

でも痛い。

痛いです。

アロエ、やっぱり買ってこようかな。

そういえばアルバロを妊娠している時も指に火傷して膿が出て、手術したんだった。
いけないなーそそっかしいのは直さなきゃね。

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by cazorla | 2019-01-25 00:18 | おすすめのもの | Trackback | Comments(8)

海が見える街で

幸田露伴が娘の文さんに言ったこと。

お見合いした相手は、お断りするまでは家族なんだ。

家族だったか
「親」という言葉を使っていたか 少し記憶が曖昧なのだがそういうことを言った。
もしかしたら結婚するかもしれない人だから家族。
本当にすれすれだ。

こっちに行くか、あっちに行くかで、運命は変わる。
一生一緒にいる人になる場合もあれば、そのまま死ぬまで一度も会わない人になる。
ほとんど同じ可能性があるのに。
家族

そして夫とは、家族の中でも最も一緒にいる時間の長い人。
親よりもずっとそばにいてずっと関係が深い相手。

昔、週末をいつも過ごしていた人のお父さんが亡くなった。
多分舅になる可能性なんて本当にちっぽけなものだったと思う。
それでもお父さんの話はよく彼から聞いていた。
その波乱に満ちた人生と人生観。

彼が尊敬していることもとても感じた。

だから私はお父さんを家族として感じる。
家族の死として受け止める。
東京の家を手放して、千葉の海の見える家に住み始めて10年近いと言っていた。
それを聞いて、少しだけ安心した。
なぜだか理由はわからない。
ただ、海が見える場所にいるお母さんを想像しただけだ。

海が見える場所にいれば大丈夫かもしれないと勝手に思った。

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by cazorla | 2019-01-12 02:43 | 思い出 | Trackback | Comments(6)


スペインもワーキングホリデーとか色々始まっていろんな日本人が滞在してます。
で、ちょこっとだけスペイン語ができると、とんでもない誤解しちゃうんだなってこのツイートで思いました。

「スペインでびっくりしたことが、トイレットペーパーをトイレに流しちゃいけないこと」
ってツイートがあって、なんで?そんなことあるん?

だって臭くなるやん。

ほらおっきー方だと、臭いやん。

と思ってそんなん見たことないけど、どこで?
と聞いたらツイートで写真送ってくれました。

NO TIREN PAPELES AL WC.UTILICEN LA PAPELERA.

どこのトイレにも、多分世界中のトイレに貼ってあります。
日本でも「備え付けの紙以外流さないでください」

スペイン語だと紙類をトイレに捨てないでゴミ箱に入れてください。

トイレットペーパーならPapel higiénico。
たくさんあっても単数です。紙は数えられない名詞だから。
わざわざ複数にしているのは、いろんな紙があって、ゴミだから丸めているような紙がほとんどで、そういうあらゆる紙とかティシュとか、
簡単に言えば備え付けの紙以外の紙なんですが。

基本的に備え付け以外の紙ってわざわざ言わなくても、トイレットペーパーは流すに決まっているからそういう断り書きがないんです。

まあ、こうやって世界の誤解が起きるのかもしれないけど、
中国人の友人たちとアラブ系の友達に聞いたらそんな誤解する人がいるのかとびっくりしてた。

基本的に彼らはわざわざトイレの張り紙なんぞ読まないし、いつもどおりに生活することに徹底しているからですが。
やっぱり変だなと思ったら、周りにいる人に聞いてみた方が良いんじゃないかなと思います。
そんなに人間って、違う生活はしてないはずだから。
そして、疑うことが大事です。
ちょっとだけ疑ってみよう。

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ちょっと昔の写真を貼ってみました。
明日で娘が23歳になるから。

by cazorla | 2019-01-10 22:24 | スペイン 文化 言葉 | Trackback | Comments(6)




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うちの娘と我が友人アドリアン。
リナーレスのコンセルバトリオに行ってる時に知り合って、娘と同じスーペリオールに進学するというんでうちの娘を紹介して一緒に住まわせた。
シェアメイトだったんです。
全く毒にならないいいやつなんで。
でも昨年は詩人の賞もらって。
私の中で詩人って癖のある人なんだけど。
まあいいや。
いい子なんだけどーの典型的な男の子で、ふとこの写真見て
como un muñeco
と思った。
日本語に直訳すると「お人形みたい」
お人形みたいは、褒め言葉なんだけど
わかるでしょ?この写真見ると

そんな話を人の写真見てしていいのか
そうだいけないよね。
でも本人の前でも言ってるし
うちの娘はさらにすごいこと言ってるし

すごく簡単に訳せる言葉が実は別の意味を持っていてそのまま訳しても意味なさないことってありますよね。

例えば
スペインに語学留学してた女の子がホームステイしていて
ホストファミリーのママがいい人だったというの。

なんでって聞いたら彼女のこと「カプージョ」って呼んでたんだって
いや、それ聞いてみんなでシーンとなって
どうしていいかわかんなくなった
カプージョってつぼみ 蕾 ですよ
だから彼女としては薔薇のつぼみなど想像して可愛く感じたんでしょ

意味はね、ばっか
トンマ

くらいの意味。

でも言えなかった。
彼女、きっと今も知らないんだろうな。
知らないといいね。
そう思う。

はっきり言ってスペインは毒のある人はいっぱいいますから気をつけましょう。笑

でもアドリアンは高校時代は暗い人生だったのに
今死ぬほどモテモテの人生を送っています
人生は何が起きるかわかりません。

みんな可能性に満ちている
諦めなければ


by cazorla | 2019-01-07 08:05 | しょうもないこと | Trackback | Comments(2)

忘年会の時期の思い出



多分忘年会の頃だと思うんですが、
代々木駅での思い出。

代々木駅には実はいろんな思い出があります。
人を殺しそうになってしまった思い出とか。
本当に人生が変わりそうな思い出がたくさん。

当時は東中野に住んでいたのですが、なぜか代々木駅。
なぜかなと考えると
代々木駅は、山手線から総武線乗り換えが新宿より楽だからたまに代々木駅を利用していたのだろうと。

その日は1人だったのはなぜでしょう。
とにかく1人で代々木駅のホームに立つとちょっとうるさいグループが。

5人か6人のアフロアメリカンが、日本人の男の子にどこから持ってきたのかジョロで水をかけています。
日本人の男の子は、飲みすぎて吐いていたのです。
まあ、吐くなんてみっともないことかもしれないけど、水を上からかけることはないだろうと。
日本人の男の子は、多分新卒くらいの20代前半。
ちょっと泣きそうになりながらも、相変わらず気持ちが悪そう。

でも誰も注意しないし、見ないようにしている。

「ちょっとちょっとあなたたち
私の国で何やってるの?」

と思わず出てきたセリフが「私の国」。

そう言った途端に、実は私の中にあった怒りが爆発し始めて
ジョロを取り上げて、ぽこっと1人を殴った。

一瞬アメリカ人たちはびっくりしたけど、「なんて君は可愛いんだ」とか言い出して
うんざりするようなやり取りの後、
「それでもこの弱虫は君に感謝なんかしないよ」
と言って去って行った。

それは1984年の暮れ。
戦争から約40年が流れ、それでもまだ戦勝国の彼らがそこにいた。
(いや、今でもいる)
日本にいて外国人に差別されていた時代。
(今はどうなんだろう?)
今はどうなってるのかわからないけど、でも

思わず「私の国で」と言ってしまったあの時。
そのことをふと思い出した。

この同じ頃にアパルトヘイトのある国では日本人は名誉白人と呼ばれていた。
名誉白人なんて、それも差別じゃないかと私は思う。
それでもその呼び名を恭しく受け止めていた日本人たち。
そういう時代。

「それでもこの弱虫は君に感謝なんかしないよ」
と言って去って行ったけど、その通りで迷惑そうな顔で男の子は私を見た。
別に彼のためにしたんじゃない。
私は私の国で好き勝手しているのが許せなかったんだと思う。
たぶん。
誰かを助けようとしたわけではなく。

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by cazorla | 2019-01-05 02:30 | 思い出 | Trackback | Comments(6)